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サトノシャイニング 【毎日王冠2025】

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

サトノシャイニング:キズナ×米国型:前走日本ダービー5人気4着:武豊:55kg

結論

■スタートがある程度速く序盤の前進気勢が強いことで、ここまで数戦で先行する競馬をしているが、その先行した東スポ杯2歳Sと日本ダービーでは自身より後方で脚を溜めていた馬にラストで交わされるような形で敗れており、どちらのレースでも能力で4着以内を確保しているが、折り合いが難しい現状では力を発揮し切れる形ではないと考える
■反対に、重賞を勝ったきさらぎ賞では道中がハイペースだったことで折り合いの難しさをごまかしながら控える競馬をしており、直線ではレース上がりが35.7と比較的かかる展開を2位より0.5秒速い上がり最速で差し切っており、現状最も高いパフォーマンスが出せるのは、本レースのように道中のペースが流れて上がりがかかり先行馬が垂れるような展開を差す形と考えられる
■毎日王冠では、道中のペースが緩む/締まるのどちらのパターンになっても大きくパフォーマンスを落とす所は想像できないものの、緩むパターンならしっかり折り合って先行抜け出しを計る馬、締まるパターンならマイル指向の鋭い末脚を使える馬など、相手関係次第では適性観点でより上位に取りたい馬がいそう、これまでのパフォーマンスを考えると一定以上評価せざるを得ない形になりそうなものの、より適性の向く馬との実力を含めた相対評価と当日の人気からどのような形で評価するか決定されたい

全レース分析

2歳

【1】中京2000m新馬:1着:松山
・陣営は「肉体的なポテンシャルは標準以上も、粗削りな面がある。力を出し切れれば」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で、終い重点の時計が目立っていた、最終追いは単走で4Fからだった
・レースは開催15日目(Bコース5日目)で小雨の降る良馬場の中39.4 – 65.0 – 34.2の後傾5.2で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.9加速して11.8 – 11.1 – 11.3と伸びる展開で、上位の上がりを使った馬が上がり順位のまま圏内を独占する末脚決着
・中枠からスタートすると行きたがるのを抑えられながら出て行って好位の外で前に馬がいない位置を追走した、向正面では外からハナを叩く馬がいたがポジションは大きく変えず3角でも好位の外を追走していた、勝負所では馬群の外で加速に付き合うと残り3Fから徐々に促されて好位の外から直線へ、直線では力強く脚を使って伸びると先に抜け出した逃げ馬を余裕をもって交わして優勝
・操縦性こそやや難しそうだが、直線では良いエンジンを積んでいそうな伸び脚だった

【2】東スポ杯2歳S:2着:1ヶ月半:松山
・陣営は「前回が余力のある内容だった。ごちゃついた時の心配はあるけど、落ち着いた頭数だし、広い東京でスムーズな競馬ができれば」とコメントしていた、追い切りは併用で、2週前にはWで自己ベスト81.1 – 65.7 – 12.0が単走馬なりで出され、当週には坂路でも自己ベスト52.9 – 11.8が単走で出されていた、初の関東遠征
・レースは開催13日目(Cコース1日目)の馬場の中36.1 – 60.9 – 33.4の後傾1.7で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから1.2加速して11.3 – 10.9 – 11.2と伸びる展開で、4角で3番手以内だった3頭が圏内を独占する先行決着
・大外枠からスタートすると直後に落鉄していた、前進気勢強く出ていくとハナへ、道中はハナに立った後も少し行きたがっていたがペースはスローだった、勝負所でも先頭のまま進めて半馬身差の先頭で直線へ、直線ではしっかり反応して伸びて上がり3位33.5の脚で抜け出しにかかったがラストは外から勝ち馬に交わされての2着まで
・レース後に鞍上は「馬の後ろに入れたかったのですが、大外枠でスタートが良く、押し出されてしまいました。それに、3完歩目で落鉄もありました。それでここまで来るのですから、能力の高さを改めて感じました」とコメントしていた

結論(再掲)

■スタートがある程度速く序盤の前進気勢が強いことで、ここまで数戦で先行する競馬をしているが、その先行した東スポ杯2歳Sと日本ダービーでは自身より後方で脚を溜めていた馬にラストで交わされるような形で敗れており、どちらのレースでも能力で4着以内を確保しているが、折り合いが難しい現状では力を発揮し切れる形ではないと考える
■反対に、重賞を勝ったきさらぎ賞では道中がハイペースだったことで折り合いの難しさをごまかしながら控える競馬をしており、直線ではレース上がりが35.7と比較的かかる展開を2位より0.5秒速い上がり最速で差し切っており、現状最も高いパフォーマンスが出せるのは、本レースのように道中のペースが流れて上がりがかかり先行馬が垂れるような展開を差す形と考えられる
■毎日王冠では、道中のペースが緩む/締まるのどちらのパターンになっても大きくパフォーマンスを落とす所は想像できないものの、緩むパターンならしっかり折り合って先行抜け出しを計る馬、締まるパターンならマイル指向の鋭い末脚を使える馬など、相手関係次第では適性観点でより上位に取りたい馬がいそう、これまでのパフォーマンスを考えると一定以上評価せざるを得ない形になりそうなものの、より適性の向く馬との実力を含めた相対評価と当日の人気からどのような形で評価するか決定されたい

Gregory

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