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回顧 【天皇賞秋2022】

天皇賞秋を回顧する。
レースのペースは予想通りだったが、馬群全体の流れとしては思い描いていた部分と異なってしまい、そのミスが直結した結果となり馬券は不的中。的中して気持ちよく年末へ向かいたかったですが、ここはしっかり回顧・反省をし、次以降のレースへ生かしていきます。

予想・買い目・結果

【予想】
◎6ジオグリフ
○7イクイノックス
▲3パンサラッサ
△8シャフリヤール
△9ジャックドール

【買い目】
(単勝)
6 17000
(馬連)
3 – 6 1600
6 – 7 17500
6 – 8 6900
6 – 9 2000
(3連単)
3.7.8.9 – 3.7.8.9 – 6 計5000 (合成オッズ12.1倍)
計 50000

【結果】
1着:○7イクイノックス
2着:▲3パンサラッサ
3着:無5ダノンベルーガ

○2番手、▲3番手が1.2着も、◎本命1番手の6ジオグリフが圏外で、馬券は不的中。
ブログ掲載の予想では初めて、本命馬が連対を外す結果となってしまった。

回顧

レースは予想通りのパンサラッサの逃げで、

予想:34.7 – 57.5 – 36.5
実際:34.7 – 57.4 – 36.7

とほとんど予想通りのペースとなった。しかし、大きく外してしまい、今回の回顧・反省の最も大きな議題となるのが2番手以下の動き。結論から言うと、もっと馬群自体もパンサラッサを追いかけて流れると考えたが、実際は2番手以下は追いかけずスローとなり、パンサラッサ1頭だけが違う競馬をしているような展開になった。具体的には、パンサラッサの上記のペースに対して2番手以下は(手で計測したレベルだが、、)

2番手以下:35.0 – 59.4 – 33.6

程度のレースになっていた。これでは過去5年と照らし合わせれば強いて言うなら2019年に似たような、要するに例年通りの天皇賞秋である

以下、重い印を打った馬と好走馬について振り返る。

◎6ジオグリフは、この展開になることが分かっていれば狙いづらかった存在。本馬はその力強くパワフルな(曖昧な表現だが)末脚を生かせる展開、すなわち馬群全体がハイペースで流れて持続的な末脚が求められる展開の方が力を発揮できるタイプ。レースでは不安のあるスタートをしっかり決めてポジションを取りに行き、ほとんど理想的なポジションである中団前目を確保できていた。偉そうに言えば鞍上の福永は満点の騎乗をしてくれた。今回の敗戦で実力の評価が大きく変わることはなく、適性ある展開が予想されるレースに出てくるようであればぜひ狙いたい。次走は香港へ遠征とのこと。

○7イクイノックスは、予想でも触れたように例年通りの天皇賞秋であれば本命を打って狙いたかった馬で、ある意味期待通りの好走をしてくれた。ただ、入りの3Fが約35.0とそれなりに流れた中でしっかりとレースの流れに乗れた追走ができ、中団の後方あたりの位置取りだったのは少し予想外で、馬もすごいが鞍上の好判断の影響もあったように思う。3歳馬ながら天皇賞秋を制したことで、以降妙味あるタイミングというのが来るかはわからないが、デビューから連対を外していない安定感は名馬のそれ。絶好の買い時で狙うか、絶好の嫌い時に嫌える準備をしておきたい。

▲3パンサラッサも、この展開になることが分かっていれば本命を打っても良かったような馬で、逃げたペースを含めて期待通りの好走。今回は相手が強く、前走思ったより馬が行かなかったことで鞍上も腹を括れていたか。これで本格化後の2000m以下での成績は(4-2-0-0)とパーフェクト連対を継続中。ジオグリフ同様次戦は香港とのことで、年齢も考えればまた狙えるタイミングが来るかは定かではなく、またパンサラッサに対する私の評価と世間の評価のギャップが今回で完全に埋まってしまった。狙いづらくはなるが、都度実力と適性を鑑みて準備をしておきたい。

△8シャフリヤールは、やはりJCに向けて完調でなかったのもあるが、こちらもジオグリフ同様どちらかと言えば馬群全体がもっと流れて欲しかったクチ。距離が伸びて状態も上がって参戦する次戦JCはもちろん楽しみだが、馬券的には協力な相手候補おらず、1人気のこの馬を買わなければいけないレースになる可能性を考えれば、時間をかけて予想したいレースにはならなさそう。

無5ダノンベルーガは、超瞬発力型ではない、経験の浅さなどから狙いたくないとの評価を下していたが、イクイノックス同様どちらかと言えば瞬発力勝負の方が向くタイプで、馬群がパンサラッサを追いかけない展開は嬉しかったはず。ただ、それでもそれなりに流れた展開に対応して上がり2位で3着まで食い込んできたのは想定外で、地力の高さを証明した形。父ハーツクライからも4歳以降の成長に期待できるタイプと見ており、絶好の狙うタイミングがまだ複数回ありそう、改めて自力と適性を評価しておきたい。

反省

もちろん反省は1点、2番手以下の挙動を完全に外してしまったこと。戦前、予想・買い目の中で後続がパンサラッサを放っておけない理由として以下をあげていた。

・多少逃げ馬を追いかけそうなバビットの存在
・ポタジェ、ジオグリフらの瞬発力勝負にされたくない思惑
・前走の対戦経験から楽逃げさせると怖いという意識のあるジャックドールの存在

しかし、終わってみれば、

・バビットはもともとマイペースな単騎逃げが合うタイプで、馬との呼吸を大事にしてくる鞍上横山典では大逃げに付き合う可能性は低い
・ポタジェ、ジオグリフは中団前目から中団で控える競馬をするために、前が動いてくれないと動き出せない
・前走控えて結果を出したがために、今回もパンサラッサに付き合うのではなく控える競馬を選択するジャックドール

と、全ての要素がパンサラッサを追いかけない選択につながっていた。これらの要素を読みきれなかった大きな原因は、2番手以下が追いかけないという結論を下せば、本命を打つのは追走できるか不安のある1人気馬だったことである。それなら、馬群も流れる方に賭けて5人気のジオグリフから入る方が面白いとの考えがあった。結果は仇となって馬券は不的中。このレースを教訓に、あらゆることを包括的に考えると、本当にその展開になるのか改めて精査し、時には大きな配当が望めなくても的中に近い選択をすることも検討できるようになりたい。

Gregory

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