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ライラック 【紫苑S2022】

紫苑Sの各馬分析9頭目はライラック。紫苑S全レース分析は本馬でラストにします。
2冠馬スターズオンアースに先着した経験もあり、幾分人気するでしょうが、馬柱からは出遅れ癖が気になります。少ないレース数の中から適性を見極めたいです。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

紫苑Sの過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

ライラック:牝3歳:オルフェーヴル系×キンカメ:オークス12人気11着:戸崎

結論

■馬体が小さく非力な印象も、年明けのフェアリーSでは父譲りのパワフルな末脚でタフ目な中山でも大外から差し切るなど、スピード馬場よりはタフな馬場の方が向くタイプか
■近3走は連続して出遅れているが、フェアリーSは鞍上(デムーロは一度スタートで落馬事故しているせいでスタート時若干馬を引きながらスタートするため、馬体の小さな馬だと出遅れやすい)、オークスはゲートで待たされすぎたなど、理由のつけられるレースもあり、ここで普通のスタートを切ってくる可能性もある
■二の脚が早くないため、スタートどちらにしろ後方からの競馬の可能性が高く、評価は慎重に、高く評価して▲まで

全レース分析

2歳

【1】東京1800m新馬:1着:デムーロ
・追い切りは南W主体で、週末には坂路に乗られていた、時計は全て終い重点で併せ馬での先着が目立っていた
・レースは38.2 – 63.7 – 34.2で、残り3Fから1.1加速して11.1 – 11.4 – 11.7という展開、序盤ドスローで進めた割にラストは失速しており、レベルが高くなかったか
・中枠からスタートすると幾分ハミを噛みながら好位馬群を追走、残り6F付近からは落ち着いて追走していた、直線に入って楽な手応えで先頭に並びかけると8割くらいの追いで残り200mでは先頭、そこからは流して余裕ある優勝

【2】京都2歳S(阪神2000m):8着:1ヶ月半:デムーロ
・追い切りは初戦と同じく南W主体の週末坂路で、1週前には6Fから自己ベスト6F82.6 – 66.3 – 11.8が出されていたが併せ馬で遅れていた、最終追い切り含めてデビュー戦より負荷が上げられていた、1週前追い切りついて陣営は「正直余力がなかったが(中略)」とコメントしていた、初の関西遠征で馬体は-10kgしていた
・レースは37.5 – 62.8 – 35.7で、残り4Fから0.4加速して12.2 – 11.7 – 11.6 – 12.4という展開
・中枠からスタートすると落ち着いて中団馬群を追走、向正面に入ると意図的に外目に出されていた、勝負所では残り700m付近から外から上がっていくと更に外から勝ち馬も並んで上がってきて被されてしまった、その後直線では伸びられず8着敗戦
・デビュー2戦目で遠征して牡馬相手の阪神2000mは少々タフだったか

3歳

【3】フェアリーS:1着:1ヶ月半:デムーロ
・追い切りは前2走と同様、陣営は前走について「馬運車に乗る時やゲート入りをごねて気持ちが乗っていなかった」とコメントしていた、遠征にまだ慣れていない
・レースは35.5 – 59.9 – 35.3で、残り3Fから0.5加速すると11.8 – 11.6 – 11.9という展開、前2戦の入りの3Fが38.2、37.5だった本馬にとっては一気にペースアップした形
・中枠から外にヨレるように出遅れると最後方からの追走、道中では向正面から外から徐々に番手を上げて残り3F地点では中団外目を追走していた、その後大外から直線へ進入すると上がり2位で伸びて優勝
・レース後鞍上からはゲートに入る前は落ち着いていたが、入ってからはイライラして出遅れたとの旨のコメントが出されていた

【4】桜花賞:16着:3ヶ月:福永
・追い切りは南Wで入念に乗り込まれていた、最終追い切りは5F時計が自己ベストの6F82.7 – 65.2 – 11.8が出されていたが、併せ馬は遅れていた
・レースはイン有利な馬場状態の中、34.6 – 58.8 – 34.1で、残り3Fから0.9加速して11.1 – 11.5 – 11.5という展開
・中枠から出遅れると最後方を追走した、4角では後方のまま外目に出されるも前も止まらず相対的には全く差を詰められず16着敗戦
・レース後鞍上は「ゲート内で何回か後ろにもたれて、後ろに下がったタイミングで(ゲートが)開いてしまった」とコメントしていた

【5】オークス:11着:1ヶ月半:横山和
・追い切りはいつもと同様の内容
・レースは35.3 – 60.6 – 34.8で、残り4Fから0.5加速して11.6 – 11.3 – 11.7 – 11.8と4F戦の様相
・外目の枠から若干出遅れると後方を追走、向正面で外目に出されると、外目を回りながら後方のまま勝負どころへ、直線でも外へ外へ出しながら追われると本馬なりに脚は使ったが好位や中団から抜け出した馬が止まらない展開で、11着まで

結論(再掲)

■馬体が小さく非力な印象も、年明けのフェアリーSでは父譲りのパワフルな末脚でタフ目な中山でも大外から差し切るなど、スピード馬場よりはタフな馬場の方が向くタイプか
■近3走は連続して出遅れているが、フェアリーSは鞍上(デムーロは一度スタートで落馬事故しているせいでスタート時若干馬を引きながらスタートするため、馬体の小さな馬だと出遅れやすい)、オークスはゲートで待たされすぎたなど、理由のつけられるレースもあり、ここで普通のスタートを切ってくる可能性もある
■二の脚が早くないため、スタートどちらにしろ後方からの競馬の可能性が高く、評価は慎重に、高く評価して▲まで

Gregory

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