アドマイヤクワッズ 【毎日王冠2026】
毎日王冠の各馬分析3頭目はアドマイヤクワッズ。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
毎日王冠の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上:斤量)
アドマイヤクワッズ:牡3歳:リアルスティール×デインヒル系欧州型:前走NHKマイルC6人気3着:◯◯:56kg(+1kg)
結論
■後のGⅠ馬カヴァレリッツォよりも0.3秒速い上がり最速で重賞を制したデイリー杯2歳Sのように、差しが入るマイルで控え、長い直線で脚を伸ばす競馬が良く、反対に2000mを正攻法で先行させた弥生賞と皐月賞では終いの見せ場がイマイチだったように小回りの2000mに対しては明確に直線の長いマイル戦が向くタイプである
■重馬場で行われた朝日杯FSのレース後にはジョッキーが「良馬場の方が良い」との旨のコメントをしており、加えて、弥生賞前には陣営も「前走の敗因は馬場が一番」との旨のコメントしていたように明確に良馬場 > 道悪のタイプであり、道悪では多少末脚が削がれる
■直線の長いコースで道中を抱えて直線で脚を伸ばす競馬が良いタイプと見るが、これまで全戦で騎乗している鞍上の坂井はスタート後にだらっとポジションを取りにいくことがあり、スタートも出て二の脚もある程度速い本馬は近3走で無駄に早め早めの競馬をさせられている面があり、特に前走のNHKマイルCはハイペースに乗ってしまい後方から差されるという競馬だった
■毎日王冠に向けては綺麗な馬場の開幕週で直線の長いコースである点は良く、あとはその末脚をしっかりと活かせる形にできるかが大きなポイント、枠順とその並びも重要なファクターとなるためこの辺りも含めて最終的な評価を下したいが、力はある、3歳馬で唯一となりそうな斤量を追加される面がどうかだが、人気と隊列予想を含めて評価を下す
全レース分析
2歳
【1】東京1600m新馬:1着:坂井
・陣営は「前向きさがあって新馬向きという感じですね。スムーズな競馬ができれば」とコメントしていた、追い切りは併用で併せ馬も行われていた、当週は坂路単走で53.5 – 12.4
・レースは開催6日目(Aコース6日目)の馬場の中35.9 – 60.1 – 34.0の後傾1.9で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.7加速して11.5 – 11.3 – 11.2とゴールまで加速するラップで、4角で3番手以内の馬と上位の上がりを使った馬で5着までを占める決着
・中枠からスタートするとある程度促していきながら中団の馬群を追走した、道中には馬群の外へ誘導され、3角では中団後方の外を追走していた、勝負所では馬群が詰まると中団の大外になって直線へ、直線では外から少しずつ脚を伸ばすと、ラストは2位より0.6秒速い上がり最速33.3を使って前を差し切って優勝
・直線での伸びは瞬時に加速するというよりは長く脚を伸ばしているように見え、相対的に直線の長いコースが向くか
【2】デイリー杯2歳S:1着:1ヶ月:坂井
・陣営は「先週にジョッキーがまたがって仕上がったので今週は整える程度で十分。初戦が優等生な走りだった。ここでも勝負していい」とコメントしていた、追い切りは併用で1週前にはWでジョッキーが騎乗して自己ベスト80.8 – 65.9 – 11.2が出され併せ先着していた
・レースは開催14日目(Bコース5日目)の馬場の中34.5 – 58.6 – 34.5の前後傾フラットで、前半をややハイペースで入ると、600-1200mを12.0 – 12.1 – 12.1と緩めた、ラストは残り2Fから0.9加速して11.2 – 11.2と伸びるラップで、5着までが上がり順位のままで決着し、勝ち時計は1:33.1のレコード
・8頭立ての6番枠からスタートすると控えて馬場の内を開けている馬群の後方内目を追走した、道中は3角から馬場の内を開けない隊列になり前に2着馬を見る後方のインを少し行きたがりながら追走していた、勝負所では終始最内をまわってくると一団の馬群の後方のインから直線へ、直線では各馬が内を開ける様相の中で最内を突くと2着馬と叩き合いになり、しっかりと脚を使ってアタマ差で差し切り勝ち
・レース後鞍上は「初戦から非常に期待していた馬で、使って順調に良くなっていましたし、力通りだと思います。(作戦は)特に決めていなかったですけど、他の馬を見ながら、この馬のリズムで運びました。反応がすごく良かったですし、2着馬もすごくしぶとかったんですけど、いい勝負根性を見せてくれました。(前走と比べて)全体的に競馬を理解して、道中の進み具合、反応も良くなりました。初戦から2戦目、どちらもいい内容で走れていますし、上のクラスでもやれる力があるんじゃないかなと思います。友道厩舎でたくさん乗せていただいていて、初めて重賞を勝てたのもうれしかったですし、オーナー(近藤旬子氏)にもたくさん乗せていただいているので、一緒のチームで勝ててうれしかったです」とコメントしていた
【3】朝日杯FS(重):3着:1ヶ月:坂井
・陣営は「前走は相手もしぶとかったけど、思い通りのパフォーマンスを見せてくれた。阪神のマイルも問題ないでしょう。パワーはありそうなので道悪も気にしないが良馬場でやりたい」とコメントしていた、追い切りは併用で前走と比較すると時計は控えめだった、また、1週前のWでは併せ遅れていた、3戦続けて最終追いは坂路で単走
・レースは開催6日目(Aコース6日目)の馬場で雨の降る重馬場の中34.6 – 58.2 – 35.0の前傾0.4で、道中は馬場を考慮するとややハイペースで進めると、ラストは残り3Fから0.3加速して11.6 – 11.2 – 12.2と伸びてラスト1Fを落とすラップ
・外枠からスタートすると控えて中団の後方を単独で追走した、勝負所では馬群の外をまわすと自身の1つ内の馬が外へ張ってきて一番大きく外をまわらされて中団後方の大外から直線へ、直線では外から脚を伸ばして前に迫ったが上がり3位で勝ち馬から0.3秒差の3着まで
・レース後鞍上は「勝ち馬を見ながら、道中の雰囲気は良かったです。ただ、4コーナーで想像以上に内から出られてしまって、そこで脚を使ったぶん、最後の脚が鈍りました。良馬場ならもっと切れていたと思います」とコメントしており、渋った馬場でのパワー勝負よりは良馬場でのキレ味勝負の方が向くタイプか
3歳
【4】弥生賞:3着:2ヶ月半:坂井
・陣営は「馬場が一番ですね。跳びが大きくてきれいなので、本領を発揮できなかった。コーナー4つのレースだが、うまく立ち回れれば」とコメントしていた、追い切りはいつものパターンで、初めて多少の間隔が空いたが体は大きくは変わらなかった
・レースは開催4日目(Aコース4日目)で前日は稍重だった馬場の中35.5 – 60.4 – 35.9の前傾0.4で、道中を平均ペースで進めると、後半5Fは12.0 – 11.9 – 12.2 – 11.9 – 11.8と加減速が少なく上がりを要する展開
・10頭立ての6番枠からスタートするとほとんど馬なりで出て行って好位の外を追走した、道中は少しだけ行きたがっていたがなんとか折り合いの中で追走できていた、勝負所では残り3F付近から少しずつ促されると前との差を詰めて1列目の内から4頭目付近になって直線へ、直線では脚を使ってはいたが勝ち馬から0.1秒差の3着まで
・レース後鞍上は「初の1周競馬で何とか我慢して走って、道中はいいリズムでした。4コーナーの雰囲気から、勝てると思いましたが、上位2頭には伸び負けてしまいました。使って良くなると思いますし、前哨戦としては悪くなかったですね」とコメントしていた
・2000mで正攻法の競馬では終いの見せ場に欠けた印象、中距離を先行するよりはマイルを控えて味が出る
【5】皐月賞:15着:1ヶ月半:坂井
・陣営は「前走は前哨戦というところがあった。操縦性は向上しており、動きの質も上がっています。広いコースの方が合いそうだが、ポテンシャルは高いのでここでもやれていいと思う」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整から当週は初のPコースを活用、速い時計は1週前のWで出され、当週のPコースでは時計は軽めだった
・レースは開催16日目(Cコース2日目)の馬場の中35.1 – 58.9 – 34.2の後傾0.9で、前半をミドルペースで進めると、ラストは残り6Fから0.4加速して11.7 – 11.6 – 11.8 – 11.4 – 11.1 – 11.7と11秒台が続く展開で、4角で3番手以内の3頭が1, 2, 4着する先行有利、勝ち時計は1:56.5のレコード
・外枠からスタートすると出て行って枠なりに好位の外を追走した、道中はポジションを変えずにスムーズに追走できているようだった、勝負所では依然馬群の外をまわると残り3Fから促されたが、少し馬群についていけない形になって前から3列目の内から3頭目から直線へ、直線では全く伸ばせず15着敗戦
・レース後鞍上は「1、2着馬を見ながらレースできましたが、今日は反応できませんでした」とコメントしており、やはり2000mは前受けするには距離が長い
【6】NHKマイルC:3着:中2週:坂井
・陣営は「外枠からポジションを取りに行って厳しくなり、抵抗できなかった。東京のマイルでデビューしているが、大きくゆったり動けるので条件は合っている。パンパンの馬場がいい」とコメントしていた、追い切りは1週前にWで併せ馬を消化し当週は坂路単走のパターンで、3戦続けての関東遠征だったが馬体は大きく変わらなかった、初めてチークピーシーズが着用されていた
・レースは開催6日目(Aコース6日目)の馬場の中33.7 – 56.9 – 34.6の前傾0.9で、道中をハイペースで進めると、ラスト4Fは11.7 – 11.7 – 11.5 – 11.4とゴールへ加速するラップで、4角で7番手以下の馬が4着までを占め、4角で12番手以下から上位の上がりを使った馬がワンツーする差し決着
・中枠からスタートすると出て行って中団の外を追走した、道中は3角までにかなり手綱と喧嘩している様子だった、勝負所では中団の外をまわるとそのまま直線へ、直線ではじわじわと脚を伸ばして馬群から抜け出したがラスト50mで外から鋭く伸びた2頭に交わされて勝ち馬から0.2秒差の3着まで
・レース後鞍上は「馬の感じは変わらず良かったです。マイルの条件なら力を発揮できます。負けはしましたが、いい走りをしてくれました」とコメントしていた
・展開を考えるともう少し控えたポジションで脚を溜めたかった印象で、スタート後にだらっとポジションを取りに行ってしまう鞍上と手が合っていない印象(1, 2着馬との比較では控えずらい枠順だった面はある)
結論(再掲)
■後のGⅠ馬カヴァレリッツォよりも0.3秒速い上がり最速で重賞を制したデイリー杯2歳Sのように、差しが入るマイルで控え、長い直線で脚を伸ばす競馬が良く、反対に2000mを正攻法で先行させた弥生賞と皐月賞では終いの見せ場がイマイチだったように小回りの2000mに対しては明確に直線の長いマイル戦が向くタイプである
■重馬場で行われた朝日杯FSのレース後にはジョッキーが「良馬場の方が良い」との旨のコメントをしており、加えて、弥生賞前には陣営も「前走の敗因は馬場が一番」との旨のコメントしていたように明確に良馬場 > 道悪のタイプであり、道悪では多少末脚が削がれる
■直線の長いコースで道中を抱えて直線で脚を伸ばす競馬が良いタイプと見るが、これまで全戦で騎乗している鞍上の坂井はスタート後にだらっとポジションを取りにいくことがあり、スタートも出て二の脚もある程度速い本馬は近3走で無駄に早め早めの競馬をさせられている面があり、特に前走のNHKマイルCはハイペースに乗ってしまい後方から差されるという競馬だった
■毎日王冠に向けては綺麗な馬場の開幕週で直線の長いコースである点は良く、あとはその末脚をしっかりと活かせる形にできるかが大きなポイント、枠順とその並びも重要なファクターとなるためこの辺りも含めて最終的な評価を下したいが、力はある、3歳馬で唯一となりそうな斤量を追加される面がどうかだが、人気と隊列予想を含めて評価を下す
Gregory
