ラフターラインズ 【毎日王冠2026】
毎日王冠の各馬分析6頭目はラフターラインズ。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
毎日王冠の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上:斤量)
ラフターラインズ:牝3歳:アルアイン×キンカメ:前走オークス2人気3着:◯◯:53kg
結論
■キャリアの全戦で上がり2位以内を使っており、新潟、中京、東京と異なる競馬場で33秒台前半以下の上がりを使っているように鋭い末脚が武器のタイプで、短い直線で一瞬で加速するというよりは、長い直線でレベルの高いトップスピードを長く維持できるタイプである
■キャリアのほとんどのレースでアオる形で出遅れており、前走のオークスこそほぼ五分のスタートを切れたが、ここでも若干アオっていたように完全には改善できていない、また、これまでで一番出遅れたのが関西遠征時のきさらぎ賞だったことから、遠征競馬では普段よりもテンションが上がって出遅れる率が高まる可能性がある点に留意したい
■スタートがゆったりで道中にしっかりと脚を溜めたく、オークスでは勝負所から4角で外をまわったとはいえラストで少し脚色が鈍った点から、現状は1800-2200m程度が適距離と考えられる
■開幕週の東京1800mで行われる毎日王冠に向けては鋭い末脚が使えるタイプである点が高く評価できるものの、道中のペースが流れてマイル的なスピードも求められた時はスタートが弱い点も含めて前を捉え切れるかには不安を残す、オークスをタイム差なしで3着の実績と恵まれる斤量からある程度人気が集まる所が想像でき、実力や馬のタイプから評価しなければいけない点は少なくないものの、他により評価できる馬がいればそちらから入る形でも、最終的には展開予想と人気を鑑みて評価する、最低でも重たい印の方の相手には
全レース分析
2歳
【1】新潟1800m新馬:2着:戸崎
・陣営は「気性は前向きだし、間違いなく水準以上のものは持っている。初戦から期待」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で、速い時計は1週前に85.4 – 67.7 – 11.5が馬なりで出され併せ併入していた
・レースは開催8日目(Aコース8日目)の馬場の中36.7 – 63.1 – 33.7の後傾3.0で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから1.1加速して11.6 – 10.9 – 11.2と伸びる展開で、上位の上がりを使った2頭が3着を2馬身離すワンツー決着
・中枠から出遅れると控えて後方の馬群を追走した、スタートして少しすると進路を外へ振られて進出し、3角では中団後方の外の位置取りになっていた、勝負所では内から3頭目付近をまわって馬群の加速に付き合うと中団後方の外になって直線へ、直線では長く追い出しを我慢されると残り300mから追い出された、ラストはしっかりと脚を伸ばして前に迫ったが及ばずタイム差なしの2着まで
・直線での追い出しは少し待ちすぎた感もあり、あと50m早く追い出していれば勝てた可能性も
【2】東京1800m未勝利:1着:1ヶ月半:戸崎
・陣営は「出負け気味ながらも、最後はいい伸び脚。流れにさえ乗れれば好勝負になる」とコメントしていた、追い切りは前走に続いてW主体週末坂路での調整で、1週前には自己ベストの82.0 – 65.5 – 11.8が出され併せ先着していた
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中35.4 – 59.7 – 34.3の後傾1.1で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.3加速して11.7 – 11.2 – 11.4と伸びる展開
・外枠から出遅れたが出て行って中団の馬群を追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では馬群の位置取りのまま馬群の加速に付き合うと中団前目の馬群のポジションになって直線へ、直線では残り400mから進路が開いて追われると2位より0.8秒速い上がり最速33.8の脚を使って0.4秒差の快勝、ここでは力が違った
【3】中京1600m1勝クラス:3着:2ヶ月:武藤
・陣営は「スタートに課題はあるが、最後は切れる脚を使える。昇級しても好レースに」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整だったが初の中京への輸送を考慮されてか時計は比較的控えめだった
・レースは開催1日目(Aコース1日目)の馬場の中37.4 – 63.2 – 33.6の後傾3.8で、道中をかなりのスローペースで進めると、ラストは残り3Fから1.2加速して11.7 – 10.9 – 11.0と伸びる展開
・8頭立ての2番枠からアオって出遅れると進路を外へ取って後方の外を追走した、道中は前2走と比較して行きたがっている様子だった、勝負所ではポジションを大きく変えずに加速していくと後方の大外になって直線へ、直線では良く伸びて2位より0.4秒速い上がり最速32.9を使ったが前には迫りきれず0.2秒差の3着まで
3歳
【4】きさらぎ賞:3着:2ヶ月:藤岡
・陣営は「短期放牧を挟み栗東で調整しているけど、体調は良さそう。重賞でも決め手は通用するし、今の京都は外差しも決まりそうなので」とコメントしていた、追い切りはWが2本で時計はいずれも比較的軽めだった、初の関西遠征で初の右回り
・レースは積雪の影響で代替開催となり火曜に競馬が行われた良馬場の中36.6 – 62.2 – 33.7の後傾2.9で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.9加速して12.1 – 11.6 – 10.9 – 11.2と伸びる展開
・9頭立ての7番枠からゲート内での駐立が悪く大きくアオって出遅れると控えて後方を追走した、馬場は芝の塊が飛び、緑に灰色がかったような色の状態だった、道中は少し行きたがっていたが折り合いの中で追走できていた、勝負所では後方の内目をまわってくると残り3F付近から促されて中団後方のインになって直線へ、直線では進路を求めて外へ出されるとしっかりと加速して上がり最速32.8の脚で前へ迫ったが届き切らずタイム差なしの3着まで
・レース後鞍上は「装鞍所、返し馬とテンションが高く、気をつけてはいたんですが、これまでで一番悪いゲートとなってしまいました。切り替えて、なだめて脚をためる形で、力みながらでもあれだけの脚を使えるんですから能力は高い。精神面の成長が欲しいですね」とコメントしており、現状は遠征等でテンションが上がるとスタートなどに影響が出るのでは
・控えめに見てもスタートで2馬身はロスしており、まともに出られれば力は一番上だった
【5】フローラS:1着:2ヶ月半:レーン
・陣営は「精神面が大人になってきたことで、折り合いもついていい追い切りができたし雰囲気も良好。開幕週で発馬が鍵になるが好勝負を」とコメントしていた、追い切りはW主体で併せ馬も行われていた
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中37.3 – 61.3 – 33.6の後傾3.7で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.7加速して11.3 – 11.2 – 11.1とゴールへ向かって加速する展開で、同率の上がり最速を使った2頭でのワンツー決着
・内枠からややアオり気味のスタートを切ると少し出して行って後方のインを追走した、道中は後方の馬群にポジションを取って折り合って追走できていた、勝負所では馬群で動けない位置で馬群の加速に付き合うと4角で外へ出して中団後方の外から直線へ、直線ではしっかりと反応して脚を伸ばすと残り200mで先頭に立ち、最後は抜け出して0.2秒差で優勝
・レース後鞍上は「とてもいい勝ち方ができました。道中の手応えも良くて最後まで強い脚を使ってくれました。直線でスペースができてからの馬の反応もとても良くて、ペースとポジションを考えればいい勝ち方ができました。過去のレースを見て、もうちょっと距離があった方が特長を出せると思っていたので、やはりこのぐらいの距離が欲しかったように見えました。(2400mについて)実際使ってみないと保証はできませんが、今日の距離は全く問題なかったし、もうちょっと距離があっても大丈夫かなと思います」とコメントしていた
・現状はスタートが一息であることを考えると、巻き返す余裕がないマイル戦よりは道中がゆったりと進めば前との差を詰めて直線を迎えられる1800m以上の距離がベターと考えられる
【6】オークス:3着:1ヶ月:レーン
・陣営は「ゲート練習でも落ち着いていたし、馬体重も変わらずいい状態をキープ。前走の最後はこの馬らしい脚を使っていい勝ち方ができたし、調教の感じなら折り合いも心配していない」とコメントしていた、追い切りはWでの併せ馬が2本でいずれも速めの時計が出されていた、当週は6F自己ベストの81.8 – 66.2 – 11.4を馬なり
・レースは開催10日目(Bコース4日目)の馬場の中36.8 – 62.2 – 34.8の後傾2.0で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.3加速して11.9 – 11.6 – 11.4 – 11.8と伸びる展開で、9着までのうち7頭が2角時点で10番手以下の差し有利決着
・大外枠からほんの少しアオったが五分のスタートを切ると出て行って中団の外を追走した、2角手前では内の馬が外へ張ってきて少し外へ振られる不利があったが本馬は落ち着いて追走できていた、向正面では外から進出する馬がいたが本馬はポジションを変えず、3角では中団後方の外を追走していた、勝負所では内から3頭目をまわってくるとそのまま中団後方の大外になって直線へ、直線では馬群が外へ行く動きがあり大外をまわった本馬はさらに外へ行かされる格好になった、直線ではしっかりと脚を使って前に迫ったがラスト100mほどはやや伸びが鈍る格好で上がり2位33.3でタイム差なしの3着まで
・レース後鞍上は「今まではテンションが高く、そのへんを心配していましたが、落ち着いていました。返し馬からゲート裏はすごくいい精神状態でした。外枠からでこの馬なりにいいスタートを切ることができましたし、ポジションは外めになりましたが、レースが流れてからいいリズムで運べました。直線は素晴らしい脚で長いスパンの脚を使ってくれました。力を出し切ってくれましたし、一生懸命走ってくれました。将来が楽しみな馬です」と直線では長い脚を使えることについて言及していた
・ラスト100mで脚が鈍ったのは大きく外をまわった影響もあるが、本質的には2200mまでが適距離では
結論(再掲)
■キャリアの全戦で上がり2位以内を使っており、新潟、中京、東京と異なる競馬場で33秒台前半以下の上がりを使っているように鋭い末脚が武器のタイプで、短い直線で一瞬で加速するというよりは、長い直線でレベルの高いトップスピードを長く維持できるタイプである
■キャリアのほとんどのレースでアオる形で出遅れており、前走のオークスこそほぼ五分のスタートを切れたが、ここでも若干アオっていたように完全には改善できていない、また、これまでで一番出遅れたのが関西遠征時のきさらぎ賞だったことから、遠征競馬では普段よりもテンションが上がって出遅れる率が高まる可能性がある点に留意したい
■スタートがゆったりで道中にしっかりと脚を溜めたく、オークスでは勝負所から4角で外をまわったとはいえラストで少し脚色が鈍った点から、現状は1800-2200m程度が適距離と考えられる
■開幕週の東京1800mで行われる毎日王冠に向けては鋭い末脚が使えるタイプである点が高く評価できるものの、道中のペースが流れてマイル的なスピードも求められた時はスタートが弱い点も含めて前を捉え切れるかには不安を残す、オークスをタイム差なしで3着の実績と恵まれる斤量からある程度人気が集まる所が想像でき、実力や馬のタイプから評価しなければいけない点は少なくないものの、他により評価できる馬がいればそちらから入る形でも、最終的には展開予想と人気を鑑みて評価する、最低でも重たい印の方の相手には
Gregory
