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シーグラス 【紫苑S2022】

紫苑Sの各馬分析5頭目はシーグラス。
ファーストインプレッションは”名前がカッコいい”です。笑
私が今年から出資しているシルクホースクラブでは、出資者が名前を投票できる制度もあるそうで、余裕があれば是非投票したいと考えています。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

紫苑Sの過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

シーグラス:牝3歳:ゴールドシップ×米国型:オークス16人気14着:丹内

結論

■若干エンジンのかかりが遅く、小倉の上がりかかるレースで好走しているように、上がりのかかる展開に適性がある
■コーナリングが上手く、ローカルの3.4角でポジションを押し上げられるため、小回りで、かつ上がりのかかる展開で狙いたい
■2勝クラス以上での好走実績がないことや、紫苑Sが過去5年いずれも後傾ラップ(前半3Fよりも上がり3Fが早い)になっていることを考えると、ここは消しで臨みたい

全レース分析

2歳

【1】東京1800m新馬:8着:宮崎
・追い切りは坂路オンリーで併せ馬も行われていた
・レースは37.0 – 62.5 – 33.8で残り3Fから0.9加速して11.1 – 11.2 – 11.5と伸びる新馬特有のスローの展開
・最内枠から歩くようなスタートで出遅れると二の脚も速くなく後方のインを追走した、ラストは上がり4位で上がったが、中団より前の組で決着しており展開を考えれば位置取りが後方すぎた

【2】東京2000m未勝利:6着:中2週:戸崎
・追い切りは坂路で軽めが1本で、中2週だったが馬体はキープしていた
・レースは37.1 – 62.8 – 34.6で、残り3Fから1.0加速して11.6 – 11.3 – 11.7と新馬戦と似たような展開
・外目の枠からゆっくりなスタートで出遅れると最後方から進め、道中はしっかり折り合っていた、直線では馬群を突くとだんだんと加速して残り200mから数頭を交わして上がり最速で6着
・直線での伸びを見る限りエンジンのかかりが若干遅いタイプで、高速上がりレースより上がりかかる展開に適性があると見る

【3】東京1800m未勝利:6着:中1週:戸崎
・中間は中1週だったこともあり、発馬(ゲート)練習のみ行われていた
・レースは36.4 – 60.6 – 35.0で、道中キツいペースではないものの12.0付近の持続ラップになったことで、ラストは3Fから1.0加速して11.2 – 11.4 – 12.4とゴールへ失速するラップとなった
・大外枠から出負け気味のスタートを切ると中団後方の外目を追走した、勝負所では残り4F手前から外から促されると中団付近まで番手を上げて直線へ、外目から上がり2位で伸びると差を詰めたが、ここも前々での決着で6着まで

3歳

【4】小倉2000m未勝利:2着:2ヶ月:丹内
・追い切りは美浦の坂路から最終は小倉のダートで軽めで、いずれも単走での調整であった、2ヶ月の休み明けだったが馬体は-14kgしていた
・レースは34.9 – 59.6 – 36.5で、前半軽快に進めた上で残り5Fから0.5加速して11.8と11秒台に入ったことで上がりかかった形
・中枠から若干出負け気味のスタートを切ると幾分押されて中団外目で前に勝ち馬を見ながら追走した、勝負所では残り3Fから加速していく前の勝ち馬について行き直線も追いかけたが、勝ち馬との差は詰められずむしろ離されてしまっての2着、しかし、自身も上がり2位で伸びてはいた
・休養を挟んでの成長分もあったが、上がりかかる展開で2着と初の好走をした

【5】小倉2000m未勝利:1着:中1週:丹内
・追い切りは小倉のダートで1本で、先行して併せ併入していた
・レースは内目が幾分荒れた馬場の中、36.4 – 62.4 – 35.7で、前半スローで進めると残り5Fから0.7加速して12.1 – 12.1 – 11.8 – 11.9 – 12.0という後半は持続的で加減速の少ないラップだった
・中枠から出遅れると後方の外目を追走した、向正面に入ると外から徐々にポジションを押し上げて3角では好位の外目を追走、3.4角では先頭に並びかけると1列目内から3頭目で直線に進入し上がり3位で優勝、かなり接戦であった
・本レースを見る限り、コーナリングが上手で脚も長く使えるため、ローカル小回りでの上がりかかるロングスパート戦などへの適性が高いと見る

【6】小倉2000m1勝クラス:1着:中1週:丹内
・追い切りはここも小倉ダートで1本で、単走で行われていた、レースは8頭立て
・レースは馬場も痛み時計かかる稍重の中、36.8 – 63.0 – 36.8で、前半はスローで進めて5Fから0.9加速して11.8 – 11.8 – 11.9 – 12.5 – 12.4と上がりがかかる展開
・外目6番枠からここも遅めのスタートを切ると離れた最後方を追走、向正面に入ると早めに進出を開始して、馬群も加速していたが3角では中団外目、4角では1列目の大外に位置していた、ラスト3Fは上がり最速で伸ばして優勝、新馬戦同様早めからスパートする競馬で連勝

【7】忘れな草賞(L)(阪神2000m):6着:2ヶ月:戸崎
・追い切りは坂路オンリーで時計はいずれも軽め、1週前のみ併せ馬が行われていた、ここも8頭と少頭数で、陣営からは「少頭数なら自分のリズムで競馬ができる」とコメントがあった、初の関西遠征
・レースは36.7 – 61.6 – 34.4で、前半スローで進めて残り4Fから12.0 – 11.7 – 11.6 – 11.1とラップ的にはラストまで伸び切る展開(勝ち馬が圧勝で作ったラップ)
・中枠から初めて五分にスタートを切ったが二の脚は遅く最後方を追走した、向正面に入ると前2走同様加速を促したが高速馬場だったこともあり3角でも最後方のままだった、4角では後方外から直線へ進入すると上がり3位を使ったが周りとの差は詰められず6着敗戦
・相手関係も上がった上に高速馬場で、後方から差を詰められなかった形

【8】オークス:14着:1ヶ月:松岡
・追い切りは坂路で単走オンリーで、最終追い切りでは自己ベスト4F53.8 – 12.2が出されていた
・レースは35.3 – 60.6 – 34.8で、残り4Fから0.5加速して11.6 – 11.3 – 11.7 – 11.8という4F戦
・外枠から出負け気味のスタートを切ると後方の外目を追走、勝負所外に出されて後方のまま直線に進入すると差を詰められず14着敗戦、純粋に力不足の印象

結論(再掲)

■若干エンジンのかかりが遅く、小倉の上がりかかるレースで好走しているように、上がりのかかる展開に適性がある
■コーナリングが上手く、ローカルの3.4角でポジションを押し上げられるため、小回りで、かつ上がりのかかる展開で狙いたい
■2勝クラス以上での好走実績がないことや、紫苑Sが過去5年いずれも後傾ラップ(前半3Fよりも上がり3Fが早い)になっていることを考えると、ここは消しで臨みたい

Gregory

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