サトノシャイニング 【毎日王冠2026】
毎日王冠の各馬分析7頭目はサトノシャイニング。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
毎日王冠の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)
サトノシャイニング:牡4歳:キズナ×米国型:前走中京記念1人気3着:◯◯:57kg
結論
■昨年の毎日王冠前に陣営が「これまでのベストレースはきさらぎ賞だと思っている。(後略)」とコメントしていたように、折り合いに難しい所があるため、道中のペースが流れて折り合いが付けやすく、ラストは先行馬が垂れてくるような上がりを要する展開で末脚を伸ばす競馬がベストで、末脚はキレるというよりは力強く伸ばせるタイプである
■怪我の影響で長期の休養明けだった前走の中京記念では、道中が全く緩まず34.8 – 56.9で3F5Fを通過する流れでも道中に頭を上げて行きたがる様子を見せており、1800mへ1Fの距離延長となる今回の毎日王冠ではさらに引っかかって全体のペースアップに寄与する可能性がある
■上記から基本的にはハイペースで折り合いを誤魔化して末を伸ばすのが理想だが、速いマイル戦の後の距離延長の今回は道中で脚を溜めるのは簡単ではない、ポンと先行してミドルペースを前々から粘りこむ形で圏内に残すパターンは警戒したいものの、折り合いが付かない前提で考えれば末が伸ばせるタイプの馬に交わされる形になるのでは、昨年の3着馬であり力はあるものの、臨戦過程と適性からは基本的に相手までで
全レース分析
2歳
【1】中京2000m新馬:1着:松山
・陣営は「肉体的なポテンシャルは標準以上も、粗削りな面がある。力を出し切れれば」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で、終い重点の時計が目立っていた、最終追いは単走で4Fからだった
・レースは開催15日目(Bコース5日目)で小雨の降る良馬場の中39.4 – 65.0 – 34.2の後傾5.2で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.9加速して11.8 – 11.1 – 11.3と伸びる展開で、上位の上がりを使った馬が上がり順位のまま圏内を独占する末脚決着
・中枠からスタートすると行きたがるのを抑えられながら出て行って好位の外で前に馬がいない位置を追走した、向正面では外からハナを叩く馬がいたがポジションは大きく変えず3角でも好位の外を追走していた、勝負所では馬群の外で加速に付き合うと残り3Fから徐々に促されて好位の外から直線へ、直線では力強く脚を使って伸びると先に抜け出した逃げ馬を余裕をもって交わして優勝
・操縦性こそやや難しそうだが、直線では良いエンジンを積んでいそうな伸び脚だった
【2】東スポ杯2歳S:2着:1ヶ月半:松山
・陣営は「前回が余力のある内容だった。ごちゃついた時の心配はあるけど、落ち着いた頭数だし、広い東京でスムーズな競馬ができれば」とコメントしていた、追い切りは併用で、2週前にはWで自己ベスト81.1 – 65.7 – 12.0が単走馬なりで出され、当週には坂路でも自己ベスト52.9 – 11.8が単走で出されていた、初の関東遠征
・レースは開催13日目(Cコース1日目)の馬場の中36.1 – 60.9 – 33.4の後傾1.7で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから1.2加速して11.3 – 10.9 – 11.2と伸びる展開で、4角で3番手以内だった3頭が圏内を独占する先行決着
・大外枠からスタートすると直後に落鉄していた、その後前進気勢強めに出ていくとハナへ、道中はハナに立った後も少し行きたがっていたがペースはスローだった、勝負所でも先頭のまま進めて半馬身差の先頭で直線へ、直線ではしっかり反応して伸びて上がり3位33.5の脚で抜け出しにかかったがラストは外から勝ち馬に交わされての2着まで
・レース後に鞍上は「馬の後ろに入れたかったのですが、大外枠でスタートが良く、押し出されてしまいました。それに、3完歩目で落鉄もありました。それでここまで来るのですから、能力の高さを改めて感じました」とコメントしていた
3歳
【3】きさらぎ賞(稍重):1着:2ヶ月半:西村
・陣営は「落鉄の影響はあったと思うが力を見せた。理想は馬の後ろで。右回りがどうかだが先々を見据えたレースをして結果を残せれば」とコメントしていた、追い切りは併用で1週前にWで自己ベストに迫る時計で併せ先着し、当週は坂路単走で終い重点の時計が出されていた、初の右回り
・レースは開催3日目(Aコース3日目)で前日の雪の影響で稍重になった馬場の中34.4 – 58.7 – 35.7の前傾1.3で、序盤を飛ばしてハイペースで入ると800-1400mを12.6 – 12.6 – 12.5と緩めた、ラストは残り2Fから0.9加速して11.6 – 11.6とゴールまで伸びるラップで2位より0.5秒速い上がり最速を使った勝ち馬が3馬身突き抜ける決着
・大外枠からスタートすると出て行ってペースが速かったこともあり控えて中団の外を追走した、道中はやや行きたがっていたが折り合いの中ではあった、勝負所では馬群の外をまわって馬の後ろで加速に付き合うと残り3F過ぎから促されて外に出して中団の大外から直線へ、直線では2位より0.5秒速い上がり最速で伸びて3馬身差の圧勝
・現状は折り合いに難しい所があるため本レースのように道中のペースが流れて折り合いが楽になり、ラストで先行馬が垂れてくるような展開が最も力を出せる
・レース後に鞍上は「最後はいい反応で、少し内にモタれる仕草はありましたが、ソラも使っていましたし、先が楽しみです」と直線での様子についてコメントしていた
【4】皐月賞:5着:2ヶ月半:西村
・陣営は「前走はしまいを生かす競馬をしようと鞍上とも話していた。思った以上に我慢が利いて最後も脚を使ってくれた。中山で前走よりコーナーがタイトになる。立ち回りがポイント」とコメントしていた、追い切りは1週前にWで6F自己ベストタイの併せ馬を消化してその他は坂路というパターン
・レースは開催16日目(Cコース2日目)の馬場の中34.5 – 59.3 – 34.8の前傾0.3で、前半を平均程度のペースで進めると、後半は残り5Fから0.9加速して11.4 – 11.5 – 11.8 – 11.4 – 11.6と11秒台半ばで伸び続けるロングスパート戦で、4着までのうち3頭が4角で10番手以下の差し有利
・外枠からスタートすると手綱と喧嘩しながら出て行って中団の外を追走した、1角では内から出てきた馬と少し接触したが大きな不利はなかった、向正面では外から進出する馬がおり自身は動かずに追走していたが、内でごちゃついたあおりを受けて接触があった、勝負所では残り700m付近から促されて外から進出して中団の外から直線へ、直線では前の2着馬を追いかけるように追われたが差を詰められず、自身より後ろで待機していた組に差される形で5着まで
・レース後鞍上は「1コーナー、向正面と何度も当てられました。今日は終始ストレスのかかる競馬になってしまいました。コーナーで少しズブさを見せるのはいつものことですが、それでも直線は前をとらえられるかと思ったくらいでした。今日は本当に運がなかったです。残念です」と道中の不利について言及していた
・並びや展開を考えると仕方ない部分はあるものの、少し動くのが早かった印象で、その分で直線数頭に交わされた側面もあった
【5】日本ダービー:4着:1ヶ月半:武豊
・陣営は「折り合いをつけようとしたところで接触があってハミをかんだし、外々を回る形になった。それでも差はなかったからね。距離が延びてどうかも、うまく立ち回ってもらえれば」とコメントしていた、追い切りは1週前にWで追う2走前からのパターンで自己ベスト80.4 – 64.9 – 11.2が出され併せ先着していた、当週は坂路で単走
・レースは開催12日目(Cコース2日目)の馬場の中35.7 – 60.0 – 34.8の後傾0.9で、道中を12.1付近が続く持続的なラップで進めると、1400-1600mを12.5で緩めた後、ラスト4Fは12.2 – 11.8 – 11.3 – 11.7と残り2Fからの加速が大きな展開
・大外枠からスタートすると出て行ってハナへ立ったが、1, 2角で外からハナを叩かれて控える形で単独の2番手を追走した、道中は比較的落ち着いて逃げ馬から離れた2番手を追走できていた、勝負所では残り3F手前から促されると2馬身半ほどの差の2番手から直線へ、直線ではしっかり反応して抜け出しにかかったが3頭に交わされて勝ち馬から0.4秒差の4着まで
・レース後に鞍上は「頑張りました。1コーナーで外から来られた時にエキサイトしてしまいました。残念でした」とコメントしていた
【6】毎日王冠:3着:4ヶ月:武豊
・陣営は「これまでのベストレースはきさらぎ賞だと思っている。今回はその千八になるので馬の後ろにうまく入れて脚を溜めて行ければ」とコメントしていた、追い切りは併用で2週前のWでは自己ベストを大幅に更新する77.1 – 62.2 – 11.3が単走馬なりで出され、1週前にも78.6 – 65.1 – 11.6が併せ馬で出されていた、当週は坂路で単走軽め
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中34.8 – 58.6 – 33.7の後傾1.1で、入りをやや早めのペースで入ると、600-1200mは11.9 – 11.9 – 11.7と緩まり切らないペースで進めた、ラストは残り3Fから0.5加速して11.2 – 11.1 – 11.4と伸びる展開で、4角で3番手以内の馬が圏内を独占する先行決着
・外枠からやや出負け気味のスタートを切ると行きたがるのを抑えられながら出て行って逃げ馬の外の2番手を追走した、道中でも頭を上げて少し行きたがる様子を見せていた、勝負所では大きくは急かさずに1馬身ほどの差の2番手になって直線へ、直線ではしっかりと脚を使ったが逃げ馬は交わせず、外から勝ち馬に交わされて0.2秒差の3着まで
・レース後鞍上は「少し力んでいた分ですね。そのあたりがうまくいけば、もうひと伸びできたと思うんですけど。そのあたりが課題ですね。ただ、3歳の現時点でこれだけやれれば楽しみですよ」とコメントしていた
・直線での伸びは鞍上が言及しているように折り合いの分もあったものの、本質的に東京での速い上がり勝負が向くタイプではない
・その後は詳細不明も怪我があったようで長期の休養に入った
4歳
【7】中京記念:3着:10ヶ月半:コレット
・陣営は「初めてのマイルがどうかだが、千八でも折り合いが難しい面があるので距離は合っていると思う。いい形で秋に進めていきたい」とコメントしていた、追い切りは全て単走で、2週前1週前がWでその他は坂路で調整されていた
・レースは開催8日目(Aコース8日目)の馬場の中34.8 – 56.9 – 34.2の後傾0.6で、初めの1Fを12.6で入った後、11.0 – 11.2 – 11.1 – 11.0 – 11.1 – 11.3 – 11.8と道中を一切緩めずに進め、ラストはゴールへ減速する展開で、6着までに3頭4角で11番手以下の馬が入る差しも届く決着
・外目の枠からスタートすると手綱と喧嘩しながら抑えられて中団の外を追走した、道中も馬群でしっかりとは収まれず頭を上げるようなシーンが見られた、勝負所では中団の内から3頭目付近を前進気勢旺盛にまわってくると中団の外になって直線へ、直線ではしっかりと脚を使ってじわじわと伸ばしてはいたが抜け出した馬に迫れるほどではなく0.2秒差の3着まで
・レース後鞍上は「追い出してから反応するまで、少し時間がかかりました。距離はもう少しあった方がいい気はしました。でも内容は良かったと思います」とコメントしていた
結論(再掲)
■昨年の毎日王冠前に陣営が「これまでのベストレースはきさらぎ賞だと思っている。(後略)」とコメントしていたように、折り合いに難しい所があるため、道中のペースが流れて折り合いが付けやすく、ラストは先行馬が垂れてくるような上がりを要する展開で末脚を伸ばす競馬がベストで、末脚はキレるというよりは力強く伸ばせるタイプである
■怪我の影響で長期の休養明けだった前走の中京記念では、道中が全く緩まず34.8 – 56.9で3F5Fを通過する流れでも道中に頭を上げて行きたがる様子を見せており、1800mへ1Fの距離延長となる今回の毎日王冠ではさらに引っかかって全体のペースアップに寄与する可能性がある
■上記から基本的にはハイペースで折り合いを誤魔化して末を伸ばすのが理想だが、速いマイル戦の後の距離延長の今回は道中で脚を溜めるのは簡単ではない、ポンと先行してミドルペースを前々から粘りこむ形で圏内に残すパターンは警戒したいものの、折り合いが付かない前提で考えれば末が伸ばせるタイプの馬に交わされる形になるのでは、昨年の3着馬であり力はあるものの、臨戦過程と適性からは基本的に相手までで
Gregory
