基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上:斤量)

エンペラーズソード:セ4歳:ドレフォン×米国型:前走東京1600m3勝クラス1人気1着:原:57kg

結論

■デビュー前から去勢されておりデビュー戦ではまわりの馬を気にして集中して走れていなかったように気性的に難しい面があったが、早い段階で改善され、道中の折り合いを含めて優等生な競馬ができるようになっている
■特段キレる末脚があるタイプではないため基本的には速いテンを活かした先行競馬が信条なものの、前々走には東京1600mで36.3 – 60.0 – 33.1の高速上がり戦でも先行して上がり3位を使って優勝しており、1勝クラスを長く脱出できなかった時と比較すると明確に力を付けている
■これまで条件戦を4勝してオープン入りしているが、その全てがコース替わりor開幕から4日以内であり、過去には陣営からレース前に「馬場が悪いと走りがバラバラになる。開幕週の芝で改めて見直したいところ」とコメントが出されている所からも、開催終盤の脚を取られるような馬場よりは、綺麗な馬場で先行馬も簡単には止まらないコンディションで先行力を活かしたいタイプである
■また、4勝のうち3勝が追い切りで自己ベストの時計を出された時であり、追い切りで自己ベストが出されているタイミングでは素直に状態は良しと受け取りたい
■東京新聞杯では前が簡単には止まらない馬場コンディションになることが多く、先行力を活かしたく、2勝クラス3勝クラスと同舞台で連勝している本馬にとってこれ以上ない舞台である、前走がハンデ戦だったこともあり純粋な実力では他の出走馬に譲る面もありそうなものの、まだまだ成長著しい4歳馬である点や舞台への適性を考えると少なくとも相手には欲しい、もう1つ強めに評価するには内枠が欲しい

全レース分析

2歳

【1】新潟1400m新馬:10着:荻野
・陣営は「気が良くてゲートも速い。好仕上がりで動きも水準以上なので初戦から期待」とコメントしていた、追い切りはW主体でそこそこの時計が出され、併せ馬も行われていた、新馬戦で既に去勢されていた
・レースは開催1日目(Aコース1日目)の馬場の中34.5 – 35.2の前傾0.7で、前半をミドルペースで進めると、600-800mを12.2と緩めた、ラストは残り3Fから0.4加速して11.8 – 11.2 – 12.2と残り2Fからの加速も大きな展開で、上位の上がりを使った3頭が4着を5馬身離す決着
・外枠からスタートすると出て行って好位の馬群を追走した、道中は物見をしているのか少し集中していない様子だった、勝負所では残り3F付近から気合いを付けられたが、依然遊びながら走っている様子で中団の馬群にポジションを下げて直線へ、直線では伸ばせず敗戦
・気性的にかなり難しそうな様子だった

【2】新潟1600m未勝利:3着:1ヶ月:菅原
・陣営は「ケイコは動いていたが、他馬を気にして走っていた。能力はある。積極策で」とコメントしていた、追い切りは前走と同様のパターン
・レースは開催9日目(Aコース9日目)の馬場の中35.1 – 59.9 – 34.9の後傾0.2で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.7加速して11.5 – 11.1 – 12.3と加速する展開で、4角で5番手以内の馬が4着までを独占する先行決着
・10頭立ての5番枠からスタートすると押して出して行って2番手を追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では残り4Fから少しずつ促して行って逃げ馬から1馬身半ほどの差の2番手から直線へ、直線では残り500mから追われると脚を使って前に迫ったが逃げ馬を交わしきれず、ラストは勝ち馬に交わされて3着まで
・スッと2番手に付けた影響も大きかった可能性はあるものの、前走と比較すると集中して走れている様子だった

【3】中山1800m未勝利:1着:1ヶ月:菅原
・陣営は「初戦で他馬を気にしていたので前回は積極策。千八の方がレースがしやすい」とコメントしており、距離を延長して先行策を取ることでまわりに馬がいない状態を作るのが狙いの様子、追い切りはいつものパターンで、当週には5F自己ベストの85.1 – 67.6 – 11.2が出され併せ先着していた、初の右回り
・レースは開催7日目(Cコース2日目)で直線追い風が吹くコンディションの中35.9 – 62.4 – 34.1の後傾1.8で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.8加速して11.8 – 11.1 – 11.2と残り2Fからの加速も大きくゴールへ加速するような展開で、上位の上がりを使った3頭が圏内を独占する末脚決着
・最内枠からスタートすると促して出して行ったが外の馬が速く行かせて切り返して2番手を追走した、道中は単独の2番手で落ち着いて追走できていた、勝負所では残り500m付近から促されると加速して逃げ馬を交わして先頭に立って直線へ、直線では反応して抜け出すとラストは2着に2馬身半差を付けて快勝

【4】中山2000m1勝クラス:5着:2ヶ月:菅原
・陣営は「マイルがベストかもしれないが、出がもうひとつ。自分のリズムでどこまで」と距離適性についてコメントしていた、追い切りはいつものパターンで2週前に自己ベスト83.0 – 66.6 – 11.7が出されていた、2ヶ月の休み明けで馬体は+16kgしていた
・レースは開催1日目(Aコース1日目)の馬場の中34.3 – 59.4 – 35.3の前傾1.0で、入りの3Fをハイペースで進めると、道中はミドルペースで進めた、ラスト4Fは12.2 – 12.0 – 11.7 – 11.6と残り2Fから加速してゴールへ加速する展開で、4角で6番手以下から上位の上がりを使った3頭で圏内を独占する差し決着、勝ちタイムは1:58.8の2歳レコード
・中枠からスタートすると出て行って内へ寄せてハナに立っていたが、1角までに外から主張する馬がおり行かせて切り返して逃げ馬の外の2番手を追走した、向正面では外からプレッシャーをかけてくる馬がおり、前で3頭並んだ隊列の真ん中を追走していた、勝負所ではほとんど馬なりで加速して逃げ馬に並びかけると先頭に変わって直線へ、直線では脚を使ってはいたが残り150mで鋭く伸びた3頭に交わされて5着まで

【5】京都ダート1800m1勝クラス:中止:1ヶ月:荻野
・陣営は「ダートを試してみます。体調は引き続きいいので、もまれず運べるようなら」とコメントしていた、追い切りはいつものパターン、初の関西遠征
・レースは36.5 – 62.8 – 37.8の前傾1.3で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.3加速して12.8 – 12.7 – 12.6 – 12.5とゴールへ加速する展開で、上位の上がりを使った4頭が4着までを独占する末脚決着
・中枠外目からスタートすると直後に大きく躓いて控えて後方の馬群を追走した、1角では狭い馬群で頭を上げる様子があってポジションを下げて最後方になった、向正面では追っ付けられるような追走になっていた、勝負所では馬群に置かれるような形になり4角手前で鞍上は追うのを辞めていた、その後のレポートでは競争中に異常歩様となり最後の直線コースで競争を中止したと発表された

結論(再掲)

■デビュー前から去勢されておりデビュー戦ではまわりの馬を気にして集中して走れていなかったように気性的に難しい面があったが、早い段階で改善され、道中の折り合いを含めて優等生な競馬ができるようになっている
■特段キレる末脚があるタイプではないため基本的には速いテンを活かした先行競馬が信条なものの、前々走には東京1600mで36.3 – 60.0 – 33.1の高速上がり戦でも先行して上がり3位を使って優勝しており、1勝クラスを長く脱出できなかった時と比較すると明確に力を付けている
■これまで条件戦を4勝してオープン入りしているが、その全てがコース替わりor開幕から4日以内であり、過去には陣営からレース前に「馬場が悪いと走りがバラバラになる。開幕週の芝で改めて見直したいところ」とコメントが出されている所からも、開催終盤の脚を取られるような馬場よりは、綺麗な馬場で先行馬も簡単には止まらないコンディションで先行力を活かしたいタイプである
■また、4勝のうち3勝が追い切りで自己ベストの時計を出された時であり、追い切りで自己ベストが出されているタイミングでは素直に状態は良しと受け取りたい
■東京新聞杯では前が簡単には止まらない馬場コンディションになることが多く、先行力を活かしたく、2勝クラス3勝クラスと同舞台で連勝している本馬にとってこれ以上ない舞台である、前走がハンデ戦だったこともあり純粋な実力では他の出走馬に譲る面もありそうなものの、まだまだ成長著しい4歳馬である点や舞台への適性を考えると少なくとも相手には欲しい、もう1つ強めに評価するには内枠が欲しい

Gregory