毎日王冠にトライ。前回のブログから大きく間が開きました。シルクの募集も終了し、馬券脳に切り替えて行きます。良い秋にしよう。

レース概要・分析結論

【概要】
■例年4回東京2日(開幕週)に行われ、馬場はAコース。4回東京は6月末まで行われた3回東京の後、3ヶ月の間隔を開けて行われる。
■フルゲートは18頭で斤量は別定3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減。GⅠおよびGⅡでの戦績によっては斤量が増加される。1着馬には天皇賞秋への優先出走権が与えられる。

【結論】
■以下に示すようにマイル重賞で好走歴のあった馬が多く好走している一方で、2000m以上に好走歴が集中した馬が凡走人気馬となっており、中間の距離の1800mのレースではあるものの、東京の開幕週で行われる本レースでは2000m以上のレースへの適正よりマイル指向のスピード能力(先行力や瞬発力)が要求される
(好走馬例)
2021年:1人気1着:シュネルマイスター:NHKマイルC1着, 安田記念3着
2021年:2人気2着:ダノンキングリー:安田記念1着
2022年:1人気1着:サリオス:朝日杯FS1着, 香港マイル3着, 安田記念3着
2022年:4人気3着:ダノンザキッド:マイルCS3着
2023年:1人気2着:ソングライン:NHKマイルC2着, 安田記念1着×2, VM1着
2023年:2人気3着:シュネルマイスター:NHKマイルC1着, 他マイルGⅠ3着以内×4
2024年:4人気2着:ホウオウビスケッツ:東京新聞杯3着
2024年:5人気3着:エルトンバローズ:マイルCS4着
2025年:2人気2着:ホウオウビスケッツ:東京新聞杯3着
(凡走馬例)
2022年:2人気4着:レイパパレ:デビュー3戦目以降マイル以下出走経験なし
2024年:3人気7着:ヨーホーレイク:マイル以下出走経験なし
2024年:2人気10着:ローシャムパーク:マイル以下出走経験なし
■道中のペースが比較的流れた2021, 2022, 2025年の3年(入りの3Fが34.8以下, 5Fが58.6以下)ではいずれも上がり2位以内を使った馬が優勝しており、一方で、道中のペースが比較的緩んだ2023年, 2024年の2年(入りの3Fが35.3以上, 5Fが59.4以上)ではいずれも4角4番手以内で上がり3位以下の馬が優勝している、以上から、道中のペースが締まると予想すれば速い末脚を使えるタイプが頭、道中のペースが緩むと予想すれば(直線でもある程度末をまとめられる)先行馬が頭の可能性を上に考える方針とされたい
■上記のようにペースが流れたら頭は上がり2位以内となっているが、流れた3年でも以下の例のように勝ち馬以外で4角で4番手以内の馬が1頭以上は3着以内に好走しており、鋭い末脚を使える馬でなければ前の馬を捉えるのは簡単ではなく、ポジションを取ることの優位性もあることを意識されたい
2021年:4人気3着:4角4番手:ポタジェ
2022年:4人気3着:4角3番手:ダノンザキッド
2025年:2人気2着:4角1番手:ホウオウビスケッツ
2025年:1人気3着:4角2番手:サトノシャイニング
■また、過去5年で最もスローペースだった2023年には、速い末脚を使えるマイルGⅠ馬だった人気の2頭が直線でスムーズな進路を進めず差し遅れて2, 3着になっており、スローペースでは上がりの差で前を飲み込める可能性がある一方で、馬群が凝縮し先行馬にも脚が残っていることで差し馬が詰まるリスクが高まることを意識したく、スローペースではより隊列予想の重要度が増す
■過去5年の馬券圏内馬15頭は全頭が5人気以内であり、そのうち9頭が3人気以内と固い決着が多い、馬場も綺麗で直線は長いために人気馬が実力を発揮しやすい舞台であり、構成によっては買い目を絞る必要が生じることも意識

過去レース分析

【入り3F5F、上がり3Fの平均】
過去5年:35.1 – 58.8 – 34.1 (後傾1.0)

2021年

34.8 – 58.5 – 34.6(後傾0.2):1:44.8(良):13頭

【所見】
■過去5年での比較
 頭数:2番目に多い
 入りの3F:同率で2番目に速い
 入りの5F:2番目に速い
 上がりの3F:最も遅い
 勝ち時計:3番目に速い
■レースは大外枠から逃げた馬が道中を引っ張る展開で、序盤3Fを飛ばして入ると、その後は11.9 – 11.8 – 11.7と緩み切らないラップを入れた、ラストは残り3Fから0.4加速して11.3 – 11.4 – 11.9とゴールへ失速する展開
■出走馬中2頭しかいなかったマイルGⅠ馬かつ斤量+2kgの組でのワンツー決着で、道中がある程度持続的に流れてラストはゴールへ失速するラップになったことで純粋な地力が問われた印象、人気や着差からも2頭が能力的に抜けており、馬連3.5倍を中心に馬券を検討したかった
■道中が緩まないラップになると馬群は縦長になるため、直線が長いのも相まって枠の内外の有利不利は大きくない(特に10頭そこそこの少頭数では)
■勝ち馬は2位より0.5秒と圧倒的に速い上がり最速を使って差し切っており、東京1800mの開幕週に行われるGⅡなだけあっていわゆる鋭い末脚が他のレースと比較しても存分に生きる舞台である

【好走馬】
■1人気1着:1枠1番:牡3歳:シュネルマイスター:欧州型×欧州型:前走安田記念4人気3着:56kg(+2kg)
・NHKマイルC1着で斤量は+2kgの56kg、東京では前走にも安田記念3着とマイルGⅠでの好走歴があった
・最内枠からスタートすると直後にバランスを崩したことで後方のインを追走した、勝負所では3角から進路を外に取って残り4F手前から少しずつ促されると後方から馬群を突くように直線へ、直線では進路を求めて少しだけ外へ出されると残り400mから進路を確保して追い出された、ラストはじわじわと脚を伸ばしてくると2位より0.5秒速い上がり最速でアタマ差差し切って優勝
・3歳馬で安田記念を好走するなど能力的に上位なのは明らかで、外枠の逃げ馬が道中のラップを引き上げて地力が求められる展開になることを読めていれば評価できた
■2人気2着:5枠7番:牡5歳:ダノンキングリー:ディープ×StormCat:前走安田記念8人気1着:58kg(+2kg)
・前走の安田記念勝ちで斤量+2kgの58kg、東京では共同通信杯、ダービー、毎日王冠、安田記念と多数の好走歴があった
・中枠から駐立が悪いまま1歩目を踏み出した影響で出遅れて後方を追走した、道中には残り1200m手前で意識的に外に出され外から番手を上げて3角では中団の外を追走していた、勝負所では縦長だった馬群の好影響もあり内から2頭目付近をまわってポジションを上げると中団前目の外になって直線へ、直線では前に馬がおらずスムーズに追い出されると残り200mで先頭に立ったがゴール前で勝ち馬に交わされて2着まで
・出遅れで勝ち馬からは半馬身ほどロスしており、出遅れがなければというレースだった、ここは1, 2着の着順を当てにいくのではなく2頭が抜けていると判断して馬連3.5倍で勝負したかった
■4人気3着:4枠5番:牡4歳:ポタジェ:ディープ×米国型:前走新潟大賞典1人気2着:56kg
・東京では3歳時にプリンシパルS(L)2着、約8ヶ月前に白富士S(L)1着など2000mのL競走でいずれも上がり2位以内での好走歴があった
・中枠内目からスタートすると少し出していって中団前目のインを追走した、道中はスムーズに進めると、勝負所では残り4Fから少し外へ進路を取って残り3F手前から追い出されると前から3列目内から2頭目になって直線へ、直線では早めにムチを入れられるとラストまで脚を伸ばして自分より前の組を交わしたが、上位2頭には及ばず2着から1馬身半差の3着まで
・東京でのOP好走歴や近走の重賞での好走など評価できる点はあったものの、道中が持続的に流れて前後の位置取りを問わず力が試される展開になることを読めていれば相手で拾うよりは抜けた2頭で勝負する馬券の方が期待値は高かったか

【凡走人気馬】
■3人気8着:8枠12番:牡5歳:ヴァンドギャルド:ディープ×欧州型:前走ドバイターフ4人気2着:57kg(+1kg)
・前年の富士S勝ちで斤量は+1kgの57kg、東京では富士Sの他に3勝クラスを1800mで勝った実績もあった、ドバイターフから6ヶ月半の休養明けだった
・外枠からスタートすると枠なりに中団の外目を追走した、道中は少し口を割るような形で引っ掛かり気味だった、その後は3角までに2着馬がポジション押し上げてきてその後ろでマークするような追走となった、勝負所では中団後方で2着馬を追いかけるように追走しそのまま直線へ、直線では2着馬の後ろで追われたが反応できず9着敗戦
・レース後鞍上は「480kgということで、動き切れず伸びきれませんでした(480kgは過去最高馬体重)」とコメントしており、秋初戦で休み明けの馬も多いため、休み明けで太めの段階からパフォーマンスを出せる馬かどうかは過去の成績などを注視されたい
・勝利した富士Sは雨の影響残る良馬場での大きな前傾ラップで展開が向いた気もあった

2025年