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トーラスジェミニ 【中山記念2023】

中山記念の各馬分析1頭目はトーラスジェミニ。「競走馬全レース分析ブログ」と謳っていながら大変申し訳ないのですが、ここはタイムパフォーマンスを意識して過去1年分、昨年の中山記念以降を見ていこうと思います。(トーラスジェミニは全38戦しています。)

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

中山記念の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:斤量:鞍上)

トーラスジェミニ:牡7歳:Kingmambo系×マンハッタンカフェ:前走七夕賞15人気16着:57kg:○○

結論

■過去には重賞を制したり、安田記念で0.4差の5着するなど高いパフォーマンスを見せていたが、近走は精神的な問題もあり大敗が続いており、復調の兆しは見えていない
■陣営もコメントしているように、現状外から馬がきてかぶされると競馬を辞めてしまうため、最後まで被されない競馬がしたいのが陣営の考え、ここも引きつけるような競馬はせず、ある程度かぶされないように逃げの競馬をしてくる可能性が高い
■現在9戦連続で0.8差以上の負けが続いている、ここは久々の休み明けで前進があるかどうかだが、まず消しで臨む、調整過程などから変身が期待できれば再考

全レース分析

6歳

【34】中山記念:16着:中2週:西村
・陣営は前走の東京新聞杯14着について「道中はブリンカーが効いていたが、勝負所でやめていた」と精神的な問題を指摘していた、追い切りはWで2本で最終追いでは6F85.0 – 67.1 – 11.9で併せ遅れていた
・レースは35.2 – 57.6 – 37.3で、残り800m地点まで11.3以下が続くパンサラッサ逃げの展開から、ラスト4Fは11.5 – 11.6 – 12.2 – 13.5と失速していくラップ
・内枠からスタートすると出て行って外から被せに来た馬に対して譲らないような形で2番手を追走した、勝負所では残り700m付近から追い出しを開始されたが手応えなくずるずる下がって行って直線入り口では後方のイン、直線でも見せ場なく沈んでの最下位敗戦
・ラストは全く走る気が感じられず、精神的な問題が大きいか

【35】黒船賞(高知ダート1400m):8着:中2週:西川
・中枠内目からスタートすると控えて中団の後方を追走した、勝負所3角からは全く手応えなく大敗

【36】ダービー卿CT:12着:中1週:原
陣営は「勝負どころでかぶせられると頭を上げてしまう」とコメント、追い切りはWで6F85.1 – 66.1 – 11.6で併せ先着していた、ハンデ57.5kg
・レースは34.2 – 57.1 – 35.2で、序盤は11.3以下が続くラップで飛ばし、後半4Fは11.6 – 11.7 – 11.8 – 11.7と加減速少ない展開
・外目の枠からスタートすると押して押して出して行ったが自身より内に速い馬が2頭おり道中は3番手を追走した、勝負どころ4角手前では逃げ馬に並びかけていって直線へ、残り200mまでは先頭集団もそこからは一気に交わされての12着敗戦
道中は3角付近で外から馬が来ていないか鞍上が確認しており、陣営のコメントに沿って外から被されないようにしている可能性が高い

【37】エプソムC(重):11着:2ヶ月:原
・追い切りは併用で最終はWで単走だった
・レースは重馬場の中36.2 – 59.7 – 35.1で、道中平均ペースから残り3Fから0.4加速すると11.5 – 11.3 – 12.3と重馬場ながら上がりはかかり切らない展開
・外目10番枠からスタートすると押して出して行ってハナへ、先頭に立った後はしっかり折り合っていた、直線では馬場の良い外目に出されると残り400m手前までは先頭もその後は後退しての11着敗戦
・レース後鞍上は「金杯の時のように、やめるところもなかったし(中略)」とコメントしていた、ここでも鞍上は向正面、残り600m、残り500mと3回外から馬が来ていないか確認していた

【38】七夕賞:16着:1ヶ月:原
・ハンデ57.5kg、追い切りはW主体で週末に坂路での調整で最終追いでは終い重点の時計で併せ遅れていた
・レースは34.4 – 58.5 – 35.3で、序盤3Fを12.3 – 11.0 – 11.1と飛ばしたあとは12.0付近が続く持続的な展開、ラスト3Fは11.9 – 11.6 – 11.8と加減速大きくないラップ
・外枠からスタートすると押して出して行ったが内枠から速い馬がおり、こちらも無理して逃げる様子もなく2番手を追走した、勝負所では残り700mから肩ムチを入れられたが、残り600mで外から交わされるとそこからは後退するだけで、15着から9馬身差の最下位16着
・道中もやたら外目を追走させ、残り800m地点で外から馬が来ないか確認している、陣営もコメントしていた外からかぶせられるとやめてしまうことの対策か

結論(再掲)

■過去には重賞を制したり、安田記念で0.4差の5着するなど高いパフォーマンスを見せていたが、近走は精神的な問題もあり大敗が続いており、復調の兆しは見えていない
■陣営もコメントしているように、現状外から馬がきてかぶされると競馬を辞めてしまうため、最後まで被されない競馬がしたいのが陣営の考え、ここも引きつけるような競馬はせず、ある程度かぶされないように逃げの競馬をしてくる可能性が高い
■現在9戦連続で0.8差以上の負けが続いている、ここは久々の休み明けで前進があるかどうかだが、まず消しで臨む、調整過程などから変身が期待できれば再考

Gregory

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