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コルベイユ 【紫苑S2022】

紫苑Sの各馬分析1頭目はコルベイユ。
本馬は近3走逃げており、他馬の出方によってはレース展開の鍵を握る馬となりそう。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単にはこの結論を見ていただければ十分かと思います。

紫苑Sの過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

コルベイユ:牝3歳:SS系×米国型:前走函館1800m1勝クラス3人気1着:勝浦

結論

■距離を1800mに延長した3戦目以降はいずれも逃げているが、逃げているにもかかわらず多少行きたがって抑えられており、気性的に難しさがある可能性が高い
■3走連続で逃げているが、最も速くても前走の36.7 – 61.2であり、他に速い馬がいれば今まで通りに逃げの競馬はできず、番手に控えるか押して押してハナを奪うかになる
■実績は1勝クラスまでで、その前走1勝クラスも展開にかなり恵まれての勝利だった、相手関係にもよるが基本は消しの方向で
■陣営からは複数回カイ食いが細いとの旨のコメントが出ており、馬体の維持のためか強い調教が行えていない、体ができてきて調教の負荷が上がったタイミングではパフォーマンスアップの可能性を考慮したい

全レース分析

各レース情報の見方
【デビューXX戦目】レース名(or距離とクラス):着順:前走との間隔(デビュー戦のみ記載なし):鞍上
・追い切り内容、レース展開、所感など

2歳

【1】東京1400m新馬:2着:坂井
・追い切りは南Wで終い重点主体で併せ馬も行われていた、最終のみPコースで単走軽め、戦前陣営は「カイ食いが細くて攻められない」とコメント
・レースは35.8 – 34.9で残り3Fから0.8加速して11.2 – 11.5 – 12.2とゴールへ失速するラップ
・外枠から好スタートを切ると2番手の外を追走、そのまま直線でもスムーズに追われると残り1Fで逃げ馬を交わしたが上がり最速の馬に差し切られての2着、直線の脚を見る感じキレる脚があるようには見えない

3歳

【2】小倉1200m未勝利(重):3着:3ヶ月:勝浦
・追い切りは南W主体で最終のみ小倉ダート、単走の方が多く最終も単走だった
・レースは雨の降る重馬場の中33.7 – 36.4で序盤から早めに行って上がりかかる展開
・外枠からスタートすると終始追っつけられながら中団前目の外を追走、勝負所も外目で先頭馬群についていくと前から2列目の大外から直線へ、上がり最速を使うも2頭に及ばず3着

【3】小倉1800m未勝利:1着:中1週:勝浦
・追い切りは小倉のダートで単走軽めが1本、詰まった間隔でも前走から+2kgと馬体を減らしてはいなかった
・レースは時計かかり気味の良馬場の中38.2 – 62.7 – 35.2で残り3Fから0.4加速して12.0 – 11.5 – 11.7という展開
・中枠からスタートすると若干行きたがるのを抑えられながらハナへ、馬場を考慮してか内側を2頭分ほどあけていた、その後も終始若干抑えられながら進めると残り2Fから促された、直線内から来た馬と併せ馬になったがなんとか凌いで優勝、かなりの接戦

【4】フラワーC:10着:1ヶ月半:勝浦
・追い切りは南Wで単走オンリー
・レースは36.9 – 61.3 – 35.4で、道中は平均すると12.1付近が続くスロー気味の持続的な展開からラスト3Fは12.0 – 11.4 – 12.0と前が入れ変わった残り2Fから加速するラップ
・内枠からスタートすると直後押されてポジション取りに行きハナへ、道中は相変わらず若干抑えられながら逃げた、勝負所残り2F手前から追い出されたが直線入り口で番手の馬に交わされるとあとは後退するだけの10着

【5】函館1800m1勝クラス:1着:3ヶ月:勝浦
・追い切りは函館Wで単走軽めオンリー、間隔をあけたが馬体は+2kgと大きく変わっていなかった、3歳牝馬で斤量は52kg
・レースは36.7 – 61.2 – 34.5で前半6Fをスローで進めると、そこから(残り3Fから)0.6加速して12.0 – 11.2 – 11.3とラストまで伸び切るようなラップ
・外目8番枠からスタートするとほとんど促さずハナへ、相変わらず若干抑えられながら逃げた、道中は速くなかったが2番手とは4馬身ほど離れておりかなり楽逃げだった、勝負所も追い出さず徐々に加速すると、2番手に並びかけられた残り2F過ぎから促され先頭で直線へ、後続の追撃を凌いで優勝、展開的にも斤量的にもかなり恵まれた勝利

結論(再掲)

■距離を1800mに延長した3戦目以降はいずれも逃げているが、逃げているにもかかわらず多少行きたがって抑えられており、気性的に難しさがある可能性が高い
■3走連続で逃げているが、最も速くても前走の36.7 – 61.2であり、他に速い馬がいれば今まで通りに逃げの競馬はできず、番手に控えるか押して押してハナを奪うかになる
■実績は1勝クラスまでで、その前走1勝クラスも展開にかなり恵まれての勝利だった、相手関係にもよるが基本は消しの方向で
■陣営からは複数回カイ食いが細いとの旨のコメントが出ており、馬体の維持のためか強い調教が行えていない、体ができてきて調教の負荷が上がったタイミングではパフォーマンスアップの可能性を考慮したい

Gregory

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