大阪杯の各馬分析11頭目はデシエルト。少し変わったパターンですが、近走の芝のレースのみ見る必要があると判断し、近3走を分析しています。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
大阪杯の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)
デシエルト:牡6歳:ドレフォン×キンカメ:前走金鯱賞(重)2人気4着:◯◯
結論
■気性が難しく、2走前、3走前は岩田康が前半を抑え込む競馬でなんとか折り合っていたが、前走の金鯱賞では武豊が抑え切らずに進めたことで馬は完全に息を入れずに飛ばし続ける逃げを打って失速した、ここ3走の5F通過は59.8, 58.8, 58.2とだんだんと速くなっており、前走に抑え切らない競馬をしたことから、次走は抑えるのが難しくなる可能性もある
■2走前、3走前は本馬が作った持続的なラップで差しが入るようなタフな展開だったことを考えると、逃げ切りで勝利している点は純粋な能力がかなり高いことの証明、エネルギーをロスし過ぎずに前半を進められればGⅠで勝ち負けできる
■上記のように今回に向けてはこれまでより抑えるのが難しくなる可能性はあるが、小回りでスタート後に急坂+コーナーがあるコースになって鞍上が前半をしっかり抑え込めば能力を発揮できる可能性はある、前走も馬場を含めて暴走気味のペースで行っているのに勝ち馬と0.4秒差の4着に残していることから少なくとも何らかの印は必要、能力は高いが前走はそれを出せずに敗れているため、過剰に嫌われれば妙味が出るが世間もある程度評価するのでは、どの程度重たい印とするかは鞍上と人気を見て
全レース分析
5歳
【13】アンドロメダS(L)(京都2000m):1着:1ヶ月半:岩田康
・陣営は「ダートで本来の良さを出し切れていない現状。今の傷んだ芝で変化があれば」とコメントしていた、追い切りは坂路で単走オンリーだった、ハンデ57kg
・レースは開催13日目(Bコース5日目)の馬場の中35.9 – 59.8 – 35.3の後傾0.6で、道中を12.0付近が続く持続的なラップで進めると、ラストは残り4Fから0.7加速して11.4 – 11.5 – 11.6 – 12.2と伸びる4F戦で、逃げ馬+上がり2位以内の2頭で圏内を独占した
・内目の枠からスタートすると出ていってハナへ、道中は行きたがるのを抑えられてなんとか収まっている様子だった、勝負所では残り4Fから少し手綱を緩められて加速すると2番手から4馬身ほどのリードを取って先頭で直線へ、直線ではグイグイと伸びて後続との差は大きく詰まらず3馬身半差で優勝
【14】中日新聞杯:1着:中2週:岩田康
・陣営は「うまくスタートが決まったし、馬場状態などいろいろと条件がいい方に重なった。ハンデは予想通り。再度、直線で辛抱できれば」とコメントしていた、追い切りは坂路単走馬なりが2本、ハンデ58kg
・レースは開催3日目(Aコース3日目)の馬場の中35.3 – 58.8 – 35.6の前傾0.3で、前半を緩まないラップで進めると、1200-1400mを12.2と緩めて、ラストは残り3Fから0.5加速して11.7 – 11.8 – 12.1と伸びる展開で、7着までのうち勝ち馬以外の6頭に道中二桁番手がある差し決着
・中枠からスタートするとハナへ、道中は多少手綱を引かれていたが折り合いの中ではあった、道中は淡々とラップを刻んでいくと、勝負所では残り3F過ぎから徐々に加速して1馬身半ほどの差の先頭で直線へ、直線では少し待って手前を替えさせてから追い出すと後続を突き放して2馬身差の快勝
・2-7着を差し馬が占めていることを考えると楽なペースではなく、着差以上に強い競馬
6歳
【15】金鯱賞(重):4着:3ヶ月:武豊
・陣営は「今回も他に逃げる馬がいたらどうかだけど、操縦性の難しい馬で途中からでも行く形になりそう」とコメントしていた、追い切りは相変わらず坂路での単走オンリーも、休み明けで本数が乗られていた
・レースは開催2日目(Aコース2日目)で小雨の降る重馬場の中35.7 – 58.2 – 38.6の前傾2.9で、前半を11.5以下が続くハイペースで飛ばすと、後半5Fは11.9 – 12.6 – 12.7 – 12.8 – 13.1と道悪のハイペースでかなり上がりを要する展開
・中枠からスタートすると1角からグイグイと後続を離してハナへ、道中は鞍上もしっかりと抑える様子でなく馬任せにどんどん行ってしまう逃げとなった、勝負所では残り700m付近から息が上がって減速し始めると後続との差は3馬身半ほどになって直線へ、直線では完全には止まらずラストまで減速しないような形だったが、抗う脚は残っておらず3頭に差されての4着まで
・レース後に鞍上は「逃げは逃げなのですが、もう少し息を入れられるかと思っていました。スタートは良かったのですが、2コーナーからムキになっていました。ハイペースにはなるので、こういう馬場も良くなかったですね」とコメントしていた
結論(再掲)
■気性が難しく、2走前、3走前は岩田康が前半を抑え込む競馬でなんとか折り合っていたが、前走の金鯱賞では武豊が抑え切らずに進めたことで馬は完全に息を入れずに飛ばし続ける逃げを打って失速した、ここ3走の5F通過は59.8, 58.8, 58.2とだんだんと速くなっており、前走に抑え切らない競馬をしたことから、次走は抑えるのが難しくなる可能性もある
■2走前、3走前は本馬が作った持続的なラップで差しが入るようなタフな展開だったことを考えると、逃げ切りで勝利している点は純粋な能力がかなり高いことの証明、エネルギーをロスし過ぎずに前半を進められればGⅠで勝ち負けできる
■上記のように今回に向けてはこれまでより抑えるのが難しくなる可能性はあるが、小回りでスタート後に急坂+コーナーがあるコースになって鞍上が前半をしっかり抑え込めば能力を発揮できる可能性はある、前走も馬場を含めて暴走気味のペースで行っているのに勝ち馬と0.4秒差の4着に残していることから少なくとも何らかの印は必要、能力は高いが前走はそれを出せずに敗れているため、過剰に嫌われれば妙味が出るが世間もある程度評価するのでは、どの程度重たい印とするかは鞍上と人気を見て
Gregory