ラジオNIKKEI賞の各馬分析12頭目はログラール。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
ラジオNIKKEI賞の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名：馬齢：血統(父×母父)：前走：鞍上：斤量)
ログラール：牡3歳：モーリス×キンカメ：前走阪神2000m1勝クラス3人気1着：◯◯：54kg
結論
■近走は比較的安定しているものの、未だややゲートでの駐立が怪しいところがある馬で、遠征や初の競馬場などの条件替わりなどでは出遅れる可能性をケアしたい
■序盤にやや行きたがる面のある馬でこれまで強気にポジションを取りに行けなかったが、前走は少頭数で出して行ってもなんとか折り合って勝利しており、徐々に気性面にも成長が見られている
■フットワークが軽快で手前替えもスムーズに行う馬で、直線では自分の脚はしっかり使ってくるタイプ
■好位から脚を伸ばして勝利した前走は評価できるが、ハンデ戦とはいえ重賞好走には展開や枠の助けが欲しい印象、相手まで
全レース分析
2歳
【1】京都1800m新馬(稍重)：5着：マーカンド
・追い切りは坂路とWの併用で、当週には坂路一杯で52.7 – 13.1が出され併せ遅れていた
・レースは開催12日目/Bコース3日目で乾いていく稍重の中36.9 – 63.9 – 33.9の後傾3.0で、道中ドスローで進めるとラストは残り3Fから0.8加速して11.8 – 11.0 – 11.1と伸びる高速上がり戦、上がり上位の3頭が圏内独占
・内枠で駐立悪い所を見せるとあおって出遅れると行きたがって手綱と喧嘩しながら中団のインを追走した、勝負所では各馬ポジションを上げていき、動けない位置にいた本馬は残り3F地点では後方のインになってそのまま直線へ、直線ではやや外に出されながら追われると本馬なりに伸びてはいたが前が楽な展開でもあり差は詰められず5着まで
【2】阪神1800m未勝利：3着：1ヶ月半：北村友
・追い切りは中間にゲート練習もはさみながら坂路とWの併用で全て単走、時計は平凡だった
・レースは35.8 – 61.0 – 34.6の後傾1.2で、道中スローで進めるとラストは残り3Fから0.8加速して11.6 – 11.5 – 11.5と伸びる高速上がり戦
・内枠から初戦に続いて駐立悪くあおって出遅れると引っかかるのを抑えられて最後方から、3角までには一番外へ持ち出されてぐーんとポジションを上げて3角では中団外を追走した、勝負所でも徐々に加速しながら中団の大外をまわってそのまま直線へ、直線では序盤しっかりとした脚取りで伸びてきたがゴール前ではやや伸びが鈍って3着まで
3歳
【3】小倉1800m未勝利：1着：1ヶ月：北村友
・陣営は「ゲートが悪いので縛ったが、やっと落ち着いて駐立できるようになってきた」とコメントしていた、追い切りはWで1本やって以降は坂路での調整で、1週前には坂路で自己ベスト52.1 – 12.5が出されていた
・レースは開催5日目/Aコース5日目でやや時計のかかる馬場の中35.7 – 59.4 – 37.8の前傾2.1で、序盤ややハイペースで入るとラスト4Fは12.3 – 12.4 – 12.9 – 12.5と上がりかかる展開
・中枠から落ち着いた駐立で五分のスタートを切ると引っかかるのを抑えられながら中団前目の外を追走した、向正面からは落ち着いて追走すると勝負所では残り3Fから徐々に促されてポジションを上げて1列目の外になって直線へ、直線では堅実に脚を伸ばすと抜け出して優勝
・直線では右手前の時間が長く、左回りがベターなタイプか
【4】スプリングS：8着：1ヶ月半：北村友
・追い切りはゲート練習をはさみながらW主体での調整で、2週前には自己ベスト79.7 – 65.0 – 12.4が出されていた、オール単走、初の関東遠征、馬体は+10kgしていた
・レースは37.5 – 63.1 – 33.7の後傾3.8で、終始ドスローの展開で進めるとラストは残り3Fから0.6加速して12.0 – 10.9 – 10.8と2F連続10秒台で伸びる展開で、1角5番手以内が5着までを独占する前有利
・外枠からスタートすると相変わらず序盤は頭を上げるような所があって抑えられて中団後方の外を追走した、道中から勝負所では隊列に大きな変化なく進めるとドスローの割に馬群は詰まりきらずに直線へ、直線では伸びてはいたが前には迫れず8着敗戦
【5】阪神2000m1勝クラス：1着：1ヶ月：北村友
・追い切りはW主体週末坂路での調整で、当週には新馬戦以来の併せ馬が行われ82.0 – 67.2 – 12.4一杯で併せ遅れていた、馬体重は-8kg
・レースは36.2 – 61.7 – 35.3の後傾0.9で、前半スローで進めると残り5Fから1.2加速して11.8 – 11.6 – 11.7 – 11.6 – 12.0と伸びる高速5F戦
・7頭立ての4番枠からスタートすると出て行って好位の外を追走した、向正面では外からまくる馬がいて内に押し込められ3角では好位のインになった、勝負所では残り3Fから気合いをつけられて内を加速して好位のインから直線へ、ラストは上がり2位を使って伸びるとまくって抜け出しにかかっていた馬を内から交わして優勝
・序盤出して行っても道中はなんとか折り合いの中で追走できており、気性面に成長が見られた
結論(再掲)
■近走は比較的安定しているものの、未だややゲートでの駐立が怪しいところがある馬で、遠征や初の競馬場などの条件替わりなどでは出遅れる可能性をケアしたい
■序盤にやや行きたがる面のある馬でこれまで強気にポジションを取りに行けなかったが、前走は少頭数で出して行ってもなんとか折り合って勝利しており、徐々に気性面にも成長が見られている
■フットワークが軽快で手前替えもスムーズに行う馬で、直線では自分の脚はしっかり使ってくるタイプ
■好位から脚を伸ばして勝利した前走は評価できるが、ハンデ戦とはいえ重賞好走には展開や枠の助けが欲しい印象、相手まで
Gregory
