エルトンバローズ 【毎日王冠2026】
毎日王冠の各馬分析4頭目はエルトンバローズ。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
毎日王冠の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上:斤量)
エルトンバローズ:牡6歳:ディープ系×Robert系:前走関屋記念(不良)3人気5着:◯◯:57kg
結論
■マイルから1800mで折り合って直線でしぶとく脚を伸ばす競馬をするタイプで、どんな展開でもある程度速い上がりが求められる毎日王冠でも2度馬券圏内に好走しているように、33秒台後半の上がりで足りる条件であれば末もまとめられる
■一方で、上級条件で末脚比べをさせられるのは分が悪く、東京の安田記念よりは下り坂の惰性で切れ味の差を埋められる京都のマイルCSの方に適正があるタイプである
■過去には陣営や鞍上から複数回道悪は苦手で良馬場がベターとの旨のコメントが出されており、実際道悪ではややパフォーマンスを落としているため、道悪では割引きたい
■骨折で9ヶ月の長期休養を挟んだ後にも前々走のしらさぎSを制するなど復調気配の面は見せているものの、休養前のパフォーマンスと比較するとどうしてもピークアウト感は否めず、年齢的な所から馬にズブい所も出てきている
■毎日王冠へはこれで4年連続の出走で、過去3年は古い方から1, 3, 5着と徐々に着順を落としている、これまでは適性が向くとは言えない中で力を見せてきたが、ややピークアウト気味かつ年齢を重ねてきた今回は簡単な条件ではなく、休み明けを1つ叩いて再びマイルCSへという思いが強いのでは、本馬の近走を世間がどう評価するか次第だが、あまりにも人気がなければ抑える程度の評価で良いのでは、良くて相手で
全レース分析
2歳
【1】阪神1800m新馬:2着:福永
・追い切りはWと坂路の併用で併せ馬では遅れが目立っていたが、当週にはWで82.4 – 66.2 – 11.5が馬なりで出されていた
・レースは開催7日目(Aコース7日目)の馬場の中35.9 – 61.5 – 34.2の後傾1.7で、道中をスローペースで進めるとラストは残り3Fから0.6加速して12.0 – 10.9 – 11.3と残り2Fからの加速も大きい展開で、上位の上がりを使った3頭が圏内を独占する末脚決着
・外枠からスタートすると控えて最後方のインを追走した、道中は右の手綱を幾度も引かれ内へ促されているようだった、勝負所では直線に入る残り500m付近から追い出されてインアウト気味に後方の外から直線へ、直線ではキレないもののじわじわと脚を伸ばしての2着
【2】阪神1800m未勝利:2着:1ヶ月半:岩田望
・追い切りはW主体の週末坂路での調整で、1週前には81.5 – 66.0 -12.0、当週には81.3 – 66.5 – 11.6と自己ベストを更新する時計が出されていた
・レースは開催21日目(Bコース6日目)の馬場の中34.5 – 59.3 – 35.2の前傾0.7で、入りの3Fを飛ばして入ると道中は平均程度のペースとなった、ラストは残り3Fから0.9加速して11.8 – 11.5 – 11.9と伸びる展開で、同率を含めた上がり2位以内の3頭で圏内を独占する末脚決着
・中枠やや外目からヨレるようなスタートで出遅れたが出て行って中団前目の外を追走した、勝負所の3角からは外目から徐々に加速していたがさらに外から一気にまくった馬がおり行かせて中団外目から直線へ、直線では外にヨレながらも力強く上がり最速の脚で伸びたが内から伸びた1着馬に交わされての2着、3着は5馬身離していた
3歳
【3】中京2200m未勝利:9着:2ヶ月:デムーロ
・陣営は「距離がどうかだが折り合いはつくタイプ」とコメントしていた、追い切りは併用で前の2走と比較すると終い重点の時計だった、初の左回り
・レースは開催11日目(Bコース3日目)の馬場の中35.8 – 62.0 – 34.9の後傾0.9で、序盤こそやや速めに入ったものの道中はスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.9加速して11.8 – 11.3 – 11.8と伸びる展開で4角6番手以内の馬で圏内を独占し、3-4着は3馬身離れていた
・外枠からスタートすると出て行って行きたがるのを抑えられながら中団前目の外を追走した、向正面では落ち着いていたが1, 2角では頭を振るなど引っかかっている様子だった、勝負所では残り700m付近からムチを入れて促されたが前との差は詰められず中団から直線へ、直線では口向きが悪そうに外を向いたままで伸ばせず敗戦
【4】阪神1800m未勝利(稍重):2着:1ヶ月半:ルメール
・陣営は「思った以上に左回りでは癖がある。好走している阪神の千八で改めて期待」とコメントしていた、追い切りはW主体の週末坂路での調整で2週続けて4歳春のジャスティンパレスと併せていた
・レースは開催12日目(Aコース12日目)で晴れて乾いていく稍重の中35.3 – 59.8 – 34.8の後傾0.5で、序盤の4Fを11.7以下が続く速めのラップで入ると800-1200mを12.8 – 12.8と緩めてラストは残り3Fから0.8加速して12.0 – 11.4 – 11.4と伸びる展開で、同率を含めて上がり2位以内を使った3頭で圏内を独占する末脚決着
・内目の枠からスタートすると出て行って好位のインを追走した、道中は折り合ってスムーズに進めると勝負所では残り4F過ぎから徐々に促されて好位の馬群から直線へ、直線では本馬なりに伸びたが外から伸びた勝ち馬に抗えず0.4秒差の2着まで
・直線では2走前同様外にヨレていた
【5】阪神1600m未勝利(稍重):1着:1ヶ月:西村
・陣営は「少し甘い感じがある点を、1F短縮で補えれば」とコメントしていた、追い切りは坂路とWで1本ずつで終い重点の時計だった
・レースは開催8日目(Bコース4日目)で稍重になった馬場の中34.7 – 58.1 – 35.6の前傾0.9で、序盤の4Fは11.4以下が続く展開だったが、後半の4Fは12.0 – 11.8 – 11.6 – 12.2と緩んだ後加速してラスト1Fは落とす展開で、上位の上がりを使った3頭で圏内を独占する末脚決着
・内目の枠からスタートすると出て行って好位内目の馬群を追走した、勝負所でも本格的には追い出されずにそのまま直線に入ると少し外に出されて進路を確保して力強く伸びた、ラストは上がり最速の脚で抜け出して優勝
・直線でのヨレはマシになっていたがラスト1Fはやや外に行き加減で左ムチを入れらていた
・キレる脚はなさそうだがある程度速めのマイル戦を追走してもラストの直線で減速せずに強く伸ばせる強みがある
【6】京都内回り1600m1勝クラス:1着:中2週:西村
・追い切りは坂路とWで1本ずつで時計は軽めだった
・レースは開催5日目(Aコース5日目)の馬場の中35.6 – 59.8 – 33.8の後傾1.8で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.8加速して11.7 – 11.5 – 11.1 – 11.2と伸びる高速上がり戦で、4角1, 2番手から上がり3位, 2位を使った馬が2, 1着で後方から上がり最速を使った馬が3着
・8頭立ての6番枠からスタートすると出て行って内へ寄せて好位のインで前に逃げ馬を見る位置を追走した、勝負所では逃げ馬の1つ外に進路を取って逃げ馬から半馬身差ほどの2番手から直線へ、直線では上がり2位の脚で抜け出すと2馬身差で快勝
・直線では残り100m付近まで右手前のまま走っており、ラストで左手前に替えた所からやや外へヨレていた
【7】ラジオNIKKEI賞:1着:2ヶ月:西村
・陣営は「乾いた馬場の方がいいね」とコメントしていた、追い切りはWW坂路での調整で、2週前には自己ベスト80.4 – 65.4 – 11.4が出されジャスティンパレスとの併せ馬に遅れていた、当週は坂路単走で軽め、ハンデ55kg
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中35.5 – 59.7 – 35.2の後傾0.3で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.4加速して11.6 – 11.5 – 12.1と伸びる展開で、6着までのうち5頭が4角5番手以内の先行決着
・内目の枠からスタートすると出て行って好位のインを追走した、序盤こそほんの少し行きたがっていたが基本は落ち着いてスムーズに追走できていた、勝負所では残り4F付近から促されて残り3F付近で外目に出されると前から2列目の内から3頭目から直線へ、ラストは上がり2位の脚で抜け出して優勝
・レース後陣営は「元々、ハミにもたれるようなところがあり、追って甘いところがありましたが、トモがバンとして終いがしっかりしてきました」とコメントしていた
・直線では一瞬だけ左手前を出していたがほとんどの時間を右手前で走っていた
・内目の枠から終始好位のインで進めてラストは距離ロスなく進路を確保できており、鞍上の好騎乗もあったが開幕週のバイアスは向いていた
【8】毎日王冠:1着:3ヶ月:西村
・陣営は「前回の左回りではささる面があった。そのあたりがポイントになる」とコメントしていた、追い切りはWW坂路での調整で、1週前には6F自己ベストタイ、5F自己ベストの80.4 – 65.2 – 11.3が出され併せ先着していた、福島の経験こそあったもののこれが初の関東遠征
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中36.0 – 59.5 – 34.1の後傾1.9で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.3加速して11.4 – 11.3 – 11.4と伸びる展開
・中枠からスタートすると内へ寄せて中団前目のインで前に逃げ馬を見る位置を追走した、勝負所では残り3F手前から促されて前との差を詰めると前から2列目の最内から直線へ、直線の序盤では進路が開かなかったが、残り400mから開いて追われると抜け出して外から猛然と伸びたGⅠ馬達を凌いで優勝
・人気のシュネルマイスター、ソングラインらが直線でスムーズに進路取りできず脚を余した恩恵もあっての勝利ではあるものの、競馬の上手さと先行してもある程度末をまとめられる強みを遺憾無く発揮した形
【9】マイルCS:4着:1ヶ月半:西村
・陣営は「間違いなく右回りの方が上手にレースができると思うし、マイルもベストでしょう」とコメントしていた、追い切りは併用で1週前にはジョッキー騎乗でWで自己ベスト79.2 – 64.4 – 11.4が出されていた
・レースは開催15日目(Cコース2日目)の馬場の中34.3 – 58.2 – 34.3の前後傾フラットで、序盤の3Fをそれなりに速いペースで入ると、600-800mを12.2と緩めた、ラストは残り4Fから0.5加速して11.7 – 11.6 – 11.5 – 11.2とゴールまで加速するラップで、7着までが4角8番手以下の差し決着
・中枠からスタートすると外へ誘導されて中団の外を追走した、道中および勝負所もスムーズで4角手前から追い出しを開始されると中団の外目から直線へ、直線では上位の上がりではなかったもののラストまでしっかりと伸ばして0.2秒差の4着
・このメンバー相手にスムーズな競馬で0.2秒差はGⅠでもやれる力を示した形
・直線では残り30mほどまで右手前のまま走っていた
4歳
【10】中山記念(稍重):7着:3ヶ月:西村
・陣営は「力差が出たが、3歳だったことを考えればよく頑張っている。どんなコースでも力を出してくれるので中山も割引にはならない」とコメントしていた、追い切りは併用で3週続けてジョッキーが騎乗していたが、時計は近3走と比較すると軽めだった
・レースは開催2日目(Aコース2日目)で雨が降って稍重になった馬場の中35.6 – 58.6 – 37.6の前傾2.0で、序盤を緩まないラップで進めると、ラスト3Fは12.5 – 12.3 – 12.8とかなり上がりのかかる展開で、4角4番手以内の馬で圏内を独占し、上がり3位以内の3頭が4-6着と差し届かずという決着
・中枠からやや出負け気味のスタートを切るとある程度出して行って好位の馬群を追走した、道中は馬群でポジションを変えずにスムーズに進めると、勝負所では残り4F過ぎから追い出され前との差を詰めて前から3列目の内から5頭目付近から直線へ、直線ではまわりと同程度の脚しか使えず7着まで
・レース後鞍上は「この馬には厳しい馬場でした、終始のめっていました」とコメントしており、道悪は苦手で割引きたい
【11】チャンピオンズマイル(香港シャティン1600m)(稍重):8着:2ヶ月:西村
・中枠から出負け気味のスタートを切ると中団の外を追走した、勝負所では残り500m手前から外目に出されて中団後方の大外になって直線へ、直線では伸ばせず8着敗戦
・レース後陣営は「この馬場でスピードが削がれてしまったのが敗因です」とコメントしていた
【12】安田記念(稍重):8着:1ヶ月:西村
・レース前陣営は「今年は雨に嫌われるところもあって思った着順になっていない」とコメントしていた、追い切りは検疫の関係もあって東京競馬場のダートおよび芝で調整され3本いずれもジョッキーが騎乗していた
・レースは開催14日目(Cコース4日目)で稍重になった馬場の中34.5 – 58.4 – 33.9の後傾0.6で、序盤3Fを平均程度のペースで入ると、600-1000mを11.9 – 12.0と緩めた、ラストは残り3Fから0.7加速して11.3 – 11.2 – 11.4とラストまで伸びて上位の上がりを使った馬の差しも入る展開
・外枠からやや出負け気味のスタートを切ると、内へ寄せて行って3角地点では中団のインを追走していた、道中は発汗が目立っていた、その後は勝負所でも最内をキープしたまま中団のインから直線へ、直線では進路を求めて少しずつ外へ出されながら本馬なりに脚を使って前の馬を交わしたが上位争いには加われず8着まで
・序盤がある程度流れて中が緩む外枠有利の差し展開で、終始最内を追走した本馬にはバイアスは向かなかった形、道悪だったのもマイナスに影響したか
【13】中京記念(小倉1800m):3着:1ヶ月半:西村
・追い切りは併用で1週前にはある程度しっかり時計が出されていた、相変わらずジョッキーが騎乗して稽古をつけていた、ハンデはトップの59kg
・レースは開催8日目(Bコース4日目)の馬場の中34.3 – 57.5 – 37.3の前傾3.0で、序盤から飛ばして入ると、ラスト4Fは12.4 – 12.5 – 12.5 – 12.3とかなり上がりのかかる展開で7着までのうち5頭が3角で10番手以下の差し有利
・中枠からややヨレるようなスタートを切ると内へ寄せて中団のインを追走した、勝負所では残り3F付近から促されて前との差を詰めて1列目の内から3頭目付近になって直線へ、直線ではしぶとい感じで伸ばしていたが2頭に交わされて3着まで
・レース後鞍上は「早く抜け出し過ぎました」とコメントしていた
・差し有利な展開で59kgでも早めに踏んでいく競馬で3着したように力は抜けていた
【14】毎日王冠:3着:2ヶ月半:西村
・陣営は「前走は59kgを背負いながらもいい内容の競馬ができました」とコメントしていた、追い切りはWからの坂路での調整で、1週前のWでは79.7 – 65.3 – 11.1と前年のマイルCS以来の6F79秒台が出されていた、斤量は+1kgで58kg
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中35.3 – 59.4 – 33.7の後傾1.6で、道中は極端には緩まないややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.7加速して11.3 – 11.0 – 11.4と伸びる展開で、4角5番手以内の5頭が5着までを独占する先行決着
・大外枠から出負け気味のスタートを切ると出て行って2番手を追走した、序盤にある程度スピードに乗せて行ったが道中はしっかり折り合っていた、道中は大きな動きがなく、そのまま2番手から直線へ、直線ではそれなりに伸びたが逃げ馬を交わせず3着まで
・ラストまで3着を確保したのは力の現れではあるものの、逃げ馬を交わせなかった点から、トップスピード争いでは分が悪いタイプ
【15】マイルCS:2着:1ヶ月半:西村
・陣営は「春先に比べていい頃の状態に戻ってきましたね」とコメントしていた、追い切りは前走と同様のパターンで時計もしっかり出されていた
・レースは開催14日目(Bコース6日目)の馬場の中33.8 – 57.5 – 34.5の前傾0.7で、入りの3Fを飛ばして入ると600-1000mでは11.9 – 11.8と緩んで、ラストは残り3Fから0.2加速して11.6 – 11.4 – 11.5と伸びる展開
・大外枠から外へヨレながらスタートを切ると控えて枠なりに中団の外を追走した、勝負所では残り3F手前から促されて中団の大外から直線へ、直線では力強くラストまで伸ばしたが、自身より内から鋭く伸びた勝ち馬に2馬身半離されての2着
・レース後鞍上は「すごくいい状態でした。いいスタートで理想のポジションを取れました。エルトンバローズもよく頑張ってくれていますが、勝ち馬も強かったです。杉山先生ともう一度、GⅠを勝ちたかったです」とコメントしていた
・上位の上がりではないものの直線ではラストまで脚を伸ばせており、下り坂の惰性で脚を使いやすい京都は適性の高い舞台である
・その後は東京新聞杯を目標に調整されたが、1月に両トウ骨遠位端骨折を発症し長期の休養に入った
5歳
【16】中京記念:8着:9ヶ月:川田
・陣営は「中京マイルはトリッキーなところがある。気持ち忙しくなるかもしれないが、GIで好走している馬。秋に向けていいレースを」とコメントしていた、追い切りは併用で、1週前にはWで5F自己ベストの79.4 – 64.2 – 11.1が出されていた、当週は坂路単走、斤量は別定で+1kgの58kg
・レースは開催8日目(Aコース8日目)の馬場の中35.4 – 58.4 – 33.9の後傾1.5で、テンを遅めに入って道中は11.5付近が続く展開で全体としてはややスローペース、ラストは残り3Fから0.4加速して11.1 – 11.1 – 11.7と伸びる展開で、4角で1, 2番手だった斤量の軽い3歳馬でのワンツー決着
・内枠からスタートすると出て行って好位の外を追走した、道中はポジションを変えずスムーズに追走できていた、勝負所では残り700m付近から徐々に促されたが、前との差は詰め切れず3番手から直線へ、直線では前の勝ち馬を追いかけるように追われたが伸ばし切れず8着まで
・レース後鞍上は「勝ち馬の真後ろで競馬を進めましたが、これが今日できる精一杯の走りでした」とコメントしており、問題なく乗ったが本日時点で出せる力はこの程度だったと読み取れる、休養明けらしい状態だったか
【17】毎日王冠:5着:1ヶ月半:西村
・陣営は「まだいい頃の感じではなかったようだが、速い脚は使っていたし、悲観する内容でなかった。走り慣れた舞台で結果を出したい」とコメントしていた、追い切りは併用で、2週前には坂路で自己ベスト51.8 – 11.7が出され、1週前にはWで6F自己ベスト79.1 – 64.8 – 11.5が出されていた、当週は坂路単走で終い重点の時計で、3週続けてジョッキーが騎乗していた
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中34.8 – 58.6 – 33.7の後傾1.1で、入りをやや早めのペースで入ると、600-1200mは11.9 – 11.9 – 11.7と緩まり切らないペースで進めた、ラストは残り3Fから0.5加速して11.2 – 11.1 – 11.4と伸びる展開で、4角で3番手以内の馬が圏内を独占する先行決着
・内枠からスタートすると出て行って前に逃げ馬を見る好位のインを追走した、道中は折り合って追走できていた、勝負所では手綱を抱えられたまま前との差を詰めると、前から2列目の最内になって直線へ、直線では脚を使ってはいたものの、相対的に伸ばせるほどではなく0.5秒差の5着まで
・レース後鞍上は「まだ本来のエルトンバローズではありませんが、着実に良くなる傾向にあります。次に期待したいです」と、まだ本調子ではなかったとの旨のコメントをしていた
【18】マイルCS:5着:1ヶ月半:西村
・陣営は「前走は着順こそ5着だったが、明らかに中京記念よりも良くなっていた。スローのしまい勝負では切れ負けするイメージがあるので、タフな流れになってほしい」とコメントしていた、追い切りはWW坂路での調整で、2週前のWでは6F79秒台の時計が単走で出されていた、最終の坂路は単走で終い重点
・レースは開催17日目(Cコース2日目)の馬場の中34.2 – 57.7 – 33.6の後傾0.6で、前半をややハイペースで進めると、600-1000mを11.7 – 11.8と緩めた、ラストは残り3Fから0.4加速して11.4 – 11.0 – 11.2と伸びる展開で、7着までのうち6頭が4角で8番手以内の先行有利
・中枠からスタートすると出て行って2番手を追走した、道中は折り合って追走できていた、勝負所では大きくは促さずに少しずつ前との差を詰めると、逃げ馬から1馬身ほどの差の2番手になって直線へ、直線では前年のマイルCSのように持続的に脚を伸ばしたが、2着から0.1秒差の5着まで
・レース後鞍上は「自分のやりたい競馬はできました。ただ、すぐ後ろに、すごいオーラの馬がいました。ですが、昔のエルトンバローズが戻ってきてくれました。ここからまた頑張ってくれると思います」とコメントしており、確実に復調している
【19】有馬記念:12着:1ヶ月:西村
・陣営は「2500mはポイントになるが、掛かる馬ではないし、器用さがあるから中山の小回りが合うと思ったのでここを使うことに。このメンバーを相手にどんな競馬をしてくれるか」とコメントしていた、追い切りは併用で近走と異なり全体時計は軽めだった
・レースは開催8日目(Aコース8日目)の馬場の中29.7 – 60.3 – 35.6の展開で、前半は逃げ馬が入れ替わるなどやや速めのラップになったものの、中盤はしっかりと緩んで先行勢も力を出せなくはない流れ、ラスト4Fは12.3 – 11.9 – 11.6 – 12.1と伸びるラップで、5着までのうち4頭が4角で7番手以下から上位の上がりで差し込んだ馬だった
・外枠からスタートすると出て行ったがポジションを取り切れず控えて中団の馬群を追走した、道中は一気の距離延長の影響もあってか少し行きたがるのを抑えられながらの追走となっていた、ホームストレッチでは内目の進路が開いたことで内へ誘導され、1角では中団のインの位置取りになっていた、勝負所では残り4Fから徐々に促されていったがポジションは上げ切れず中団内目の馬群から直線へ、直線では狭い馬群で懸命に追われたが伸ばせず敗戦
・陣営は「いつも1600~1800mではブリンカーを着けているんですが、今日は2500mの長丁場を走るにあたってブリンカーを外してみました。ただ、思ったよりその効果で行きっぷりが悪くなってしまいました。本当はハナに行くくらいのイメージだったんですが、思ったような競馬ができなかったとジョッキーは言っていました」とコメントしていた
6歳
【20】東京新聞杯:13着:1ヶ月半:津村
・陣営は「距離というよりもブリンカーを外したことで進んでいかなかった。左回りは内にモタれ加減のところはあるが、体調は良さそう」とコメントしていた、追い切りは一転して坂路オンリーでの調整で、2週前には自己ベスト50.4 – 12.0が出されていた、斤量は別定で+1kgの58kg
・レースは開催4日目(Dコース4日目)も降雪の影響で開催が順延して火曜日開催の馬場の中34.7 – 58.2 – 34.0の後傾0.7で、道中を平均程度のペースで進めると、ラストは残り3Fから0.5加速して11.4 – 11.3 – 11.3と伸びる展開で、4角で9番手以下の馬が4着までを独占する差し決着
・内目の枠から出負け気味のスタートを切ると出て行って中団の馬群を追走した、道中はスムーズに問題なく追走できていた、勝負所では中団の馬群の位置のまま加速に付き合って直線へ、直線では内目の進路のまま促されたが最後まで進路が開かず13着敗戦
・レース後鞍上は「今日は前に行けず、中途半端な競馬になってしまいました。直線でも広いところへ出せず、申し訳ないです」とコメントしていた
・直線では進路がなかった形だが、進路が開いていたとしても抜群の手応えという様子でもなかった
【21】マイラーズC:8着:2ヶ月半:西村
・陣営は「スムーズでないところはあったけど、左回りでは内にささる面がある。京都千六は実績を残しており、改めて見直したいですね」とコメントしていた、追い切りはWと坂路の併用に戻され、1週前にWでの併せ馬で時計を出し、当週は坂路単走で調整するパターン
・レースは開催2日目(Cコース2日目)の馬場の中34.3 – 58.3 – 33.4の後傾0.9で、前半をやや速いペースで進めると、600-1000mは12.3 – 11.7と緩めた、ラストは残り3Fから0.6加速して11.1 – 10.8 – 11.5と伸びる展開で、4着までのうちの3頭が4角で3番手以内の馬となる先行有利
・外枠からスタートすると出て行って枠なりに中団前目の外を追走した、道中はスムーズに進めると勝負所ではラップが緩んだ区間で内から4頭目をまわって前との差を詰め、好位の大外になって直線へ、直線では脚を使って前に迫ってはいたが、相対的に伸ばし切れるほどではなく0.4秒差の8着まで
・レース後鞍上は「あまり、うまく乗れなかったです」とコメントしていた
・得意の京都マイルで上手く先行したように見えたものの直線での伸びはもう一つだった、能力がピークアウトしている可能性も
【22】しらさぎS(稍重):1着:2ヶ月:松若
・陣営は「前走でも差のないレースをしてくれている。ジリジリと脚を使うタイプなので、タフな競馬になってくれた方が良さそうですね」とコメントしていた、追い切りはいつものパターン斤量は別定で+1kgの58kg
・レースは開催6日目(Bコース6日目)で前日に雨があり稍重となった馬場の中34.6 – 58.2 – 35.0の前傾0.4で、道中をミドルペースで進めると、ラストは残り3Fから0.3加速して11.5 – 11.5 – 12.0と伸びる展開で、4角で7番手以下の馬が7着までを独占する明確な差し決着
・中枠からスタートすると盛んに促されたがポンと行くような様子ではなく控えて中団後方の外を追走した、道中はスムーズに進めると勝負所では残り3F付近から少しずつ促されて行って中団の大外になって直線へ、直線では外へヨレるのを右手綱と左ムチで矯正されながら追われると末脚がキレる様子ではなかったがしぶとく脚を伸ばしてラスト100mで先頭に立った、ラストは自身より外から上位の上がりを使った組が迫ったが半馬身凌いで優勝
・レース後鞍上は「本当はもう少し前で競馬をしたかったんですが、前半の進みが悪く、切り替えて道中ためる競馬を選択しました。内(を通った馬)は残っていないので、枠も良かったと思います。最後は〝どうにか残ってくれ〟という気持ちで追っていました。競馬が上手で乗りやすく、操縦性がいいのがこの馬のいいところ。杉山晴紀先生にも若い頃からずっとお世話になっていたので、よりうれしい1勝です」とコメントしていた
【23】関屋記念(不良):5着:1ヶ月:コレット
・陣営は「左回りは内にモタれる面はあるが直線が長いので追走は楽になると思う。59kgは想定内なので、上手くエスコートしてくれれば」とコメントしていた、追い切りはいつものパターン、ハンデはトップの59kg
・レースは開催2日目(Aコース2日目)で朝から雨があり不良になった馬場の中34.0 – 58.1 – 34.3の前傾0.3で、前半をややハイペースで進めると600-1000mを11.9 – 12.2と緩めた、ラストは残り3Fから0.8加速して11.4 – 11.5 – 11.4と伸びる展開で、4角で11番手以下から上位の上がりを使った馬と、4角で3番手以内の先行馬の組み合わせで5着までを占める決着、5着までの馬は全馬が4角から直線を内々の進路で迎えていた
・中枠からスタートすると少し促して行ったがポジションは取れずに後方を追走した、その後はポジションを変えずに道中と勝負所を進めると後方の内から2頭目になって直線へ、直線では内目の進路のまま追われると脚を伸ばしてはいたが上位争いには加わり切れない形で2着から0.4秒差の5着まで、内々で決着するバイアスには乗れていた
・レース後鞍上は「スタートして少し前が狭くなるところがあって、思ったより後ろになりました。道中はそこまで馬場を気にしていなくて直線半ばまではうまく走れていましたが、最後の最後、追い出してから馬場を気にしてうまく走れませんでした。今日は馬場の影響が大きかったかなと思います」とコメントしていた
・ジョッキーのコメント通り、直線の残り200m過ぎでは大きく外へヨレる所を見せていた
結論(再掲)
■マイルから1800mで折り合って直線でしぶとく脚を伸ばす競馬をするタイプで、どんな展開でもある程度速い上がりが求められる毎日王冠でも2度馬券圏内に好走しているように、33秒台後半の上がりで足りる条件であれば末もまとめられる
■一方で、上級条件で末脚比べをさせられるのは分が悪く、東京の安田記念よりは下り坂の惰性で切れ味の差を埋められる京都のマイルCSの方に適正があるタイプである
■過去には陣営や鞍上から複数回道悪は苦手で良馬場がベターとの旨のコメントが出されており、実際道悪ではややパフォーマンスを落としているため、道悪では割引きたい
■骨折で9ヶ月の長期休養を挟んだ後にも前々走のしらさぎSを制するなど復調気配の面は見せているものの、休養前のパフォーマンスと比較するとどうしてもピークアウト感は否めず、年齢的な所から馬にズブい所も出てきている
■毎日王冠へはこれで4年連続の出走で、過去3年は古い方から1, 3, 5着と徐々に着順を落としている、これまでは適性が向くとは言えない中で力を見せてきたが、ややピークアウト気味かつ年齢を重ねてきた今回は簡単な条件ではなく、休み明けを1つ叩いて再びマイルCSへという思いが強いのでは、本馬の近走を世間がどう評価するか次第だが、あまりにも人気がなければ抑える程度の評価で良いのでは、良くて相手で
Gregory
