Uncategorized

ロングラン 【毎日王冠2025】

毎日王冠の各馬分析9頭目はロングラン。近5走、1年分の分析としたいと思います。ブログでの各馬分析は本馬でラストとします。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

毎日王冠の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

ロングラン:セ7歳:SS系×欧州型:前走安田記念15人気13着:58kg(+1kg):岩田康

結論

■二の脚が遅くこれまでは後方から末脚を伸ばす競馬をしていたが、前々走には前半3Fが35.0だったマイラーズCで中団のポジションを取れており、前走の安田記念では行きたがって先行したように、近走は前進気勢が強くなり良くも悪くも従来よりポジションが取れるようになっている
■マイラーズCでは京都外回りで下り坂の惰性も使って決め手を発揮したが、末脚はキレるというよりは長く使えるタイプで、スローペースからの瞬発力勝負よりは、道中のペースが持続的に流れてラストで先行馬が垂れてくるような展開を差す競馬が合っていると考える
■毎日王冠では、道中のペースが流れた中で末脚が問われればある程度はやれる可能性もあるものの、7歳、斤量+1kg、休み明けという条件からは強気には狙いづらい、展開予想次第では相手に検討だが、スローペースが予想されるようであれば消しで

全レース分析

6歳

【23】カシオペアS(L)(京都1800m):3着:3ヶ月:藤岡佑
・陣営は「前走は内容のある4着。千八にこだわってここへ。京都外回りもこなせる」とコメントしていた、追い切りはW主体で併せ馬も行われていた、別定で斤量は+2kgの59kg
・レースは開催8日目(Aコース8日目)の馬場の中34.6 – 58.1 – 35.1の前傾0.5で、道中をハイペースで進めると、ラスト4Fは11.6 – 11.7 – 11.5 – 11.9と加減速の少ない展開で、4角で5番手以下の馬が9着までを独占する差し決着
・内枠からスタートすると控えて後方の馬群を追走した、道中は折り合ってスムーズに進めると、勝負所では外へ進路を取って残り3Fから徐々に追われると後方の外から直線へ、直線では脚を使って前に迫ったが勝ち馬から0.3秒差の3着まで

【24】ディセンバーS(L)(中山1800m):8着:1ヶ月半:丹内
・陣営は「調教に乗った騎手の感触がいい。昨年勝っているレースだけに展開ひとつ」とコメントしていた、追い切りはWオンリーで時計は終い重点の内容、別定で斤量は+2kgの59kg
・レースは開催6日目(Aコース6日目)の馬場の中35.8 – 58.8 – 34.9の後傾0.9で、前半をミドルペースで進めると、ラスト4Fは11.5 – 11.7 – 11.6 – 11.6と加減速少なくラストまで伸び切る展開で、上位の上がりを使った2頭でのワンツー決着
・外枠からスタートすると枠なりに控えて中団後方の外を追走した、道中は折り合って進めると勝負所では残り4F付近から徐々に促されて中団後方の外になって直線へ、直線ではそれなりの脚は使っていたが内から抜け出した組に迫れるほどではなく8着まで
・道中が持続的なペースで4着までを4枠以内の馬が占める内枠競馬では枠順的にも厳しい条件だった

7歳

【25】小倉大賞典:1着:2ヶ月:丹内
・追い切りはW主体で1週前に速めの時計を出され、当週は小倉の芝コースで軽めの時計、ハンデ57kg
・レースは開催10日目(Bコース4日目)の馬場の中35.9 – 58.6 – 36.2の前傾0.3で、道中を11.8以下が続く緩まないラップで進めると、ラスト4Fは11.3 – 11.6 – 12.1 – 12.5とゴールへ失速する展開で、上位の上がりを使った馬が圏内を独占する末脚決着
・2枠2番だったが最内の馬が除外されて最内からスタートすると控えて後方のインを追走した、道中は折り合って追走すると勝負所では残り3F過ぎから促されてインアウトで外に出されて後方の外から直線へ、直線では差し有利の展開に乗じてグイグイと脚を伸ばして優勝
・レース後に鞍上は「手応えは良かったのですが、4コーナーで外に振られることだけが嫌で、縦長の展開になり、そこを最小限にできたことが勝因です」とコメントしていた
・ペースが流れて差しも入る展開で、展開利はあった

【26】マイラーズC:1着:2ヶ月:岩田康
・陣営は初の1600m以下のレースについて「初めてになるので少し戸惑うかもしれないが、この頭数なら極端に離されることはないだろう。決め手を十分に生かす競馬なら」とコメントしていた、追い切りはWオンリーで1週前には近走では最も速い81.6 – 65.5 – 11.3が出されていた
・レースは開催2日目(Cコース2日目)の馬場の中35.0 – 57.8 – 33.9の後傾1.1で、前半をややスローペースで進めると、ラスト4Fは11.2 – 11.6 – 11.1 – 11.2とゴールまで伸びる展開
・10頭立ての10番枠からスタートすると出て行って内へ寄せて3角では中団後方のインを追走していた、勝負所でも終始内目の進路で進めると手綱を抱えたまままわってきて中団後方の馬群から直線へ、直線では伸びて抜け出すと上がり3位33.3で優勝
・レース後鞍上は「本当に馬の具合も良く、良馬場でレースができたことで、切れ味を発揮することができました」とコメントしていた

【27】安田記念:13着:1ヶ月半:岩田康
・追い切りはいつものパターンで1週前に速い時計が出されていた
・レースは開催14日目(Cコース4日目)の馬場の中35.0 – 58.4 – 34.3の後傾0.7で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.5加速して11.2 – 11.3 – 11.8と伸びてラスト1Fを落とすラップで、4着以内のうち勝ち馬以外は4角で8番手以下と差しも入る展開
・中枠外目からスタートすると少し行きたがる様子で抑えられながら好位の外を追走した、勝負所でも内から4頭目で大きく外をまわると好位外目のまま直線へ、直線では伸ばせず13着敗戦
・レース後鞍上は「左回りは問題なく楽しみだったんですが、馬が良くなり過ぎて、行く気になり過ぎてしまっていましたね。力負けではありませんよ」とコメントしていた
・前走のマイラーズCでもそれまでを考えるとかなりポジションが取れていて、近走は良くも悪くも前進気勢が強くなっている可能性あり

結論(再掲)

■二の脚が遅くこれまでは後方から末脚を伸ばす競馬をしていたが、前々走には前半3Fが35.0だったマイラーズCで中団のポジションを取れており、前走の安田記念では行きたがって先行したように、近走は前進気勢が強くなり良くも悪くも従来よりポジションが取れるようになっている
■マイラーズCでは京都外回りで下り坂の惰性も使って決め手を発揮したが、末脚はキレるというよりは長く使えるタイプで、スローペースからの瞬発力勝負よりは、道中のペースが持続的に流れてラストで先行馬が垂れてくるような展開を差す競馬が合っていると考える
■毎日王冠では、道中のペースが流れた中で末脚が問われればある程度はやれる可能性もあるものの、7歳、斤量+1kg、休み明けという条件からは強気には狙いづらい、展開予想次第では相手に検討だが、スローペースが予想されるようであれば消しで

Gregory

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA