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ソールオリエンス 【大阪杯2024】

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

ソールオリエンス:牡4歳:キタサンブラック×欧州型:前走中山記念S1人気4着:横山武

結論

■右回りでは京成杯/皐月賞と4角で大きく外に飛んでしまうところを見せていたが、これは4角を回り切る前に手前を変えてしまう癖が原因で、近走のセントライト記念/菊花賞/有馬記念/中山記念では解消されており、一旦は改善されたと見たい
■道悪でレース上がりが37.2かかった皐月賞を2位より0.9秒速い上がり最速で制しているように上がりのかかるタフな展開での末脚勝負で真価を発揮するタイプで、反対に2番手以下はスローペースだった日本ダービーで上位の脚を使えていないようにスローからの瞬発力勝負では分が悪い
■皐月賞以降の5戦はいずれも展開が向いたとは言えず、差しきれないレースが続いているが、しっかり上がりのかかる差し決着に臨めば巻き返しは可能
■今回鞍上は菊花賞以来の横山武に戻り、中間はブリンカーを着用している、スローになりやすく内回りでもある大阪杯への適性が高くないのは明らかで、ここは先行するなどの策を講じてきそう、人気するなら積極的に買いたくないタイミングだが、近走成績と適性のない脚質から人気も落ちそうではある、ただ、過去の戦績とここへの適性からタスティエーラを逆転できる要素は見つからず、ここの評価順は入れ替わらない、相手候補

全レース分析

2歳

【1】東京1800m新馬:1着:戸崎
・追い切りはW主体の週末坂路での調整で一番速い時計は1週前の6F83.7 – 67.6 – 11.2で毎週併せ馬が行われていた、陣営は「初戦から勝てる」とかなり強気のコメントを出していた
・レースは39.5 – 65.0 – 33.5の後傾4.0で、序盤新馬戦としてもかなりのスローペースで進めるとラストは残り3Fから0.8加速して11.5 – 11.0 – 11.0とラストまで伸びる展開
・中枠から遅めのスタートを切ると隣の馬と接触があったが大きな不利はなく控えて好位の外目を追走した、勝負所では残り700m付近から徐々に促していくと好位の外目から直線へ、直線では2着馬との叩き合いになって競り勝って優勝、上がりは33.3で2位

3歳

【2】京成杯:1着:2ヶ月:横山武
・追い切りは新馬と同じパターンで1週前に自己ベスト更新して6F83.5 – 67.1 – 11.6
・レースは37.6 – 62.2 – 35.4の後傾2.2で、序盤スローで進めるとラスト4Fは12.2 – 12.2 – 11.7 – 11.5と残り2Fから0.5加速してラストまで加速する展開
・中枠からスタートすると控えて中団の外を追走した、道中はしっかり折り合っていた、勝負所では残り4Fから促されると4角で外に大きく張って距離をロスして直線へ、直線では2位より0.4速い上がり最速で差し切って完勝
・4角ではコーナーをまわり終わる前に左手前に替えてしまっていた

【3】皐月賞(重):1着:3ヶ月:横山武
・追い切りは1週前のWで6F80.8 – 64.9 – 11.1が出され、自己ベストを大幅更新していた
・レースは重馬場の中35.1 – 58.5 – 37.2の前傾2.1で、序盤重馬場としてはかなりハイペースで進めるとラスト4Fは12.5 – 12.7 – 12.5 – 12.0とラストは差しと先行が入れ替わって加速するラップ
・最内枠からスタートすると控えて外へ外へと誘導され、1角では後方の外を追走していた、勝負所では残り4F手前から徐々に促されたがしっかり追われたのは残り3F過ぎから、4角では前走同様外に張るようにしながら進出すると後方の大外から直線へ、ラストは2位より0.9速い上がり最速で伸びると差し切って優勝
・ここでもコーナーの途中で左手前に替えてしまっており外に飛んでいくのはこれが原因

【4】日本ダービー:2着:1ヶ月半:横山武
・追い切りはいつものパターン
・レースは35.3 – 60.4 – 35.3の前後傾フラットで、序盤ミドルペースで進めると勝負所では残り4Fから0.5加速して11.9 – 11.6 – 11.9 – 11.8とラストまで11秒台が刻まれる展開で、逃げ馬が1頭飛ばした影響で2番手以下はラップ以上にスローな展開だった
・内枠からスタートすると出て行って中団前目のインで外目に勝ち馬を見る位置を追走した、序盤出していったことで前の3戦よりは行きたがっていたが折り合いの中ではあった、勝負所では勝ち馬を追いかけるようにして中団前目の内目から直線へ、ラストは上がり33.3を使って勝ち馬を追いかけて伸びるも差を詰めきれずタイム差なしでの2着
・レース後鞍上は「想像以上にスローになった分、いつもの切れが削がれた印象(後略)」とコメントしており、血統背景や皐月賞でのレース振りからもスローからの瞬発力勝負より上がりかかるタフな展開で末脚を伸ばすレースに適性がある

【5】セントライト記念:2着:3ヶ月半:横山武
・追い切りはいつもと同様1週前に負荷をかけるパターンでの調整、夏休み明けだったがデビュー時と変わらず馬体は460kgだった
・レースは35.2 – 60.1 – 34.4の後傾0.8で、序盤ミドルからややスローで進めるとラスト5Fは12.3 – 12.1 – 11.7 – 11.7 – 11.0と徐々に加速してラストまで伸び切る展開
・外枠からスタートすると枠なりに中団の外を追走した、勝負所では残り4F付近から促されると外から加速して進出を開始して後方の大外になって直線へ、直線では上がり2位の脚で伸びるも先に抜け出した勝ち馬には及ばずの2着
・ややスローからラストまで加速するラップで6番枠より内の馬が掲示板の5頭中4頭を占めた中で、4角で他馬に外に張られるロスがありながら8枠14番から2着した末脚には目を見張る、力負けではない
・京成杯/皐月賞とは異なりここでは右手前のままコーナーをまわって直線に入ってから左手前に変えられていた

【6】菊花賞:3着:1ヶ月:横山武
・初の関西遠征だったが追い切りは関係なくやられており、当日も馬体は+4kgだった
・レースは35.5 – 60.4 – 124.5 – 34.9の後傾0.6で、前半はミドル、中盤はスローで進めた後、ラスト4Fから0.5加速して11.6 – 11.7 – 11.4 – 11.8とラストまで伸びる展開
・外枠からスタートすると枠なりに中団後方の外を追走した、道中はしっかり折り合って内前にタスティエーラを見る位置だった、勝負所では残り4Fの下り坂スタート地点から加速していくと1列内のタスティエーラを締めるようにしながら中団の大外から直線へ、直線でも外から伸びてはいたものの自身より内前から抜けた1.2着馬には及ばずの3着
・前走に続いて内前が有利な展開を外差しの競馬で届かなかった形
・ここでも前走に続いてコーナーは上手に回れており、外に飛ぶ癖は一旦は解消されたと考えたい

【7】有馬記念:8着:2ヶ月:川田
・追い切りはいつも時計が出される1週前に加えて2週前にも速い時計での追い切りがなされていた、馬体重は良くも悪くも安定
・レースは30.2 – 60.4 – 35.9で、タイトルホルダーが1角付近から2番手を4馬身ほど離して後続はスローの展開、勝負所ではタイトルホルダーのラップは大きく加速していないにも関わらず後続との差は詰まらず、すなわち2番手以下も加速しておらず4角で好位にいた馬に向いた展開
・最内枠からスタートすると後方のインを追走した、向正面では一つ外目へスイッチして中団後方の馬群を追走した、勝負所では再び内目の位置取りとなって残り700m付近から促され、残り400m手前からはしっかり追い出されて中団後方の馬群になって直線へ、直線では内目を突いて馬群を縫うように伸びたが前の組との差は詰められず8着まで

結論(再掲)

■右回りでは京成杯/皐月賞と4角で大きく外に飛んでしまうところを見せていたが、これは4角を回り切る前に手前を変えてしまう癖が原因で、近走のセントライト記念/菊花賞/有馬記念/中山記念では解消されており、一旦は改善されたと見たい
■道悪でレース上がりが37.2かかった皐月賞を2位より0.9秒速い上がり最速で制しているように上がりのかかるタフな展開での末脚勝負で真価を発揮するタイプで、反対に2番手以下はスローペースだった日本ダービーで上位の脚を使えていないようにスローからの瞬発力勝負では分が悪い
■皐月賞以降の5戦はいずれも展開が向いたとは言えず、差しきれないレースが続いているが、しっかり上がりのかかる差し決着に臨めば巻き返しは可能
■今回鞍上は菊花賞以来の横山武に戻り、中間はブリンカーを着用している、スローになりやすく内回りでもある大阪杯への適性が高くないのは明らかで、ここは先行するなどの策を講じてきそう、人気するなら積極的に買いたくないタイミングだが、近走成績と適性のない脚質から人気も落ちそうではある、ただ、過去の戦績とここへの適性からタスティエーラを逆転できる要素は見つからず、ここの評価順は入れ替わらない、相手候補

Gregory

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