大阪杯の各馬分析6頭目はデビットバローズ。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

大阪杯の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

デビットバローズ:セ7歳:ロードカナロア×SS:前走鳴尾記念2人気1着:岩田望

結論

■先行馬ながら終いにもう一脚伸ばせることが強みで、従来は道中にラップが緩む区間があり後半が速いレースでの好走が多かったが、長期の休養や去勢を挟みながらだんだんとパフォーマンスを上げており、前走には前後半33.9 – 34.7のハイペースの流れでも好位の外追走から上がり2位を使う競馬で2馬身差で快勝した
■従来はそこまでテンが速くない先行馬だったが、去勢後には気性的にも難しい所が減少し、テンから速くポジションを取れるようになっており、前々走のマイル戦でも、前走の入りの3Fが33.9の展開でも好位で競馬ができた
■先行馬ではあるが、小回りで内を立ち回るような器用な競馬が好ましいタイプではなく、道中は揉まれずに追走し、直線も馬群の外目から踏むような競馬での好走が多いため、ハイペースに飲まれずにスムーズに位置を取れたり、終いで踏み遅れないという観点で内枠より外枠向きのタイプである
■関東へ遠征した回数は多くないものの、いずれも結果が出ておらず、遠征よりは滞在や地元圏でのレースでより狙いたいタイプである
■2勝クラス、3勝クラス、鳴尾記念と勝利した3戦はいずれも3ヶ月半以上の休みを挟んで馬体が10kg以上大きくなったタイミングであり、休み明けで体を膨らませて出走する際は高いパフォーマンスを出せる可能性が高い
■大阪杯に向けては、あまり内回りコースを使われておらず好走歴が得意の展開になった京都2000mの3勝クラス1着くらいである点が懸念ではあるものの、去勢後の充実ぶりとここへ4ヶ月の休み明けで参戦してくる点は見逃せず、近走はテンも速くポジションが取れそうな点もこのレースでは良い、枠順の並び、展開予想等で評価は変わるものの、前走のパフォーマンスよりも年齢や相手関係で嫌われるような人気になればここは買い時では、少なくとも相手には

全レース分析

2歳

【1】阪神1800m新馬:7着:松山
・陣営は「気性的にも体形的にも幼さが残るけど、やれば時計は出る。現状でどこまで」とコメントしていた、追い切りは併用で1週前にはWで82.2 – 65.5 – 11.7で併せ先着、当週には坂路で52.9 – 12.4で併せ併入していた
・レースは開催3日目(Aコース3日目)の馬場の中35.8 – 62.1 – 34.4の後傾1.4で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから1.2加速して12.0 – 10.8 – 11.6と伸びる展開で、上位の上がりを使った馬のワンツー決着
・中枠内目から歩くようにゆっくりなスタートを切ると出て行って好位の馬群を追走した、道中は折り合い等に問題なく追走できていた、勝負所では手綱を抱えられたまま内から2頭目をまわってくると前から2列目内から2頭目から直線へ、直線では脚を使ってはいたが相対的には伸ばせず7着敗戦

【2】阪神1800m未勝利:4着:2ヶ月半:松山
・陣営は「全体的に緩さがあって良くなるのはまだ先だろう。ただポテンシャルは高い」とコメントしていた、追い切りは併用でWでは併せ馬も行われていた、時計は前走と比較して全体的に軽めだった
・レースは開催25日目(Bコース9日目)の馬場の中35.0 – 59.6 – 35.6の前傾0.6で、前半をやや速めのペースで進めると、中盤600-1200mを12.4 – 12.2 – 12.1と緩めた、ラストは残り3Fから0.3加速して11.8 – 11.3 – 12.5とラスト1F失速する展開で、4角で3番手以内の馬のワンツー決着、3, 4着には4角で10番手以下から上位の上がりで差し込んだ馬が入線していた
・中枠外目から遅めのスタートを切ると控えて中団の馬群を追走した、道中は少しだけ手綱を引かれていたが折り合いの中で追走できていた、勝負所では馬群であまり加速できずに進めると中団馬群の内目から直線へ、直線では内目の進路のまましっかりと脚を使ったが前には迫りきれず4着まで

3歳

【3】中京2000m未勝利:4着:中1週:松山
・陣営は「馬体が緩く良くなるにはもう少し時間がかかるが、徐々に内容は良化中です」とコメントしていた、追い切りは坂路とWが1本ずつで初めて最終追いがWで行われていた
・レースは開催6日目(Aコース6日目)の馬場の中36.7 – 62.1 – 34.9の後傾1.8で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.6加速して11.6 – 11.2 – 12.1と伸びる展開
・最内枠から出負け気味のスタートを切ると少し出して行って中団のインを追走した、道中は終始最内の進路のまま折り合って追走できていた、勝負所では残り700m付近から馬群の加速に合わせて促されると中団のインの進路のまま直線へ、直線では進路を求めて外へ誘導されると内へヨレながら追われた、ラストはじわじわと少しずつ加速するような脚で前に迫ったが0.4秒差の4着まで
・直線での伸び脚は徐々に加速するような脚であり、スパッとキレる脚が使えるタイプではなさそう

【4】中京2000m未勝利:1着:4ヶ月:川田
・陣営は「まだ幼さは残るが、能力の片りんを見せていた馬。今の未勝利戦なら力は上位」とコメントしていた、追い切りは併用で併せ馬も行われ、当週は坂路で併せ遅れていた
・レースは開催5日目(Aコース5日目)の馬場の中37.2 – 62.8 – 34.8の後傾2.4で、前半をスローペースで進めると、後半は残り5Fから0.5加速して12.1 – 11.9 – 11.5 – 11.5 – 11.8と残り3Fからの加速も大きめの展開で、同率で上がり最速を使った馬でのワンツー決着
・10頭立ての3番枠からスタートすると少し抑えられながら出て行ってハナへ、道中は「落ち着いて逃げられていた、勝負所では残り4Fから外から他馬が進出してきたのに少しだけ抵抗するように促されると2番手から1馬身ほどの差の先頭で直線へ、直線では上がり最速の脚で馬群から抜け出して0.4秒差の快勝

【5】中京2200m1勝クラス:1着:中2週:川田
・陣営は「まだこれからの馬だが、前走を使って体調は上向いている。能力でどこまで」とコメントしていた、追い切りは併用で時計は終い重点だった、3歳で斤量は4kg軽い53kg
・レースは開催11日目(Bコース3日目)の馬場の中34.6 – 60.1 – 35.7の前傾1.1で、前半をハイペースで進めると、中盤600-1000mを12.7 – 12.8と緩めた、ラスト6Fは12.3 – 12.0 – 12.1 – 11.7 – 11.7 – 12.3と徐々に加速する展開で、上位の上がりを使った馬が圏内を独占する末脚決着、一方で、4角1, 2番手の馬がそのままワンツーしていた
・最内枠から五分のスタートを切ると出て行ってハナへ、道中は折り合って逃げられていた、勝負所では軽い手応えのまま加速していくと2番手から1馬身半ほどの差の先頭で外の進路へ出されるようにして直線へ、直線では鋭い脚ではないものの少しずつ伸ばすと抜け出して優勝
・ここも斤量53kgであり過大評価は禁物なものの、2戦続けて後半長く脚を求められる展開で連勝、休養を入れて順調に馬がパンとしてきている

4歳

【6】阪神1800m2勝クラス:1着:8ヶ月:岩田望
・陣営は「休養が長引いたが、しっかり乗り込み動ける態勢。能力はここでも通用する」とコメントしていた、原因は不明だが体調が整わなかったと推測、追い切りは併用で1週前にはWで6F自己ベスト82.1 – 66.8 – 11.1が一杯で出されて併せ先着していた、8ヶ月の休み明けで馬体は+16kgしていた
・レースは開催1日目(Aコース1日目)の馬場の中36.2 – 60.6 – 33.6の後傾2.6で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.5加速して11.7 – 10.8 – 11.1 – 11.7と伸びる高速上がり戦で、上位の上がりを使った3頭が圏内を独占する末脚決着
・10頭立ての2番枠からスタートすると出て行ってハナへ、道中は折り合って逃げられていた、勝負所では先頭のまま少しずつ促されると2馬身ほどの差を保って直線へ、直線ではしっかりと脚を使って伸ばすと、ラストは大外から上がり最速で伸びた馬に迫られたが0.1秒凌いで優勝
・開幕初日で上がりも出る高速馬場で逃げながら上がり3位で優勝、ポジションを取った上で後半も上がりをまとめる競馬が強みでは、テンが速い訳ではないのでスローペースから後半が速い展開への適正が高そう

【7】東京1800m3勝クラス:15着:3ヶ月半:横山和
・陣営は「しっかりと攻めは消化。ポテンシャルの高い馬で、さらなる相手強化でどこまで」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整で2週前には6F自己ベスト81.5 – 66.8 – 11.1が一杯で出されて併せ併入していた、3ヶ月半間隔が開いたが馬体は前走から-6kgしていた、ハンデ56kg
・レースは開催12日目(Cコース2日目)の馬場の中35.0 – 59.1 – 34.0の後傾1.0で、道中を12.0付近が続く持続的なミドルペースで進めると、ラストは残り3Fから0.8加速して11.2 – 11.3 – 11.5と伸びる展開で、7着までのうち5頭が3角地点で10番手以下の差し有利
・中枠内目からスタートすると出て行って好位のインを追走した、序盤はこれまでと比較して行きたがっている様子だった、その後はポジションを変えず落ち着いて追走できていた、勝負所ではほとんど馬なりのまま馬群の加速に付き合うと好位のインのまま直線へ、直線では最内の進路のまま追われたが内へヨレてまともには追えていない様子で伸ばせず敗戦

【8】阪神1800m3勝クラス:取消:中2週:西村
・陣営は「前走は控える競馬をしたことが裏目に。自分のペースで走らせた方がいいね」とコメントしていた、追い切りはWでの併せ馬オンリーでの調整で、1週前には6F自己ベストの81.2 – 66.8 – 12.9が馬なりで出され、その他の時計は終い重点だった
・枠順確定後の金曜夕方に左前挫跖のため取り消された

【9】中山1800m3勝クラス:15着:3ヶ月:菅原
・陣営は「中間も動きはいい。前走みたいに控えるより行かせた方が持ち味は生きそう」とコメントしていた、追い切りはWでの併せ馬主体での調整で、1週前には自己ベストの80.0 – 65.8 – 11.4が一杯で出され併せ先着していた、ハンデ56kg
・レースは開催4日目(Bコース4日目)の馬場の中35.6 – 60.0 – 34.7の後傾0.9で、道中を平均ペースで進めると、ラスト4Fは11.8 – 11.6 – 11.6 – 11.5とゴールへ加速する展開
・中枠からスタートすると直後に外の馬と接触したが大きな不利はなく、出て行って好位の外を追走した、1, 2角では内から3, 4頭目の外をまわされていた、道中は前に馬がいないポジションだったが折り合いには問題なく追走できていた、勝負所では残り3F手前から促されたが相対的にポジションを下げる形になり中団前目の馬群から直線へ、直線では全く脚がなく最下位敗戦
・圏内に好走した馬は概ね内から2頭目までをまわる内有利な展開で、序盤から脚を使って終始外をまわる競馬では脚が残らなかったか、東京での3勝クラスと同様序盤からある程度流れる展開で大敗を続けた

結論(再掲)

■先行馬ながら終いにもう一脚伸ばせることが強みで、従来は道中にラップが緩む区間があり後半が速いレースでの好走が多かったが、長期の休養や去勢を挟みながらだんだんとパフォーマンスを上げており、前走には前後半33.9 – 34.7のハイペースの流れでも好位の外追走から上がり2位を使う競馬で2馬身差で快勝した
■従来はそこまでテンが速くない先行馬だったが、去勢後には気性的にも難しい所が減少し、テンから速くポジションを取れるようになっており、前々走のマイル戦でも、前走の入りの3Fが33.9の展開でも好位で競馬ができた
■先行馬ではあるが、小回りで内を立ち回るような器用な競馬が好ましいタイプではなく、道中は揉まれずに追走し、直線も馬群の外目から踏むような競馬での好走が多いため、ハイペースに飲まれずにスムーズに位置を取れたり、終いで踏み遅れないという観点で内枠より外枠向きのタイプである
■関東へ遠征した回数は多くないものの、いずれも結果が出ておらず、遠征よりは滞在や地元圏でのレースでより狙いたいタイプである
■2勝クラス、3勝クラス、鳴尾記念と勝利した3戦はいずれも3ヶ月半以上の休みを挟んで馬体が10kg以上大きくなったタイミングであり、休み明けで体を膨らませて出走する際は高いパフォーマンスを出せる可能性が高い
■大阪杯に向けては、あまり内回りコースを使われておらず好走歴が得意の展開になった京都2000mの3勝クラス1着くらいである点が懸念ではあるものの、去勢後の充実ぶりとここへ4ヶ月の休み明けで参戦してくる点は見逃せず、近走はテンも速くポジションが取れそうな点もこのレースでは良い、枠順の並び、展開予想等で評価は変わるものの、前走のパフォーマンスよりも年齢や相手関係で嫌われるような人気になればここは買い時では、少なくとも相手には

Gregory