Uncategorized

ヴェラアズール 【有馬記念2022】

有馬記念の各馬分析9頭目はヴェラアズール。まさに上がり馬、条件戦から3連勝でJC勝ちを決めています。中山への適性含め未知の部分多く、しっかり見ていきたいです。全レース見るのが基本私の信条ですが、ここはタイムパフォーマンスを意識して芝レースのみの分析としたいと思います。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

有馬記念の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

ヴェラアズール:牡5歳:Kingmambo系×クロフネ:前走JC3人気1着:松山

結論

■テンがそこまで速くなく、出していきすぎると引っ掛かりそうになるところから二桁番手以下で進めることが多く、4角では中団より後方から直線に進入する競馬をしてくる
■芝のレースでは全て上がり最速を使っており、そのうち5戦で34.0以下を使うなどキレる脚に強みがあり、直線が長いコースでの上がり勝負に適性がある
■阪神外回りや東京などの大箱コースでは上記の強みを遺憾無く発揮しているが、中山ではインコースの馬が早々にバテない限りは勝負所から直線で外をまわすことになると見ており、展開によっては大きな不利となる、基本は消しの方向で

全レース分析

5歳

【17】阪神2600m2勝クラス(稍重):1着:2ヶ月:岩田望
・追い切りはCW主体の週末坂路で全て単走、最終追いは終い重点、馬体は+10kgしていた、ハンデ55kg
・レースは重から稍重に変わったばかりの中35.5 – 61.7 – 35.3で道中は平均くらいのペースで進めると残り3Fから0.3加速して11.8 – 11.4 – 12.1という展開
・最内枠からスタートすると若干行きたがるところを見せながら中団のインを追走した、勝負所も最内を周ってくると内目から直線へ、上がり最速を使って馬群の間を突くように伸びてくると差し切って優勝

【18】中山2500m3勝クラス:3着:1ヶ月:岩田望
・追い切りは1週前CWで自己ベスト6F79.7 – 11.6が出され、当週は坂路で単走、ハンデ55kg
・レースは29.8 – – 35.5で、序盤ある程度飛ばしたところから道中は緩んで、残り3Fから0.7加速すると12.4 – 11.5 – 11.6と最後まで伸びるようなラップ
・中枠からスタートすると折り合いをつけながら後方の外を追走した、道中スタンド前では頭を上げて行きたがるようなところもあった、勝負所では外に出されて3、4角では終始外を周りながら上がってくると大外から直線へ、2位より0.5速い上がり最速を使ったが先に抜け出した2頭には並びかけられずの3着

【19】東京2400m3勝クラス:3着:1ヶ月:戸崎
・追い切りはCWから坂路でいずれも単走、1週前のCWでは自己ベスト6F78.7 – 11.8が出されていた、最終追いの坂路も単走で51.1 – 12.4
・レースは36.3 – 60.9 – 35.1で、道中は平均からややスローな流れから残り5Fから0.6加速すると11.8 – 11.8 – 11.5 – 11.8 – 11.8とラストまで伸びる展開
・外枠からスタートすると枠なりに後方の外目を追走した、道中は向正面で最内にスイッチした、勝負所も最内を回ってくると後方のインから直線へ、最内を追われて上がり最速を使うとラストまでよく伸びてはいたが競り負けての3着

【20】東京2400m3勝クラス:1着:1ヶ月:ルメール
・追い切りはCWからの坂路で、時計はこの馬としては平凡、ハンデ56kg
・レースは38.3 – 63.8 – 34.3で序盤ドスローの展開から残り4Fから0.7加速すると11.4 – 11.2 – 11.3 – 11.8というラップ
・中枠からスタートすると、今までより鞍上がポジション取りに行ったことで1角あたりで頭を上げる仕草を見せながら中団外目を追走した、勝負所は馬群の加速について行くと前から2列目の馬群から直線へ、上がり最速を使うと抜け出して優勝

【21】京都大賞典(阪神2400m)(稍重):1着:4ヶ月:松山
・追い切りはCW主体の週末は坂路でいずれも単走、馬体重は+8kgしていた
・レースは35.8 – 60.7 – 33.9で、残り4Fから0.5加速すると11.9 – 11.3 – 10.9 – 11.7と伸びる高速上がり戦
・中枠外目からスタートすると押して出していくと引っ掛かりそうな様子で後方の外目を追走した、勝負所も少しづつ外に出しつつ進めると直線に入ってからしっかり追い出された、外から2位よりも0.5速い上がり最速で伸びると差し切って2馬身半差の圧勝

【22】ジャパンC:1着:1ヶ月半:ムーア
・追い切りはCW主体の週末坂路でいずれも単走
・レースは36.3 – 61.1 – 34.2で、残り4Fから0.4加速すると11.7 – 11.4 – 11.3 – 11.5とラストまで伸びるような展開
・内目の枠からスタートすると出して行って中団のインを追走した、道中も馬群で進めて若干行きたがる部分はあったが鞍上が上手くなだめていた、勝負所から直線でも内目をまわると前が壁になりかけていたが馬群を縫うように鞍上が誘導し上がり最速で抜け出して優勝
・直線数回詰まりかけていたことを考えれば、初めから前が開いていたらより離しての勝利になっていた可能性がある

結論(再掲)

■テンがそこまで速くなく、出していきすぎると引っ掛かりそうになるところから二桁番手以下で進めることが多く、4角では中団より後方から直線に進入する競馬をしてくる
■芝のレースでは全て上がり最速を使っており、そのうち5戦で34.0以下を使うなどキレる脚に強みがあり、直線が長いコースでの上がり勝負に適性がある
■阪神外回りや東京などの大箱コースでは上記の強みを遺憾無く発揮しているが、中山ではインコースの馬が早々にバテない限りは勝負所から直線で外をまわすことになると見ており、展開によっては大きな不利となる、基本は消しの方向で

Gregory

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA