今回は東京新聞杯にトライ。昨年も新年1発目のレースとして指名し、◎ファインルージュで気持ちいの良い新年一発目となりました。今年も最高な2023年のスタートを切れるようしっかり分析していきます。
簡単には分析結論をご覧いただければ、ポイントがわかるかと思います。
レース概要・分析結論
【概要】
過去5年はいずれも1回東京4日に行われ、馬場は11月末のジャパンCを最後に休ませた後、C→Dコースに変更されての4日目。フルゲートは16頭で斤量は別定57kg(昨年までは56kg)、収得賞金3000万円超過馬は超過額2000万円ごとに+1kg。
【結論】
■SS系×デインヒル系の血統からは過去5年で6頭の馬券圏内馬が出ており、注目血統
■東京競馬場らしく上位の上がりを使った馬が圏内に好走してはいるが、過去5年の1着馬は4角位置が(2018年から)7,6,6,4,13番手、上がりは4,4,5,6,1位で、後方から上位の上がりを使った馬が勝利したのは2022年のみ、先行馬が多かったり、馬場が外差しに寄ってくれば再考の余地はもちろんあるが、基本1着はある程度流れに乗ってポジションを確保し、そこから直線でもうひと脚使えるタイプを評価したい
■ペースの流れた2019年に見るように、道中締まったラップになると外を追走するロスは大きく、道中および直線で内目を通った馬が上位に進出するパターンがあることを抑えておきたく(内枠や直線内の馬に有力馬がおらず内目の馬が不発に終わる2021年のようなパターンもあるため注意)、ペースが緩んだ2018年を含めても過去5年で7.8枠からは連対馬が出ていない
■2019年2人気5着タワーオブロンドン、2021年2人気7着トリプルエース、2022年3人気12着ホウオウアマゾンなど、距離適性が短めの人気馬が凡走している例が多く、冬場の芝でかつペースがある程度流れるとタフになり、ポジションを取りに行くタイプのスプリント寄りの馬たちには厳しい展開になる
過去レース分析
【入り3F/5F、上がり3Fの平均】
過去5年:34.8 – 58.3 – 34.5
2018年
35.4 – 60.0 – 34.1 :1:34.1 (良):16頭
【所見】
■過去5年の中で入りの3F/5Fが最も遅く、それ故に上がりは最速、勝ち時計は最も遅かった、向正面から4角までは芝が禿げた部分が目立っており、茶色くなっていた
■レースは前半スローで進めると残り3Fから1.3加速して11.1 – 11.0 – 12.0と伸びる展開
■先に記載のように馬場は多少荒れていたように見えたが、直線は幾分マシで最内を突いたサトノアレスが上がり最速で2着していることを考えるとDコースで開催が始まって4日目の時点でまだまだ内目も使えた
■過去5年で見て最もスローな展開だった影響か、道中終始外をまわったダイワキャグニーや後方から上がり最速を使ったサトノアレスが馬券圏内したが、優勝馬は中団からある程度末脚を伸ばしたリスグラシューであった
【好走馬】
■3人気1着:4枠8番:牝4歳:リスグラシュー:ハーツクライ×欧州型:前走エリ女7人気8着
・東京マイルでは2歳時にアルテミスS勝ちがあり、マイルは桜花賞以来であった、斤量は+1kgの55kg
・中枠から五分のスタートを切ると内目に寄せて中団の馬群を追走した、勝負所も馬群に包まれたまま進めると直線も外に出さず内目、残り400m手前で前が開いて追われると上がり4位の脚で抜け出して優勝
・若駒時のマイルでの成績(桜花賞2着など)からこの時の適性は長めの距離よりマイルにあったことが見抜けていれば、実力も相まって高評価できたか
■5人気2着:2枠3番:牡4歳:サトノアレス:ディープ×デインヒル系米国型:前走キャピタルS(OP)(東京1600m)2人気2着
・朝日杯FSの勝ち馬で、前走の東京マイルOPでは道中緩み切らないラップを内枠から上がり最速で2着していた、斤量は+1kgの57kg
・内枠から遅めのスタートを切ると内目に寄せて後方の最内を追走した、そのまま終始最内を追走すると4角でも後方の最内から直線へ、直線でも最内を突くと前が開いて上がり最速で抜け出しにかかったが先に中団から抜け出した勝ち馬を捉えきれず2着まで
・それまで不良だった富士Sを除いてマイルでは連対を外していない点や前走含めて上がり上位の常連だった点を評価できるとよかったか
■2人気3着:8枠15番:牡4歳:ダイワキャグニー:キンカメ×SS:前走中山金杯3人気5着
・東京マイルでは前々走にキャピタルSで先行しての優勝があった
・外枠からスタートすると枠なりに中団の外を追走した、勝負所もそのまま外をまわって前から3列目付近の大外から直線に入ると直線では長く脚を使ってゴール前で馬群から抜け出しての3着
・東京ではマイル以外でも2000mOPのプリンシパルS優勝、3歳馬ながら毎日王冠0.2差の4着など実績があり、この辺りを評価できるとよかったか
【凡走人気馬】
■1人気9着:8枠16番:牡6歳:グレーターロンドン:ディープ×欧州型:前走ディセンバーS(OP)(中山1800m)1人気3着
・東京マイルでは3勝クラス勝ちや前年の安田記念4着があり、他距離では毎日王冠3着など実績があった、末脚はそれまで32秒台を2度使っているようにキレるタイプで、後方から末脚を伸ばす競馬がほとんどだった
・大外枠からスタートすると、それまでの競馬とは一転前に行って好位の外を追走した、道中も外をまわると1列目の内から5頭目付近から直線へ、残り400m付近から追い出されたが周りと同程度の脚になり、2着と0.2秒差の9着
・その後後方から末脚を伸ばす競馬でマイル重賞を制していることを考えると、ここは先行したことで力を出せなかった可能性が大きい
2019年
34.5 – 57.2 – 34.7 :1:31.9 (良):15頭
【所見】
■過去5年の中で入りの3F/5Fが最も速く、勝ちタイムも最速
■レースは序盤は6枠と7枠の馬でハナ争いをしたことで12.3 – 10.9 – 11.3 – 11.2と緩まず、道中は11.5以下が続く持続的な展開で、ラスト4Fは11.5 – 11.3 – 11.5 – 11.9と加速が少なくラスト3Fはゴールへ失速するラップ
■馬券圏内は道中および直線で内目を追走した中団から中団後方の馬で決まっており、開催4日目のDコースの馬場ではまだ内が使えるために、道中ある程度締まったラップになるとインを走る利が大きくなる可能性
■馬券圏内馬の上がりは1.2.3着の順で4.5.3位であり、道中締まったラップになると追走力も求められるために、後方から上がり一辺倒の競馬より、ある程度のポジションを取ったところから直線でもう一度伸ばせるような脚をもった馬が優位か
■この後スプリント戦線へ行ったタワーオブロンドンが人気して圏内を外しており、締まったラップになると適性がスプリント寄りの馬は最後の直線で末伸ばせない形になる
■前年10月の富士Sを制したロジクライが人気して圏内を外しており、成長著しい4歳馬が追加斤量なしで出走してくることもある本レースでは、富士Sよりレースレベルが上がったり、6歳以上馬の衰えと4歳馬の成長で実力が逆転する現象が起きるために、4歳馬など若い馬には注意が必要か
【好走馬】
■1人気1着:2枠2番:牡4歳:インディチャンプ:ステイゴールド×キンカメ:前走阪神1600m3勝クラス1人気1着
・当時関東への遠征経験がなく、マイルの条件戦を連勝中であった
・内枠からアオるように出遅れたがすぐさま内目を盛り返して中団のインを追走した、3角からは自分より前にいる各馬が最内を開けて追走していたために最内をまわっていた本馬は楽に内を上がっていくことができた、直線も周りに馬が少なく余裕あるインコースから進入すると内目のコース取りのまま残り200mで抜け出し、ラストは若干迫られたが凌いで優勝、上がりは4位だった
・条件戦を連勝していた強い4歳馬がロスのない競馬をしての勝利
■6人気2着:4枠6番:牝5歳:レッドオルガ:ディープ×欧州型:前走ターコイズS6人気6着
・東京のマイルでは先行して条件戦を数戦勝っていた実績があった
・中枠内目からスタートすると内に入れきれず中団馬群の内目を追走した、そのまま直線へ進入すると残り400mから追い出されラストまで脚を使うと勝ち馬に迫ったが交わせずの2着、上がりは5位
・条件戦でも東京マイルに実績があった点を評価できるとよかったか
■4人気3着:1枠1番:牡5歳:サトノアレス:ディープ×デインヒル系米国型:前走阪神C(稍重)5人気15着
・朝日杯FSの勝ち馬で、前年の本レースの2着馬、前年の安田記念では後方から上がり最速で4着していた
・最内枠からスタートすると中団後方のインの勝ち馬を見る位置で追走した、そのまま直線へ進入すると勝ち馬を追いかけるように伸び上がり3位を使ったが3着まで
・中団より後方から上がりを使った内差しで2年連続の好走
【凡走人気馬】
■2人気5着:3枠5番:牡4歳:タワーオブロンドン:米国型×欧州型:前走キャピタルS(OP)(東京1600m)2人気2着
・マイル戦では朝日杯3着やアーリントンC優勝があったが後の戦績を見るとスプリント戦に適性があった、斤量は+1kgの57kg
・内目の枠からスタートすると中団の前目を追走した、道中もスムーズで直線でも邪魔なく追われたがラストは脚を伸ばしきれず5着まで
・レース後鞍上は「体が重かったです、直線で脚がなく、残り50mでは馬が疲れていました」とコメントしており、体が増えてまさに適性がスプリントに寄っていっている時期で、道中締まってラストはゴールへ失速する展開のマイルでは厳しかった形
■3人気9着:6枠10番:牡6歳:ロジクライ:ハーツクライ×米国型:前走マイルCS6人気14着
・前年に似たような展開の富士Sを勝利するなど実績があった、斤量は+1kgの57kg
・中枠外目からスタートすると出して行ったがさらに外の7枠から速い馬がおり2番手のインコースを追走した、直線も内目から進入したがラストは垂れての9着
・6歳、斤量、同型多などの要素で嫌いたかった
2020年
34.7 – 58.1 – 34.9 :1:33.0 (良):16頭
【所見】
■過去5年で見ると、この後の2021年、2022年と似た入りの3F/5Fタイムになっているが、上がりが34.9と過去5年で最もかかっており、勝ちタイムは2番目に遅かった
■レースは序盤から道中は平均ペースで進めると残り3Fから0.3加速して11.5 – 11.6 – 11.8とゴールへ失速する展開
■馬券圏内馬の上がりは1.2.3着の順で5.2.9位であり、道中で平均〜若干ハイペースになると、直線では中団ほどの位置取りにいてラストまで脚を伸ばせるタイプが有力で、差し込めるのはロスのない道中から直線でも内目を突けるような馬か
■前走マイルCS組が3頭出走し(7着:クリノガウディー、11着:プリモシーン、15着:レイエンダ)、その内2頭で1.3着しており前走マイルCS組は素直に地力を評価して要注目
■勝ちタイムや6歳馬が人気していたことを考えると例年と比較すると低調なメンバー構成で、人気馬が出遅れたりしたことで人気馬総崩れとなった、メンバーが団子状態の時は展開向きそうな人気薄から入るのも手か
【好走馬】
■4人気1着:1枠1番:牝5歳:プリモシーン:ディープ×デインヒル系米国型:前走マイルCS9人気11着
・東京マイルではVM2着など実績があった、斤量は+2kgの56kg
・最内枠からスタートすると中団少し前目のインを追走した、3角までに前に3着馬クリノガウディーが割って入ると一つ外側にスイッチして内から2頭目を追走した、直線では外に出されると上がり5位の脚を使って抜け出して優勝
・素直にコース実績を評価して最低でも紐には持っておきたかった
■6人気2着:6枠12番:牝4歳:シャドウディーヴァ:ハーツクライ×デインヒル系米国型:前走中山1800m3勝クラス2人気1着
・東京ではフローラS2着があったが、マイルは初めてだった
・外目の枠からスタートするとスタートの400mで内に寄せていき残り1200m地点では後方のインを追走した、そのまま勝負所も最内をまわってくると直線でも内目を追われた、各馬外へ出されたことで内目はゆとりがあった、上がり2位で伸びるも先に抜け出した勝ち馬を交わせず2着まで
・4歳、初のマイルで適性が未知、東京実績はある、という要素で拾えるとよかったか
■5人気3着:7枠13番:牡4歳:クリノガウディー:スクリーンヒーロー×米国型:前走マイルCS12人気7着
・マイルでは朝日杯2着の実績があり、前年の富士Sでは後方から上がり3位で4着していた
・外枠からスタートすると先行して強気に内へ入れていき残り1300m地点では最内を確保し先行のインを追走した、勝負所から直線も内目を通ってくると上がりこそ9位だったがラストまで脚を伸ばして3着
・好位からしぶとい脚を使うタイプである点を評価したかった
【凡走人気馬】
■3人気4着:3枠5番:牡6歳:サトノアーサー:ディープ×デインヒル系米国型:前走キャピタルS(L)(不)(東京1600m)2人気6着
・東京では重馬場のエプソムCを勝つなど1800mで実績があった
・内目の枠からスタートすると内に入れる素振りなく先行の外目を追走した、その後はスムーズに追走し直線で外目に出されるとゴールまで伸びたがわずかに圏内に届かずの4着
・レース後鞍上は敗因の一つとして10kgの馬体増をあげており、6歳休み明けでの馬体増は純粋に絞りきれていなかった可能性
■2人気6着:1枠2番:牡4歳:ヴァンドギャルド:ディープ×欧州型:前走東京1800m3勝クラス(重)1人気1着
・東京では東スポ杯3着、前走の3勝クラス勝ちなどがあり、マイルも阪神や京都で好走していた、条件戦を3連勝中であった
・内枠からゲートでの駐立悪くアオるように出遅れるとインコースをすぐに盛り返して中団のインを追走した、直線では徐々に外に出されながら追われると上がり5位を使ったが3着から0.1差の6着まで
・実力も伴い、4歳、内枠と買いたい材料は多かったが出遅れの分馬券圏内に届かなかった形
■1人気9着:5枠9番:牡5歳:レッドヴェイロン:キンカメ×欧州型:前走キャピタルS(L)(不)(東京1600m)3人気2着
・東京マイルではNHKマイル3着や条件戦勝ちがあった
・中枠からスタートすると無理にインコースには入れず中団後方の外目を追走した、直線は馬群を突くように追い出されると上がり3位を使ったが上位争いには加われずの9着
・長期休養明けの後東京マイルで1着2着しており人気していたが、レース振りや枠の並びから位置取りが後ろになりすぎないかはしっかり検討の必要があった
2021年
34.9 – 58.1 – 34.3 :1:32.4 (良):16頭
【所見】
■過去5年で最も平均に近い流れで勝ちタイムも3位と中間
■レースは道中平均的なラップで進めると残り3Fから0.3加速して11.2 – 11.6 – 11.5という展開
■上がり上位の馬が2.3着と差し込んでいる(他の年同様道中および直線はインが良いが、本年は内を追走した馬に有力馬少なく、外目から差し込んだ組が届いた印象)が、勝ち馬は好位から上がり6位の馬で、1着で見ると上がり一辺倒よりは好位から脚を使える馬が優位か
■本年のヴァンドギャルドのように有力馬はここを叩きに使ってくるためにパフォーマンスを落とす可能性がある、陣営の狙いにも注意を払いたい
■他の年にもれずSS系×デインヒル系の馬が2.3着と好走しており、かなりの注目血統
【好走馬】
■5人気1着:5枠10番:牡5歳:カラテ:キンカメ系×米国型:前走中山1600m3勝クラス8人気1着
・東京のマイルでは1勝クラス勝ちがあったが不良馬場であった
・中枠外目からスタートすると中団前目の馬群を追走した、直線も内目を突くと前が壁になっていたが残り300mで前が開いて追われると上がり6位で抜け出して優勝
・中山での成績ではあるものの条件戦の連勝が好位から上がりを使ってのものだった点を評価したかった
■12人気2着:2枠4番:牡5歳:カテドラル:ハーツクライ×デインヒル系欧州型:前走キャピタルS(L)(東京1600m)2人気9着
・東京マイルではNHKマイル3着があった
・内枠からスタートすると内へ寄せて中団のインコースを追走した、その後も4角までは最内を追走すると直線では外目へ出された、上がり2位を使って差し込んだが内かた抜け出した勝ち馬に掬われての2着
・東京実績を評価して紐に拾えるとよかったか
■3人気3着:6枠11番:牝5歳:シャドウディーヴァ:ハーツクライ×デインヒル系米国型:前走エリ女14人気8着
・東京では前年の本レース2着や府中牝馬S2着があった
・外目の枠からスタートすると中団の外目で2着馬と並走する形で追走した、直線ではスムーズにそのまま外に出されると上がり3位で伸びたが3着まで
・SS系×デインヒル系は本レースで多く好走している注目血統で、他のレースに漏れず本レースでもリピーターには注意しておきたい
【凡走人気馬】
■1人気4着:7枠13番:牡5歳:ヴァンドギャルド:ディープ×欧州型:前走マイルCS8人気6着
・東京マイルでは前年の富士S勝ちがあった、斤量は+1kgの57kg
・外枠からスタートすると枠なりで中団前目の外を追走した、直線ではそのまま外目に出されると邪魔なく追われたが残り200mからは差し込まれて4着まで
・次戦がドバイだったことを考えるとここは叩きの色が強かった可能性、有力馬(前走マイルCSや斤量背負わされている組)は状態上げ切ってこない可能性あるため注視
■2人気7着:6枠12番:牡4歳:トリプルエース:米国型×SS:前走京都金杯4人気8着
・初の関東遠征であり、無論初の東京競馬場
・外目の枠からスタートすると出て行って2番手の外目を追走した、直線では内目を追い出されたが上がりをまとめられずの敗戦
・レース後鞍上は「距離が長いかもしれません」とコメントしており、平均からハイペースで流れるとタフになる東京マイルでは距離適性が短めの先行馬には向かないか
2022年
34.7 – 58.0 – 34.3 :1:32.3 (良):15頭
【所見】
■2021年に近く、本レースの平均に近い流れ
■レースは道中平均的なラップで進めると残り3Fから0.4加速して11.2 – 11.4 – 11.7とゴールへ失速する展開
■過去5年唯一上がり上位の馬が勝利しており、上がり上位の4頭で1 – 4着を独占したように馬場が若干外差しに寄っていた、この点は各年傾向が異なるため、当日の馬場を注視したい
【好走馬】
■4人気1着:6枠11番:牡4歳:イルーシヴパンサー:ハーツクライ×キンカメ:前走東京1800m3勝クラス1人気1着
・東京では条件戦を3連勝しており、マイルでも実績があった
・外目の枠からスタートすると内に寄せて後方のインを追走した、勝負所から直線ではできるだけロスが少ないように外目に出されると、直線、2位よりも0.8速い上がり最速33.1で差し切って優勝
・条件戦を上がり最速で連勝しておりコース実績もある、また、4歳馬で追加斤量なしなどの点を評価したかった
■1人気2着:4枠6番:牝4歳:ファインルージュ:キズナ×米国型:前走秋華賞2人気2着
・東京実績は未勝利勝ちのみだったがマイルで見ると桜花賞3着などがあった
・中枠内目からスタートすると内に入れられず中団の馬群を追走した、直線へはそのまま中団から馬群を突くように進入すると残り300m付近まで前が壁になり、その後は馬群を縫うように伸びてきた、上がり3位で抜け出したが外から上がり最速の勝ち馬に差されて2着
・桜花賞3着のマイル実績、4歳などを評価したかった
■2人気3着:5枠9番:牡6歳:カラテ:キンカメ系×米国型:前走ニューイヤーS(L)(稍)(中山1600m)1人気1着
・前年の本レースの優勝馬でリピーター、斤量は+1kgの57kg
・中枠からスタートすると中団後方の馬群で2着馬を見る位置で追走した、直線は2着馬同様若干詰まり気味だったが外から勝ち馬が抜け出してから追いかけるように伸びると上がり2位を使って3着
・6歳、57kgと減点したい材料もあったがリピーターという点を評価して紐には持っておきたかった
【凡走人気馬】
■3人気12着:7枠13番:牡4歳:ホウオウアマゾン:キンカメ×SS系:前走阪神C4人気2着
・東京での好走歴こそなかったがマイルではアーリントンC勝ち、ハイレベルのマイルCS5着などがあった、斤量は+1kgの57kg
・外枠からスタートすると出て行ったが先行する馬が多く中団前目の外を追走した、直線へは外目からスムーズに進入したが脚伸ばせず12着敗戦
・本馬は前走阪神Cで2着していたように適性はスプリント寄りで外をまわるロスの多い競馬では分が悪かったか、外枠、斤量などで嫌いたかった
Gregory