ラジオNIKKEI賞の各馬分析12頭目はエキサイトバイオ。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
ラジオNIKKEI賞の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)
エキサイトバイオ:牡3歳:レイデオロ×ゼンノロブロイ:前走京都2000m1勝クラス(不良)6人気2着:荻野
結論
■デビューから2戦は行き脚がつかず後方からの競馬をしていたが、それ以降はスタートも二の脚も徐々に改善し、前走には速いスタートと二の脚で好位に取り付く競馬ができていた
■また、折り合いについてもデビュー当初は最初のコーナーで頭を上げるような所があり未勝利を勝った際のレース前の陣営コメントでは「気負って走る分、勝負どころから切れ負けする」と言及されていたが、前走は馬の後ろに入るとしっかりと落ち着いて追走して4角も比較的楽な手応えで直線に向けており、気性についても成長が見受けられる
■未勝利戦を5戦使われていても上がり最速がないようにキレる速い脚が使えるタイプではないものの、直線では減速しないような脚で比較的長く脚を使えるタイプである
■レイデオロ×ゼンノロブロイという血統構成とこれまで2000m戦のみを使われている所からも開幕週のローカル1800mで行われるラジオNIKKEI賞に向けてはややスピード要素が不足している印象ではあるものの、前走は速い脚で出て行って好位での競馬ができており近走の成長ぶりを考えるとここでも前目のポジションを取って競馬ができる可能性はある、前走に1勝クラスを勝てなかった点もここで斤量を背負わされないという意味ではプラス、相手には
全レース分析
2歳
【1】京都2000m新馬:8着:鮫島
・陣営は「粗削りの走りだけど、脚力は秘めている。二千くらいの距離も合いそう」とコメントしていた、追い切りは併用で2週前にはWで79.7 – 65.5 – 12.1が出されていた、当週は坂路で終い垂れるような時計で併せ遅れ
・レースは開催3日目(Aコース3日目)の馬場の中37.3 – 62.3 – 34.2の後傾3.1で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.6加速して11.4 – 11.3 – 11.5と伸びる展開で、4角で6番手以内の馬が4着までを独占する先行決着
・外枠から出負け気味のスタートを切ると控えて内へ入れて後方のインを追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では3角手前から肩ムチを入れられて前との差を詰めると後方のインのまま直線へ、直線ではそれなりに脚を使って上がり3位だったが前との差を詰められるほどではなく8着まで
【2】中京2000m未勝利:4着:2ヶ月:小沢
・陣営は「新馬戦は口向きの悪さを見せて、消極的な競馬に。ケイコでは改善している」とコメントしていた、追い切りは坂路オンリーで1週前には自己ベスト53.2 – 12.4が出されて併せ遅れていた、当週は終い重点の時計で単走
・レースは開催5日目(Bコース1日目)の馬場の中36.8 – 62.3 – 35.3の後傾1.5で、道中をスローペースで進めると、ラスト4Fは12.9 – 12.3 – 11.3 – 11.7と残り2Fからの加速が大きな展開
・外枠から五分のスタートを切ると出て行って中団の外を追走した、道中は前走と比較すると手綱と喧嘩して少し行きたがっていた、向正面では外から少しポジションを押し上げると3角では中団前目の外になった、勝負所では早めから促されて外をまわると好位の外から直線へ、直線では馬群から抜け出しにかかってゴールまで脚を使って伸びたが、先に抜け出した組に及ばず4着まで、5着は4馬身離していた
3歳
【3】中京2000m未勝利:3着:中2週:小沢
・陣営は前走について「外枠でロスの多い立ち回りになったのが響いた。展開ひとつでもうひと押しを」とコメントしていた、追い切りは坂路で単走軽めオンリー
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中37.2 – 62.2 – 35.2の後傾2.0で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.7加速して12.1 – 11.5 – 11.6と残り2Fからの加速も大きな展開で、同率を含めて上がり2位以内を使った3頭で圏内を独占した
・中枠からスタートすると出て行って好位の馬群を追走した、序盤は少し行きたがっていたが向正面で馬の後ろにしっかりと入ってからは落ち着いて追走できていた、勝負所では好位馬群の内目のまま馬群の加速に付き合って直線へ、直線では綺麗に前が開いて追われると本馬なりに脚を使ったが先に抜け出した勝ち馬から0.5秒差の3着まで
【4】中京2000m未勝利:4着:2ヶ月半:小沢
・陣営は「左回りの中京を目標に調整。休養効果で素軽くなったし、メンバーひとつで」とコメントしていた、追い切りは坂路単走オンリーで1週前には自己ベスト53.1 – 12.7が出されていた
・レースは開催1日目(Aコース1日目)の馬場の中35.7 – 60.4 – 35.5の後傾0.2で、道中をミドルペースで進めると、ラスト4Fは12.7 – 12.2 – 11.5 – 11.8と伸びる展開で、上位の上がりを使った2頭でのワンツー決着
・外枠からスタートすると出て行って枠なりに好位の外を追走した、道中は前に馬を置けず少し行きたがっていたが折り合いの中ではあった、勝負所では手綱を抱えられたまま馬群の加速に付き合うと前に並びかけて行って1列目の内から3頭目になって直線へ、直線では本馬なりに脚を使って4頭での争いに持ち込んだが他3頭に伸び脚で劣ってしまい4着まで、5着は3馬身離していた
【5】中京2000m未勝利:1着:中1週:川田
・陣営は「気負って走る分、勝負どころから切れ負けする。中1週でも体調は良さそう」とコメントしていた、追い切りは坂路で単走馬なりが1本
・レースは開催6日目(Bコース2日目)の馬場の中36.8 – 62.4 – 34.9の後傾1.9で、道中をスローペースで進めるとラスト4Fは12.4 – 12.0 – 11.3 – 11.6と残り2Fからの加速が大きな展開で、4角1, 2番手の馬がワンツーし、上がり最速で伸びた差し馬が3着した
・大外枠からスタートすると出して行って2番手の外を追走した、序盤には相変わらず頭を上げて行きたがるような素振りあったが向正面では落ち着いて追走できていた、勝負所では残り4Fから逃げ馬に並びかけていくと逃げ馬と並ぶように内から2頭目から直線へ、直線では内の逃げ馬との叩き合いになったが競り勝って優勝
・速い脚はないものの使える脚は長いタイプ
【6】京都2000m1勝クラス(不良):2着:1ヶ月半:松山
・陣営は「前走で上手な競馬ができたし、ジワジワと成長している。今なら右回りでも」とコメントしていた、追い切りは坂路で単走オンリーで終い重点の時計だった
・レースは開催7日目(Dコース1日目)で曇りで乾いていく不良馬場の中35.8 – 60.6 – 35.7の後傾0.1で、道中をミドルペースで進めると、ラストは残り4Fから0.7加速して11.9 – 11.8 – 12.0 – 11.9と伸びる展開で、上位の上がりを使った3頭で圏内を独占した
・内枠から好スタートを切ると出て行って前に逃げ馬を見る好位のインを追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では手綱を抱えられたまま馬群の加速に付き合うと好位のインから直線へ、直線では最内へ進路を取って脚を伸ばして上がり2位35.5を使ったが外から伸びた勝ち馬にクビ差交わされて2着まで
結論(再掲)
■デビューから2戦は行き脚がつかず後方からの競馬をしていたが、それ以降はスタートも二の脚も徐々に改善し、前走には速いスタートと二の脚で好位に取り付く競馬ができていた
■また、折り合いについてもデビュー当初は最初のコーナーで頭を上げるような所があり未勝利を勝った際のレース前の陣営コメントでは「気負って走る分、勝負どころから切れ負けする」と言及されていたが、前走は馬の後ろに入るとしっかりと落ち着いて追走して4角も比較的楽な手応えで直線に向けており、気性についても成長が見受けられる
■未勝利戦を5戦使われていても上がり最速がないようにキレる速い脚が使えるタイプではないものの、直線では減速しないような脚で比較的長く脚を使えるタイプである
■レイデオロ×ゼンノロブロイという血統構成とこれまで2000m戦のみを使われている所からも開幕週のローカル1800mで行われるラジオNIKKEI賞に向けてはややスピード要素が不足している印象ではあるものの、前走は速い脚で出て行って好位での競馬ができており近走の成長ぶりを考えるとここでも前目のポジションを取って競馬ができる可能性はある、前走に1勝クラスを勝てなかった点もここで斤量を背負わされないという意味ではプラス、相手には
Gregory