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予想・買い目 【天皇賞秋2022】

レース展開を構想し、印を決定していく。
買い目を記載しているが、ブログ上での発表は未確定の買い目で直前に変更の可能性大最終的な買い目はTwitterで発表。(Twitterで発表の買い目は購入確定馬券)
有力3歳の出走でなかなかの好メンバーとなった今回、有力馬たちが近い枠となったことで2角までのポジション争いが激しくなりそうで、ここをスムーズに進めて納得のいくポジションを確保することがまずは第一関門でしょう。

展開予想

【逃げ候補馬】
■パンサラッサ:前走札幌記念(35.5 – 59.5)
重ための馬場に加えて鞍上も道中そこまで促さなかった前走札幌記念こそ、35.5 – 59.5で入っているが、前々走宝塚記念では2200m戦ながら33.9 – 57.6のハイペースで入っている。今回は鞍上も陣営も「この舞台で緩めた逃げを打っても直線で捕まるだけ」と理解しており、レース後コメントでも度々出ていた4角でのセーフティリードを取りに来ると見る。
外から来るバビットの方が二の脚が早いが、枠の差と逃げたいペースの違いでハナはパンサラッサと見る。

【予想ペースと参考過去レース】
外からバビットがハナを叩く素振りを見せることで序盤から流れて
12.5 – 11.0 – 11.2 – 11.4 – 11.4:(34.7 – 57.5 – 36.5)
程度のハイペースになると予想、過去5年の天皇賞秋では最も早くても入りの3F5Fは35.7 – 59.0(アエロリットの逃げた2019年)であり、今年は過去5年にはないほどのハイペースとなる、参考年は過去5年からは取り上げないでおく(一応、過去5年分のレース分析はこちら)

代わりに過去5年以上に遡ったレースを挙げておくが、結論から言うと参考にはなりきらないと考える。2012年、エイシンフラッシュが勝利した天皇賞秋はシルポートという逃げ馬が1枠2番から好スタートを決めて逃げ、34.8 – 57.3というハイペースを刻んだ。しかし、今年と違うのはシルポートが12人気だった一方で、今回逃げるパンサラッサは6人気(土曜9:00時点)という点。2012年のレースでは道中2番手以下が10馬身以上離れるほどの独走逃げとなっていたが、今年は以下の要素からそこまで話した単騎逃げにはならない。

・多少逃げ馬を追いかけそうなバビットの存在
・ポタジェ、ジオグリフらの瞬発力勝負にされたくない思惑
・前走の対戦経験から楽逃げさせると怖いという意識のあるジャックドールの存在

要するにパンサラッサはシルポートほど放って置けないのが他馬の心理で、こうなると4角12番手だったエイシンフラッシュが勝利した2012年とは異なり、馬群全体のペースがある程度流れ、後方の(エイシンフラッシュのような)馬の脚がたまらない追いかけすぎた馬は直線で止まるなどの事象が起こり得る。これらから導かれる今回狙いたい馬は、道中締まったペースを追走しながら直線でも脚を伸ばせる、瞬発力ではなく持続的な脚で伸びる馬

予想印・見解

【予想印】
◎6ジオグリフ
○7イクイノックス
▲3パンサラッサ
△8シャフリヤール
△9ジャックドール

【見解】
◎1番手はジオグリフ。今年の何よりのテーマはパンサラッサ先輩の参戦で、過去とは異なるレースになるという点。2021年、2020年のように大きな後傾となれば、無論高速上がりレースへの適性が問われ、今年であれば◎イクイノックスとしていただろう。しかし、今年は前述のようにハイペースを追走しながら脚を溜められる追走力と、そこから脚を伸ばせる持続的な末脚を評価したい。ジオグリフは札幌2歳Sや皐月賞で見せたようにタフな展開でも持続的な末脚を使えるのが強みで、その前進気勢からハイペースの追走力という意味でも前走ダービーから参戦してくる3歳馬3騎の中では抜きん出ていると見る。一部では小回りコースの方が向くとの見解もあるが、それは器用だから、、、などではなく、持続的な末脚を求められる展開が小回りコースの方が多いからだと考えている。今回は東京2000mという普段高速上がりが求められがちな舞台だが、パンサラッサがいる、普段とは違う。枠も内目の偶数枠に入り、鞍上は福永が継続騎乗してくれる、ここはしっかりスタートを決めて中団のインを追走から直線少し外目に出して伸び、抜け出してくる。最後は外から追い込む○2番手の馬との接戦。無論、1着まである。

○2番手はイクイノックス。各馬分析に記載のように前走ダービーのスタート後出脚がかなり鈍く後方からになったのが、今回パンサラッサのいる本レースへの適性に不安を残す。とはいえ、皐月賞/ダービーの2戦をともに大外枠から連続2着した実力は本物で、多少向かない展開でも本馬の末脚はしっかり使って直線では追い込んでくるところが浮かぶ。展開への適性には疑問が残るが舞台への適性は高い、全てクリアして差し切り勝ちまで警戒したい。

▲3番手はパンサラッサ。本馬は本格化した2021年のオクトーバーS以来、芝2000m以下では(4-1-0-0)とパーフェクト連対。「逃げ馬」「元来からエリートではない」などのイメージから天皇賞秋という超王道の舞台では穴馬サイドのような扱いを受けているが、成績を見ればGⅠ級なのは明らかで、連を外したり、大敗するまでは2000m以下では評価するべきというのが見解。今回は前走札幌記念ほど目立った存在ではなく、人気馬が後方で牽制し合っていると逃げ切ってしまう可能性もある(そうはなって欲しくないが)。仮に他馬の方が実力が上だったとして、本馬の作るペースでいつもの末脚が使えない馬は一定数いる、その頭数次第では自然と前にいる本馬が繰り上げで着内に残る可能性はおおいにある。1着はないと割り切って馬券は購入するが、しっかり評価して抑えておきたい。

△4番手はシャフリヤール。各馬分析に記載のように持続的な末脚が使え、今回のレースへの適性は高いと見る。ただ、曖昧な表現になってしまうが、近走のパフォーマンスと斤量58kgから、ジオグリフには直線で伸び負けるイメージが浮かんだ。具体的には、直線ではジオグリフと同じような位置から抜け出しにかかるが、ジオグリフの鞍上福永は調教でシャフリヤールにも乗っており、これが相手と決め込んで直線で仕掛ければ斤量差も相まってラストまで伸び切るのはジオグリフの方、というのが結論。しっかり馬券は買うが、並べるのであれば4番手となる。

△5番手はジャックドール。ここは以下の1.の理由から重い印ではなく、2.の理由から馬券としては抑える。
1. 最もパフォーマンスが出せるのは、緩めの展開を先行して直線でもう一脚使う競馬で、パンサラッサがいると最高のパフォーマンスは出せない。
2. 4Fから加速するような適性とは異なる展開となった大阪杯/札幌記念でも想像以上のパフォーマンスを出してきており、狙い澄ました1戦である今回、再びこちらの想像を上回ってくる可能性がある。

買い目(未確定)

(単勝)
6 15000
(馬連)
3 – 6 2000
6 – 7 19000
6 – 8 7000
6 – 9 2000
(3連単)
7.8.9 – 3.7.8.9 – 6 計5000 (合成オッズ12.5倍)

計 50000

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