レディネス 【毎日王冠2026】
毎日王冠の各馬分析9頭目はレディネス。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
毎日王冠の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上:斤量)
レディネス:牡4歳:スワーヴリチャード×米国型:前走札幌記念10人気3着:◯◯:57kg
結論
■3歳春までには上がり最速を使って2勝をあげているが、いずれも勝負所で終始最内を立ち回った結果の上がり最速であり、白富士Sではキレ負け気味の敗戦をしていることからも、末脚は一瞬でキレるというより持続的に伸ばしたいタイプである
■2度経験した道悪では結果が出ておらず、重馬場だった前々走の巴賞の後には陣営が「少しでも下が緩くなると持ち味が生きない」とコメントしており、道悪では明確に割引が必要なタイプである
■Wでの自己ベストが6F75.7 – 61.9 – 11.9であるように追い切りでかなり動くタイプで、併せ馬がなかった日本ダービーや、輸送で馬体が大幅に減少し最終追いをスキップされた巴賞で大きく敗れているように、不調の際はある程度調整過程から推測が効くタイプである
■開幕週の東京1800mで行われる毎日王冠に向けては、道中がスローペースになると高速上がり戦への適性で他馬に譲りそうな面があるが、反対に道中が持続的に流れる展開をある程度のポジションを取って進められれば馬群から抜け出すシーンが想像できる、鞍上が引き続き典さんであれば明確にポジションを取りに来る形もある、道中が持続的に流れる毎日王冠では速い上がりを使える馬が強烈に差し込んでくることが多く、そことの比較ではどうかも高速馬場での持続展開は得意舞台、人気も控えめになりそうで基本的には評価する
全レース分析
3歳
【1】東京1800m新馬:1着:横山典
・陣営は「成長途上だけど、鞍上にケイコで感触はつかんでもらった。集中して走れば」とコメントしていた、追い切りはW主体で4週前に最も速い時計78.9 – 63.2 – 11.8が出され、中間にはジョッキー騎乗や併せ馬も行われていた
・レースは開催3日目(Dコース3日目)の馬場の中37.1 – 61.9 – 34.6の後傾2.5で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから1.2加速して11.5 – 11.3 – 11.8と伸びる展開
・内枠から少しあおり気味にスタートすると馬なりで出て行って中団後方のインを追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では最内の進路のまま馬群の加速に付き合うと中団後方の最内になって直線へ、直線では内目の進路のまま追われると末脚はキレる様子ではなかったもののじわじわと前に迫ってハナ差捉えて優勝、上がりは2位より0.5秒速い33.7
【2】弥生賞(稍重):8着:1ヶ月:横山典
・陣営は「調教でも息の入りが早く、心肺機能がかなり高い。使ってからも順調で、上々の攻め気配。現時点でどこまでやれるか力試しです」とコメントしていた、追い切りは3週続けてWでの併せ馬オンリーで、毎週ジョッキーが騎乗していた
・レースは開催4日目(Aコース4日目)で雪の影響があり稍重となった馬場の中35.9 – 60.9 – 37.2の前傾1.3で、前半をややスローペースで進めると、後半は残り5Fからまくりが入って0.7加速して11.5 – 11.7 – 12.4 – 12.1 – 12.7とラスト3Fに11秒台が入らず上がりを要する展開で、3角時点で1, 2番手の馬が1, 2着し、3-7着までを上位の上がりで差し込んだ馬が独占する決着
・最内枠からスタートすると直後に外の馬と接触したが大きな不利はなかった、スタート後はある程度押して出していくと前に逃げ馬を見る好位のインを追走した、序盤に出して行ったが道中で折り合いが難しそうな様子はなかった、向正面ではまくりが入ってペースアップした所で促され、勝負所ではそのまま最内をまわると一団の馬群の好位のインになって直線へ、直線では伸ばせず1.0秒差の8着まで
・レース後陣営は「キャリアの浅さが出たかな。きれいな馬場でサッと勝った馬だから、今日のようなタフな馬場はこたえた。5月生まれで時間がかかったし、もし今日勝っても皐月賞はパスしてダービーに行こうと思っていたくらい。能力は間違いなくあるけど、まだ攻め馬の動きがリンクしてこない。こっちも求めすぎてはいけないかな」とコメントしていた
・キャリア2戦目でも鞍上はスタート後にポジションを取りに行っており、追い切りの過程などで折り合いには自信があったと推測できる
【3】プリンシパルS(L)(東京2000m):1着:2ヶ月:横山典
・陣営は「先週まで追い切りに乗った鞍上の感触は悪くない。東京なら競馬もしやすい」とコメントしていた、追い切りはW主体で1週前まで3週続けて6F79.9秒以下の時計が出され、ベストは1週前に77.6 – 63.8 – 12.3が出されていた、当週は助手騎乗で終い重点、前走から2ヶ月の間隔をあけて馬体は-12kgしていた
・レースは開催4日目(Aコース4日目)の馬場の中36.4 – 60.6 – 34.7の後傾1.7で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.4加速して11.8 – 11.5 – 11.6 – 11.6と伸ばす展開で、4角で5番手以内の馬が2-4着を占める中で、勝ち馬が4角11番手から上がり最速で差し切る決着
・外枠からスタートすると枠なりに出て行って中団の外を追走した、2角では内で引っかかっている馬に張られる形で距離をロスし、向正面では後方の位置取りになっていた、勝負所では後方のインをまわる形になって前との差を詰めながら直線へ、直線では最内の進路を進むと残り200m手前で1つ外の進路を突いて追われた、ラストはじわじわと脚を伸ばして馬群から抜け出すと2位より0.4秒速い上がり最速で0.1秒差で優勝
・レース後陣営は「(前走の)中山の馬場は、この馬(が経験する)には早かったです。良馬場ならこれぐらいは走れると思っていました。(ダービーには)馬の様子を見ながら行きます。オーナーの夢ですし、登録します。使えそうだったら使いたいと思います」とコメントしていた
・新馬戦、プリンシパルSと上がり最速で優勝しているが、共にインを突いて馬群を縫ったものであり、末がキレるというよりは上手い進路取りから来る上がり最速である
【4】日本ダービー:17着:1ヶ月:横山典
・陣営は「精神的な強さがあるし、東京の2勝はいずれも不向きな展開で勝ち切っている。先週の追い切りが破格の時計で、しっかり負荷もかかったはず。当然通用すると思って、挑戦します」とコメントしていた、追い切りはW主体で1週前には5F自己ベストの77.9 – 63.6 – 12.0が出されていた、メイチで仕上げた前走を考慮してかこの中間は併せ馬が行われていなかった
・レースは開催12日目(Cコース2日目)の馬場の中35.7 – 60.0 – 34.8の後傾0.9で、道中を12.1付近が続く持続的なラップで進めると、1400-1600mを12.5で緩めた後、ラスト4Fは12.2 – 11.8 – 11.3 – 11.7と残り2Fからの加速が大きな展開
・内目の枠からスタートすると直後に内へ寄せて中団後方のインを追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では最内の進路をあけてまわってくると中団後方の馬群の位置取りになって直線へ、直線では進路を外へ取られるとほとんど追われることなく入線するだけで17着敗戦
・追い切りで併せ馬がなかったように馬の体調が整わず、ダービーだから無理を押して出走したような形では
【5】東京1800m3勝クラス:16着:4ヶ月半:横山典
・陣営は「馬体の成長はこれからだけど、普段の落ち着きは出てきた。3勝クラスなら」とコメントしていた、追い切りはW主体で1週前にはジョッキー騎乗で78.7 – 64.4 – 11.7が出され併せ馬に大きく先着していた、4ヶ月半の休み明けでも馬体は-8kgしていた、ハンデ55kg
・レースは開催7日目(Aコース7日目)で小雨の降る良馬場の中35.6 – 59.5 – 34.1の後傾1.5で、道中をミドルペースで進めると、ラスト5Fは11.8 – 11.8 – 11.5 – 11.3 – 11.3とゴールまで加速するロングスパート戦で、4着までのうち3頭が4角で10番手以下から上位の上がりを使った馬となる差しも入る展開
・内枠からスタートすると馬なりで出て行って中団のインを追走した、道中は落ち着いて追走していた、勝負所では終始最内をまわって中団の最内から直線へ、直線では入り口で少しヨレる様子を見せると、その後鞍上がアクションせず入線するだけで16着敗戦
【6】阪神1800m3勝クラス:1着:1ヶ月半:横山典
・陣営は「前走の敗因がはっきりしないけど、調整面は順調。叩き2戦目で前進を期待」とコメントしていた、追い切りは相変わらずW主体でジョッキー騎乗もされていた、馬体は+10kgしていた、初めての地元圏での競馬、ハンデ55kg
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中35.1 – 59.7 – 33.4の後傾1.7で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.6加速して11.6 – 11.1 – 11.0 – 11.3と伸びる高速上がり戦
・中枠外目からスタートすると速い馬を行かせた後に内へ寄せながら出て行って好位のインを追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では一団の馬群の好位のインを軽い手応えでまわってくるとポジションを変えずに直線へ、直線では進路を求めて逃げ馬の1つ外へ出されると馬なりのまま先頭に立ち、残り200mから追い出されるともう一伸びして突き放す形で0.2秒差で優勝
・ハンデ戦かつ条件戦というのはあるものの、春先よりも1つ上と感じさせるパフォーマンスで、直線での様子は父スワーヴリチャードを彷彿とさせる
4歳
【7】白富士S(L)(東京2000m):4着:2ヶ月:横山典
・陣営は「在厩のままで調整。もっと良くなるけど、今後に向けて期待が持てる内容を」とコメントしていた、追い切りはW主体で1週前には自己ベスト75.7 – 61.9 – 11.9が単走で出されていた、併せ馬は当週のみで時計は終い重点だった、前走+10kgしていた馬体はさらに+8kgしていた
・レースは開催1日目(Dコース1日目)の馬場の中35.1 – 59.5 – 33.7の後傾1.4で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.4加速して11.7 – 11.3 – 11.3 – 11.1とゴールへ加速する展開で、4角で6番手以内から上位の上がりを使った馬で圏内を独占する先行上がり決着
・10頭立ての2番枠からスタートすると出て行って好位のインを追走した、道中は前に逃げ馬を見る位置で折り合いの中で追走できていた、勝負所では手綱を抱えられたままで最内をまわってくると好位の最内になって直線へ、直線では逃げ馬の1つ外の進路を確保して追われると好位の組には先着したが、外から勢い良く差してきた組には交わされる形で0.5秒差の4着まで
・父スワーヴリチャードと同様一瞬のキレを活かすというよりは持続的な脚を伸ばしたいzタイプでは
【8】巴賞(OP)(函館1800m)(重):10着:5ヶ月半:横山和
・陣営は「乗り込んだし仕上がりは良さそう。洋芝適性を見せて次走以降につなげたい」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整で2週前、1週前が単走、その後函館入りしたが当週追いは飛ばされていた、5ヶ月半の休み明けも馬体は-22kgと大幅減していた、初の乗り替わり
・レースは開催10日目(Bコース2日目)で雨が降り重となった馬場の中35.8 – 59.1 – 36.0の前傾0.2で、前半5Fをややハイペースで進めると、ラスト4Fは12.0 – 12.1 – 12.2 – 11.7と上がりを要してラスト1Fを加速する展開で、4角で6番手以内の馬が4着までを独占する先行決着
・中枠外目からスタートするとほとんど馬なりで中団後方の外を追走した、道中はポジションを変えずに追走した、勝負所では外目の進路をまわって残り400mから追い出されると中団後方の外になって直線へ、直線では伸ばせず10着敗戦
【9】札幌記念:3着:1ヶ月:横山典
・陣営は「直前輸送で体が減ったこともあるが、一番は馬場が要因ですね。少しでも下が緩くなると持ち味が生きない。良馬場で仕切り直し」とコメントしていた、追い切りは札幌のダートで2本で、いずれもジョッキーが騎乗していた、前走-22kgした馬体は+16kgと戻されていた
・レースは開催8日目(Aコース8日目)の馬場の中34.2 – 59.4 – 35.1の前傾0.9で、入りの3Fを10.2が入るハイペースで進めると、600-1000mは12.8 – 12.4と緩めた、ラストは残り5Fから0.6加速して11.8 – 11.9 – 11.8 – 11.9 – 11.4と伸びる高速ロングスパート戦で、ラスト1Fは2位より0.5秒速い上がり最速で2馬身半突き抜けた勝ち馬が加速させたもの
・外枠からスタートすると出て行って好位のインを追走した、相変わらず序盤に出されても道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では終始最内の進路のまま前に逃げ馬を見る位置をまわってくると、4角で逃げ馬があけたインを突いて直線へ、直線では本馬なりに脚を伸ばしたが、ラストは外から鋭く伸びた2頭に交わされて0.6秒差の3着まで
・レース後陣営は「まだ重賞も勝っていない馬だからね。十分健闘してくれたと思います」とコメントしていた
結論(再掲)
■3歳春までには上がり最速を使って2勝をあげているが、いずれも勝負所で終始最内を立ち回った結果の上がり最速であり、白富士Sではキレ負け気味の敗戦をしていることからも、末脚は一瞬でキレるというより持続的に伸ばしたいタイプである
■2度経験した道悪では結果が出ておらず、重馬場だった前々走の巴賞の後には陣営が「少しでも下が緩くなると持ち味が生きない」とコメントしており、道悪では明確に割引が必要なタイプである
■Wでの自己ベストが6F75.7 – 61.9 – 11.9であるように追い切りでかなり動くタイプで、併せ馬がなかった日本ダービーや、輸送で馬体が大幅に減少し最終追いをスキップされた巴賞で大きく敗れているように、不調の際はある程度調整過程から推測が効くタイプである
■開幕週の東京1800mで行われる毎日王冠に向けては、道中がスローペースになると高速上がり戦への適性で他馬に譲りそうな面があるが、反対に道中が持続的に流れる展開をある程度のポジションを取って進められれば馬群から抜け出すシーンが想像できる、鞍上が引き続き典さんであれば明確にポジションを取りに来る形もある、道中が持続的に流れる毎日王冠では速い上がりを使える馬が強烈に差し込んでくることが多く、そことの比較ではどうかも高速馬場での持続展開は得意舞台、人気も控えめになりそうで基本的には評価する
Gregory
