ラジオNIKKEI賞の各馬分析9頭目はノビリシマビジョン。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
ラジオNIKKEI賞の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)
ノビリシマビジョン:牝3歳:フィエールマン×Kingmambo:前走中山1800m1勝クラス2人気1着:◯◯
結論
■これまで4戦中3戦で上がり3位以内の脚を使っているものの、クラスが低い牝馬限定戦だったこともあり、末脚はキレるというよりはじわじわと加速するようなタイプで、どちらかと言うと末脚よりは現状それなりにポジションが取れる強みを活かしたいタイプ
■ややゲート内でそわそわするところがあり、これまで2戦目と3戦目で頭を下げたようなタイミングでゲートが開いて少し出遅れている
■新馬戦を除いて牝馬限定戦を使われており、1勝クラス勝ちを決めた前走はコース替わり初日の中山1800m戦でスローを好位で立ち回って展開も向いており、まだOPクラスでやれるパフォーマンスは見せていない
■これまでのパフォーマンスから馬場混合の重賞では現状実力が見劣りするものの、牝馬限定の1勝クラス勝ちの実績でここでは斤量52kg以下となりそうな点はプラス、ゲートと枠の並び次第では好位が取れる可能性がある点は警戒したく、内目の枠で人気が控えめであれば相手に評価しても、最高で相手
全レース分析
2歳
【1】東京1800m新馬:5着:富田
・陣営は「やれば動くが、メンタルを考慮して慎重に調整。完成は先だが、素質を感じる」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整で意欲的に併せ馬が行われていた、時計は終い重点が多かった
・レースは開催6日目(Aコース6日目)の馬場の中35.9 – 61.6 – 34.3の後傾1.6で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.7加速して11.9 – 11.3 – 11.1と残り2Fからの加速も大きくゴールへ加速する展開で、上位の上がりを使った2頭でのワンツー決着
・最内枠から出負け気味のスタートを切ると出て行ってコーナーワークでハナへ、道中はペースを落として落ち着いて追走した、勝負所でも大きくペースを上げずに進めると2番手と半馬身ほどの差の先頭で直線へ、直線では残り200mまで懸命に争っていたがラストは上位争いに加われず5着まで
【2】中山1800m未勝利:1着:2ヶ月:ルメール
・追い切りはW主体で時計は終い重点だった
・レースは開催5日目(Aコース5日目)の馬場の中35.8 – 60.4 – 35.5の後傾0.3で、道中を平均ペースで進めると、ラストは残り3Fから0.4加速して11.9 – 11.8 – 11.8とゴールへ減速しない展開
・内枠からスタートすると出て行って中団前目の馬群を追走した、道中はしっかりと折り合って追走できていた、勝負所では残り700m付近から徐々に促されて中団前目の馬群内目から直線へ、直線ではじわじわ加速するような脚で伸びると先に抜け出した馬を差し切って優勝、上がり最速35.1
3歳
【3】中山1800m1勝クラス:3着:2ヶ月半:横山武
・追い切りはW主体週末坂路での調整で、当週には自己ベスト82.3 – 65.2 – 11.3が一杯で出されていた
・レースは開催1日目(Aコース日目)の馬場の中35.8 – 59.4 – 35.8の前後傾フラットで、前半を11.8付近が続く持続的なラップで進めると、ラスト3Fは12.0 – 11.8 – 12.0と加減速の少ない展開
・9頭立ての6番枠からやや出負け気味のスタートを切ると控えて中団後方のインを追走した、向正面では進路を1つ外へ移して進出した、勝負所では残り700m付近から促されると前との差を詰めて中団後方の大外から直線へ、直線では上がり最速35.0の脚で前に迫ったが自身より内前から抜け出した組には迫れず3着まで
・末脚はじわじわと加速するような脚であり、先行馬も楽をできる展開よりは垂れてくるようなタフ寄りの展開の方が向くか
【4】中山1800m1勝クラス:1着:1ヶ月半:横山武
・陣営は前走について「外を回さざるを得ない展開でもったいなかった」とコメントしていた、追い切りはWオンリー
・レースは開催15日目(Cコース1日目)の馬場の中35.7 – 60.4 – 33.4の後傾1.3で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.9加速して11.3 – 10.7 – 11.4と加速する展開で、上位の上がりを使った3頭で圏内を独占した
・8頭立ての6番枠からスタートすると出て行って単独の2番手を追走した、道中は少しだけ行きたがっていたが折り合いの中だった、向正面では1つ外に出して逃げ馬に並びかけるような形になって3角では半馬身差となっていた、勝負所では残り500m付近から促されて先頭に代わって直線へ、直線では内へヨレてラチを頼りながらも上がり3位33.3の脚で抜け出すと後続は迫っていたが1.1/4馬身残して優勝
・コース替わり初日でコーナーの近い1800mを好位で立ち回り残り3Fまで加速しない展開利を活かしての勝利
結論(再掲)
■これまで4戦中3戦で上がり3位以内の脚を使っているものの、クラスが低い牝馬限定戦だったこともあり、末脚はキレるというよりはじわじわと加速するようなタイプで、どちらかと言うと末脚よりは現状それなりにポジションが取れる強みを活かしたいタイプ
■ややゲート内でそわそわするところがあり、これまで2戦目と3戦目で頭を下げたようなタイミングでゲートが開いて少し出遅れている
■新馬戦を除いて牝馬限定戦を使われており、1勝クラス勝ちを決めた前走はコース替わり初日の中山1800m戦でスローを好位で立ち回って展開も向いており、まだOPクラスでやれるパフォーマンスは見せていない
■これまでのパフォーマンスから馬場混合の重賞では現状実力が見劣りするものの、牝馬限定の1勝クラス勝ちの実績でここでは斤量52kg以下となりそうな点はプラス、ゲートと枠の並び次第では好位が取れる可能性がある点は警戒したく、内目の枠で人気が控えめであれば相手に評価しても、最高で相手
Gregory