過去レース分析

過去レース分析 【大阪杯2025】

大阪杯にトライ。ずいぶん当たってないレースです。今見ても難しいレースが多いね。

簡単には分析結論をご覧いただければ、ポイントがわかるかと思います。

レース概要・分析結論

【概要】
過去5年はいずれも2回阪神4日に行われているが、下記のようにコースの使用回数が異なる。
2020・2024年:1回阪神を8日間使った後、連続で開催の2回阪神4日目でBコース初週
2021 – 2023年:1回阪神を12日間使った後、連続で開催の2回阪神4日目でAコース最終週
加えて、今年は馬場改修後となるため開催中の馬場読みは例年以上に重要である。少なくとも今年と同様にBコース初週で行われたのは2020・2024年の2年。
フルゲートは16頭で斤量は58kg、牝馬2kg減。

【結論】
■スタート直後が急坂のため序盤はラップが落ち着きやすく、勝負所の残り4F地点(3角付近)からの下り坂でペースアップを開始するラップになることが多いため、スローペースを先行して好位を確保した馬が、脚を残したまま勝負所の残り4F地点を迎えることで、3, 4角のコーナー部分のラップが速くなり、外をまわる組のロスが相対的に大きくなりやすいため、内と先行が有利、外差しが不利なレース展開となりやすい
■少頭数でレースラップの動きも少なかった2020年は上記の傾向通りに道中で4番手以内を追走した馬が圏内を独占したが、向正面でまくりが入って残り6Fから加速するロングスパートとなった2024年には勝負所で最内を追走して距離ロス省いたルージュエヴァイユが11人気3着しており、先行馬に加えてどの程度内差しの馬の評価を上げるかは展開予想により上げ下げしたい
■上記のように内差しが入る可能性はあるものの、過去9年の勝ち馬はいずれも4角5番手以内であり、特に1着までを考えるのであれば好位の馬を評価したい(10年前は不良馬場で4角11番手から上がり最速のラキシスが勝利)
■基本は好位が取れる先行馬を評価して購入する頭数を絞れる馬券を軸とし、レース展開や隊列について強気の仮説が持てるのであれば、その形のレースで妙味が取れる馬から入る買い方も

過去レース分析

【入り3F/5F、上がり3Fの平均】
過去5年:35.7 – 59.6 – 35.4 (後傾0.3)
良馬場4年:35.7 – 59.6 – 35.0 (後傾0.7)
道悪1年:35.6 – 59.8 – 36.8 (前傾1.3)

2020年

36.9 – 60.4 – 34.2 (後傾2.7):1:58.4 (良):12頭

【所見】
■過去5年で最も頭数の少ない12頭立て、入りの3F/5Fが過去5年で最も遅く上がりは最速のスローペース、勝ち時計は同率の3位で良馬場では最も遅かった
■レースは序盤をスローペースで入ると、向正面で前2頭が離してラップ少しが早まる区間はあったものの5F通過は60.4、勝負所は下り坂の始まる残り4Fからで、0.4加速すると11.7 – 11.3 – 11.2 – 11.7と伸びる高速4F戦
■実力馬が好位を追走する競馬で展開が向いた面はあったものの、馬券圏内馬はいずれも1角で4番手以内の先行決着(4着馬は直線で内差し)
■少頭数のため直線で進路がなかったり、大きく外をまわされるなどの隊列面での有利不利が発生する可能性が低く、加えて人気馬が好位を確保する競馬をした結果2.4.1人気(3連単78.1倍)での堅い決着となった
■少頭数で人気馬と人気薄の力の差があるなど、本年と同様のメンバー構成となった際には点数を絞っての勝負も視野に入れたい

【好走馬】
■2人気1着:5枠5番:牝5歳:ラッキーライラック:オルフェーヴル×米国型:前走中山記念2人気2着
・小回りコースでは中山記念を2年連続好位抜け出しで2着の実績があり、本年は香港V2着のあと休養を挟んで中山記念を叩いてここへ参戦していた
・中枠内目からスタートすると出脚は一番だったが外から逃げてくれる馬が来るのを待つようにして好位のインコースを追走した、向正面では前2頭が少し離して逃げており4馬身差ほどの3番手を追走した、勝負所でも手綱を抱えられたまま好位のインコースを周ってくると直線でも内を選択し、上がり2位で抜け出して優勝
・好スタートから終始最内を追走で、勝負所から直線でもインを貫く完全にロスを省いた競馬、中山記念を2連続で好位抜け出して好走していた適性や、枠の並びから楽に好位のインが取れそうな点を評価したかった
■4人気2着:8枠12番:牝4歳:クロノジェネシス:バゴ×クロフネ:前走京都記念(重)1人気1着
・内回りコースでは秋華賞勝ちがあった、3歳時のエリ女から休みに入って休み明けの京都記念を叩いてのここへの参戦
・大外枠からスタートすると出て行って中団前目の外(内から2頭目)で勝ち馬と並んで追走した、勝負所では残り900m付近から徐々に内前の勝ち馬に並びかけていって外から交わすようにして1列目の内から3頭目付近から直線へ、上がり3位で伸びて逃げ馬を捉えたが内から勝ち馬にすくわれての2着
・大外枠でどちらかと言うと差しの脚質から割引きたい要素はあったが、逃げ馬不在のスロー×少頭数が故にポジションを取れた形で、頭数が少ない中で馬券圏内馬と4着以下の馬の実力差もあった印象
・(どのレースにも言えることだが)少頭数では実力馬がその実力を遺憾無く発揮できる可能性が高い
■1人気3着:6枠8番:牡4歳:ダノンキングリー:ディープ×StormCat:前走中山記念1人気1着
・内回りでは皐月賞3着、前走の中山記念勝ちがあった、マイルCSを5着した後休み明けの中山記念を快勝しての参戦
・中枠からスタートするとスタートも出脚もよく、他に逃げる馬がいなかったことで鞍上は早々に逃げの競馬を選択した、向正面では外から人気薄に絡まれたことで600-1200mは11.9 – 11.6 – 12.1とへこむラップ、勝負所では残り800m手前から外から並びかけられて加速を開始したが、直線では2頭に交わされての3着
・逃げ馬がいない時に思い切って逃げる戦法はハマる時もあるが、今回は人気薄に絡まれてマイペースで逃げられず、人気馬に好位でマークされる競馬となったことでパフォーマンスを落としての3着

【凡走人気馬】
■3人気7着:3枠3番:牡5歳:ブラストワンピース:ハービンジャー×キンカメ:前走AJCC(稍重)1人気1着
・直線の短いコースでは有馬記念勝ち、札幌記念勝ちがあったが、前走のAJCCを含めて3歳秋以降に勝利した3戦はいずれも上がりが36秒以上かかるタフな展開で、スピードの求められる内回りのレースへの適性は疑問だった、凱旋門賞帰りでAJCCを勝利して2ヶ月の間隔でここへ参戦
・内枠からスタートするとある程度ポジションを取りには行ったが取りきれずに後方馬群を追走した、勝負所では残り800m付近から外目へスイッチされて進出を開始し、外をまわしながらポジションを上げて好位の大外から直線へ、直線では伸ばせずの敗戦
・明確にスピードの求められるレースよりもタフなレースが向くタイプで、2年連続で凡走人気馬となっており、勝負所で外をまわして差すタイプの人気馬はしっかりと割引きたい

2021年

35.6 – 59.8 – 36.8 (前傾1.2):2:01.6 (重):13頭

【所見】
■過去5年で唯一の道悪でレース中にもしっかり雨が降っていた、勝ち時計は最も遅く雨が降りながらのレースにならない限りは参考にする面は少ない印象
■レースは重馬場ながら前半12.1が続く持続的な展開から1000-1200mで12.8と1F緩めると、ラストは残り4Fから0.6加速して12.2 – 12.1 – 11.6 – 13.1と残り2Fからの加速も大きな展開
■1.2着馬は道悪への適性がかなり高かった印象で、圧倒的人気の2頭が3.4着だった、本レースに限らず「道悪(重馬場以上)の際は軍資金を半分に」という教訓を与えてくれたレース

【好走馬】
■4人気1着:6枠8番:牝4歳:レイパパレ:ディープ×クロフネ:前走チャレンジC1人気1着
・前走に同舞台のチャレンジCを先行抜け出しで勝利しており、その前走までデビューから5連勝していた
・中枠から出遅れたが出て行ってハナへ、前半を持続的なペースで逃げると1000-1200mで12.8と息を入れたのち再加速して2番手と2馬身差ほどの先頭で直線へ、直線では馬場の良いところを求めて真ん中に出されると、ラストは上がり最速の脚で突き放しての圧勝
・雨が降る重馬場の中を持続的に逃げて後続にも脚を使わせる巧みな逃げで、道悪への適性も存分に示しての圧勝
■6人気2着:1枠1番:牡5歳:モズベッロ:ディープ系×StormCat系:前走京都記念5人気8着
・有馬記念からの叩き4戦目で、最近好走した2戦はともにレース上がりが36秒以上かかっており明確に低速戦に適性があった
・内枠からスタートすると控えて中団後方を追走した、勝負所では自分より先に進出を開始したコントレイルを追いかけるように進出を開始、上がり最速で伸びると逃げ馬以外を差し切っての2着
・道悪ではコントレイル、グランアレグリアらのGⅠ複数勝馬でも適性の差でモズベッロに差される、道悪競馬の難しさを教えてくれた馬であり、レース
■1人気3着:5枠7番:牡4歳:コントレイル:ディープ×米国型:前走ジャパンC2人気2着
・8戦7勝2着1回とこれまでパーフェクト連対していた言わずと知れた無敗の3冠馬
・中枠からスタートすると控えて中団後方を追走した、勝負所では残り1000m過ぎから外へスイッチされて進出を開始、勝負所では内からグランアレグリアに抵抗されて若干外目を周って直線へ、上がり3位で伸びるとグランアレグリアには競り勝ったが逃げ馬には突き放され、外から1頭に交わされての3着
・これまでのレースぶりから良馬場のスピード馬場の方が適性ありなのは明らかで、初の道悪とくればある程度評価を下げたかった

【凡走人気馬】
■2人気4着:8枠12番:牝5歳:グランアレグリア:ディープ×米国型:前走マイルCS1人気1着
・それまで降着のあったNHKマイルC5着を除けばパーフェクトで馬券内していたトップマイラー/スプリンターで、初のマイルより長い距離への挑戦だった
・外枠からスタートすると出て行って中団前目の外を追走した、勝負所では残り4F過ぎから外からコントレイルが進出してきたことでこれに抗うように進出を開始、手応えもありコントレイルには抵抗し続けて少しリードしたまま好位から直線へ、上がり3位で伸びたがラストはコントレイルに敵わずの4着
・2000mもこなせそうな実力馬ではあったが、初めての距離(延長)での道悪で人気とくればこちらも3着馬のコントレイル同様、評価は下げたかった印象
■3人気5着:2枠2番:牡4歳:サリオス:ハーツクライ×欧州型:前走マイルCS2人気5着
・内回りでは皐月賞2着があったが適正というよりは実力で走ったようなレースだった、3歳時のマイルCSからの休み明けでの参戦
・内枠からスタートすると出て行って好位のインで逃げ馬を見る位置を追走した、勝負所では残り4F手前で外目へスイッチして逃げ馬に並びかける準備をしていたが、勝負所での逃げ馬の手応えもよく最内で逃げ馬を追いかける選択肢に変更した、直線に入ると1-4着馬とは対照的に最内に進路をとったが伸ばしきれずの敗戦、ラスト150mほどは内目の馬場が明確に悪かった
・稍重では皐月賞、毎日王冠2020と好走歴があったが、3.4着馬同様極端な道悪への適性は高くなかった印象で、強気に買う理由がないタイプの人気馬だった

2022年

34.6 – 58.8 – 35.8 (前傾1.2):1:58.4 (良):16頭

【所見】
■入りの3F5Fともに過去5年で最も速く、上がりは良馬場の4年の中では最も遅かった、良馬場ながら雨の降る中でのレースだった
■レースは200-400mで10.3が入る激しい先行争いから前半6Fまでは12.1付近が続く持続的な展開から、ラストは残り4Fから0.4加速すると11.7 – 11.5 – 11.8 – 12.5とラストはゴールへ失速するラップ
■序盤に10.3が入って先行馬には苦しい展開になったものの、5F通過が58.8であることを考えるとかなりのハイペースではなかった印象で、4角5番手以内の馬が1.2着する決着
■阪神2000mはコーナー4回・直線は外回りより短いなど内前が恵まれる要素があるが、一方で、スタート直後と最後の直線と坂を2度越えなければならない上、勝負所では残り4Fから下り坂でペースアップするラップが多く、馬場の悪化やハイペースなど内先行有利が薄れる要素が揃うとタフな小回りで差せる馬も評価できる

【好走馬】
■8人気1着:4枠8番:牡5歳:ポタジェ:ディープ×米国型:前走金鯱賞4人気4着
・内回りでの実績は同舞台での3勝クラス勝ちのみだったが、先行して器用な競馬ができるタイプだった、ここへはAJCC→金鯱賞と使っての叩き3戦目だった
・中枠からスタートすると出ていって中団前目のインコースを追走した、勝負所では加速の始まった残り4F付近でも手応えが軽く、残り600m付近から促されるとポジションを若干外にスイッチして好位の外目から直線へ、直線では先に抜け出したレイパパレを追いかけるように追われると上がり3位でしぶとく伸ばして優勝
・末が爆発的なタイプではなく、どんなレースでも本馬なりの脚を使ってくるのが強みの馬で、本レースは厳しい先行争いからの道中持続ラップで4Fから加速してラストは失速するタフ寄りな展開になったことで、様々なタイプの馬が力を出しづらいレースになり、本馬の強みが浮上した形
■3人気2着:7枠14番:牝5歳:レイパパレ:ディープ×クロフネ:前走金鯱賞2人気2着
・内回りコースではチャレンジC勝ち、前年の大阪杯勝ち、宝塚記念3着など実績多数だった、休み明けの金鯱賞を2着してここへ参戦
・外枠からスタートすると出ていって好位の外目を追走した、勝負所では残り700m付近で外へスイッチされ進出を開始し、一列目の内から4頭目付近から直線へ、直線では伸びてゴールまで脚を伸ばしたが、タフな展開だった分自身より抜け出しにかかったがラストは伸び負けて2着まで
・Aコース最終週で決して内が良いとは言えない馬場における外枠で、先行できる点や前年に極悪馬場で制している点を評価できると良かった
■7人気3着:5枠9番:牡4歳:アリーヴォ:ドゥラメンテ×StormCat系:前走小倉大賞典(稍重)1人気1着
・内回りでは小倉での実績が多く、中団から上位の上がりで差す競馬をしていた、ここへは3勝クラス→小倉大賞典(小倉1800m)と連勝しての叩き3戦目
・中枠からスタートすると控えて中団後方のインを追走した、向正面では内へこだわらず自身より外前だったエフフォーリアをマークした、勝負所では残り600m付近から進路を内目へ切り替えて進出を開始しコーナーをロスなく周ってくるとインアウトで外目へ出されて直線へ、直線では上がり最速の脚で伸びたが先に抜け出した2頭を捉えられずの3着
・連勝中の4歳馬という点、小倉という直線の短い競馬場で上位の上がりを使って中団から差し込めている点などを評価して相手には持っておきたかった

【凡走人気馬】
■2人気5着:2枠4番:牡4歳:ジャックドール:モーリス×米国型:前走金鯱賞1人気1着
・内回りは未勝利しか出走経験がなかった、前走金鯱賞まで5連勝していた上がり馬
・内枠からスタートすると外からポジション取りに来た先行馬に対抗するように逃げたことで200-400mで10.3を刻む速めの序盤となった、道中も持続的で楽ではないペースで逃げていたが、勝負所でも手応えは軽いままでまわってくると1馬身半のリードを保って直線へ、直線では伸ばしきれず5着まで
・それまでの連勝の内容から、逃げながらラストの直線でもう一脚使うような逃げ差しの競馬が向いていた印象で、それなりに先行馬がいて馬場がタフな競馬が合わないと見て評価を下げたかった
■1人気9着:3枠6番:牡4歳:エフフォーリア:エピファネイア×ハーツクライ:前走有馬記念1人気1着
・それまで7戦6勝2着1回とほとんどパーフェクトな戦績だった、ここへは休み明けでの参戦で初の関西遠征だった
・内目の枠からスタートすると中団の外目を追走した、勝負所では残り600m手前から促されたが手応えは怪しく、ポジションを押し上げられずに馬群に置かれるような形で中団後方の外から直線へ、直線では全く伸ばせずの敗戦
・戦績からして当然の圧倒的な1人気だったが、初の関西遠征という不安点はあった、終わってみると調教過程がいつも通りではない点もあり、圧倒的人気という理由だけで本命を避けるのが正解だったか

2023年

35.5 – 58.9 – 35.3 (後傾0.2):1:57.4 (良):16頭

【所見】
■過去5年で入りの3F/5Fは2番目に速く上がりは3位で、勝ち時計は唯一の57秒台で最速
■レースは平均程度のペースで序盤を進めると800 – 1000mで11.4が入り、以降後半の5Fは11.7 – 11.5 – 11.4 – 11.4 – 12.5と、3,4角で追い風の影響もあってラスト1Fまで11秒台が継続するラップ
■6着までのうち5頭が「1角4番手以内 or 1枠」に当てはまっており、1角12番手かつ6枠11番ながら2位より0.5秒速い上がり最速で2着したスターズオンアースの強さが目立つが、基本は内先行有利
■本年のジャックドールのように強力な先行馬は軸に最適で、人気×不安ありなら相手までとする検討も必要だが、基本は評価して良い舞台である
■3着ダノンザキッドは外枠だったものの1角までにポジションを確保する競馬で、道中もやや外目を回ったが好位から抜け出しをはかる競馬で好走した、距離延長でポジションを取れそうな馬にも注目

【好走馬】
■2人気1着:5枠9番:牡5歳:ジャックドール:モーリス×米国型:前走香港C2人気7着
・内回りでは前年の大阪杯でハイペースを演出しての5着があった、海外帰りの4ヶ月休み明けで+11kgしていた
・中枠からスタートすると出て行ってハナへ、淡々としたペースを刻むと残り1200mの地点から11.4を入れ、ラストは上がり最速の2着馬に迫られたが凌いで優勝
・内先行有利の本レースでは、強力な先行馬である本馬は軸馬に適していた
■1人気2着:6枠11番:牝4歳:スターズオンアース:ドゥラメンテ×欧州系米国型:前走秋華賞(阪神2000m)1人気3着
・内回りでは前走の秋華賞(同舞台)で後方から上がり最速で3着していた、5ヶ月半の休み明け4歳初戦で+12kgしていた
・中枠外目から出遅れると1角までに挟まれる不利もあり、控えて中団後方の馬群を追走した、勝負所ではそのまま馬群を追走して残り3F過ぎから促されると中団の馬群から直線へ、直線ではグイグイと伸びて前に迫ると上がり最速で2着
・後方からの競馬が続いておりスタートも安定しないなど明らかに向かない条件だったが、やや流れ気味の展開と実力だけで2着まで走ってしまった、ここでは力が1枚上だった
■10人気3着:7枠13番:牡5歳:ダノンザキッド:SS系×デインヒル系:前走中山記念2人気11着
・内回りでは3歳春までの良績しかなく、その後は中山記念を2年連続で凡走しており、本年も11着からの参戦×外枠で人気を落としていた
・外枠からスタートすると好位4番手を追走した、その後もスムーズに好位外目で進めると残り4F付近から徐々に促していき2番手にポジションを上げて直線へ、直線では逃げ馬を追ったが交わせず、2着馬に差されての3着
・近走で2000mより短い距離を好位〜中団で進めるなど、ここでいいポジションが取れる背景はあったものの前走の大敗もあって人気を落としていた、とにかく前が恵まれるイメージでかなりシンプルだがポジションが取れる馬を警戒したい

【凡走人気馬】
■3人気9着:3枠6番:牡6歳:ヴェルトライゼンデ:ステイゴールド系×欧州型:前走日経新春杯(稍重)2人気1着
・内回りでの良績は3歳春までのもののみだった
・内目の枠からスタートすると1角まではやや外目に誘導するようにして道中は中団の馬群を追走した、向正面では数回手前を替えさせるような素振りがあり、逆手前で走っていた可能性がある、勝負所では外へ出されて外目を回りながら促されると中団の外になって直線へ、直線では差を詰められず後退しての9着
・実績は直線の長いコースや2000mより長い距離が多く、先行馬のスピードが生きる舞台であることを考えると2000mから長い距離よりは短い距離の方に適正のある馬を評価したい

Gregory

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