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リューベック 【中山記念2023】

中山記念の各馬分析9頭目はリューベック。ニュージーランドT後には骨折が判明し長期の休養をしていました。休養明け後は3勝クラスですが、2着、1着と安定して走れています。ここでは一気の相手強化となりますが、そこまで食らいつけるでしょうか。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

中山記念の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:斤量:鞍上)

リューベック:牡4歳:ハービンジャー×SS系:前走阪神2000m3勝クラス3人気1着:田辺:56kg

結論

■ニュージーランドT後には骨折が判明し9ヶ月と長期の休養を取ったが、休養明けには馬体が+20kgと成長しており、休養明けの2戦ではどちらも追い切りで自己ベストを更新するなど成長一途な部分が垣間見えている
■前走こそその前のレースと比較してガクッとペースが落ちたことで序盤は行きたがっていたが、向正面に入るとしっかり折り合って追走できており、気性面でも成長が見られている
■基本的にはそこまでキレる脚がないために、先行できる脚質を活かして先行抜け出しの競馬がしたい印象で、先行することが大きな武器になる中山記念では警戒しておきたい、成長途上で、ここに入ると実力的に格下感は否めない点や、中1週で関東への輸送がありテンション含めた状態面が不安な点などもあるが、展開、枠、人気馬の不発など様々な要素が重なれば3着なら、、、基本的には強く買わない方向で

全レース分析

2歳

【1】函館1800m新馬:1着:吉田隼
・追い切りはW、函館W、函館芝の併用で併せ馬は盛んに行われていたが時計は軽めだった
・レースは36.9 – 63.8 – 35.1で、序盤ドスローで進めると残り3Fから0.6加速して11.9 – 11.6 – 11.6とラストまで伸びる展開
・9頭立ての外目7番枠からスタートすると行きたがるのを抑えられながらハナへ、道中では2角手前では落ち着いて折り合いの中でスローで逃げていた、勝負所では残り600m手前から徐々に加速して行って先頭のまま直線へ、上がり最速で伸びて優勝

【2】札幌2歳S:6着:1ヶ月半:横山武
・追い切りは函館W、函館芝、札幌芝の併用で時計は軽めも併せ馬では先着していた
・レースは36.4 – 60.3 – 36.8で、道中は12.0付近が続く持続的な展開からラスト3Fは12.2 – 12.1 – 12.5と加速が少なく上がりかかる展開
・最内枠から出遅れてスタートしたが積極的に出して行って好位のインコースを追走した、勝負所では促されながらも反応悪く残り400m手前ではムチを入れられていた、前から2列目の最内で直線へ進入したが伸ばせず6着敗戦
・レース後鞍上は「ゲートが全てです」とコメントしていた、理由はわからないがスタート時には係員が補助のような形でついており、ゲートで難しいところがあった可能性が高い

3歳

【3】若駒S(L)(中京2000m):1着:4ヶ月半:池添
・追い切りは坂路とWの併用で6Fから時計を出される本数が増え、終い重点気味ではあるが時計も幾分良化していた、中間にはゲート練習も取り入れられていた、4ヶ月半の休み明けで馬体は+18kg
・レースは38.3 – 62.6 – 35.0で、序盤スローで進めると残り3Fから0.6加速して11.8 – 11.3 – 11.9と伸びる展開
・7頭立ての5番枠からスタートすると抑え気味での追走で内の馬と並んで先頭を走っていたが、向正面に入るとペースが遅くハナへ行った、4角では他馬に並びかけられたが先頭をキープしたまま直線へ、上がり最速で伸ばして優勝

【4】弥生賞:6着:1ヶ月半:池添
・初の関東遠征、追い切りはWと坂路の併用で初めての輸送によるテンションを考慮してか初めて全て単走で行われていた、中間はジョッキーが複数回騎乗しており、2週前にはWで自己ベスト6F81.7 – 66.1 – 11.4が出されていた
・レースは36.2 – 61.1 – 35.2で、序盤スローで進めると残り4Fから0.6加速して11.8 – 11.5 – 11.4 – 12.3と伸びる高速4F戦
・内枠からスタートすると出ていってハナへ、勝負所では残り800m過ぎから徐々に加速を開始し、外から勝ち馬に並ばれたがなんとか先頭をキープしたまま直線へ、直線でも本馬なりに伸ばしてはいたが5頭に差されての6着

【5】ニュージーランドT:3着:1ヶ月:吉田隼
・追い切りはWからの坂路での調整で、最終の坂路では自己ベスト4F52.8 – 11.9が出され併せ先着していた、1ヶ月間隔での再輸送で馬体は-8kgしていた
・レースは34.7 – 58.8 – 34.7で、序盤それなりに飛ばした展開から600 – 1000mで12.1 – 12.0と緩んで、残り3Fから0.3加速すると11.7 – 11.4 – 11.6と伸びる展開
・中枠からスタートすると好位の外目4番手を追走した、勝負所では残り600mから追い出しを開始されると前から3列目内から3頭目から直線へ、上がり2位を使ったが逃げ馬に届かず、外から差されての3着
・レース後鞍上は「初めてのマイルの距離で忙しかったです」とコメントしていた、この後は骨折が判明し、9ヶ月の長期休養へ

4歳

【6】小倉1800m3勝クラス(重):2着:9ヶ月:吉田隼
・追い切りは坂路とWの併用で、1週前にはWで自己ベスト6F81.3 – 65.6 – 12.4が出され併せ先着していた、休み明けで馬体は+20kgしていた、ハンデ57kg(トップ)
・レースは小雨の降る重馬場の開幕週1日目の中、35.5 – 59.5 – 36.0で、道中およびラストまで12.0付近が続く持続的な展開
・最内枠からスタートすると出して行って好位のインを追走した、道中はしっかり折り合って追走できていた、勝負所では馬群が加速しなかったこともあり、馬なりのまま好位のインから直線へ、伸びてはいたが逃げ馬も止まらず同じような脚色でゴールしての2着

【7】阪神2000m3勝クラス:1着:1ヶ月:武豊
・追い切りはWと坂路の併用で、当週には自己ベスト6F81.0 – 65.0 – 11.5が出され併せ先着していた
・レースは37.2 – 62.7 – 33.7で、序盤スローで進めると残り4Fから0.7加速して11.7 – 11.3 – 11.1 – 11.3とラストまで伸びる高速4F戦
・内目の枠からスタートすると引っ掛かり気味に出て行って中団前目のインを追走した、道中は2角手前からは折り合って追走できていた、勝負所では残り800mから加速を開始すると好位のインコースから直線へ、上がり3位で伸ばすと抜け出して優勝

結論(再掲)

■ニュージーランドT後には骨折が判明し9ヶ月と長期の休養を取ったが、休養明けには馬体が+20kgと成長しており、休養明けの2戦ではどちらも追い切りで自己ベストを更新するなど成長一途な部分が垣間見えている
■前走こそその前のレースと比較してガクッとペースが落ちたことで序盤は行きたがっていたが、向正面に入るとしっかり折り合って追走できており、気性面でも成長が見られている
■基本的にはそこまでキレる脚がないために、先行できる脚質を活かして先行抜け出しの競馬がしたい印象で、先行することが大きな武器になる中山記念では警戒しておきたい、成長途上で、ここに入ると実力的に格下感は否めない点や、中1週で関東への輸送がありテンション含めた状態面が不安な点などもあるが、展開、枠、人気馬の不発など様々な要素が重なれば3着なら、、、基本的には強く買わない方向で

Gregory

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