紫苑Sの各馬分析8頭目はロジレット。
父、母ともに同一馬主の馬であり、こういう血統の馬にはロマンを感じます。
ここは1勝クラスまでの実績しかない馬には厳しいレースですが、頑張って欲しいです。
また、脚元が白く、見た目も可愛い馬です。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
紫苑Sの過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名：馬齢：血統(父×母父)：前走：鞍上)
ロジレット：牝3歳：SS系×Robert系：福島1800m1勝クラス 3人気1着：石川
結論
■デビュー【2】戦目と【3】戦目の間には7ヶ月半と長期休養も経験したが、体が増えておらず、調教の負荷を高めて心肺機能向上させるにはもう少し馬体の成長が欲しい1頭
■ある程度好位につけられる脚質を除けば特にこれといった買い材料なく、ここは消しで臨みたい、ペースが流れそうで、かつ本馬が内枠に入った場合のみ2021年の過去レース分析を参考に再考する可能性あり
全レース分析
2歳
【1】東京1600m新馬：3着：柴田善
・追い切りは南W、芝、坂路の併用で終い重点の内容が目立っていた、最終追い切りは南Wで単走軽め
・レースは35.8 – 61.0 – 34.3で、残り3Fから1.4加速して11.2 – 11.5 – 11.6と末脚求められる展開
・内枠からスタートすると出ていって2番手を追走した、3角までは若干ハミと喧嘩しながらだったが3角以降は落ち着いた、直線も2番手のまま進入すると内へささりながら伸びての3着、体が浮いたような、頭が沈み込まない走りだった
【2】東京1600m未勝利：1着：1ヶ月：柴田善
・追い切りはW、W、芝の順での調整でいずれも単走軽めだった
・レースは35.1 – 59.5 – 35.0で、残り3Fから0.9加速して11.5 – 11.6 – 11.9とラストはゴールへ失速するラップ
・最内枠からスタートすると出て行って、外枠から逃げた馬の後ろで2番手を追走、勝負所で逃げ馬に並びかけると先頭で直線へ進入し、追われると残り400mでは抜け出して2馬身のリード、ここでも内にささりラチを頼りながら伸びていた、最後は上がり最速の馬に迫られたが凌いで優勝
3歳
【3】東京1600m1勝クラス：10着：7ヶ月半：柴田善
・追い切りは南W主体で最終は芝コース、1週前の南Wでは6F81.8 – 66.7 – 12.3と6F時計、5F時計ともに更新する自己ベストが出されていた、7ヶ月半の長期休養明けだったが馬体重は増えていなかった、陣営からは「他のことを気にするメンタルに不安が残る」とコメントがあった、初めての古馬混合戦であり斤量は52kg
・レースは重馬場の中、35.7 – 59.7 – 34.8で、残り3Fから0.5加速すると11.5 – 11.4 – 11.9という展開
・中枠からスタートすると押し込められるような形で内を追走し、3番手のインにおさまった、直線では各馬が馬場の良い外に出す中1頭だけ最内を追走していた、残り300m付近までは踏ん張ったがそこからは離されて10着敗戦
・次走の戦前コメントでは陣営から「前走(今走)は懸念していた馬込みへの対応が敗因」とあった
【4】福島1800m1勝クラス：5着：1ヶ月：菅原
・追い切りは南Wで、2本でいずれも終い重点の併せ馬だった、3歳牝馬で斤量は52kg
・レースは35.5 – 59.8 – 35.2で、道中および勝負所での加減速が少ない持続的なラップで、ラスト4Fは12.0 – 11.8 – 11.6 – 11.8という展開
・内枠からスタートすると直後脚を滑らせたようで遅れをとった、また、1角に入るまでに前をカットされる場面もあり、これらが要員で初めて中団後方からの追走になった、勝負所3、4角では最内を追走から直線で外目に出されると上がり最速を使ったが1着からは0.8離された5着まで
【5】福島1800m1勝クラス：1着：中1週：石川
・追い切りは1本で、南Wで終い重点併せ併入、斤量は52kg
・レースは内側の馬場が傷んだ稍重の中、36.3 – 61.8 – 36.4で、前半はスローで進めたが馬場の影響もあって上がりかかる展開
・外目の枠からスタートすると出て行って枠なりに好位の外目を追走、勝負所残り700m付近から促されると4角までにポジションを上げて先頭で直線へ進入、上がり2位で他馬を凌いで優勝
結論(再掲)
■デビュー【2】戦目と【3】戦目の間には7ヶ月半と長期休養も経験したが、体が増えておらず、調教の負荷を高めて心肺機能向上させるにはもう少し馬体の成長が欲しい1頭
■ある程度好位につけられる脚質を除けば特にこれといった買い材料なく、ここは消しで臨みたい、ペースが流れそうで、かつ本馬が内枠に入った場合のみ2021年の過去レース分析を参考に再考する可能性あり
Gregory
