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ローシャムパーク 【大阪杯2024】

大阪杯の各馬分析3頭目はローシャムパーク。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

大阪杯の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

ローシャムパーク:牡5歳:ハービンジャー×キンカメ:前走香港C3人気8着:戸崎

結論

■タフな展開でも持続的に長く末脚を使えることが強みで、1勝クラス勝ち、函館記念、セントライト記念など強い勝ち方をするレースではレース上がりが35.5以上かかるようなタフ寄りな展開となっており、血統からも瞬発力やスピードが求められるレースより上がりかかる展開に適性がある
■追い切りの時計に調子が出るタイプで、キャリアで初めて全て単走追いで調整されたデビュー7戦目の3勝クラスではそれまでと比較してパフォーマンスが低く、反対に自己ベストの時計が出されていた8戦目の3勝クラスやオールカマーではしっかりパフォーマンスを出して好走している
■道中はハミを噛む所があり、あまり強気にはポジションを取りにいけないタイプ
良馬場スローの大阪杯ではラスト4Fのスピード勝負・ポジション勝負になり好位から抜け出せる馬が恵まれることが多く、上がりのかかるタフな展開での末脚を活かしたい本馬には向かない、気性から強気にポジションを取れないタイプであることも良くない要素で、過去の例でいうと2度人気して凡走した3/4同血のブラストワンピースと同じ負け方をしそうなタイプ、馬場と展開が向きそうで追い切りも好時計なら再考も、ここは嫌いたい

全レース分析

2歳

【1】新潟2000m新馬(稍重):2着:菅原
・追い切りはWと坂路の併用で時計は平凡も併せ馬は行われていた
・レースは37.0 – 64.0 – 35.8の後傾1.2で、道中はドスローで進めると残り3Fから0.4加速して12.0 – 11.8 – 12.0と上がりかかる展開
・内枠から歩くようにスタートするとやや行きたがるのを抑えられながら後方のインを追走した、勝負所では馬群のまま後方から直線へ進入すると馬群で詰まって手綱を引かれるところがあり、ラストは良く伸びていたが届かずの2着

【2】東京2000m未勝利:2着:2ヶ月半:ルメール
・追い切りは坂路主体も1週前にはWで67.6 – 12.5が出されていた、休み明けだったが馬体は-6kgしていた
・レースは36.6 – 60.2 – 36.0の前後傾フラットで、入りこそスローだったものの残り1400mから11秒台に突入しそこから11.9 – 11.7 – 11.5 – 11.5 – 11.1 – 12.3 – 12.6と加速していってラストは失速して上がりかかる展開
・外枠からややアオるように出遅れると枠なりに中団の外を追走した、道中は2角過ぎまでやや手綱と喧嘩している様子だったが、それ以降は落ち着いて追走できていた、そのまま中団の外から直線へ進入すると2位より0.3早い上がり最速で伸びたが前から抜け出した馬を捕らえられず2着
・直線での伸びはキレるというよりは長く減速しないような伸びだった

3歳

【3】東京1800m未勝利:1着:3ヶ月:ルメール
・追い切りは1週前のみW、後は坂路という前走と同じパターン
・レースは雨の降る良馬場の中36.5 – 60.4 – 34.9の後傾1.6で、道中は平均程度で進めると残り3Fから0.6加速して11.4 – 11.5 – 12.0と伸びる展開
・内枠から五分のスタートを切ると出て行って逃げ馬の後ろを確保したが向正面では内から抜け出す形でハナへ、そのまま直線へ進入すると馬なりのまま進めて残り200mから追い出されるとノーステッキで鞍上は後ろを確認する余裕もあり4馬身差で圧勝
・前走の伸び脚やここでの圧勝を見てもキレ味勝負よりはある程度時計のかかる展開が合いそう(血統的にも)

【4】中山2000m1勝クラス(稍重):1着:2ヶ月:ルメール
・追い切りは同じパターンも1週前にはWで自己ベスト82.0 – 65.1 – 12.1が出され併せ先着していた、最終は坂路で単走
・レースは重スタートで乾いた稍重の中37.1 – 61.5 – 35.6の後傾1.5で、前半はややスローで進めると1000 – 1200mで11.2が入ったがその後は落ち着いて12.0 – 11.9 – 11.5 – 12.2と伸びる展開
・外枠からスタートすると控えて中団の外を追走した、道中では2角出口で一気に上がっていってハナを叩いた、3角では3馬身ほどのリードになると差を詰められることなく先頭で直線へ、馬場の良い所を求めて真ん中に出されると上がり最速を使って7馬身差の圧勝
・折り合いに課題はありそうだが、ここでは能力が違った

【5】セントライト記念:3着:5ヶ月:ルメール
・追い切りはいつものパターンも1週前Wは終い重点、当週は坂路で併せ馬
・レースは雨の残る稍重の中35.4 – 60.3 – 35.3の後傾0.1で道中は平均程度で進めると残り4Fから0.5加速して11.7 – 11.6 – 11.5 – 12.2と伸びる4F戦
・最内枠からスタートすると中団を単独で追走した、序盤で外目に出されると向正面では中団の外目になっていた、休み明けの分もあってか道中はやや口を割っていた、勝負所では残り3F付近から徐々に進出して前の勝ち馬を追いかけるように中団外から直線へ、直線では上がり2位で本馬なりに伸びたが先に抜け出した2頭には迫れず2着から3馬身差の3着

結論(再掲)

■タフな展開でも持続的に長く末脚を使えることが強みで、1勝クラス勝ち、函館記念、セントライト記念など強い勝ち方をするレースではレース上がりが35.5以上かかるようなタフ寄りな展開となっており、血統からも瞬発力やスピードが求められるレースより上がりかかる展開に適性がある
■追い切りの時計に調子が出るタイプで、キャリアで初めて全て単走追いで調整されたデビュー7戦目の3勝クラスではそれまでと比較してパフォーマンスが低く、反対に自己ベストの時計が出されていた8戦目の3勝クラスやオールカマーではしっかりパフォーマンスを出して好走している
■道中はハミを噛む所があり、あまり強気にはポジションを取りにいけないタイプ
良馬場スローの大阪杯ではラスト4Fのスピード勝負・ポジション勝負になり好位から抜け出せる馬が恵まれることが多く、上がりのかかるタフな展開での末脚を活かしたい本馬には向かない、気性から強気にポジションを取れないタイプであることも良くない要素で、過去の例でいうと2度人気して凡走した3/4同血のブラストワンピースと同じ負け方をしそうなタイプ、馬場と展開が向きそうで追い切りも好時計なら再考も、ここは嫌いたい

Gregory

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