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ソダシ 【札幌記念2022】

基本情報

ソダシ:牝4歳:クロフネ×キンカメ:前走ヴィクトリアマイル4人気1着:吉田隼

結論

■デビュー以来最小馬体重472kg、最高馬体重476kgと変動幅が小さく、大きく変動した時には成長、体調の悪化などを一度疑いたい
■札幌2歳Sやヴィクトリアマイルのように抜け出すと少しサボるところがある一方で阪神JFに見るように他馬と並べば追い抜かせない、追い抜きたいという勝負根性がある
■長く脚を使うタイプで昨年の札幌記念のような4F戦自体は対応できるが、秋華賞やチャンピオンズカップに見るように(気性難やダートと他に挙げられる敗因もあるが)タフで時計のかかる馬場状態では結果を出せていない、雨が降るなどタフな馬場が現れた際には疑ってかかりたい
■一方で2400m戦、時計のかかる馬場の2条件を除けばその先行力と長い脚を生かし完璧な先行抜け出し競馬をしてくる、Cコース初週で内が良い馬場になれば大崩れは考えにくく軸向き、ただし、気性難さえ出さなければ、、、状態は直前まで注視

全レース分析

2歳

【1】函館1800m新馬:吉田隼
・追い切りは函館W⇨最終函館芝でジョッキー騎乗で併せ先着していた
・レースは37.5 – 62.7 – 35.3で残り3Fから0.4加速する展開
・中枠4番枠からスタートすると気勢よく出て行き2番手の外を逃げ馬に並ぶように追走、残り3Fからのか即どころも手応えよくついていくと4角では先頭、上がり最速で優勝

【2】札幌2歳S:2ヶ月弱:吉田隼
・追い切りは札幌ダート⇨最終札幌の芝で新馬と同じくジョッキー騎乗で併せ先着
・レースは35.0 – 59.2 – 36.9で道中400-1600mで12.0付近が続く持続的なラップ、2歳戦としてはタフな展開になったことで最後は11.9 – 12.0 – 13.0と上がりがかかり、勝ちタイムはレコード
・外枠からスタートすると前走から入りの3Fで2.5秒も早くなったが行きたがり1角付近では頭を上げるようなところもあった、その後も前に馬を置ききれず終始手綱を引かれながら3角まで進めた、そこからは外から徐々に番手上げると残り400mでは先頭、直線ソラを使っているような様子もあったが外から2着馬に迫られると再度頭を下げて伸びた、競ったときに勝負根性を発揮するタイプ

【3】アルテミスS:2ヶ月弱:吉田隼
・初の関東遠征、追い切りは坂路主体で1週前にCW6F82.2 – 65.9 – 12.1、相変わらずジョッキー騎乗で併せ先着
・レースは36.1 – 60.9 – 34.0で残り3Fから1.1加速して11.2 – 10.9 – 11.9の展開
・外枠からスタートすると2番手外を追走、スローペースだったが前走よりも落ち着いて追走できていた、残り3Fから前を捕まえに行くと瞬時に抜け出し真一文字に伸びて後続を寄せ付けず優勝、先行力だけでなくそこから終いもまとめられる長い脚がある

【4】阪神JF:1ヶ月半:吉田隼
・追い切りはCW主体⇨最終坂路で軽め単走、1週前CWは6F80.9 – 64.6 – 12.5で6F5Fともに自己ベスト、馬体は-4kgで初のマイナス
・レースは34.9 – 58.7 – 34.4で道中11.9以下が続く持続的なラップから残り3Fから0.7加速して11.2 – 11.4 – 11.8と失速する展開
・内目の枠からスタートすると先行馬群を追走、初めての馬群での競馬となったが落ち着いて追走していた、レースの流れのまま2列目内から3頭目で直線に進入、外のメイケイエールと先頭を争いながら抜け出してくると内からサトノレイナスにも迫られたが最後までの伸び切っての優勝、一度差されながら最後の数完歩で差しかえしている

3歳

【5】桜花賞:4ヶ月:吉田隼
・追い切りは中間坂路で自己ベスト4F51.8 – 12.4が出されていた、最終は坂路4F54.5 – 12.5ジョッキー騎乗で併せ先着
・レースは34.1 – 56.8 – 34.3の前傾ラップ、途中外からメイケイエールがまくったことで800 – 1000mの11.6を除いて11.2以下が続く短距離指向なラップ
・内枠からスタートすると先行のインを追走、4角から直線鞍上が抱えたまま抜け出しにかかると残り2F過ぎから追われて抜け出した、最後は迫られたが凌いで優勝、コースレコード

【6】オークス:1ヶ月強:吉田隼
・初の2000m以上戦、追い切りは併用で3、2週前は坂路で53.5、53.4、1週前当週はCW⇨坂路で輸送を考慮してかともに終い重点
・レースは35.4 – 59.9 – 34.9で入りの5Fを淡々と進めたこともあり最後は11.3 – 11.7 – 11.9と失速するラップ
・中枠からスタートするといつも通り勢いよく出て行ったが逃げたくはない様子で抱えられ先行馬群を追走、2角出口で外から前をカットされ頭を上げたことでその後も少し噛みながら進めた、向正面中間からは落ち着いて進めると直線抜け出しにかかったが先頭に立つ前にバテたように手前を替える回数が増えた、残り1Fからは後続に交わされての8着、距離への適性は薄いと思うが2角での不利や先行勢に向かない展開も敗因としてあったことは覚えておく

【7】札幌記念:3ヶ月:吉田隼
・斤量は3歳牝馬で52kg、追い切りは函館のWと芝の併用で、1週前当週の芝追いでは全体は軽めも併せ先着
・レースは雨の影響残る良馬場の中34.9 – 59.9 – 35.4で4Fから0.6加速して勝負所に入る4F戦、馬場はCコース初週の例年と異なりAコース最終週
・大外13番からスタートすると先行して2番手の外を確保、落ち着いて追走できていた、残り4Fからブラストワンピースが外からポジション押し上げてくると譲らず逃げ馬を交わしながら加速開始、直線そのまま押し切って優勝、アルテミスSにも見たように先行して長くいい脚を使うタイプで折り合ってかつタフな前傾にならなければ4F戦にも対応できる

【8】秋華賞:2ヶ月弱:吉田隼
・追い切りは2週前CWで後は坂路、1週前に自己ベスト4F50.2 – 12.6が単走で出され最終は終い重点で併せ先着
・レースは雨と風の影響で幾分時計かかる良馬場の中36.6 – 61.2 – 36.5で残り4Fから0.5加速し11.5 – 11.3 – 12.3 – 12.9と4F戦とはいえど最後の大きな失速が前走札幌記念とは大きく異なっていた
・レース前待避所から出たがらない、ゲートで暴れて顔をぶつけて歯から出血するなどスタート前から気難しい面を見せていた、内枠から内に寄れるようにスタートすると先行し2馬身差の2番手を単独で追走、道中は落ち着いていた、札幌記念よりは追い出しを待ち残り3F手前から追い出した、直線入り口では普段より手応えないような足取りで直線伸ばせず8着、気性の難しさを出した点もあるが桜花賞を見る限りスピードが勝ったタイプで全体的に時計のかかる馬場への適性が薄い可能性

【9】チャンピオンズC:2ヶ月弱:吉田隼
・初のダート戦、3歳牝馬で斤量54kg、追い切りは中間ダートも取り入れられていた、1週前当週は坂路で51.1、51.8、最終は単走で最終が単走なのは阪神JF以来
・レースは36.5 – 61.4 – 36.0で緩やかな下りとなる残り5Fから0.7加速して12.1 – 12.3 – 12.2 – 11.8 – 12.0というラップ
・最内枠からスタートすると砂を被ることなくハナへ、折り合って逃げたが4角では番手のインティに交わされそのまま直線伸びられずの12着、レース後鞍上からは「最後は力のいる馬場で、古馬の牡馬相手に頑張りきれませんでした。」とコメントあり、本質的にスピード馬場 > タフ馬場か

4歳

【10】フェブラリーS:2ヶ月半:吉田隼
・追い切りは併用で本数を乗り込まれ最終は前走に続き単走で坂路4F52.9 – 12.1
・レースは小雨の降る重馬場の中34.5 – 59.2 – 34.6で残り3Fから0.8加速して11.6 – 11.2 – 11.8という芝よりのラップ
・中枠から若干脚あげるようなスタートで出負けするも二の脚で先団にとりつき先行、残り5F手前でかかり気味に外からソリストサンダーがハナ叩いたが、鞍上の好判断で早めに手綱を引き、前をカットされたが馬は落ち着いていた、2番手で直線に入ると最後まで踏ん張って頭を下げた走りで3着を確保、直線に1.2.3番手で入った馬で2.3.1着であり、内前有利な馬場傾向が味方した分はあった

【11】ヴィクトリアマイル:3ヶ月:吉田隼
・追い切りは併用で前走同様1週前CW⇨最終坂路、最終は併せ先着で最終追いで併せるのは秋華賞以来
・レースは34.7 – 58.0 – 34.2で残り3Fから0.6加速して11.1 – 11.3 – 11.8とゴールへ失速するラップ
・内枠からスタートすると先行のインを確保、4角から直線馬場のよい3部どころに出されると残り400 – 200mでレシステンシアと併せたところから抜け出すと2馬身離して優勝、相変わらず抜け出すと若干抜いているようなところが見受けられる

結論(再掲)

■デビュー以来最小馬体重472kg、最高馬体重476kgと変動幅が小さく、大きく変動した時には成長、体調の悪化などを一度疑いたい
■札幌2歳Sやヴィクトリアマイルのように抜け出すと少しサボるところがある一方で阪神JFに見るように他馬と並べば追い抜かせない、追い抜きたいという勝負根性がある
■長く脚を使うタイプで昨年の札幌記念のような4F戦自体は対応できるが、秋華賞やチャンピオンズカップに見るように(気性難やダートと他に挙げられる敗因もあるが)タフで時計のかかる馬場状態では結果を出せていない、雨が降るなどタフな馬場が現れた際には疑ってかかりたい
■一方で2400m戦、時計のかかる馬場の2条件を除けばその先行力と長い脚を生かし完璧な先行抜け出し競馬をしてくる、Cコース初週で内が良い馬場になれば大崩れは考えにくく軸向き、ただし、気性難さえ出さなければ、、、状態は直前まで注視

Gregory

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