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メイショウタバル 【天皇賞秋2025】

天皇賞秋の各馬分析1頭目はメイショウタバル。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

天皇賞秋の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

メイショウタバル:牡4歳:ゴールドシップ×米国型:前走宝塚記念7人気1着:武豊

結論

■これまでの重賞3勝はいずれも淡々としたペースで逃げて直線も止まらないような脚を伸ばす形で勝利しているように、自分のペースで逃げられた時のパフォーマンスが高い馬で、神戸新聞杯と宝塚記念では、共にテンが速くなり差しが入りやすい舞台である中京2200mと阪神2200mでも結果を出している
■皐月賞をオーバーペースで大敗した際に陣営は中2週の詰まったローテについて言及していたが、日経新春杯では3ヶ月の休み明けでもオーバーペースで大敗しており、自分のペースで進めてパフォーマンスを出せるかどうかは前走からの間隔よりも序盤や道中の進め方にあると考える
■ハイパフォーマンスで重賞を制した神戸新聞杯と宝塚記念は共に6枠から外の外枠で、一方でオーバーペースで大敗した皐月賞と日経新春杯では共に3枠から内の内枠だったように、テンを急かさずにジワッと先行できた方が折り合いがつくことから、基本は内枠より外枠の方が競馬がしやすいタイプと考えられる
■天皇賞秋に向けては皐月賞、ダービー以来の関東遠征となりこれまで結果が出ていないものの、ドバイターフでは海外遠征でも折り合いを欠くことなく競馬ができていることから、遠征自体は特段のマイナス要素ではないと見る
■天皇賞秋は道中が持続的なペースになると後方から差すのは難しく、淡々と進めた逃げ馬が好走できる舞台ではあるものの、1角までが近いコースレイアウトや相手関係を考えると、自分のペースでハナに立って道中を進められるかが1つの焦点となる、自分の型に嵌められる前提であればしっかり評価したい存在ではあるものの、前走のGⅠ勝ちで人気になりそうな今回は枠順やその並びと人気とを突き合わせながら最終的な評価をする、無論能力は十分に通用する、少なくとも一定以上の印は用意する形で、構成によっては重たい印まで

全レース分析

2歳

【1】京都2000m新馬(重):4着:角田大河
・陣営は「調教の手応えは見劣るけど実戦で良さそうなタイプ。血統的にも二千は向く」とコメントしていた、追い切りはW主体で終い重点の時計が目立っていた、最終追いは単走だった
・レースは開催3日目(Aコース3日目)で、前日の雨の影響で重になった馬場の中38.1 – 65.3 – 34.4の後傾3.7で、道中をかなりスローペースで進めると、ラスト4Fは12.6 – 12.1 – 11.0 – 11.3と残り2Fからの加速が大きな展開で、4角3番手以内だった馬でのワンツー決着
・10頭立ての5番枠から出負け気味のスタートを切ると控えて中団後方の外を追走した、道中はやや行きたがるのを抑えられながらの追走となっていた、向正面では外からポジションを上げる馬がおり3角では最後方になっていた、勝負所では馬群の外目で徐々に促されると一団の馬群の後方外になって直線へ、直線ではしっかり脚を使って上がり最速34.2で伸びたが、自身より内前から伸びた組との差を詰められず4着まで

【2】京都1800m未勝利:5着:中2週:角田大河
・陣営は「ゲートで待たされて後手に回った。もう少し流れに乗る競馬なら前進は可能」とコメントしていた、追い切りはWで単走が2本で、当週には自己ベスト82.0 – 65.8 – 11.4が馬なりで出されていた
・レースは開催8日目(Aコース8日目)の馬場で、カメラが揺れる直線向かい風方向の風が吹く中35.6 – 60.4 – 35.1の後傾0.5で、道中を平均ペースで進めると、ラスト3Fは12.0 – 11.4 – 11.7と残り2Fからの加速が大きな展開で、4角で4番手以内の馬が圏内を独占する先行決着
・10頭立ての7番枠からスタートすると出て行って中団外目を追走した、道中は少し行きたがっていたがなんとか折り合いの中ではあった、勝負所では中団の外を手綱を抱えられたまま進めると、残り3F過ぎから徐々に促されて中団の大外から直線へ、直線では脚を使って上がり3位35,1を使ったが、自身より内前の馬を交わせるほどではなく5着まで、勝ち馬はダノンデサイルだった

【3】阪神2000m未勝利:1着:2ヶ月:浜中
・陣営は「折り合いをつけて、しまいを生かす形になる。多頭数の方が競馬はしやすい」とコメントしていた、追い切りはWオンリーで当週には5F自己ベストの82.6 – 65.7 – 11.5が単走馬なりで出されていた
・レースは開催8日目(Bコース2日目)の馬場の中36.0 – 60.8 – 35.3の後傾0.7で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.5加速して11.8 – 11.8 – 11.7とゴールへ加速する展開で、上位の上がりを使った3頭で圏内を独占する末脚決着
・中枠から五分のスタートを切ると出て行って中団の外を追走した、向正面では前に馬を置く形で折り合って進められていた、勝負所では馬群の外をまわったまま馬群の加速に付き合うと前との差を詰めて好位の大外になって直線へ、直線では2位より0.2秒速い上がり最速34.7で伸びると抜け出して快勝

3歳

【4】若駒S(L)(京都2000m)(重):除外:1ヶ月:浜中
・追い切りは相変わらずWオンリーでの調整で終い重点の時計だった、当週は単走、馬体は-12kgしていた
・ゲート前で右前肢ハ行により競走除外された

【5】京都1800m1勝クラス:1着:1ヶ月:浜中
・陣営は「右前の挫石をケアしながらの調整。あとは当日に極端なイレ込みがなければ」とコメントしていた、追い切りはW2本から最終は坂路での調整で、Wでは2週続けて全体から速めの時計が出され、当週の坂路では自己ベスト53.1 – 11.9が単走で出されていた
・レースは開催14日目(Dコース1日目)の馬場の中36.3 – 61.5 – 34.0の後傾2.3で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから1.3加速して11.4 – 11.1 – 11.1 – 11.8と伸びる展開
・9頭立ての5番枠からスタートすると出て行ってハナへ、道中は折り合って追走できていた、3角までには外からハナを叩く馬がおり好位の位置取りとなった、交わされる所では少し頭を上げていた、勝負所では残り3F付近から促されて再び先頭に立つ形で直線へ、直線では伸びて抜け出しにかかると、ラストは外から迫られたが凌いで優勝
・その後はスプリングSへ向けて調整されたが左前肢の皮膚関連のフレグモーネで回避し、1週後の毎日杯へ予定を変更された

【6】毎日杯(重):1着:1ヶ月:坂井
・陣営は「スプリングSをフレグモーネで回避も、すぐに腫れは引いた。毛ヅヤも良く、延びた影響はなさそう。うまく折り合って運べれば」とコメントしていた、追い切りはWでの調整から最終は坂路で単走で、坂路では自己ベスト52.0 – 11.8が馬なりで出されていた
・レースは開催9日目(Aコース9日目)で乾いていく重馬場の中35.2 – 59.6 – 34.4の後傾0.8で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.4加速して11.6 – 10.9 – 11.9と伸びる展開で、4角で3番手以内の馬のワンツー決着ではあったものの、勝ち馬が逃げて上がり最速を使って6馬身離す決着
・内枠からスタートすると出て行ってハナへ、道中は程よい前進気勢がある様子で淡々と逃げられていた、勝負所も終始最内のまま進めると1馬身ほどのリードを保って直線へ、直線では各馬が外へ出す中唯一最内の進路を進めると抜け出して直線でも突き放して6馬身差の圧勝、上がりは2位より0.7秒速い最速の34.4
・レース後鞍上は「過去のレース、血統背景、この日の馬場状態。1頭分だけは良かったので、そこを迷わず狙おうと思っていました。乗りやすいですし、来られてもまだ伸びそうな感じ。強い相手にこれだけの差をつけていますから」とコメントしていた
・馬場は内1頭分だけが良かった様子で、その恩恵もあっての圧勝だった

【7】皐月賞:17着:中2週:浜中
・陣営は「レース後はすぐに乗りだし、1週前追い切りが掛かり気味で予定より速い時計になった。直前は無理することなく、いい反応だったし、中2週でも好調キープ。乗り方は任せます」とコメントしていた、追い切りはWと坂路で単走が1本ずつで、1週前のWでは自己ベストを大幅に更新する78.5 – 63.8 – 11.7が出されていた、初の関東遠征
・レースは開催16日目(Bコース6日目)の馬場の中34.2 – 57.5 – 35.8の前傾1.6で、前半を11.7以下が続くハイペースで進めると、後半5Fは11.8 – 12.0 – 12.1 – 11.7 – 12.0と残り2Fからを除いて加減速の少ない展開で、1:57.1のレコードとなる高速決着
・内枠からスタートすると、外の馬の方がテンは速かったが押して出して行って譲らない形でハナへ、道中は2番手以下を6馬身ほど離す逃げで、鞍上も強くは抑えずに馬の気に任せてオーバーペースという形だった、勝負所では残り3Fから追い出しを開始されると外から並びかけられて直線へ、直線では完全にガス欠で最内の進路のまま後退して最下位17着敗戦
・レース後鞍上は「返し馬では落ち着いていましたが、ゲート入りに手間取った時にテンションが上がってしまいました。リズム良く運ぼうと思ったのですが、かかってしまいました」とコメントしていた

【8】日本ダービー:取り消し:1ヶ月半:浜中
・陣営は「中2週のローテが響いて、ゲートを嫌がったし、かなり行きたがってハイペースの逃げに。中間はクロス鼻革に替えて、浜中につきっきりで乗ってもらって折り合い面を修正した」と馬具の工夫など折り合い対策を講じた旨についてコメントしていた、追い切りはWオンリーでの調整で、1週前には自己ベスト78.3 – 63.6 – 11.4が一杯で出されて併せ遅れていた、当週は単走で終い重点
・左後肢ザ石により枠順確定後の金曜日に出走取り消しとなった

【9】神戸新聞杯(中京2200m)(稍重):1着:4ヶ月:浜中
・陣営は「帰厩後の調整は順調。1週前に併せ馬で負荷をかけて、今週は単走で鞍上に感触を確認してもらった。精神面での成長を感じます」とコメントしていた、追い切りはWオンリーでの調整で1週前に全体から時計を出して当週は単走で終い重点というパターン、1週前当週と続けて鞍上が騎乗していた
・レースは開催15日目(Bコース5日目)で稍重になった馬場の中35.4 – 60.0 – 36.0の前傾0.6で、道中を緩まり切らない平均ペースで進めると、ラスト4Fは12.0 – 11.8 – 11.7 – 12.5と徐々に加速してラスト1Fを落とす展開で、4角で1, 2番手の馬でのワンツー決着だったものの、3, 4着には3角で9番手以下から上位の上がりを使った馬が差し込んでいた
・大外枠からスタートすると特に促すことはせず1角までにハナへ、道中は2番手以下を5馬身ほど離した逃げになっていたが折り合って逃げられていた、勝負所では特段ペースを緩めることなく後続からリードを保ったまま進めると、2番手から4馬身ほどリードを保ったまま直線へ、直線では最内の進路取りのまま脚を伸ばすと、ラスト1Fでは後続に差を詰められたが半馬身凌いで優勝
・レース後鞍上は「スタートを出てからは無理に手綱を押していくとかせず、馬の気分に任せて1コーナーに入りたいと思っていたので、レース前はハナにはこだわっていなかったです。1コーナーまで非常にうまく入れましたので、とにかく馬とのコンタクトを優先してペースは気にせず乗っていました。精神的な部分がフレッシュになって、ちょっとずつですけど成長しているのかなと思います」とコメントしており、使い詰めよりは休み明けの方が精神的に落ち着いてレースができるタイプか
・中京2200mと差しの入りやすいコース設定でも持続的なペースで逃げきった、道悪で後続の末が削がれる側面はあったとはいえ優秀なパフォーマンス

【10】菊花賞:16着:1ヶ月:浜中
・陣営は「リフレッシュしたことで、自分のリズムを崩さずにジワッとハナへ行けたのが大きい。使ってからもいい雰囲気で、順調に乗り込めた。距離は未知数だけど、折り合いさえつけば」とコメントしていた、追い切りはWオンリーでの調整で、1週前には併せ馬、当週には単走で80.9 – 64.3 – 11.3が出されていた
・レースは開催6日目(Aコース6日目)の馬場の中37.0 – 62.0 – 123.7 – 35.9の後傾1.1で、道中は800-1200mで12.0 – 11.7と加速が入ったことを除けばややスローペースの展開で、ラストは残り4Fから0.7加速すると11.9 – 12.0 – 11.8 – 12.1と伸ばす4F戦で、途中で加速も入って前がごちゃついた影響か、2周目の2角時点で8番手以下だった馬が6着までを独占した
・中枠からスタートすると枠なりに控えて中団前目の外を追走した、1周目ホームストレッチでは外からハナを叩いた馬を追いかけてさらに外から交わす形で1角ではハナに立っていたが、1, 2角ではさらに外から交わされる形で向正面では好位の馬群の位置取りとなっていた、勝負所では残り4F手前から外の追い出しに抗うように促されたが減速して中団後方へ後退して直線へ、直線では追い出さず入線するだけの形になって16着に大敗
・レース後鞍上は「ゲートまでうまくいきましたし、テンションも良かったです。ゲートも出てから触らずに行きました。下りで掛かりだしたので、最初の直線に向いて、途中から行く形も考えました。途中から行く馬もいて、出入りが激しくなり、馬が嫌になってしまったようでした。今日は展開も先行馬には向かず、厳しいレースになりました」とコメントしていた

4歳

【11】日経新春杯(中京2200m):11着:3ヶ月:浜中
・陣営は「予定していた有馬記念が早めに除外と分かったので、ここを目標に切り替えた。順調にケイコを消化できたしリズム良く運べれば」とコメントしていた、追い切りはW主体で単走オンリーでの調整で、1週前当週と続けて鞍上が騎乗していた、ハンデ57.5kg
・レースは開催7日目(Bコース2日目)の馬場の中34.5 – 57.7 – 37.4の前傾2.9で、道中を舞台と時期を考えると明らかなオーバーペースで進めると、ラスト4Fは12.1 – 12.2 – 12.7 – 12.5と上がりを要して、ラストは差し馬がラップを少し速める展開
・内目の枠からスタートすると近走よりは少し促すような形でハナへ、道中馬はかなり前向きで猛然と飛ばしていた、勝負所では残り4F過ぎから手応えは怪しかったが、5馬身ほどのリードを保って先頭で直線へ、直線では必死に追われたが失速して11着敗戦
・レース後鞍上は「返し馬はいつもと同じで、ゲートもスムーズでした。1コーナーまではいい感じでしたが、コーナーに入ってから掛かってしまいました。調教も工夫してやってきましたが、肝心の競馬でこれだけ掛かるとどうしようもないです。申し訳ないです」とコメントしていた、神戸新聞杯では同舞台を休み明けで使われて結果を出していたが、ここでは休み明けでも自滅してしまった形
・今回はスタート後に鞍上が抑える動作をしなかったことで馬がグングン行ってしまった印象で、神戸新聞杯の際には外枠の分ジワっと先頭に立てたが、今回は内枠の分ハナに行くために抑えなかったのが仇となった感じ

【12】ドバイターフ(ドバイメイダン1800m):5着:2ヶ月半:武豊
・外目の枠からスタートするとほとんど馬なりで出て行ってハナへ、道中は特段飛ばしているようには見えなかった、勝負所では残り700m付近から促していくと半馬身ほどのリードを保って先頭で直線へ、直線では大きく失速せずしっかりと脚を使ったが5着まで
・レース後陣営は「道中は馬場の重さもあってそこまで引き離せなかったのですが、ペースは良かったと思います。オーバーペースにもならず、馬は頑張ってくれました。勝った馬が強かったですが、良い経験になりました」とコメントしていた

【13】宝塚記念(稍重):1着:2ヶ月半:武豊
・陣営は「初の海外遠征だったが、輸送をクリアして環境に戸惑うこともなく力を出し切れた。放牧を挟んで、ここを目標に逆算して帰厩。順調に仕上がったので、自分のリズムで運べれば」とコメントしていた、追い切りはWオンリーで時計はそこそこ、2週前に併せ馬を併入して、1週前当週は単走だった
・レースは開催4日目(Aコース4日目)で前日の雨の影響で重馬場でスタートし稍重に回復した馬場の中34.8 – 59.1 – 36.0の前傾1.2で、テンを速めに入って道中を12.1付近が続く持続的な展開で進めると、ラスト4Fも11.9 – 11.8 – 11.7 – 12.5と加速は少なくラスト1Fを落とすラップで、1, 2着こそ4角で1, 2番手の馬で決着したものの、3-6着には3角時点で9番手以下の差し馬が差し込んでいた
・外目の枠からスタートすると少し行きたがるのを抑えられながら少しずつ出て行ってハナへ、道中は後続を離さず折り合って逃げられていた、勝負所では残り4F手前から外から並びかけられたが動じることなく、残り3Fを過ぎてから少しずつ促されて半馬身ほどの先頭で直線へ、直線では最内の進路のまま追われると後続を離すような脚を使って伸びた、ラスト1Fこそラップは失速したが3馬身差の快勝
・レース後鞍上は「基本は先手を取りたいなと思っていました。ただ、どういうペースで行けばベストなのか…というのは直前までいろいろ迷うところはありました。折り合いもある程度ついていたし、かといって折り合いがつき過ぎることもなかったので、いい感じだな、いいペースで入れたなと思いました」とコメントしていた
・折り合いはしっかり付けた上で残り4Fから並びかけられても慌てずに促さなかった好騎乗が光る、序盤は外目の枠でじわっと出していけたのも折り合いを考えると良かった印象

結論(再掲)

■これまでの重賞3勝はいずれも淡々としたペースで逃げて直線も止まらないような脚を伸ばす形で勝利しているように、自分のペースで逃げられた時のパフォーマンスが高い馬で、神戸新聞杯と宝塚記念では、共にテンが速くなり差しが入りやすい舞台である中京2200mと阪神2200mでも結果を出している
■皐月賞をオーバーペースで大敗した際に陣営は中2週の詰まったローテについて言及していたが、日経新春杯では3ヶ月の休み明けでもオーバーペースで大敗しており、自分のペースで進めてパフォーマンスを出せるかどうかは前走からの間隔よりも序盤や道中の進め方にあると考える
■ハイパフォーマンスで重賞を制した神戸新聞杯と宝塚記念は共に6枠から外の外枠で、一方でオーバーペースで大敗した皐月賞と日経新春杯では共に3枠から内の内枠だったように、テンを急かさずにジワッと先行できた方が折り合いがつくことから、基本は内枠より外枠の方が競馬がしやすいタイプと考えられる
■天皇賞秋に向けては皐月賞、ダービー以来の関東遠征となりこれまで結果が出ていないものの、ドバイターフでは海外遠征でも折り合いを欠くことなく競馬ができていることから、遠征自体は特段のマイナス要素ではないと見る
■天皇賞秋は道中が持続的なペースになると後方から差すのは難しく、淡々と進めた逃げ馬が好走できる舞台ではあるものの、1角までが近いコースレイアウトや相手関係を考えると、自分のペースでハナに立って道中を進められるかが1つの焦点となる、自分の型に嵌められる前提であればしっかり評価したい存在ではあるものの、前走のGⅠ勝ちで人気になりそうな今回は枠順やその並びと人気とを突き合わせながら最終的な評価をする、無論能力は十分に通用する、少なくとも一定以上の印は用意する形で、構成によっては重たい印まで

Gregory

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