ラジオNIKKEI賞の各馬分析6頭目はトレサフィール。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
ラジオNIKKEI賞の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名：馬齢：血統(父×母父)：前走：鞍上)
トレサフィール：牡3歳：サトノダイヤモンド×欧州型：前走東京1800m1勝クラス(稍重)2人気1着：◯◯
結論
■スタートが良好で二の脚が速く、序盤で押してハナへ行っても折り合える操縦性の高さが武器である
■また、未勝利戦では直線での合図に即座に反応して加速できている一方で、前走の東京での1勝クラスでは逃げながら上位の上がりを使って後続を離す競馬もできており、東京でも中山でもというタイプのオールマイティーな逃げ馬
■開幕週のローカル1800mで行われるラジオNIKKEI賞では逃げ馬が明確に強く、出脚の速さからハナを取れる可能性があってなおかつ操縦性が高いのはかなりの強調材料である、これまでのレース振りや血統面から上のクラスではトップスピードは他馬に譲りそうだが、今回は問われる舞台ではない、あとは枠、同型、斤量、そして人気により評価は上下するものの重たい印は必要、本命級
全レース分析
2歳
【1】東京1800m新馬：7着：武豊
・追い切りは併用で、併せ馬は行われていたものの時計は全体的に終い重点だった
・レースは開催16日目(Cコース4日目)の馬場の中36.0 – 60.7 – 34.6の後傾1.4で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.9加速して11.8 – 11.3 – 11.5と加速する展開
・外枠から出ない感じで出遅れると行き脚も悪く最後方の外を追走した、勝負所では残り3F手前から進路を外に取って進出すると後方の大外になって直線へ、直線では大きなトビで脚を伸ばして上がり最速を使ったが上位争いには加われずの7着まで
3歳
【2】中山2000m未勝利：2着：2ヶ月：横山和
・陣営は「放牧を挟んで緩さが抜けてきた。追い切りでも、しまいの反応が良化している」とコメントしていた、追い切りは併用で当週にはジョッキー騎乗でWで自己ベスト84.2 – 67.4 – 11.3が出されて併せ先着していた
・レースは開催6日目(Cコース4日目)の馬場の中36.1 – 60.7 – 35.4の後傾0.7で、道中をややスローペースで進めると、ラスト5Fは11.9 – 12.2 – 11.9 – 11.6 – 11.9と伸びるロングスパート寄りのラップ
・最内枠からスタートすると前走とはまるで違う前進気勢で出ていってハナへ、明確にポジションを取りに行ったがそれでも道中はしっかりと折り合っていた、勝負所では残り4F過ぎから徐々に促して行き、2番手と半馬身ほどの差の先頭で直線へ、直線ではしっかりと即座に反応して後続を離しにかかったが、外から上がり最速で伸びた馬に交わされての2着、3着は2馬身半離していた
・トビは大き目だが直線では即座に反応できていた
【3】東京1800m未勝利：1着：1ヶ月：横山和
・追い切りは間隔を考慮してかオール単走だった、1週前の坂路では自己ベスト52.8 – 12.2が出されていた
・レースは開催6日目(Dコース6日目)の馬場の中35.9 – 60.0 – 34.7の後傾1.2で、道中をミドルペースで進めると、ラストは残り3Fから0.4加速して11.4 – 11.4 – 11.9と伸びる展開で、4角5番手以内の馬が4着までを独占する先行決着
・内枠からスタートすると出て行ってハナへ、道中は前走に続いてしっかりと折り合って進めると、2番手と半馬身ほどの差の先頭で直線へ、直線ではしっかりと反応して抜け出すとラストまで後続の追撃を凌いで1.1/4馬身差で優勝
【4】東京1800m1勝クラス(稍重)：1着：3ヶ月：横山和
・追い切りはW主体での調整で1週前にはジョッキー騎乗で5F自己ベストの84.8 – 66.8 – 11.3が出されて併せ先着していた、当週は単走で終い重点
・レースは開催5日目(Aコース5日目)で稍重になった馬場の中36.0 – 60.3 – 34.4の後傾1.6で、道中をミドルからややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.5加速して11.5 – 11.2 – 11.7と加速する展開
・9頭立ての3番枠からスタートすると出て行ってハナへ、道中は落ち着いてペースを刻んでいたが2番手を2馬身半ほど離しての逃げになっていた、勝負所でもそのままスムーズに進めると2番手と1馬身半ほどの差の先頭で直線へ、直線ではしっかり伸びて上がり2位の脚を使い後続を突き放す形で3馬身差の快勝
結論(再掲)
■スタートが良好で二の脚が速く、序盤で押してハナへ行っても折り合える操縦性の高さが武器である
■また、未勝利戦では直線での合図に即座に反応して加速できている一方で、前走の東京での1勝クラスでは逃げながら上位の上がりを使って後続を離す競馬もできており、東京でも中山でもというタイプのオールマイティーな逃げ馬
■開幕週のローカル1800mで行われるラジオNIKKEI賞では逃げ馬が明確に強く、出脚の速さからハナを取れる可能性があってなおかつ操縦性が高いのはかなりの強調材料である、これまでのレース振りや血統面から上のクラスではトップスピードは他馬に譲りそうだが、今回は問われる舞台ではない、あとは枠、同型、斤量、そして人気により評価は上下するものの重たい印は必要、本命級
Gregory
