ラジオNIKKEI賞の各馬分析13頭目はメイショウヨゾラ。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
ラジオNIKKEI賞の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名：馬齢：血統(父×母父)：前走：鞍上：斤量)
メイショウヨゾラ：牝3歳：ディープ系×StormCat系：前走東京1600m1勝クラス2人気4着：◯◯：51kg
結論
■2戦目に逃げの競馬をした次走のフェアリーSでは馬が行きたがる所を見せており、陣営は「控えたことが裏目に出ました」とコメント、それ以来前走まで3走続けて逃げの競馬をしている
■勝ち上がった未勝利戦では後半長く脚が求められる展開で逃げて上がり2位で優勝しており、先行脚質一辺倒ではなくある程度末をまとめる力も(未勝利レベルだが)見せている
■上記の過去の陣営コメント、近走のレースぶり、51kgという軽斤量から「絶対逃げ」の競馬をしてくると見る、ラジオNIKKEI賞は不良を除く過去4年で逃げ馬(1-1-1-1)、さらに斤量54kg以下だと(1-1-1-0)であり、脚質から抑えは必須、枠やその並び次第では重たい印も
全レース分析
2歳
【1】東京1600m新馬：5着：三浦
・追い切りは坂路オンリーで併せ馬も行われ、当週には52.5 – 12.2が出されていた
・レースは35.9 – 60.8 – 34.1の後傾1.8で、道中スローで進めるとラストは残り3Fから0.7加速して11.6 – 11.3 – 11.2とゴールへ加速する高速上がり戦で上がり上位2頭のワンツー
・内枠からスタートすると出ていって中団前目のインを追走した、道中はスローだったが折り合って追走できていた、そのまま内目から直線に入ると直線では進路が開かず、後半も外から内へ寄れてきた馬のあおりを受け、最後まで十分には進路が開かなかった、本馬なりにじわじわと伸ばしてはいたが5着まで
【2】中山1800m未勝利：1着：中2週：横山武
・追い切りは坂路で馬なり併せ馬が2本で、時計は新馬戦と比較すると軽めだった
・レースは37.2 – 61.6 – 35.4の後傾1.8で、前半4Fはドスローで進めたが後半は残り5Fから0.6加速して11.9 – 11.7 – 11.7 – 11.4 – 12.3と伸びる高速5F戦、1-7着まで全ての馬の間で1馬身以上離れており、後半長く脚が求められたことで実力が出やすい形(5着までが1-5人気で決着)
・中枠外目からスタートすると出て行ってハナへ、道中はスムーズに進めて勝負所では徐々に加速していき、ラストは残り400m付近から追い出しを開始されると先頭最内で直線へ、直線に入ると後続を2馬身振り切ってラストは上がり2位の脚で伸びると、外から上がり最速の馬に迫られたが1馬身リードを取って優勝
3歳
【3】フェアリーS：10着：中2週：三浦
・追い切りは坂路で併せ馬先着が1本、中2週間隔が続いての叩き3戦目で馬体は-12kgしていた
・レースは34.7 – 58.9 – 35.1の前傾0.4で、序盤ハイラップで入ると中盤は600-1200mの3Fは11.9 – 12.3 – 12.2と緩んでラスト2F11.5 – 11.4と加速する展開、この時期の牝馬にはタフなラップで5着までのうち4頭が初角8番手以下の差し有利
・内枠からスタートすると出て行って好位のインを追走した、前走の逃げの競馬が影響してか道中では今までになかった行きたがる面を見せていた、勝負所では手綱を抱えられたまま進めると好位のインから直線へ、直線では前の馬の外を選択するも寄れて内へ切り返すロスがあった、ラストは本馬なりに伸ばしてはいたが0.4秒差の10着
・10着だったものの比較的僅差であり、直線でややロスがあったことを考えればスムーズであれば掲示板はあったか
【4】アネモネS(L)(中山1600m)：3着： 2ヶ月：石橋
・陣営は前走を含めて「控えたことが裏目に出ました、この条件はいいのでスピードを生かしたい」とコメントしていた、追い切りはW主体に変更され、当週には84.3 – 66.6 – 11.6が馬なりで出されていた、2ヶ月の休み明けながら馬体は-6kgしていた
・レースは34.5 – 58.6 – 36.0の前傾1.5で、序盤ハイラップで入ると後半5Fは12.0 – 12.1 – 12.2 – 11.7 – 12.1と持続的なラップで、5着までのうち3頭が初角7番手以下から上位の上がりを使った馬である差し有利
・中枠からスタートすると出て行ってハナへ、道中はスムーズに進めると勝負所では馬場の内を3頭分ほどあけてまわって先頭から直線へ、直線でも本馬なりに伸ばしてはいたが外から差されて、内から抜け出されての3着
【5】中山1600m1勝クラス：6着：中2週：石橋
・追い切りは単走オンリーで、坂路で軽めを1本乗った後に当週にはWで5F時計自己ベスト84.2 – 66.5 – 11.6が出されていた
・レースは開催12日目でBコース替わり2日目の馬場の中35.5 – 58.8 – 34.9の後傾0.6で、道中は11.7付近が続く持続的な展開からラスト4Fも11.6 – 11.5 – 11.6 – 11.8と11秒台が続くラップで、上がり1.3位が1.2着した
・内枠からスタートするとハナへ、道中はやや息を入れる所のない展開で、勝負所では残り400m手前から追い出されると1列目最内で3頭並ぶような形で直線へ、直線では伸ばせず6着敗戦
・それなりに持続的な展開ながら後傾0.6と差しも届くようなラップであり、牡馬混合戦では苦しかった形
【6】東京1600m1勝クラス：4着：2ヶ月：三浦
・陣営は「前走が案外だけど、自分の競馬をするだけ」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で、併せ馬も盛んに行われていた、牝馬限定戦
・レースは開催15日目Cコース3日目の馬場の中36.0 – 59.2 – 34.2の後傾1.8で、序盤スローで進めるとラストは残り3Fから0.5加速して11.1 – 11.3 – 11.8とゴールへ失速する展開
・中枠外目からスタートすると出て行ってハナへ、道中はスムーズに進めるとやや縦長の隊列で先頭から直線へ、直線に入って追い出されるとラストまで懸命に脚を伸ばしたが3頭に交わされての4着
結論(再掲)
■2戦目に逃げの競馬をした次走のフェアリーSでは馬が行きたがる所を見せており、陣営は「控えたことが裏目に出ました」とコメント、それ以来前走まで3走続けて逃げの競馬をしている
■勝ち上がった未勝利戦では後半長く脚が求められる展開で逃げて上がり2位で優勝しており、先行脚質一辺倒ではなくある程度末をまとめる力も(未勝利レベルだが)見せている
■上記の過去の陣営コメント、近走のレースぶり、51kgという軽斤量から「絶対逃げ」の競馬をしてくると見る、ラジオNIKKEI賞は不良を除く過去4年で逃げ馬(1-1-1-1)、さらに斤量54kg以下だと(1-1-1-0)であり、脚質から抑えは必須、枠やその並び次第では重たい印も
Gregory
