紫苑Sの各馬分析4頭目はロートホルン。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
紫苑Sの過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)
ロートホルン:サトノダイヤモンド×米国型:前走函館1800m1勝クラス1人気1着:横山典
結論
■デビュー戦を除いたこれまでの4戦はいずれも1角で2番手以内の逃げ・先行の競馬をしており末脚がキレるタイプではないことから、スローペースからの瞬発力勝負や4角で横一線の末脚比べでは分が悪く、序盤からある程度ラップを刻んで道中のスピードを活かす競馬が向いている
■クイーンCではキャリアで唯一マイルを走ったが、レース後に鞍上はマイルは少し忙しいとの旨のコメントをしており、マイルでは持続的な展開についてくる先行馬や鋭い末脚の馬が比較的多いことから、現状はスピードを活かして先行して押し切る競馬がしやすい1800-2000mくらいがベストと考える
■開幕週に行われる紫苑Sではその先行力を活かして前目から残す競馬ができる可能性はあるものの、まだ2勝クラスの身でこれまでに世代上位の実力を示した実績がなく、あくまで展開もろもろや実力馬が上手くいかない面があって初めて圏内が望めるという立ち位置と考える、現状は消しに近い評価で
全レース分析
2歳
【1】札幌1800m新馬:6着:ルメール
・陣営は「1週前にしっかりと負荷をかけて態勢は整った。良馬場なら力を出せそう」とコメントしていた、追い切りは函館のWと芝での調整で併せ馬も行われていたが、当週は単走だった
・レースは開催12日目(Cコース4日目)の馬場の中37.0 – 62.8 – 35.3の後傾1.7で、道中をスローペースで進めると、ラスト3Fは12.3 – 11.5 – 11.5と残り2Fからの加速が大きな展開
・内枠からゲートでの駐立が悪くやや出遅れると控えて中団のインを追走した、道中は少し追っ付けられながらもポジションは大きく変えずに進めると、勝負所では残り400m手前から追い出されて中団の内目から直線へ、直線では進路を求めて外に出されながら追われたが伸ばしきれず6着まで
【2】東京1800m未勝利:1着:2ヶ月半:三浦
・陣営は「休みが長引いたが具合はいい。小回りで流れに乗れなかったし東京で改めて」とコメントしていた、追い切りはWと坂路の併用
・レースは開催14日目(Cコース2日目)の馬場の中35.3 – 59.3 – 34.5の後傾0.8で、道中を平均ペースで進めると、ラストは残り3Fから0.7加速して11.3 – 11.6 – 11.6と伸びる展開
・内枠から少しヨレるような出負け気味のスタートを切ったが出ていってハナへ、道中はやや行きたがるのを抑えられている様子だった、勝負所では残り3F手前から徐々に促され2馬身ほどのリードを取って先頭で直線へ、直線ではキレる様子ではなかったもののじわじわと伸ばす脚を使って後続を突き放し6馬身差の圧勝
・ここでのレースぶりからは溜めて末脚を伸ばすより前半から出していって持続的な脚を活かす競馬が向いているか
3歳
【3】クイーンC:7着:3ヶ月:横山武
・追い切りは併用で併せ馬も行われていたが、当週のW追いは単走の終い重点で行われていた
・レースは開催5日目(Dコース5日目)の馬場の中34.2 – 57.2 – 35.0の前傾0.8で、序盤からハイペースで飛ばすと道中も11.5以下が続く持続的な展開、ラスト3Fは11.5 – 11.6 – 11.9と11秒台ながらゴールへ失速するラップだった
・内目の枠からスタートすると出ていってハナへ、道中は外の勝ち馬にピッタリと付けられる形で淡々と飛ばすラップで逃げていた、勝負所でも位置関係は変わらず1馬身リードを保って先頭で直線へ、直線では懸命に脚を伸ばしていたがラップ的にも楽な展開ではなく1.1秒差の7着まで
・レース後に鞍上は「ゲートが少し難しいと聞いていましたが、きれいに駐立してくれて、スタートは決まりました。前走の強い勝ちっぷりを真似して、レースをつくっていきました。ただ、マイルは少し忙しいかもしれないので、距離はもう少しあってもよさそうです。勝った馬も強くて、早めにこられたのもしんどかったですね」とコメントしていた
【4】フローラS:6着:2ヶ月半:横山武
・陣営は「速い流れだったしのちの桜花賞馬に早めに来られて厳しかった。ハナにはこだわらないし、うまく息を入れながら運んでほしい」とコメントしていた、追い切りはこれまでからは一転してWでの単走オンリーで1週前にはジョッキー騎乗で自己ベスト83.3 – 66.1 – 11.5が出されていた
・レースは開幕2日目(Aコース2日目)の馬場の中36.1 – 59.9 – 34.2の後傾1.9で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.7加速して11.4 – 11.2 – 11.6と伸びる展開で、4角で9番手以下の馬が圏内を独占する差し決着
・内枠からスタートすると出ていってハナへ、序盤はそれなりの前進気勢で逃げていたが向正面で外から押し上げてくる馬がおり譲る形で2番手のインにポジションが変わった、勝負所では最内を捨てて残り3F手前から徐々に促されると逃げ馬を追いかける形で2番手から直線へ、直線では懸命に追われたが差し馬には交わされ、ラストまで逃げ馬との差も縮められずに6着敗戦
・レース後鞍上は「(前略)あまりスタートは速くない方ですが、今日は好スタートを切れましたが、行く馬がいれば無理して行くつもりもなかったです。途中からまくられる形になったけど、いい意味で馬は気にせずに走ってくれました(後略)」とコメントしていた
【5】函館1800m1勝クラス:1着:2ヶ月半:横山武
・陣営は「久々でも仕上がりはいい。自己条件だしスタートを五分に出ればチャンス」とコメントしていた、追い切りは併用でWでの時計はこれまでと比較すると控え気味だった、最終は函館Wでの調整、馬体は+12kgしていた
・レースは開催10日目(Bコース2日目)の馬場の中34.6 – 58.7 – 35.8の前傾1.2で、前半をハイペースで進めると、600-1600mの5Fを12.1付近のラップで持続的に進めラスト1Fは11.5に加速する展開で4角で5番手以内の馬が4着までを独占する先行決着
・最内枠からスタートすると出していったが外から速い馬がきて離れた2番手を単独で追走した、道中は逃げ馬との差をキープするような形で落ち着いて追走できていた、勝負所では残り3Fから徐々に促されて逃げ馬との差を詰めると半馬身ほどの差に並びかけて直線へ、直線ではしっかり自身の脚を使う形で馬群から抜け出すと押し切って優勝
結論(再掲)
■デビュー戦を除いたこれまでの4戦はいずれも1角で2番手以内の逃げ・先行の競馬をしており末脚がキレるタイプではないことから、スローペースからの瞬発力勝負や4角で横一線の末脚比べでは分が悪く、序盤からある程度ラップを刻んで道中のスピードを活かす競馬が向いている
■クイーンCではキャリアで唯一マイルを走ったが、レース後に鞍上はマイルは少し忙しいとの旨のコメントをしており、マイルでは持続的な展開についてくる先行馬や鋭い末脚の馬が比較的多いことから、現状はスピードを活かして先行して押し切る競馬がしやすい1800-2000mくらいがベストと考える
■開幕週に行われる紫苑Sではその先行力を活かして前目から残す競馬ができる可能性はあるものの、まだ2勝クラスの身でこれまでに世代上位の実力を示した実績がなく、あくまで展開もろもろや実力馬が上手くいかない面があって初めて圏内が望めるという立ち位置と考える、現状は消しに近い評価で
Gregory