Uncategorized

ジャスティンパレス 【有馬記念2022】

有馬記念の各馬分析6頭目はジャスティンパレス。3頭出走が見込まれている3歳馬のうちの1頭で牡馬クラシック路線を全て走ってきました。少ないレース数ではありますが、適性を見抜いて行きたいです。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

有馬記念の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

ジャスティンパレス:牡3歳:ディープ×米国型ノーザンダンサー系:前走菊花賞4人気3着:T.マーカンド

結論

■春のダービーまではスタートでアオる、直線左右にフラつくなど幼い面を見せており、力を出しきれていなかった印象も、休みを挟んだ後の神戸新聞杯、菊花賞ではスタート後押して出していっても折り合って、タフな展開でも末脚を確実に伸ばすなど、実力と精神の両面で成長が見られている
■正直一番得意な展開が見え切らない部分はあるが、神戸新聞杯、菊花賞を見るにスローからの上がり勝負よりは残り4Fより前から加速が始まるロングスパートでタフ気味な展開に適性がありそうで、向正面で早めから加速が始まる有馬記念にはマッチするイメージ
■中でも評価できるのが菊花賞で、入りの3Fを34秒台で入ったところから勝負所残り6Fから加速して上がり37.0かかるタフな展開を外枠から前目で受けて、勝負所(加速所)で詰まりながら上がり2位で勝ち馬と差のない競馬、タフな競馬を走ったダメージは心配だが、状態良好で内目の枠が引ければしっかり評価したい、紐候補

全レース分析

2歳

【1】中京2000m新馬:1着:ルメール
・追い切りはCWと坂路の併用で併せ馬は盛んに行われていた
・レースは5頭立てで、38.2 – 63.2 – 34.4で、終始スローな展開から残り3Fから0.8加速すると11.4 – 11.3 – 11.7と伸びるラップ
・外目4番枠から若干アオるようなスタートを切ると折り合って2番手外を追走した、勝負所では前の逃げ馬を交わしにかかっていって先頭で直線へ、上がり最速で抜けて優勝

【2】阪神2000m1勝クラス:1着:2ヶ月:ルメール
・追い切りはCW主体で時計は新馬戦時よりは出されていた
・レースは6頭立てで、38.5 – 64.0 – 34.7で序盤ドスローから残り4Fから0.6加速すると12.0 – 11.9 – 11.1 – 11.7と残り2Fから再び0.8加速する展開
・最内枠から若干アオるようなスタートを切ると馬なりで出ていき単独で2番手を追走した、道中は向正面残り1100m付近で外目に出されると逃げ馬に並びかけにいった、直線では馬場の幾分外目に出されると上がり3位で伸びて優勝
・直線は左手前で入って、途中右手前に変えたがすぐさま戻して左手前で再び走っていた

【3】ホープフルS:2着:1ヶ月半:C.デムーロ
・追い切りはCW主体で1週前は終い重点、当週には6F78.9 – 64.1 – 11.8の自己ベストが出されていた、初の関東遠征
・レースは35.9 – 60.1 – 36.3で、道中12.0付近のラップが続く持続的な展開からラスト3Fは12.2 – 11.7 – 12.4と残り2Fからの加速が大きく36.3と上がりかかる展開
・中枠からここも若干アオるようなスタートを切ると中団前目の馬群を追走した、勝負所では外目から幾分膨らみ加減のコーナリングで前から2列目内から3頭目付近から直線へ、直線では右に左にとヨレながらも伸びて抜け出しての2着

3歳

【4】皐月賞:9着:3ヶ月半:M.デムーロ
・追い切りは2週前からCW、CW、坂路での調整で、2週前CWでは自己ベスト6F78.8 – 64.0 – 11.5が出されていた、最終の坂路は単走軽めで、最終追いが坂路で行われるのも単走で行われるのもともに初だった
・レースは35.2 – 60.2 – 34.9で、残り3Fから0.3加速すると12.0 – 11.4 – 11.5と残り2Fからの加速が大きい展開
・中枠からアオるように出遅れると意識的に外に出して行って後方の外を追走した、勝負所では残り700mから促されると外を周りそのまま大外から直線へ、直線では内へヨレながらの走りになり、内に馬がいたことでまともに追えずになだれ込むようにゴールして9着敗戦
現状まだ直線でフラつく幼い面があり、実力を発揮しきれていない

【5】日本ダービー:9着:1ヶ月半:M.デムーロ
・追い切りは2週続けてCWで今回は終い重点の内容、1週前当週ともに併せ馬で馬体は-10kg、陣営は「速い上がり勝負になった時がどうかだが、長く脚を使えるタイプ」とコメント
・レースは35.1 – 58.9 – 35.2で、道中は11.9付近が続く緩まり切らないラップからラスト3Fは11.5 – 11.7 – 12.0とゴールへ失速する展開
・中枠から五分のスタートを切ると中団の外目を追走した、その後も道中終始外目を追走すると中団の外から直線へ、残り350mまでは抜け出す手応えで伸びていたがそこから末のある馬たちに交わされると抵抗できず沈んでの9着

【6】神戸新聞杯(中京2200m):1着:4ヶ月:鮫島克
・追い切りはCW主体の週末坂路で2週前1週前は全体そこそこの時計から終い伸ばして、当週は軽め、いずれも併せ馬が行われていた
・レースは34.7 – 60.0 – 34.7で、前半3Fを飛ばし気味に入った後道中は緩んで、勝負所残り4Fから0.7加速すると11.6 – 11.4 – 11.2 – 12.1と伸びる展開
・中枠内目から若干アオり加減でスタートすると押して出していって先行4.5番手のインを追走した、序盤出していったが道中はしっかり折り合っていた、勝負所も最内を加速して前に迫ると直線では好位から上がり2位で抜け出して3馬身半差の快勝
直線ではフラつく面が解消されてかなりまっすぐ走れており、この辺りの成長がそのまま結果に出た形

【7】菊花賞:3着:1ヶ月:鮫島克
・追い切りは坂路からの最終はCWで、最終では併せ馬でクビ差遅れていたが加速ラップの上々の時計が出されていた
・レースは34.9 – 58.7 – 121.4 – 37.0で、序盤6F軽快に飛ばした後12.6 – 13.3 – 12.6と息を入れ、そこから0.5加速すると12.1 – 12.1 – 11.9 – 11.9 – 12.2 – 12.9とロングスパートとなるかなりタフな展開
・外枠からスタートすると積極的に内目に入れていき中団前目の馬群を追走した、道中は折り合ってそのままのポジションで勝負所に入ると残り600 – 450mの150mで内目で前が壁になったが4角から直線で開いて内目から抜け出しにかかった、直線上がり2位で伸びて4着以下を5馬身離したが1着には0.1秒届かずの3着
かなりタフな展開を比較的前目で受けて、勝負所で詰まりながらもラストは勝ち馬と差のないところまで伸びた堅牢な末脚は評価に値する

結論(再掲)

■春のダービーまではスタートでアオる、直線左右にフラつくなど幼い面を見せており、力を出しきれていなかった印象も、休みを挟んだ後の神戸新聞杯、菊花賞ではスタート後押して出していっても折り合って、タフな展開でも末脚を確実に伸ばすなど、実力と精神の両面で成長が見られている
■正直一番得意な展開が見え切らない部分はあるが、ダービー、神戸新聞杯、菊花賞を見るにスローからの上がり勝負よりは残り4Fより前から加速が始まるロングスパートでタフ気味な展開に適性がありそうで、向正面で早めから加速が始まる有馬記念にはマッチするイメージ
■中でも評価できるのが菊花賞で、入りの3Fを34秒台で入ったところから勝負所残り6Fから加速して上がり37.0かかるタフな展開を外枠から前目で受けて、勝負所(加速所)で詰まりながら上がり2位で勝ち馬と差のない競馬、タフな競馬を走ったダメージは心配だが、状態良好で内目の枠が引ければしっかり評価したい、紐候補

Gregory

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA