毎日王冠の各馬分析10頭目はレガーロデルシエロ。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

毎日王冠の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上:斤量)

レガーロデルシエロ:牡5歳:ロードカナロア×マンハッタンカフェ:前走関越S(OP)(新潟1800m)3人気12着:◯◯:57kg

結論

■末がキレるタイプではなく持久力も活かしたいタイプのため、スローペースの横一線からの末脚比べよりは、道中のペースもある程度流れた中で長く脚を使う展開が好ましく、道中でしっかりと抱えてくれる岩田康ジョッキーが騎乗した際にはこの形で脚を伸ばして上がり最速を使っている
■新潟大賞典の後には鞍上も陣営も敗因の1つとして馬場をあげており、道悪よりは時計の出る良馬場の方が向くタイプ
■ダートを2戦使われた後には馬がパンとしてパフォーマンスが一段アップしており、エプソムCで3着した後には鞍上が「(前略)能力があって重賞は勝てると思う」と強気のコメントをしていた
■毎日王冠に向けては道中がスローペースになって速い脚比べになると分が悪いものの、反対に道中のペースが流れて先行馬もある程度楽ではない展開になれば脚を伸ばせるシーンも想像できる、斤量も軽い3歳馬が出てくる中では実力を強気に評価できる位置ではないものの、これらに混ざる形で人気が控えめであれば相手に評価してもよい、人気と展開予想次第では拾う想定で

全レース分析

2歳

【1】東京1600m新馬:3着:ルメール
・陣営は「いい意味で落ち着きがあって2歳馬とは思えない。能力も高いので初戦から」とコメントしていた、追い切りはW主体で併せ馬も行われ、最も速い時計は2週前に83.4 – 65.8 – 11.8が出されていた
・レースは開催18日目(Dコース2日目)の馬場の中36.1 – 60.2 – 34.3の後傾1.8で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.8加速して11.2 – 11.5 – 11.6と加速する展開で、4着までのうち3頭が4角で4番手以内の先行優勢決着
・外枠から歩くようなスタートを切ると中団後方の外を追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では内から3頭目のラインをまわりながら残り4F付近から促されると、そのまま中団後方の外から直線へ、直線ではキレる様子ではなかったものの徐々に加速するような脚を使って前に迫ったが0.3秒差の3着まで

【2】札幌1800m未勝利:1着:1ヶ月半:ルメール
・陣営は「テンの行き脚に課題が残るため小回りが鍵に。力はあるだけに期待は大きい」とコメントしていた、追い切りは函館のWコースでの調整で併せ馬も行われていた、1ヶ月半の間隔で馬体は+16kgしていた
・レースは開催3日目(Aコース3日目)の馬場の中36.3 – 60.5 – 36.1の後傾0.2で、道中をミドルペースで進めると、後半4Fは12.1 – 12.0 – 11.8 – 12.3と加速が少なく上がりを要する展開で、上位の上がりを使った3頭で圏内を独占する末脚決着
・9頭立ての4番枠から五分のスタートを切るとほとんどニュートラルで逃げ馬の外の2番手を追走した、向正面では内の逃げ馬と併走するような形で落ち着いて追走できていた、勝負所ではポジションは変えずに残り400m付近から促されると内の馬にかわって先頭に立って直線へ、直線ではそれなりに脚を伸ばすと後続との差を広げて3馬身差で優勝、ここでは力が違った

【3】中京1600m1勝クラス:2着:4ヶ月:ルメール
・陣営は「素質は高くもっと上を目指せる馬。昇級でも、ここは通過点だと思っている」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で、併せ馬も行われていた
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中35.8 – 59.2 – 34.8の後傾1.0で、前半4Fを12.9 – 11.7 – 11.2 – 11.4と加速して速めに入ると、後半4Fは12.0 – 11.9 – 11.2 – 11.7と残り2Fからの加速が大きな展開で、上位の上がりを使った馬が上がり順のまま圏内を独占する末脚決着
・7頭立ての5番枠から外へ張るようにスタートを切ると、外の馬と接触したが大きな不利はなく出て行って好位の外を追走した、道中は少しずつ前との差を詰めるような形で落ち着いて追走できていた、勝負所では少しコーナリングしづらそうにしながら逃げ馬の外でまわってくるとそのままのポジションで直線へ、直線では上がり2位34.8の脚で伸ばしたが0.1秒差の2着まで
・現状直線で目を見張るような脚は使えておらず、末の鋭さというよりは先行力や持久力で勝負するタイプの可能性も

3歳

【4】きさらぎ賞:8着:2ヶ月:ルメートル
・陣営は「道中で掛かるところがある点は鍵だが、右回りの方が走りはいい。千八で勝った馬で、素材がオープン級なのも確か。楽しみです」とコメントしていた、追い切りは初の関西への輸送を考慮されてか単走オンリーで、1週前のWでは自己ベスト81.4 – 65.0 – 11.6が出され、当週は坂路で終い重点だった
・レースは開催11日目(Cコース2日目)の馬場の中35.6 – 60.2 – 34.4の後傾1.2で、道中を平均ペースで進めると、ラスト3Fは12.0 – 11.1 – 11.3と残り2Fからの加速が大きな展開で、4角で9番手以下から上位の上がりを使った馬のワンツー決着
・中枠から五分のスタートを切ると内の馬が外へ張るような進路取りでこちらが少し頭を上げるようなシーンがありながら中団の後方を追走した、道中はこれまでと比較すると馬群で収まりきらない様子だった、3角手前では進路を内へ切り替えると中団のインを確保した、勝負所では最内の進路のまま前との差を詰めると好位のインの位置取りになって直線へ、直線では本馬なりに脚は使っているように見えたが上位争いには加われず8着まで
・レース後鞍上は「ゲートも速くなくて、向正面で行きたがった。その分、直線でも余力がなくなってしまった。今日は若さを見せてしまった」とコメントしていた
・4角では少し膨らむようにコーナリングしており、まわりというよりはコーナリングそのものが現状得意ではない
・直線では右手前のまま走っている時間が長く、この辺りからまだ幼い面を感じさせる

【5】中山1600m1勝クラス:2着:1ヶ月半:ルメール
・陣営は「前走は輸送もあったが、テンションが上がった。メンコ着用で軽減できれば」とコメントしていた、追い切りは前走に続いて単走オンリーで、速めの時計は当週に出されていた、4戦連続の馬体増で518kgになっていた
・レースは開催7日目(Aコース7日目)の馬場の中35.1 – 59.5 – 35.3の前傾0.2で、道中をミドルペースで進めると、ラスト3Fは12.1 – 11.6 – 11.6と残り2Fからの加速が大きな展開
・9頭立ての7番枠からスタートすると少し出して行って中団の外を追走した、道中は少し口を割るシーンもありながらポジションを変えずに進めると、勝負所でも同じポジションのまま加速して中団の大外から直線へ、直線ではキレる様子ではなかったものの上がり最速34.8の脚で前に迫ったが、好位から抜け出した勝ち馬には迫りきれずに0.1秒差の2着まで

【6】東京1600m1勝クラス:1着:2ヶ月:ルメール
・陣営は「この中間は負荷をかけて調整した。その効果で心身ともに良くなった感じです」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で併せ馬も行われていた、1週前には自己ベスト81.3 – 63.8 – 11.7が馬なりで出されていた
・レースは開催10日目(Bコース4日目)の馬場の中36.6 – 60.6 – 33.8の後傾2.8で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.5加速して11.6 – 11.0 – 11.2と伸びる展開で、4角で4番手以内の馬で4着までを独占する先行決着
・中枠からスタートするとスムーズに出て行ってハナへ、道中は競りかけられることもなくマイペースで落ち着いて走ることができていた、勝負所でも難なく進めてくると2番手から1馬身ほどの差の先頭で直線へ、直線では反応して脚を伸ばすと馬群から抜け出して0.2秒差で優勝
・マイル戦でもテンに速い馬がおらず、マイペースで逃げられたのが大きかった

【7】福島1800m2勝クラス:1着:2ヶ月:戸崎
・陣営は「能力はここでも通用。あとは対応できると思うが、4つのコーナーは鍵かな」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で併せ馬も行われていた、3歳で斤量は3kg軽い55kg
・レースは開催7日目(Bコース3日目)の馬場の中36.1 – 60.9 – 35.5の後傾0.6で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.6加速して11.6 – 11.7 – 11.8 – 12.0とわずかずつながらゴールへ失速する展開で、上位の上がりを使った馬が1, 2着、4角で3番手以内の馬が3, 4着して0.1秒差に4着までが収まる接戦決着
・外枠からスタートすると枠なりに出て行って中団後方の外を追走した、道中はマイル戦で逃げた後だったが比較的落ち着いて追走できていた、向正面では少し促されて3角では中団の外の位置取りとなっていた、勝負所では内から4頭目のラインをまわって加速すると中団前目の外になって直線へ、直線では速い脚ではなかったものの少しずつ脚を伸ばすと抜け出して優勝
・直線でキレる脚を使えるタイプではないため、末脚比べの展開よりは持久力も問われるような展開が好ましいのでは

【8】東京1800m3勝クラス(稍重):2着:3ヶ月半:戸崎
・陣営は「休む前より体がしっかりしたので、比較なら出来は前走以上。ここでも通用」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で、1週前には6F自己ベストの80.9 – 64.2 – 11.6が出されていた、ハンデ55kg
・レースは開催9日目(Bコース3日目)で小雨の降る稍重の中34.9 – 57.5 – 35.9の前傾1.0で、前半を11.4以下が続く持続的なハイペースで進めると、ラスト4Fは11.7 – 11.8 – 11.8 – 12.3と伸ばしながら上がりを要する展開
・10頭立ての7番枠からスタートすると枠なりに中団の外を追走した、道中は少しだけ抑えられながらも折り合いの中で追走できていた、勝負所では内から2列目をまわってくると残り700m付近から促されて中団後方の外目から直線へ、直線ではじわじわと伸びて前との差を詰めると、ラストは先に抜け出した馬に迫ったがハナ差交わせずタイム差なしの2着まで
・ラストは上がり最速35.0の脚を使ったが、道悪のハイペースで東京としては上がりを要する展開だったように、高速上がりで末脚比べというよりは持久力も活かして脚を伸ばしたいタイプ

結論(再掲)

■末がキレるタイプではなく持久力も活かしたいタイプのため、スローペースの横一線からの末脚比べよりは、道中のペースもある程度流れた中で長く脚を使う展開が好ましく、道中でしっかりと抱えてくれる岩田康ジョッキーが騎乗した際にはこの形で脚を伸ばして上がり最速を使っている
■新潟大賞典の後には鞍上も陣営も敗因の1つとして馬場をあげており、道悪よりは時計の出る良馬場の方が向くタイプ
■ダートを2戦使われた後には馬がパンとしてパフォーマンスが一段アップしており、エプソムCで3着した後には鞍上が「(前略)能力があって重賞は勝てると思う」と強気のコメントをしていた
■毎日王冠に向けては道中がスローペースになって速い脚比べになると分が悪いものの、反対に道中のペースが流れて先行馬もある程度楽ではない展開になれば脚を伸ばせるシーンも想像できる、斤量も軽い3歳馬が出てくる中では実力を強気に評価できる位置ではないものの、これらに混ざる形で人気が控えめであれば相手に評価してもよい、人気と展開予想次第では拾う想定で

Gregory