大阪杯にトライ。今年1発目の東京新聞杯が雪で代替開催と前途多難の今年だが、仕切り直して行こう。

簡単には分析結論をご覧いただければ、ポイントがわかるかと思います。

レース概要・分析結論

【概要】
これまでいずれも2回阪神4日に行われているが、下記のようにコースと使用回数が異なり、今年は過去5年のいずれとも正確に同様ではない。少なくともAコース最終週が一致しているのが2021 – 2023年の3年で、今年はこれらの年よりも馬場使用が2日分少ない。
2021 – 2023年:1回阪神で12日間使った後、連続で開催の2回阪神4日目でAコース最終週
2024・2025年:1回阪神で8日間使った後、連続で開催の2回阪神4日目でBコース初週
2026年(今年):1回阪神で10日間使った後、連続で開催の2回阪神4日目でAコース最終週
フルゲートは16頭で斤量は58kg、牝馬2kg減。

【結論】
■以下の理由から差し(特に外差し)が入りづらいコースであり、過去10年の勝ち馬はいずれも4角で5番手以内から出ている、基本的には先行馬を軸に考えたいレースである
・スタート直後が急坂で1角までの距離も長くないため、序盤のラップが落ち着きやすく先行馬が止まるような展開になりづらい
・残り4F地点からが下り坂のため、勝負所の3, 4角を比較的速いラップで進めることで差し馬が先行馬との差を詰めづらく、さらに外をまわすとなおロスが大きくなる
・内回りのため比較的直線が短く、急坂もあって差し切るための速い上がりが出しづらい
■また、スタート直後が急坂で序盤のペースが上がりづらく、かつ1角までが325mと短過ぎないというコースの性質から、同程度の出脚だと外枠の馬の方がスムーズに前目のポジションを取って4角を好位で迎えて好走している例があり、外枠の先行馬に優位性があることをインプットしたい
(真ん中より外の枠から先行し4角で3番手以内から好走した馬の例)
2021年:6枠8番:レイパパレ:4人気1着
2022年:7枠14番:レイパパレ:3人気2着
2023年:5枠9番:ジャックドール:2人気1着
2023年:7枠13番:ダノンザキッド:10人気3着
2024年:6枠11番:ベラジオオペラ:2人気1着
■一方で下記の例のように道中や勝負所のラップが持続的で追走力と長く脚を使える性能が問われる展開になると、概ね内から2頭目以内を追走した差し馬が圏内に差し込むパターンがあるため、展開予想から締まり気味の展開を想定した場合にはこの手の差し馬にも警戒されたい
(道中や勝負所でのラップが持続的な展開を差して好走した馬の例)
2022年:5枠9番:アリーヴォ:7人気3着:
外枠の先行馬にポジション争いの優位性がある中で内枠からジャックドールが押してハナに立ったことで入りの3Fが過去10年で最速の34.6で入る展開になり、道中で距離をロスし過ぎず、2000mよりも短い距離かつ直線の短いコースでも好走歴があったアリーヴォが上がり最速で3着に好走
2024年:7枠13番:ルージュエヴァイユ:11人気3着:
序盤のスローペースを嫌って向正面でまくりが入って残り6Fからラップが加速する展開になり、道中で最内を追走し、2000mよりも短い距離でも好走歴があったルージュエヴァイユが上がり最速で3着に好走
■上記の2つの例のように、外先行と内差しが好走できるパターンがあるため、枠や脚質単独での印象に囚われず総合的な隊列予想をすることの重要度が他のレースと比較しても高い
■Aコース最終週で行われた2022年と2023年は2022年の方がわずかにハイペースだったにも関わらず2023年の方が勝ち時計が1.0秒も速かったように明確に2023年の方が見た目にも良好な馬場状態だった、Bコース初週ではある程度コースの内が改善される傾向があるものの、Aコース最終週ではそれまでの馬場の過程が与える影響が大きいため、当日の馬場読みの重要度が増す
■上記のように過去レースやコース形態からの特徴は抽出できるものの、展開や馬場1つで様々な決着を見せる難しいレースであり、難しいレースであることを認識した上での幅広い戦略や特定の展開になる仮説を持った大胆な戦略を組むことが必要である

過去レース分析

【入り3F/5F、上がり3Fの平均】
過去5年:35.3 – 59.0 – 35.6 (前傾0.3)
良馬場4年:35.2 – 58.9 – 35.3 (前傾0.1)
道悪1年:35.6 – 59.8 – 36.8 (前傾1.3)

2021年

35.6 – 59.8 – 36.8 (前傾1.2):2:01.6 (重):13頭

【所見】
■過去5年での比較
 頭数:最も少ない
 入りの3F:4番目に速い
 入りの5F:4番目に速い
 上がりの3F:最も遅い
 勝ち時計:最も遅い
■レースは昼から強く雨の降る重馬場の中前半を12.1付近が続く持続的な展開で進めると、1000-1200mで12.8とペースを緩めた、ラストは残り4Fから0.6加速して12.2 – 12.1 – 11.6 – 13.1と残り2Fからの加速が大きくラスト1Fは失速する展開で、各馬が道悪の持続展開により末脚を削られるなか同率で上がり最速を使った馬のワンツー決着で、勝ち時計上がり共に過去5年で最も遅く道悪適性が要求された
■1.2着馬は道悪への適性がかなり高かった印象で、圧倒的に人気していた2頭が馬場の影響もあって3.4着という決着だった、本レースに限らず重馬場以上の本格的な道悪の際は隠れた道悪適性が着順に直結することがあり期待値は高くなりづらい、軍資金を縮減してリスクを低減または回避する策も検討が必要

【好走馬】
■4人気1着:6枠8番:牝4歳:レイパパレ:ディープ×クロフネ:前走チャレンジC1人気1着
・前走に同舞台のチャレンジCを先行抜け出しで勝利しており、その前走までデビューから5連勝していた
・中枠から出遅れたが出て行ってハナへ、前半を持続的なペースで逃げると1000-1200mで12.8と息を入れた後、再加速して2番手と2馬身差ほどの差の先頭で直線へ、直線では馬場の良いところを求めて真ん中に出されると、ラストは上がり最速の脚で突き放しての圧勝
・雨が降る重馬場の中を持続的に逃げて後続にも脚を使わせる巧みな逃げで、道悪への適性も存分に示しての圧勝、それまで5連勝しており明確に道悪への適性を評価するのは困難だった印象
■6人気2着:1枠1番:牡5歳:モズベッロ:ディープ系×StormCat系:前走京都記念5人気8着
・有馬記念からの叩き4戦目で、最近好走した2戦はともにレース上がりが36秒以上かかっており明確に低速戦への適性が高かった
・内枠からスタートすると控えて中団後方を追走した、勝負所では自分より先に進出を開始したコントレイルを追いかけるように進出を開始し、直線では上がり最速で伸びると逃げ馬以外の馬を差し切っての2着
・道悪ではコントレイル、グランアレグリアらのGⅠ複数勝馬でも適性の差でモズベッロに差される、道悪の舞台でこその妙味を感じている馬を狙うならまだしも、そうでない場合は軍資金の縮減によるリスク低減または回避が必要
■1人気3着:5枠7番:牡4歳:コントレイル:ディープ×米国型:前走ジャパンC2人気2着
・8戦7勝2着1回とこれまでパーフェクト連対していた言わずと知れた無敗の3冠馬
・中枠からスタートすると控えて中団後方を追走した、勝負所では残り1000m過ぎから外へスイッチされて進出を開始、勝負所では内からグランアレグリアに抵抗されて若干外目を周って直線へ、直線では上がり3位で伸びるとグランアレグリアには競り勝ったが逃げ馬には突き放され、外から1頭に交わされての3着
・これまでのレースぶりから良馬場のスピード馬場への適性が高いのは明らかで、初の道悪となれば評価は下げたかった

【凡走人気馬】
■2人気4着:8枠12番:牝5歳:グランアレグリア:ディープ×米国型:前走マイルCS1人気1着
・それまで降着のあったNHKマイルC5着を除けばパーフェクトで馬券圏内に好走していたトップマイラー/スプリンターで、初のマイルより長い距離への挑戦だった
・外枠からスタートすると出て行って中団前目の外を追走した、勝負所では残り4F過ぎから外からコントレイルが進出してきたことでこれに抵抗するように進出を開始した、勝負所では手応えもありコントレイルには抵抗し続けて少しリードしたまま好位から直線へ、直線では上がり3位で伸びたがラストはコントレイルに競り勝てずの4着まで
・2000mもこなせそうな実力馬ではあったが、初めての距離(延長)での道悪で人気とくればこちらも3着馬のコントレイル同様、評価は下げたかった印象
■3人気5着:2枠2番:牡4歳:サリオス:ハーツクライ×欧州型:前走マイルCS2人気5着
・内回りでは皐月賞2着があったが適正というよりは実力で走ったようなレースだった、3歳時のマイルCSからの休み明けでの参戦
・内枠からスタートすると出て行って好位のインで逃げ馬を見る位置を追走した、勝負所では残り4F手前で外目へスイッチして逃げ馬に並びかける準備をしていたが、勝負所での逃げ馬の手応えもよく最内で逃げ馬を追いかける選択肢に変更した、直線に入ると4着までの馬とは対照的に最内に進路をとったが伸ばしきれずの敗戦、ラスト150mほどは内目の馬場が明確に悪かった
・稍重では皐月賞、毎日王冠2020と好走歴があったが、3.4着馬同様極端な道悪への適性は高くなかった印象で、強気に買う理由がないタイプの人気馬だった

2022年

34.6 – 58.8 – 35.8 (前傾1.2):1:58.4 (良):16頭

【所見】
■過去5年での比較
 頭数:同率で最も多い
 入りの3F:最も速い
 入りの5F:2番目に速い
 上がりの3F:4番目に速い
 勝ち時計:4番目に速い
■レースは入りの200-400mで10.3が入る激しい先行争いから、前半の6Fまでは12.1付近が続く持続的な展開で進めた、ラストは残り4Fから0.4加速すると11.7 – 11.5 – 11.8 – 12.5とゴールへ失速する展開で、3角で9番手から上がり最速を使った馬が3着と馬券圏内したものの、1, 2着は3角で5番手以内の馬で、差し決着になるほど前が苦しい展開でもなかった
■馬場はやや荒れて黒い煙のような芝が飛ぶ状態で、前半の3F/5Fを速めのペースで入って勝負所での加速も残り4Fから始まったにも関わらず勝ち時計と上がりは過去5年の良馬場の中で最もかかり、前々で進めた先行馬には楽ではない一方で、差し馬も展開頼みだけで差せるほど先行馬も止まっておらず、道中の持続的な展開をある程度の所まではポジションを取って追走した上でラストまでしぶとく脚を伸ばせる性能が求められた印象
■ディープ×デピュティミニスター系のワンツー決着だった
■末脚がキレるタイプではない馬の圏内独占で3連単は53万オーバーと高配当になっており、この手の馬は末のイメージから人気しづらいため、同様の馬が好走しやすい展開と見ればある程度手広く高配当を狙うのも戦略の1つである
■阪神の2000mは直線の途中でスタートとはいえ中山1800mの205mなどと比較して1角までが325mと極端に近いコースではないため、先行争いが激化すると1角までのペースが流れて逃げ馬が楽ではない展開になるパターンもあることをインプットしたい

【好走馬】
■8人気1着:4枠8番:牡5歳:ポタジェ:ディープ×米国型:前走金鯱賞4人気4着
・内回りコースへの出走は同舞台で3勝クラスを勝利して以来だったが、その3勝クラスでは先行して上がり最速で優勝していた、年明けからAJCC→金鯱賞と使っての叩き3戦目だった
・中枠からスタートすると出ていって中団前目のインを追走した、道中は馬の後ろに入れてしっかりと折り合って追走していた、勝負所では残り4Fから少しずつ促されながら進路を1つ外へ出されると外前にいた2着馬の後ろをついていくように進路を取られて前から3列目の内から3頭目から直線へ、直線では前の2着馬の1つ外へ出して追われるとラストまで力強く脚を伸ばし続けて優勝、上がりは3位の35.3
・本馬は末脚で全馬を差し切るようなタイプではなく、ある程度ポジションを取った所からラストまでしぶとく本馬なりの脚を使ってくるのが強みで、先行争いで10.3、道中が持続ラップ、勝負所では残り4Fから加速してラストはゴールへ失速、と先行馬にとって楽ではなく、また、差し馬だけで決着する末脚比べまでにはならない展開が向いた印象
■3人気2着:7枠14番:牝5歳:レイパパレ:ディープ×クロフネ:前走金鯱賞2人気2着
・内回りコースでは同舞台でチャレンジCを先行して上がり3位で優勝、前年の重馬場の大阪杯を逃げて上がり最速で優勝、宝塚記念を先行して上がり3位で3着など多くの実績があった、休み明けの金鯱賞を2着してここへ参戦
・外枠からスタートすると出ていって内外から来る逃げ馬らを行かせて好位の外を追走した、道中は少しだけ行きたがるのを抑えられるような様子で追走していた、勝負所では手綱を引かれたままで残り700m付近で進路を1つ外へスイッチされると残り500m付近から少しずつ促していって、前から2列目の内から3頭目になって直線へ、直線ではじわじわと脚を伸ばすと残り200m手前で前を交わして先頭に立ったが、ラストは1列後ろから脚を伸ばした勝ち馬に交わされて0.1秒差の2着まで
・勝ち馬と同様末がキレるというよりはポジションを取った上で直線でもしぶとく脚を伸ばせるタイプで、勝ち馬に対してはやや展開不利だったか、阪神内回りでの実績や先行してしぶとく脚を伸ばせる点を評価したかった印象で3人気9.2倍なら本命を打って良いレベルだったか
■7人気3着:5枠9番:牡4歳:アリーヴォ:ドゥラメンテ×StormCat系:前走小倉大賞典(稍重)1人気1着
・内回りでは小倉での実績が多く、ここへは3勝クラス→小倉大賞典と小倉1800mを上がり2位以内で差す競馬で連勝しての叩き3戦目での臨戦
・中枠からスタートすると1角までは内へはこだわらずに1角でインへ入れるようにして控えて中団後方のインを追走した、向正面では最内は開いていたが、外へ進路を取るようにして外前にいた1人気のエフフォーリアをマークする位置を追走していた、勝負所ではマークしていたエフフォーリアの手応えをうかがっていたが、手応えがないと見るや残り700m付近からは進路を内目へ切り替えて進出し中団内目の馬群の位置取りになって直線へ、直線では前にいた勝ち馬の1つ外へ進路を取って追われると末脚はキレる様子ではなかったものの、ラストまでしぶとく脚を伸ばして勝ち馬と0.1秒差の3着
・直線の短い小倉でも上位の上がりを使っていたように小回りでも差せるタイプで、末脚がキレるタイプではないことから上がりが速すぎないのも良かった印象、馬場が荒れて極端なスピード勝負にならず、持続的で差しも届かなくはない展開になることが読めていれば人気も相まって評価できたか

【凡走人気馬】
■2人気5着:2枠4番:牡4歳:ジャックドール:モーリス×米国型:前走金鯱賞1人気1着
・内回りは未勝利しか出走経験がなく、1勝クラスから前走の金鯱賞まで左回りの2000mを使われ続けて5連勝していた上がり馬で、いずれも2番手または逃げの競馬で好走していた
・内枠からスタートすると外枠からポジションを取りに来た馬に対抗するように出していって200-400mで10.3を刻む速い先行争いでハナに立った、道中は気負うことなく落ち着いて追走し持続的なペースを刻んでいた、勝負所では3角で外の2番手の馬と半馬身ほどの差だったが、残り3Fから少しずつ促されると加速して2番手からは1馬身半ほどの差の先頭で直線へ、直線ではラストまで懸命に脚を伸ばしていたものの0.5秒差の5着まで
・遅すぎないマイペースで逃げた上で直線で上がりもまとめるような競馬で連勝しており、今回の舞台設定よりは同型も少なく時計も上がりも速い綺麗な馬場の方が向いていた印象、連勝していた左回りで直線が比較的長いコースから内回りへの設定替わりや、序盤で無理をしてでもポジションを取りに来るアフリカンゴールドが位置取りが自由な外枠にいる点をマイナス視して、人気も含めて本命は避けたかった
■1人気9着:3枠6番:牡4歳:エフフォーリア:エピファネイア×ハーツクライ:前走有馬記念1人気1着
・それまで7戦6勝2着1回と日本ダービーを除いて負けなしで、ここへは休み明けでの参戦だった、内回りでも稍重の皐月賞を先行して上がり2位で優勝、上がりを要する有馬記念を上がり最速で差し切って優勝など実績があった、初の関西遠征
・内目の枠からスタートすると内目の進路のまま出していって中団の外を追走した、道中は少し追っ付けられるような様子でポジションを変えずに追走していた、勝負所では内から4頭目のラインで促されたが馬群の加速に置かれるような形で中団後方の外になって直線へ、直線では脚が溜まっていない様子で全く伸ばせず9着敗戦
・全体としては勝ち時計も遅い低速戦だったが、道中が持続的に進んだ上で差しが入るほどは上がりがかからない展開が向かなかった印象で、2500mの有馬記念からの距離短縮でスピードを活かして先行するタイプでもない点で減点したかった、1人気1.5倍という圧倒的な1本被りだったことを踏まえると、初の関西遠征という点も割り引いて本命にはしたくなかった

2023年

35.5 – 58.9 – 35.3 (後傾0.2):1:57.4 (良):16頭

【所見】
■過去5年での比較
 頭数:同率で最も多い
 入りの3F:3番目に速い
 入りの5F:3番目に速い
 上がりの3F:3番目に速い
 勝ち時計:2番目に速い
■レースは前半の4Fを平均からややスローペースで進めると、800-1000mで11.4を入れて明確に後続に脚を使わせるラップを刻むと、ラスト5Fは11.7 – 11.5 – 11.4 – 11.4 – 12.5と11秒台が長く続く6F戦で、4着までのうち3頭が4角で3番手以内の先行有利決着
■本年のように馬場状態が良好で勝ちタイムも速い決着では、残り6Fから11.4が入るラップになっても中団以降から差し切るのは難しく序盤でスムーズに前の位置が取れるか否かが勝敗を大きく左右する、ポジション争いの観点では、本レースでも内枠から出していった2枠4番のノースブリッジと1枠2番のマリアエレーナが内目で窮屈なポジションになっている一方で、7枠13番のダノンザキッドがスムーズに好位を取る競馬で好走できており、1角までが325mと決して短過ぎない本レースでは、先行馬の構成や枠の並び次第では外枠の方が楽にポジションを取ってスムーズに競馬ができるパターンがあることをインプットしたい
■2人気1着のジャックドールは逃げ馬でポジションが取れるという評価できる要素があったものの、2着のスターズオンアースは明確に向かない舞台ながらの1人気で決して期待値が高いと言えるポジションではなかった、以上の2頭でのワンツー決着では馬券的には10人気3着のダノンザキッドを評価できたかというレースになってしまっており、3複の軸として仕方なしに人気馬を指名する際には、均等買いなどで紐荒れを待つ戦略も1つである
■3着ダノンザキッドは前年1, 2着馬と同様のSS系×米国型ノーザンダンサー系
■凡走人気馬となった3人気9着のヴェルトライゼンデは2000mを中心により長い距離の方への適性が高いタイプで、好走したスターズオンアースと狙いたい舞台としては似ているタイプだった、どちらかと言うと2000mより短い距離へも対応できるようなタイプの方が向いている舞台である

【好走馬】
■2人気1着:5枠9番:牡5歳:ジャックドール:モーリス×米国型:前走香港C2人気7着
・内回りでは前年の大阪杯で内枠から逃げてハイペースを演出しての5着があった、海外帰りかつ4ヶ月の休み明けで馬体は+11kgしていた
・中枠からスタートすると出て行ってスムーズにハナへ、前半は急かさずに1, 2角をやり過ごしたが、向正面の800-1000mでは明確に後続に脚を使わせる意図を感じる11.4を入れた、勝負所ではほとんど馬なりのまま加速していくと2番手から1馬身半ほどの差の先頭で直線へ、直線ではラストまでしぶとく脚を伸ばすとラストは外からゴール前で勢いよく伸びた2着馬に迫られたがハナ差凌いで優勝
・大外枠には1頭逃げ候補がいたものの、外枠過ぎたのとこちらの鞍上が武豊なのもあってスムーズにハナに立てたのが大きかった印象で、残り6Fから11.4が入る楽ではないラップだったものの、ラストは力で凌いでの優勝、外枠の馬との兼ね合いについてスムーズにハナに立てるとの結論を出せていれば高く評価できたものの、人気を鑑みると強く本命を打つには物足りなかった印象
■1人気2着:6枠11番:牝4歳:スターズオンアース:ドゥラメンテ×欧州系米国型:前走秋華賞(阪神2000m)1人気3着
・内回りでは前走に同舞台の秋華賞で後方から上がり最速で3着していた、5ヶ月半の休み明けの4歳初戦で馬体は+12kgしていた
・中枠外目から出遅れると出していったが1角までに進路が狭くなり挟まれて位置取りを下げる不利もあり、控えて中団後方の外を追走した、道中は後半の流れが速かった影響もありポジションは変わらずに追走していた、勝負所では馬群に入るように進路を取って外目をうかがいながら促されると内から2頭目から外目へ出すようにして中団後方の外から直線へ、直線では1つ外で右ムチを入れられていた馬の内へ進路を取って追われると少しずつ加速して前との差を詰め、ラストはゴール前で鋭く迫ったがハナ差交わしきれず2着まで、上がりは2位より0.5秒速い最速の34.4
・前走もスタートで出遅れており16頭中14番手を追走していたように、内回りで直線の短いコースは明確に向かない条件で、加えて序盤に不利もあったが力で好走した印象、適性が低いながらの1人気では評価しづらいポジションだったが、相手は手広く紐荒れ待ちと決め打ちできていれば相手には評価できたか
■10人気3着:7枠13番:牡5歳:ダノンザキッド:SS系×デインヒル系:前走中山記念2人気11着
・内回りでは3歳春までしか実績がなく、その後は中山記念を2年連続で1.1秒以上の大敗をしていた
・外枠からスタートすると出ていって好位の外を追走した、道中は前に外の2番手の馬を見る位置でスムーズに追走できていた、勝負所では3角から前の馬の外に出して少しずつ促されると前との差を詰めて逃げ馬から1馬身半ほどの差の2番手外になって直線へ、直線では右手前のままラストまでしぶとく脚を伸ばしたが逃げ馬との差は詰めきれず、ラストは外から2着馬に交わされて3着まで
・他馬に対して明確にテンが速い訳ではなかったものの、外枠でスムーズに好位を取れたのが大きかった印象、近走では2000mより短い距離で好位〜中団(半分より前)を追走する競馬もあったため、先行意識の強い鞍上と外枠も相まってスムーズな競馬ができる可能性に着目できていれば相手で抑えられる目もあったか

【凡走人気馬】
■3人気9着:3枠6番:牡6歳:ヴェルトライゼンデ:ステイゴールド系×欧州型:前走日経新春杯(稍重)2人気1着
・内回りでの実績はホープフルS2着、スプリングS2着くらいでその後は出走していなかった
・内目の枠からスタートすると出していって外へ寄せて中団の馬群で前に4人気のヒシイグアスを見る位置を追走した、向正面では数回手前を替えさせるような素振りがあり、逆手前で走っていた可能性がある、勝負所では残り4Fから1つ外へ出されて促されると馬群の外、内から4, 5頭目を回って少し押し上げて中団の大外になって直線へ、直線では脚が残っておらず9着敗戦
・日本ダービー以降の実績は直線の長いコースや2000mより長い距離が多く、先行する馬のスピードが生きる舞台であることを考えると2000mから長い距離よりは短い距離に適正のある馬を評価したい、内枠もあってポジションが取りづらい位置であることに着目できていれば人気も相まって高く評価するのは避けられたのでは

Gregory