ダノンエアズロック 【毎日王冠2026】
毎日王冠の各馬分析14頭目はダノンエアズロック。詳細な各馬分析は本馬でラストとします。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
毎日王冠の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上:斤量)
ダノンエアズロック:牡5歳:モーリス×米国型:前走ジューンS(OP)(東京1800m)1人気3着:田辺:57kg
結論
■若駒時には上位の上がりを使うようなレースもあったものの、3歳末のチャレンジC以降は上がり3位以内を使っていないように末がキレるタイプではなく、長い直線で先行馬が垂れるような展開が好みのタイプと考えられる
■また、若駒時には右回りの直線で手前を替えられずに右手前のまま走るような所があったが、この点は古馬になって快勝され、中山のような直線が短い右回りでもスムーズに手前を替えられるようになっている
■古馬になってからのパフォーマンスの向上が見られておらず、これまでにはチークやブリンカーも試されているが大きくは変わってきていない、重賞で好走するレベルのパフォーマンスを出すには成長が待たれる現状である
■毎日王冠へ向けては末がキレるタイプではないことから先行して粘りこむ競馬が望まれるものの、この形でここで通用するようなパフォーマンスを出した実績がなく評価できない、消しで
全レース分析
2歳
【1】東京1800m新馬(稍重):1着:レーン
・陣営は「息が荒くてDDSPの症状もあるけど、体のバランスは崩れず順調に仕上がった」とコメントしていた、追い切りはW主体で坂路と併用しての調整で、1週前には80.9 – 64.4 – 11.1が出されていた
・レースは開催16日目(Cコース6日目)で小雨の降る稍重の馬場の中36.3 – 60.9 – 35.2の後傾1.1で、道中は平均程度のペースで進めるとラストは残り3Fから0.4加速して11.6 – 11.6 – 12.0と伸びる展開
・内枠からポンと好スタートを切ると出て行ったが抑えられて2番手の外を追走した、道中はやや行きたがっていた、勝負所でも強く促すことはなく内の逃げ馬と並ぶようにして直線へ、直線では手応え十分に追い出しを遅らせると残り300m付近から追い出され、ラストは上がり3位の脚で抜け出して優勝
・直線では1頭になったところでフワッとした雰囲気があった
【2】アイビーS(L)(東京1800m):1着:4ヶ月半:モレイラ
・陣営は「馬体が増えた点は良く、ずるさも解消。DDSPの症状もだいぶいい印象です」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で前走に続いて併せ馬も盛んに行われていた、4ヶ月半の休み明けで馬体は+20kgしていた
・レースは開催6日目(Aコース6日目)の馬場の中37.7 – 63.1 – 33.1の後傾4.6で、道中はドスローで進めると、ラストは残り4Fから0.6加速して12.0 – 11.2 – 10.9 – 11.0と伸びる高速上がり戦
・6頭立ての最内枠からスタートするとやや行きたがるのを抑えられながら2番手を追走した、道中はスムーズに進めると逃げ馬から3馬身ほどの差の2番手から直線へ、直線ではゴールまでしっかり伸びて3着馬レガレイラと同率の上がり最速32.7を使うと逃げ馬を捉え切って優勝
3歳
【3】弥生賞:7着:4ヶ月半:キング
・陣営は「中山二千を経験させるため2つの選択肢があったが、馬への負担を考えホープフルSはパスしてここへ」とコメントしていた、追い切りはW主体の週末坂路での調整で3週続けて鞍上が騎乗し、3週続けて5F64秒台の時計が出されていた、前走に引き続いての4ヶ月半の休み明けで馬体はさらに+18kgしていた
・レースは開催4日目(Aコース4日目)の馬場の中35.2 – 60.4 – 35.1の後傾0.1で、道中は平均程度のペースで進めると、ラストは残り3Fから0.4加速して11.7 – 11.4 – 12.0という展開で、同率を含めて上がり2位以内を使った3頭と好位で競馬をした2頭で5着までを独占した
・外枠からスタートすると出て行って3番手の外を追走した、道中は少し行きたがっていたが折り合いの中で追走できていた、勝負所では3角過ぎで外から勝ち馬にまくられ、それを追いかけるように追い出しを開始された、その後は概ね内から2頭目のラインを通って中団前目の外になって直線へ、直線では手前を替えずに右手前のまま走っており伸ばせずに7着敗戦
・レース後鞍上は「道中も手応えがあり、馬場の荒れたところもそこまで気にしていなかったけど、最後が伸び切れなかった」とコメントしていた、その後の馬体重の推移を考慮するとここでの+18kgは太め残りだったか
・レース後、軽度の骨折が判明した
【4】プリンシパルS(L)(東京2000m):1着:2ヶ月:モレイラ
・陣営は「動きは問題ないが、乗り込み不足で帰厩したから息の方は七?八分の感じです」とコメントしていた、追い切りは併用で初めて最終追いが坂路で行われていた、最終追いはジョッキーが騎乗していた、馬体は前走から-12kgしていた
・レースは開催5日目(Aコース5日目)の馬場の中36.9 – 61.6 – 34.2の後傾2.7で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り5Fから0.7加速して11.8 – 12.0 – 11.0 – 11.5 – 11.7と残り3Fからの加速が大きくラストはゴールへ失速する展開で、4角で5番手以内の馬が圏内を独占する先行決着
・大外枠からスタートすると枠なりに出て行って中団前目の外を追走した、道中は馬の後ろに入れて落ち着いて追走できていた、向正面後半では外から進出する馬がおり抵抗するように外へ出したがまくり切られ、その馬についていくように内から3頭目のラインを通して中団前目の外から直線へ、直線では一瞬でキレるような伸びではなかったがグイグイと伸びると抜け出してラストは流す余裕もあって0.2秒差で優勝
【5】日本ダービー:14着:中2週:モレイラ
・陣営は「右トモ外側の副管骨の骨折はレースのダメージではなく、レントゲン検査で良好な化骨が進んでいることが分かった」とコメントしていた、追い切りは坂路とWで1本ずつで併せ馬も行われていた
・レースは開催12日目(Cコース2日目)の馬場の中36.3 – 62.2 – 33.8の後傾2.5で、前半をスローペースで進めると、ラストは残り5Fから1.0加速して11.7 – 11.3 – 11.1 – 11.2 – 11.7と伸びる展開
・中枠からスタートすると出て行って中団のインを追走した、道中は比較的落ち着いて追走できていた、勝負所では各馬が外からポジションを上げていく中で本馬は最内の動けない位置で中団後方の最内へポジションを下げて中団後方のインから少し外へ出すようにして直線へ、直線では再び内へ進路を切り替えて追われたが最後まで伸ばせずに14着敗戦
・レース後鞍上は「パドック、地下馬道と馬が若さを見せていた。返し馬、ゲート裏でもテンションが下がらず、レース前に消耗してしまった」とコメントしていた
【6】毎日王冠:6着:4ヶ月半:鮫島
・陣営は「ひと追いごとに活気が出てきて八分くらいの仕上がり。舞台適性があり能力もあるので、今後へ向けて賞金を加算したいところです」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で、盛んに併せ馬も行われていた、3歳で斤量は2kg軽い55kg
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中35.3 – 59.4 – 33.7の後傾1.6で、序盤3Fを平均程度のペースで入ると道中は600-1200mを12.2 – 11.9 – 12.0と緩めた、ラストは残り3Fから0.7加速して11.3 – 11.0 – 11.4と伸びる高速上がり戦で、4角で5番手以内の馬が5着までを独占する先行決着
・中枠からスタートすると馬なりで出て行って中団の馬群を追走した、道中は前に勝ち馬を見る位置で折り合いの中で追走できていた、勝負所では内から2頭目の進路をスムーズに進めるとそのままのポジションから直線へ、直線では序盤に前と少し離されたが徐々に伸びるような脚を使うと、ラストは前に迫ったが0.3秒差の6着まで
・レース後鞍上は「デキは良さそうで乗り味もよかったです。シックスペンスの後ろでリズムよく走れましたし、ペースが遅くても折り合いは良かったです。ただ直線はもう少し早く前が開いてくれればという内容でした」とコメントしていた
・直線の序盤では離されながらラストは差を詰めていたように、伸び脚は一瞬で加速するというよりは徐々に加速するようなタイプである
【7】チャレンジC(京都2000m):7着:2ヶ月:ムーア
・陣営は「乗り込み不足で反応が鈍かった。いい頃に比べると行きっぷりや、活気、息とまだ物足りない。実戦に行けば、気性の強さで走るが」とコメントしていた、追い切りはW主体から最終は坂路での調整で、最終追いが坂路で行われるのはプリンシパルS以来だった、初の関西遠征、3歳で斤量は2kg軽い55kg
・レースは開催17日目(Cコース3日目)の馬場の中34.7 – 58.4 – 35.4の前傾0.7で、前半を緩まないペースで進めると、後半は5Fは12.2 – 12.2 – 12.0 – 11.6 – 11.8と残り2Fから加速する展開で、中団以降から上位の上がりを使った馬が4着までを独占する差し決着
・外枠からスタートすると押して出して行って中団前目の外を追走した、序盤に出して行ったが道中は追っ付けられながら追走する形になっていた、勝負所では残り4F手前から進路を外に取られて内から5頭目を大きくまわして進出すると好位の外になって直線へ、直線では弥生賞時と同様手前を替えずに追われると伸ばせず1.2秒差の7着敗戦
・レース後鞍上は「いいスタートで道中もいいポジションでレースができたけど、期待していたほどの脚を見せてくれなかった」とコメントしていた
・序盤から道中にかけてずっと追っ付けられながらの追走になっており、展開も楽ではない中で早めにスパートされては息も持たなかったか
4歳
【8】エプソムC(稍重):6着:5ヶ月半:レーン
・陣営は「東京新聞杯を目標に帰厩も出走がかなわずに翌週の競馬を視野に入れたが、無理せず切り替えた。反応の鋭さが出てきて賞金加算を」とコメントしていた、追い切りはW主体でいつも通り併せ馬も行われていたものの、最終追いはW4Fを単走で調整されていた
・レースは開催5日目(Aコース5日目)で乾いていく稍重の馬場の中34.2 – 57.3 – 35.1の前傾0.9で、道中をハイペースで進めると、ラスト4Fは11.5 – 11.5 – 11.7 – 11.9と加速の入らない展開で、4角で8番手以下から上位の上がりを使った馬が圏内を独占する差し決着、勝ち時計は1:43.9のレコード
・外枠からスタートすると枠なりに出て行って中団の外を追走した、道中はポジションを替えずに落ち着いて追走できていた、勝負所では内から3頭目の進路を進めると前との差を詰めて中団前目の外になって直線へ、直線では本馬なりに脚を使っていたが相対的に伸ばせるほどではなく0.8秒差の6着まで
・レース後鞍上は「いいスタートは切れましたが、外枠でポジションを取るまでに脚を使ってしまいました。道中はリズム良く運んで直線も反応はありましたが、最後まで持たなかったです」とコメントしていた
【9】ジューンS(OP)(東京1800m):5着:1ヶ月:レーン
・陣営は「前走は速い流れに巻き込まれてしまった。暑くならないうちに決めたいですね」とコメントしていた、追い切りはWでの併せ馬主体での調整から、当週は坂路単走で軽めの時計だった
・レースは開催15日目(Cコース5日目)で小雨の降る良馬場の中36.3 – 61.3 – 34.7の後傾1.6で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.4加速して12.0 – 11.4 – 11.5 – 11.8と伸ばして、ラストはゴールへ減速する展開
・内目の枠からスタートすると馬なりで出て行って中団の馬群を追走した、道中は前に勝ち馬を見る位置を落ち着いて追走していた、向正面では外の馬がポジションを下げた影響で3角では中団の外のポジションになっていた、勝負所では内から3頭目のラインを通すと中団の外で前に勝ち馬を見る位置から直線へ、直線ではじわじわと脚を伸ばしてはいたが前に迫り切れるほどではなく0.3秒差の5着まで
【10】リゲルS(L)(阪神1600m):3着:6ヶ月:ジェルー
・陣営は「乗り込み量は十分だし息もできている。リフレッシュ効果もあり能力は出せる」とコメントしていた、追い切りはWで調整から最終は坂路単走のパターン、半年の休み明けで馬体は+10kgして過去最高馬体重の512kg
・レースは開催3日目(Aコース3日目)の馬場の中35.0 – 57.9 – 33.9の後傾1.1で、前半を11.6以下が続くラップで進めると、後半4Fは11.3 – 11.3 – 11.0 – 11.6と早めから11秒台前半に入ってラスト1Fを落とす展開
・内枠からスタートすると出て行って好位のインを追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では好位のインのままスムーズに進めて外に2着馬を見る位置から直線へ、直線では内目の進路のまま追われるとスムーズに手前を替えて脚を使ったが0.1秒差の3着まで
5歳
【11】ニューイヤーS(L)(中山1600):2着:1ヶ月:津村
・陣営は「体調はキープしている。背腰の痛みをケアしつつだが、動きも息も良くなった」とコメントしていた、追い切りはWでの併せ馬主体で、エプソムC以来最終追いもWで行われていた
・レースは連続開催13日目(Cコース3日目)の馬場の中34.8 – 57.9 – 34.3の後傾0.5で、道中をミドルペースで進めると、ラスト4Fは11.4 – 11.6 – 11.2 – 11.5と残り2Fから再加速するような展開で、4角で8番手の馬が差し切る差しも入る展開
・最内枠からスタートすると押して出して行って前に逃げ馬を見る好位のインを追走した、道中は折り合いの中で追走できていた、勝負所では残り3F過ぎから少しずつ促されると逃げ馬と1馬身半ほどの差の2番手から直線へ、直線では内目の進路のまま脚を伸ばしたが、瞬時に加速する格好ではなく、自身よりさらに内から勝ち馬に外へ弾かれるような形でタイム差なしの2着まで
・直線では瞬時に加速できない弱点を見せており、仮に瞬時に加速ができていれば勝ち馬を締め切って勝つことができたのでは
【12】東風S(L)(中山1600m):4着:2ヶ月:津村
・陣営は「短期放牧でフレッシュな状態。チーク装着で、しっかりと決め手を生かせれば」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整で、当週はWでの単走だった
・レースは開催6日目(Aコース6日目)の馬場の中34.4 – 57.3 – 34.7の前傾0.3で、道中は11.5以下が続く持続的な流れで進めると、ラスト3Fは11.7 – 11.4 – 11.6と伸びる展開
・外枠からスタートすると少し出して行って枠なりに好位の外を追走した、道中は相変わらず落ち着いて追走できていた、勝負所では残り3Fから促されると好位の3番手のまま直線へ、直線ではスムーズに手前を替えて追われたが伸ばし切れず0.2秒差の4着まで
【13】ジューンS(OP)(東京1800m):3着:3ヶ月:レーン
・陣営は「ワンターンの東京は得意。今回はクオーターカップのブリンカーを着用します」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整で、最終追いは4Fを単走で行われていた
・レースは開催15日目(Cコース5日目)の馬場の中36.6 – 60.2 – 34.1の後傾2.5で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.4加速して11.3 – 11.3 – 11.5と伸びる展開で、4角で5番手以内の馬が圏内を独占する先行決着
・中枠外目からスタートすると馬なりで出て行って中団の外を追走した、道中は馬の後ろに入れて落ち着いて追走できていた、勝負所では内から3頭目のラインを通して加速すると中団前目の外になって直線へ、直線では本馬なりに脚を伸ばしたが自身より前から抜け出した組を差し切れるほどではなく0.2秒差の3着まで
結論(再掲)
■若駒時には上位の上がりを使うようなレースもあったものの、3歳末のチャレンジC以降は上がり3位以内を使っていないように末がキレるタイプではなく、長い直線で先行馬が垂れるような展開が好みのタイプと考えられる
■また、若駒時には右回りの直線で手前を替えられずに右手前のまま走るような所があったが、この点は古馬になって快勝され、中山のような直線が短い右回りでもスムーズに手前を替えられるようになっている
■古馬になってからのパフォーマンスの向上が見られておらず、これまでにはチークやブリンカーも試されているが大きくは変わってきていない、重賞で好走するレベルのパフォーマンスを出すには成長が待たれる現状である
■毎日王冠へ向けては末がキレるタイプではないことから先行して粘りこむ競馬が望まれるものの、この形でここで通用するようなパフォーマンスを出した実績がなく評価できない、消しで
Gregory
