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マカヒキ 【札幌記念2022】

基本情報

マカヒキ:牡9歳:ディープ×フレンチデピュティ:前走大阪杯13人気14着:武豊

結論

■ダービーまではとにかく瞬発力と最高速度に長けたいわゆるディープインパクト産駒の強みを見せていたが、フランスから帰ってきてからは多少走り方も変わったような印象でじわじわ、だんだんと加速するような末脚を使うようになっており、これを生かせる直線の長いコースや上がりがかかる競馬が向く
■年齢的なものなのか追走にもズブさが出てきており基本レースは最後方付近から進めるが、序盤から出していってレースが入り37.0弱のスローだと中団くらいのポジションが取れる
■現状GⅠ、GⅡで上がりを使って前に迫れるのは【17】戦目大阪杯2019のように徹底的にロスを省いて4角から直線でも内を突くか、【20】戦目ジャパンカップ2019のように上滑りしない荒れた道悪で上がりがかかる競馬
■今回好走のためには【24】戦目京都大賞典2021のように序盤スローで入る中押してポジションを取りにいき、じわじわした末脚を生かせるよう7F、6F付近からのロングスパートになって(札幌記念2019のような展開)、4角から直線も内を突きたいが、ジャックドール、ユニコーンライオン、ソダシが参戦の今回大きくスローにはならなそうで、改めて枠や展開が向きそうと判断できてやっと紐候補という感じ

全レース分析

2歳

【1】京都1800m新馬:デムーロ
・追い切りはCW主体週末坂路で2週前1週前は併せ先着、当週は単走軽め
・レースは36.4 – 61.5 – 33.9で残り3Fから0.7加速して11.6 – 11.1 – 11.2のスローからの瞬発力勝負
・中枠からスタートすると中団前目の馬群を追走、序盤は多少おっつけられていたが後半はスピードに乗って少し抑えられるくらいであった、直線好位から外目に出されると上がり最速で突き放して優勝、追い出してから加速するまでが一瞬で瞬発力に秀でている

3歳

【2】若駒S(OP)(京都内回り2000m):3ヶ月:ルメール
・追い切りはCW主体週末坂路から当週追いのみ坂路で単走軽め、1週前にはCWで自己ベスト6F79.9 – 12.3が出され併せ先着しており、馬体は-10kgしていた
・レースは37.6 – 63.4 – 33.5で残り3Fから0.9加速して11.4 – 11.0 – 11.1と上がり3F勝負の様相
・中枠から遅めのスタートを切ると折り合って中団後方の外目を追走、残り3F過ぎから促されると上がり最速32.6で差し切って優勝、まだまだ余裕がある勝ち方

【3】弥生賞:1ヶ月強:ルメール
・追い切りは坂路CW坂路での調整で1週前はCWは併せ先着、当週の坂路は単走、初の関東遠征
・レースは34.3 – 59.5 – 35.1で前半3F飛ばして中緩み、先行した馬と差し馬が入れ替わる残り2Fから1.2加速して上がり3Fは12.5 – 11.3 – 11.3
・外枠から歩くように出遅れると中団後方の外目を折り合って追走、残り3F過ぎから促されると2位より0.8早い上がり最速で2歳王者リオンディーズを差し切って優勝、瞬発力(一瞬の加速力)と最高速度に長けた典型的なディープ×米国型血統

【4】皐月賞:1ヶ月強:川田
・追い切りはCWCW坂路で、1週前には自己ベスト6F77.8 – 11.7併せ先着、当週の坂路は相変わらず単走
・レースは34.2 – 58.4 – 35.6で前半4F45.9でそこそこ飛ばして入り1000 – 1200mでも11.5が入ったことで多少上がりかかりラップとして残り2Fから0.6加速してラスト3Fは12.2 – 11.6 – 11.8という展開
・内枠から若干つまづき加減のスタートを切ると後方を追走、勝負所残り3F付近から外を回りながら促され前の勝ち馬を見ながら外から直線へ、ここでも上がり最速で伸びたが直線入り口で離された距離を埋められずの2着、弥生賞から皐月賞と小回りコースでは後方から4角大外を回る競馬になっている

【5】日本ダービー:1ヶ月強:川田
・追い切りは同じパターンでCWでの早い時計は2週前に、最終は坂路単走
・レースは35.6 – 60.0 – 34.2で残り5Fから1.3加速して11.8 – 12.0 – 11.6 – 11.0 – 11.6の展開
・内枠からスタートすると1角までにある程度促してポジション取りに行き中団のインでサトノダイヤモンドを右前に見る位置で追走、4角から直線、前のエアスピネルと右前のサトノダイヤモンドとの間を伺いながら伸びてくると開いてムチ入れて上がり2位で抜け出して優勝、しっかり折り合いがついて長い直線で末伸ばした競馬

【6】ニエル賞(フランスシャンティ2400m):3ヶ月半:ルメール
・スタートすると5頭立て(おそらくスローペース)の3番手を折り合って追走、直線残り500m付近から追い出されると前の3頭で伸びあいとなったがゴールまで伸び切りわずかに交わして優勝、いくらか瞬発力の削がれそうな馬場に見えたが結果を出した

【7】凱旋門賞(フランスシャンティ2400m):中2週:ルメール
・外枠からスタートすると中団の外を追走、直線までは踏ん張っていたが直線に入ってからは位置を下げる形で14着敗戦、前走ニエル賞よりも頭数が揃って前半流れたことで全体的にタフな展開になった中でいつもの瞬発力を生かした競馬ができなかった
・レース後陣営は「原因の一つとして考えられるのは中2週という間隔が何か影響したのかもしれません」と鞍上は「ちょっと引っ掛かりました、最後は疲れてしまいました」コメント

4歳

【8】京都記念(京都外回り2200m):4ヶ月:ムーア
・追い切りはCWCW坂路のいつものパターンも、2週前には初めて併せで遅れていた、キャリア初の道悪、別定戦で斤量は+1kgの57kg
・レースは稍重で時計かかる中36.4 – 60.2 – 36.0で逃げ馬が1頭飛ばす展開で前半5Fは12.0平均で進め、その後2F12.6 – 12.9と緩むと残り4Fは12.4 – 12.3 – 11.9 – 11.8と伸び切る加速ラップ
・内枠からスタートすると縦長な馬群の中団を追走、残り4F過ぎから促されると1列前の勝ち馬サトノクラウンを追いかけたが前に出ることはできず最後はスマートレイアーにも交わされての3着、レース後陣営からは「久々だったのと、馬場の影響があったと思います」とコメントがあったが久々自体は【2】【6】戦目の若駒S、ニエル賞で結果を出していた

【9】大阪杯:1ヶ月半:ルメール
・追い切りは坂路CW坂路とパターン変更し、最終坂路では自己ベスト4F51.6 – 12.3が出され併せ先着していた、最終追い切りが併せ馬で行われるのは初めて
・レースは35.5 – 59.6 – 35.3、マルタージアポジーの逃げで前半6Fは12.0付近が続き、残り4Fから0.4加速して11.8 – 11.7 – 11.6 – 12.0の4F戦
・大外枠からスタートすると後方の外目を追走、向正面入り口で引っ掛かり抑え切れず前に馬のいない外目に出されるシーンがあった、残り3Fから外を回しながら進出を開始したが番手は挙げられず後方外のまま直線へ、じわじわ伸びると上がり3位で4着、古馬GⅠとなって相手強化した分はあるがそれにしても3歳春時の瞬発力、トップスピードは失われていて幾分脚運び(直線での走り方)も変化しているように感じる

【10】毎日王冠:6ヶ月:内田
・追い切りは3週続けてCWで単走、最終追いが坂路ではなくCWなのは新馬戦以来、別定戦で斤量は+1kgの57kg
・レースは35.6 – 60.0 – 33.5で残り3Fから1.0加速して11.1 – 10.7 – 11.7と末脚求められる展開
・内枠からスタートすると押していき中団前目のインを追走、終始最内を回ってくると直線も内目からじわじわ脚を伸ばしたが上位争いには加われずの6着、3歳春までは得意だった残り3Fからラップが加速する展開であったが結果を出せず、末脚が一瞬のキレからじわじわした加速に変化している

【11】天皇賞秋:中2週:内田
・追い切りはポリコースから最終は芝と大きく変えてきた、いずれも単走で時計は軽め
・レースは雨が降り不良となった中38.6 – 64.2 – 38.7で残り4Fから0.6加速して12.4 – 12.0 – 12.7 – 14.0と上がりも時計もかかる超低速戦
・外枠からスタートすると控えて後方外目を追走、直線馬群が馬場の外目に出される中、その真ん中あたりを突くとじわじわとした伸びでゴールまで脚伸ばして上がり2位で5着、レース後鞍上は「この馬場でバランスを崩すので、ずっと抱えながら乗っていた」とコメント

【12】ジャパンカップ:1ヶ月:内田
・追い切りは坂路CW坂路で全て単走
・レースは36.3 – 60.2 – 35.1で道中12.1付近が続く持続的な展開から残り4Fから0.4加速すると11.8 – 11.3 – 11.8 – 12.0とラストはゴールへ失速するラップ
・中枠外目からスタートすると内に入れて中団後方のインを追走、残り3Fから外目に向かって追い出されると前にレイデオロ、シャケトラを見る位置から脚伸ばしたが3着から4馬身離された4着まで、現状距離も直線も長いコースで他馬が多少バテる中じわじわと脚を伸ばす競馬がベストか

5歳

【13】札幌記念:8ヶ月半:ルメール
・京都記念を予定していたが12月下旬に骨折が判明しここが復帰戦に、追い切りは芝コース主体、強調するような時計ではなかったが陣営からは「函館で本数を重ねて下地はできているので、今週は芝で感触を確かめてもらった」とコメント
・レースは稍重の中マルターズアポジーが逃げる展開で34.4 – 59.1 – 37.6、残り4Fから0.4加速して12.0 – 12.6 – 12.5 – 12.5と上がりかかる展開
・内枠からスタートすると控えて後方2番手の外を追走、残り4F過ぎから外から促されると大外を回って直線へ、直線上がり2位で2着、天皇賞秋に続き上がりのかかる展開で上位の上がりを使った

【14】天皇賞秋:2ヶ月強:武豊
・追い切りは2週前1週前とCWで併せ先着し当週は坂路で単走軽め
・レースは36.2 – 59.4 – 34.5でスタート直後の1F13.0の後は11.8以下が続く持続的な道中、勝負所は残り4Fから0.3加速すると11.3 – 10.9 – 11.6 – 12.0とゴールへ失速するラップ
・中枠からスタートすると後方2番手を追走、直線後方のまま進入するとじわじわと伸びるも前との差が詰められるほどではなく上がり3位で7着、レース後初騎乗の鞍上からは「ラストのギアが入らないまま、流れ込んだだけという感じ」とコメント

【15】有馬記念:2ヶ月:岩田康
・追い切りは坂路から最終はCWで併せ先着で、最終追いで併せはデビュー以来初
・レースは雨の影響残って稍重の中前半5Fは60.8、残り5Fから0.6加速して11.6 – 11.8 – 11.8 – 12.2 – 12.9と最後はゴールへ失速するラップ
・内枠からスタートすると3角までに内に入れて中団のインを追走、勝負どころから4角も最内を回って直線でも内目を本馬なりに伸びていたがコーナーで番手を上げられなかった分前との差は詰められず10着敗戦、レース後鞍上からは「コーナーで、もたついてしまった」とコメントがあり、小回りコースよりは直線の長いコースでこそか

6歳

【16】京都記念:1ヶ月半:岩田康
・追い切りはほとんどが単走でCW、芝、坂路、Pの併用、最終はPコースで単走
・レースは37.2 – 63.3 – 35.1で前半5Fまでは13.0付近が続くスロー、そこからは外からブラックバゴがまくった影響でラップ早まり残り2Fまでは12.2付近、ラスト2Fは11.1 – 12.1
・大外枠からスタートすると中団後方の外を追走、残り4F過ぎから促されると少し番手を上げながら外から直線へ、上がり3位で伸ばすも3着まで、ここでも鞍上からは「追い出しのところで少しモタつきました」とコメントがあった

【17】大阪杯:1ヶ月半:岩田康
・追い切りは前走に続き様々なコースの併用で最終追いは坂路で単走
・レースは雨の影響残って時計かかる良馬場の中36.4 – 61.3 – 35.5で残り4Fから0.6加速して11.8 – 11.4 – 11.6 – 12.5と最後はゴールへ失速するラップ
・最内枠からスタートすると最後方を追走、残り5F手前から最内から少し番手を上げていくと4角から直線も内にこだわって直線半ばから外目に出すロスを省いた競馬で上がり最速で伸ばすも4着まで、相変わらずコーナーでは俊敏に動けないが溜めれば末脚は固く使ってくる、現状GⅢなら勝ち負け、GⅠだと展開や進路取りの助けがあって掲示板というイメージ
・ここは皐月賞以来の上がり最速で、後方から外回す競馬ではロス大きく前に迫れないが、内にこだわりロスを省ける岩田康とは手が合う

【18】宝塚記念:3ヶ月:岩田康
・追い切りは坂路主体で当週には単走で4F50.6 – 12.5の自己ベスト
・レースは35.5 – 60.0 – 35.3で前半7Fは淡々としたキセキの持続逃げ、その後残り4Fから0.4加速して11.6 – 11.5 – 11.4 – 12.4だが、リスグラシュー圧勝のラップで後続はより垂れていると考えられる
・中枠からスタートすると序盤促しながら進めたが前の馬から5馬身ほど離れた最後方を追走、前走とは異なり勝負どころから外を回していくと後方のまま直線へ、バテているようには見えないが前との差を詰める脚は使えず11着、レース後鞍上からは「馬場を気にしているのか、進んで行かない感じでした」とコメント、道悪だと走りづらく感じている可能性

【19】天皇賞秋:4ヶ月:武豊
・追い切りは芝、CW、Pなどとの併用もメインは坂路、坂路では基本単走
・レースは35.7 – 59.0 – 34.3で道中11.7以下が続きラスト5Fも11.6 – 11.3 – 11.1 – 11.3 – 11.9のスピードが求められる展開
・中枠から若干出負け気味のスタートを切ると後方の外を追走、直線大外に出されると数頭交わしたが前には迫れず10着、レース後鞍上からは「時計が早すぎて太刀打ちできなかった、脚を溜める余裕もなかった」とコメントがあり、追走にもずぶさが出て末脚もじわじわとした感じになった今は時計のかかる条件が合うか、陣営からも「年齢的なものでガツンと行くところがなくなっているだけに2000は合わなかった」とコメントがあった

【20】ジャパンカップ:1ヶ月:武豊
・追い切りはP、CW、坂路の併用で1週前にはPで併せ先着していた、最終は坂路で単走
・レースは雨の影響で重馬場となった中36.4 – 60.3 – 37.2で、道中12.3以下が続き緩まり切らなかったことで上がりがしっかりかかった形
・外枠からスタートすると前からは20馬身ほど離れた最後方を追走、4角で最内を回ってくると直線では外に出されて真一文字に伸びた、結果上がり最速を使ったが4着まで

7歳

【21】大阪杯:4ヶ月:ヒューイットソン
・追い切りは坂路、CWなどの併用で併せ遅れが目立っていた、最終追い切りが併せ馬なのは【15】戦目有馬記念以来
・レースは36.9 – 60.4 – 34.2で道中11.6が入ったもののペースはGⅠとしてはスロー、残り4Fから0.4加速して11.7 – 11.3 – 11.2 – 11.7の高速4F戦の様相
・外目の枠からスタートすると中団後方の外目を追走、残り3F手前から外目から促されると大外後方のまま直線へ、本馬なりに伸びていたが他馬との差は詰められず11着

【22】ジャパンカップ:7ヶ月半:三浦
・追い切りはCWCW坂路で最終坂路は単走
・レースは35.3 – 57.9 – 37.8と大きく上がりかかったが逃げたキセキが1頭で刻んで直線半ばまで粘った結果のラップ
・外目の枠からスタートすると後方のインを追走、4角から直線も内目を突くと馬群に合わせて馬場の真ん中付近に出された、直線は300m付近までは手応えもよく本馬なりに伸ばしたが9着まで

8歳

【23】天皇賞春(阪神3200m):5ヶ月:藤岡康
・初の長距離戦、追い切りは週末の坂路一本以外は全てCWで行われ1週前には6F78.3が出され併せ先着していた、最終は軽めで単走
・レースは35.8 – 59.8 – 121.3 – 37.4で、タフな阪神コースの中1600 – 2000mの13.1 – 12.6以外は12.0付近が続いたことで上がりがしっかりかかった形
・内目の枠からスタートするといつもよりは押していき中団後方のインを追走、向正面出口付近からポジション内のまま促されると残り3F手前ではムチも入れられた、直線では入り口付近で脚あがりそうになっており、勝ち馬から1.8秒差の8着

【24】京都大賞典(阪神2400m):5ヶ月:藤岡康
・追い切りは2週前1週前とCWで併せ併入して当週は坂路で単走
・レースは37.2 – 61.6 – 36.4で残り7Fから11.5が入り勝負所が始まる超ロングスパートの7F戦
・中枠からスタートすると出していって中団外目を追走、残り5F手前からは終始促されながらの追走となり残り3Fではムチも入れられ10割で追われていた、直線では外を回らず馬群を突き、開いたとこをを上がり2位で伸びた、最後は前で併せ馬になっていたアリストテレス、キセキを外から交わしてニエル賞以来の優勝、追走でズブさを出すマ本馬をスローペースの中序盤から出していき、スローになったことで7Fからの超ロングスパートになった中5F手前から早めに動かしていって、4角から直線ではロスを省くため馬群を突くと様々な要素がプラスに働いた中での勝利、好騎乗

【25】ジャパンカップ:1ヶ月半:藤岡康
・ジャパンカップ4度目の挑戦、追い切りは坂路CW坂路で1週前のCWでは併せ遅れ、最終坂路は単走、レース前陣営は「この馬の良さが生きる持久力勝負になってくれるようなら」とコメントしている
・レースは37.0 – 62.2 – 35.3で残り6Fから0.7加速して11.6に入る東京では珍しいロングスパート戦もキセキが途中まくった影響のラップで、ラスト3Fまで11.6 – 11.5 – 12.2と伸びており、先行勢が垂れるような展開ではなかった
・外枠からスタートするとここも序盤出していったが枠なりの位置取りで後方のインを追走、4角から直線ロスを省くため内目を突いたがスピード必要な東京では相対的に差を詰めることはできず14着敗戦

9歳

【26】京都記念(阪神2200m):2ヶ月半:岩田望
・追い切りはCWCW坂路で盛んに併せ馬が行われていた、最終が併せなのは【21】戦目大阪杯以来、別定戦で斤量は+1kgの57kg
・レースは小雨の降る稍重で内目有利な馬場の中36.0 – 61.7 – 34.5で残り5Fから1.1加速して11.6に入る5Fロングスパート戦も道中かなり緩んだことで上がり3Fが11.4 – 11.0 – 12.1と前が粘ってしまう展開
・外枠からスタートすると枠なりに後方を追走、勝負所も特に早めに促さず残り3F過ぎから本格的に促された、直線は相対的に脚伸ばせず後方のまま11着敗戦、展開、馬場、馬を考えれば仕掛けが遅すぎた

【27】大阪杯:1ヶ月半:岩田望
・追い切りはCWから坂路で共に併せ馬、陣営は戦前「道中は促さないと行けないだけに、上がりのかかるタフな展開になって欲しいです」とコメント
・レースは34.6 – 58.8 – 35.8で400 – 1200mで12.1付近が続く展開、残り4Fからは0.4加速して11.7 – 11.5 – 11.8 – 12.5
・大外枠からスタートすると出していって中団後方を追走、道中は促し続けていた、残り3Fを前にしっかり追い出され直線内目を突いたが伸ばせず、14着

結論(再掲)

■ダービーまではとにかく瞬発力と最高速度に長けたいわゆるディープインパクト産駒の強みを見せていたが、フランスから帰ってきてからは多少走り方も変わったような印象でじわじわ、だんだんと加速するような末脚を使うようになっており、これを生かせる直線の長いコースや上がりがかかる競馬が向く
■年齢的なものなのか追走にもズブさが出てきており基本レースは最後方付近から進めるが、序盤から出していってレースが入り37.0弱のスローだと中団くらいのポジションが取れる
■現状GⅠ、GⅡで上がりを使って前に迫れるのは【17】戦目大阪杯2019のように徹底的にロスを省いて4角から直線でも内を突くか、【20】戦目ジャパンカップ2019のように上滑りしない荒れた道悪で上がりがかかる競馬
■今回好走のためには【24】戦目京都大賞典2021のように序盤スローで入る中押してポジションを取りにいき、じわじわした末脚を生かせるよう7F、6F付近からのロングスパートになって(札幌記念2019のような展開)、4角から直線も内を突きたいが、ジャックドール、ユニコーンライオン、ソダシが参戦の今回大きくスローにはならなそうで、改めて枠や展開が向きそうと判断できてやっと紐候補という感じ

Gregory

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