デビットバローズ 【大阪杯2026】
大阪杯の各馬分析6頭目はデビットバローズ。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
大阪杯の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)
デビットバローズ:セ7歳:ロードカナロア×SS:前走鳴尾記念2人気1着:岩田望
結論
■先行馬ながら終いにもう一脚伸ばせることが強みで、従来は道中にラップが緩む区間があり後半が速いレースでの好走が多かったが、長期の休養や去勢を挟みながらだんだんとパフォーマンスを上げており、前走には前後半33.9 – 34.7のハイペースの流れでも好位の外追走から上がり2位を使う競馬で2馬身差で快勝した
■従来はそこまでテンが速くない先行馬だったが、去勢後には気性的にも難しい所が減少し、テンから速くポジションを取れるようになっており、前々走のマイル戦でも、前走の入りの3Fが33.9の展開でも好位で競馬ができた
■先行馬ではあるが、小回りで内を立ち回るような器用な競馬が好ましいタイプではなく、道中は揉まれずに追走し、直線も馬群の外目から踏むような競馬での好走が多いため、ハイペースに飲まれずにスムーズに位置を取れたり、終いで踏み遅れないという観点で内枠より外枠向きのタイプである
■関東へ遠征した回数は多くないものの、いずれも結果が出ておらず、遠征よりは滞在や地元圏でのレースでより狙いたいタイプである
■2勝クラス、3勝クラス、鳴尾記念と勝利した3戦はいずれも3ヶ月半以上の休みを挟んで馬体が10kg以上大きくなったタイミングであり、休み明けで体を膨らませて出走する際は高いパフォーマンスを出せる可能性が高い
■大阪杯に向けては、あまり内回りコースを使われておらず好走歴が得意の展開になった京都2000mの3勝クラス1着くらいである点が懸念ではあるものの、去勢後の充実ぶりとここへ4ヶ月の休み明けで参戦してくる点は見逃せず、近走はテンも速くポジションが取れそうな点もこのレースでは良い、枠順の並び、展開予想等で評価は変わるものの、前走のパフォーマンスよりも年齢や相手関係で嫌われるような人気になればここは買い時では、少なくとも相手には
全レース分析
2歳
【1】阪神1800m新馬:7着:松山
・陣営は「気性的にも体形的にも幼さが残るけど、やれば時計は出る。現状でどこまで」とコメントしていた、追い切りは併用で1週前にはWで82.2 – 65.5 – 11.7で併せ先着、当週には坂路で52.9 – 12.4で併せ併入していた
・レースは開催3日目(Aコース3日目)の馬場の中35.8 – 62.1 – 34.4の後傾1.4で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから1.2加速して12.0 – 10.8 – 11.6と伸びる展開で、上位の上がりを使った馬のワンツー決着
・中枠内目から歩くようにゆっくりなスタートを切ると出て行って好位の馬群を追走した、道中は折り合い等に問題なく追走できていた、勝負所では手綱を抱えられたまま内から2頭目をまわってくると前から2列目内から2頭目から直線へ、直線では脚を使ってはいたが相対的には伸ばせず7着敗戦
【2】阪神1800m未勝利:4着:2ヶ月半:松山
・陣営は「全体的に緩さがあって良くなるのはまだ先だろう。ただポテンシャルは高い」とコメントしていた、追い切りは併用でWでは併せ馬も行われていた、時計は前走と比較して全体的に軽めだった
・レースは開催25日目(Bコース9日目)の馬場の中35.0 – 59.6 – 35.6の前傾0.6で、前半をやや速めのペースで進めると、中盤600-1200mを12.4 – 12.2 – 12.1と緩めた、ラストは残り3Fから0.3加速して11.8 – 11.3 – 12.5とラスト1F失速する展開で、4角で3番手以内の馬のワンツー決着、3, 4着には4角で10番手以下から上位の上がりで差し込んだ馬が入線していた
・中枠外目から遅めのスタートを切ると控えて中団の馬群を追走した、道中は少しだけ手綱を引かれていたが折り合いの中で追走できていた、勝負所では馬群であまり加速できずに進めると中団馬群の内目から直線へ、直線では内目の進路のまましっかりと脚を使ったが前には迫りきれず4着まで
3歳
【3】中京2000m未勝利:4着:中1週:松山
・陣営は「馬体が緩く良くなるにはもう少し時間がかかるが、徐々に内容は良化中です」とコメントしていた、追い切りは坂路とWが1本ずつで初めて最終追いがWで行われていた
・レースは開催6日目(Aコース6日目)の馬場の中36.7 – 62.1 – 34.9の後傾1.8で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.6加速して11.6 – 11.2 – 12.1と伸びる展開
・最内枠から出負け気味のスタートを切ると少し出して行って中団のインを追走した、道中は終始最内の進路のまま折り合って追走できていた、勝負所では残り700m付近から馬群の加速に合わせて促されると中団のインの進路のまま直線へ、直線では進路を求めて外へ誘導されると内へヨレながら追われた、ラストはじわじわと少しずつ加速するような脚で前に迫ったが0.4秒差の4着まで
・直線での伸び脚は徐々に加速するような脚であり、スパッとキレる脚が使えるタイプではなさそう
【4】中京2000m未勝利:1着:4ヶ月:川田
・陣営は「まだ幼さは残るが、能力の片りんを見せていた馬。今の未勝利戦なら力は上位」とコメントしていた、追い切りは併用で併せ馬も行われ、当週は坂路で併せ遅れていた
・レースは開催5日目(Aコース5日目)の馬場の中37.2 – 62.8 – 34.8の後傾2.4で、前半をスローペースで進めると、後半は残り5Fから0.5加速して12.1 – 11.9 – 11.5 – 11.5 – 11.8と残り3Fからの加速も大きめの展開で、同率で上がり最速を使った馬でのワンツー決着
・10頭立ての3番枠からスタートすると少し抑えられながら出て行ってハナへ、道中は「落ち着いて逃げられていた、勝負所では残り4Fから外から他馬が進出してきたのに少しだけ抵抗するように促されると2番手から1馬身ほどの差の先頭で直線へ、直線では上がり最速の脚で馬群から抜け出して0.4秒差の快勝
【5】中京2200m1勝クラス:1着:中2週:川田
・陣営は「まだこれからの馬だが、前走を使って体調は上向いている。能力でどこまで」とコメントしていた、追い切りは併用で時計は終い重点だった、3歳で斤量は4kg軽い53kg
・レースは開催11日目(Bコース3日目)の馬場の中34.6 – 60.1 – 35.7の前傾1.1で、前半をハイペースで進めると、中盤600-1000mを12.7 – 12.8と緩めた、ラスト6Fは12.3 – 12.0 – 12.1 – 11.7 – 11.7 – 12.3と徐々に加速する展開で、上位の上がりを使った馬が圏内を独占する末脚決着、一方で、4角1, 2番手の馬がそのままワンツーしていた
・最内枠から五分のスタートを切ると出て行ってハナへ、道中は折り合って逃げられていた、勝負所では軽い手応えのまま加速していくと2番手から1馬身半ほどの差の先頭で外の進路へ出されるようにして直線へ、直線では鋭い脚ではないものの少しずつ伸ばすと抜け出して優勝
・ここも斤量53kgであり過大評価は禁物なものの、2戦続けて後半長く脚を求められる展開で連勝、休養を入れて順調に馬がパンとしてきている
4歳
【6】阪神1800m2勝クラス:1着:8ヶ月:岩田望
・陣営は「休養が長引いたが、しっかり乗り込み動ける態勢。能力はここでも通用する」とコメントしていた、原因は不明だが体調が整わなかったと推測、追い切りは併用で1週前にはWで6F自己ベスト82.1 – 66.8 – 11.1が一杯で出されて併せ先着していた、8ヶ月の休み明けで馬体は+16kgしていた
・レースは開催1日目(Aコース1日目)の馬場の中36.2 – 60.6 – 33.6の後傾2.6で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.5加速して11.7 – 10.8 – 11.1 – 11.7と伸びる高速上がり戦で、上位の上がりを使った3頭が圏内を独占する末脚決着
・10頭立ての2番枠からスタートすると出て行ってハナへ、道中は折り合って逃げられていた、勝負所では先頭のまま少しずつ促されると2馬身ほどの差を保って直線へ、直線ではしっかりと脚を使って伸ばすと、ラストは大外から上がり最速で伸びた馬に迫られたが0.1秒凌いで優勝
・開幕初日で上がりも出る高速馬場で逃げながら上がり3位で優勝、ポジションを取った上で後半も上がりをまとめる競馬が強みでは、テンが速い訳ではないのでスローペースから後半が速い展開への適正が高そう
【7】東京1800m3勝クラス:15着:3ヶ月半:横山和
・陣営は「しっかりと攻めは消化。ポテンシャルの高い馬で、さらなる相手強化でどこまで」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整で2週前には6F自己ベスト81.5 – 66.8 – 11.1が一杯で出されて併せ併入していた、3ヶ月半間隔が開いたが馬体は前走から-6kgしていた、ハンデ56kg
・レースは開催12日目(Cコース2日目)の馬場の中35.0 – 59.1 – 34.0の後傾1.0で、道中を12.0付近が続く持続的なミドルペースで進めると、ラストは残り3Fから0.8加速して11.2 – 11.3 – 11.5と伸びる展開で、7着までのうち5頭が3角地点で10番手以下の差し有利
・中枠内目からスタートすると出て行って好位のインを追走した、序盤はこれまでと比較して行きたがっている様子だった、その後はポジションを変えず落ち着いて追走できていた、勝負所ではほとんど馬なりのまま馬群の加速に付き合うと好位のインのまま直線へ、直線では最内の進路のまま追われたが内へヨレてまともには追えていない様子で伸ばせず敗戦
【8】阪神1800m3勝クラス:取消:中2週:西村
・陣営は「前走は控える競馬をしたことが裏目に。自分のペースで走らせた方がいいね」とコメントしていた、追い切りはWでの併せ馬オンリーでの調整で、1週前には6F自己ベストの81.2 – 66.8 – 12.9が馬なりで出され、その他の時計は終い重点だった
・枠順確定後の金曜夕方に左前挫跖のため取り消された
【9】中山1800m3勝クラス:15着:3ヶ月:菅原
・陣営は「中間も動きはいい。前走みたいに控えるより行かせた方が持ち味は生きそう」とコメントしていた、追い切りはWでの併せ馬主体での調整で、1週前には自己ベストの80.0 – 65.8 – 11.4が一杯で出され併せ先着していた、ハンデ56kg
・レースは開催4日目(Bコース4日目)の馬場の中35.6 – 60.0 – 34.7の後傾0.9で、道中を平均ペースで進めると、ラスト4Fは11.8 – 11.6 – 11.6 – 11.5とゴールへ加速する展開
・中枠からスタートすると直後に外の馬と接触したが大きな不利はなく、出て行って好位の外を追走した、1, 2角では内から3, 4頭目の外をまわされていた、道中は前に馬がいないポジションだったが折り合いには問題なく追走できていた、勝負所では残り3F手前から促されたが相対的にポジションを下げる形になり中団前目の馬群から直線へ、直線では全く脚がなく最下位敗戦
・圏内に好走した馬は概ね内から2頭目までをまわる内有利な展開で、序盤から脚を使って終始外をまわる競馬では脚が残らなかったか、東京での3勝クラスと同様序盤からある程度流れる展開で大敗を続けた
5歳
【10】京都2000m3勝クラス:1着:3ヶ月半:岩田望
・陣営は「気性が災いしている感じ。休養して気配はいいし、自分のペースで走れれば」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で、時計は全体的に軽めだった、3ヶ月半の休養明けで馬体は+12kgしていた
・レースは開催3日目(Aコース3日目)の馬場の中35.4 – 60.4 – 35.5の前傾0.1で、序盤をやや速めのペースで進めると、中盤600-1200mは12.4 – 12.6 – 12.4と緩めた、ラストは残り4Fから0.4加速して12.0 – 11.8 – 11.9 – 11.8と伸びる4F戦で、上位の上がりを使った馬が5着までを独占する末脚決着
・内目の枠からスタートすると出て行って単独の2番手を追走した、序盤にはある程度出して行ったが道中は折り合って追走できていた、勝負所では軽い手応えのまま残り3Fから少しずつ促されると先頭から半馬身ほどの差の2番手になって直線へ、直線ではしっかりと脚を伸ばして抜け出すと、ラストは最内から2着馬に迫られたが、そこからもうひと伸びして半馬身差で優勝
・近走と比較して道中のラップに緩む区間があり、冬場で時計のかかる馬場状態だったのもプラスだったか
【11】大阪城S(L)(阪神1800m):2着:2ヶ月:岩田望
・陣営は「前走後はここ目標に調整。馬込みに入らず、ハナか番手でレースができれば」とコメントしていた、追い切りは併用で毎週併せ馬が行われていた、ハンデ55kg
・レースは開催4日目(Aコース4日目)の馬場の中34.6 – 58.6 – 34.8の前傾0.2で、序盤をややハイペースで進めると、中盤600-1200mを11.9 – 12.1 – 12.0とやや緩めた、ラストは残り3Fから0.6加速して11.4 – 11.5 – 11.9と伸びる展開で、4角で4番手以内の馬が圏内を独占し、4-7着には4角で10番手以下から上位の上がりを使った馬が入線していた
・中枠からスタートすると出て行ったが自身より内の馬が速く好位の外を追走した、勝負所では残り3Fから促されると好位の外になって直線へ、直線ではしっかりと脚を使って前に迫ったが、自身より内前から抜け出した勝ち馬をわずかに交わせずタイム差なしの2着まで、3着は2馬身離していた、1着馬からは3.5kg、3着馬からは2kg斤量が軽かった
【12】新潟大賞典:4着:2ヶ月:横山典
・陣営は「斤量差があったとはいえ、強い相手と小差だったからね。オープンでも力は通用するし、今回ももまれずスムーズな競馬ができれば」とコメントしていた、追い切りはWでの併せ馬オンリーでの調整、ハンデ56kg
・レースは開催4日目(Bコース4日目)の馬場の中36.9 – 61.6 – 34.4の後傾2.5で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.7加速して11.7 – 11.3 – 11.0 – 12.1と伸びる4F戦で、勝ち馬は逃げた馬だったが、2-6着のうち4頭は4角で7番手以下から上位の上がりを使った差し馬だった
・内枠からスタートすると出て行ってハナへ、3角までには外から番手の馬が進出してきて行かせて外へ切り返す形で2番手になっていた、勝負所では残り5F過ぎで外から数頭ポジションを押し上げて行き、本馬は抵抗せずに内目へ入る形で好位のインから直線へ、直線では内目の進路のまま追われると脚を使ってはいたが前に迫れるほどではなく0.4秒差の4着まで
・レース後陣営は「オープン2戦目だったし、入れ代わり立ち代わり(後続が)来たけど、最後は馬場の悪いところを通っても辛抱してくれた。改めて持っている地力の高さを見せてくれました」とコメントしていた
【13】巴賞(OP)(函館1800m):2着:2ヶ月:武豊
・陣営は「栗東で調整してから先週末に函館に移動。状態は良さそうだし流れひとつで」とコメントしていた、追い切りはWでの併せ馬オンリーでの調整で、当週は函館のWでジョッキーが騎乗して調整されていた、時計は全体的に終い重点の内容が目立っていた
・レースは開催8日目(Aコース8日目)の馬場の中35.4 – 59.9 – 35.1の後傾0.3で、前半を平均からややスローペースで入るとラストは残り4Fから0.4加速して11.8 – 11.7 – 11.6 – 11.8と伸びる4F戦で上位人気で4角1, 2番手だった馬でのワンツー決着
・外枠からスタートすると出て行って好位の外を追走した、道中は前に馬を置けないポジションだったが折り合って追走していた、勝負所では軽い手応えのまま内から3頭目をまわって促されると先頭から2馬身半ほどの差の2番手になって直線へ、直線では脚を伸ばして他馬の追撃は凌いだが、逃げ馬には迫れず0.3秒差の2着まで
・前々走を見るに道中が比較的締まったラップでもやれるパターンはあるものの、本レースを見る限り、やはり道中のラップに緩む区間があってラストの脚を伸ばす競馬の方が適正が高そう
【14】函館記念:16着:中1週:武豊
・陣営は「展開のアヤで負けたが、小回りや洋芝への適性は見せてくれた。二千の方が競馬はしやすいと思うし、ここも先行力を生かせれば」とコメントしていた、追い切りは函館のWで終い重点の併せ馬が1本、ハンデ56kg
・レースは開催12日目(Bコース4日目)の馬場の中35.4 – 59.6 – 35.7の前傾0.3で、序盤は平均程度のペースで進めると、ラストは残り4Fから0.3加速して11.8 – 11.8 – 11.9 – 12.0とゴールへ減速してやや上がりを要す展開で、4角5番手以内かつ道中に最内追走の馬が圏内を独占する内先行決着
・外枠からスタートすると出て行って中団前目の外を追走した、道中はポジションを変えずに追走していた、勝負所では残り4F過ぎから促されて残り3F地点ではムチも入れられたがポジションを大きく下げて最後方になって直線へ、直線では軽く追われるだけで最下位大敗
・レース後に鞍上は「行きっぷりが良くなくて、3コーナーで手応えがなくなってしまった。(敗因が)よく分からないですね」とコメントしていた
6歳
【15】洛陽S(L)(京都1600m):2着:7ヶ月:北村友
・陣営は「久々の分、割引は必要だろうが去勢の効果は感じる。マイルに対応できれば」とコメントしており、この中間に去勢手術が行われていた、追い切りはWでの併せ馬主体での調整で、時計は終い重点だった、7ヶ月の休み明けだったが馬体は-10kgしていた、ハンデ56kg
・レースは開催5日目(Bコース1日目)の馬場の中35.2 – 58.9 – 34.9の後傾0.3で、前半をスローペースで進めると、後半は残り4Fから0.3加速して11.7 – 11.6 – 11.5 – 11.8と伸びる展開
・内目の枠からスタートすると出て行って好位の馬群を追走した、道中はスムーズに進めると勝負所でも軽い手応えでポジションを変えずに馬群の加速に付き合って中団前目の馬群から直線へ、直線ではこれまでのレースと比較して鋭い脚を使って抜け出しにかかったが外から伸びた勝ち馬には交わされるような形でクビ差の2着まで
【16】大阪城S(L)(阪神1800m):1着:中2週:岩田望
・陣営は「前走が去勢の効果を感じる内容だった。上積みはあるし、1F延長もプラス」とコメントしていた、追い切りは坂路からのWでの調整で、当週のWには鞍上が騎乗して81.3 – 66.0 – 11.4と久々に速めの時計が出され併せ先着していた
・レースは開催4日目(Aコース4日目)の馬場の中35.3 – 59.5 – 33.6の後傾1.7で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.4加速して11.5 – 11.1 – 10.9 – 11.6と伸びる展開
・外枠からスタートすると出て行って枠なりに好位の外を追走した、道中はスムーズに追走できていた、勝負所では軽い手応えで手綱を抱えられたまま前との差を詰めると1列目の内から3頭目になって直線へ、直線ではしっかりと反応してラストは上がり2位の脚を使うと後続を離すような形で2馬身半差の快勝
【17】エプソムC(稍重):9着:2ヶ月:岩田望
・陣営は「去勢の効果がここ2走の内容に表れているし、体重的にもこれくらいが一番動ける体なのだろう。東京でどういう競馬ができるか」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整で、1週前には5F自己ベストの80.1 – 65.6 – 11.3が馬なりで出されていた
・レースは開催5日目(Aコース5日目)の馬場の中34.2 – 57.3 – 35.1の前傾0.9で、道中をハイペースで進めると、ラスト4Fは11.5 – 11.5 – 11.7 – 11.9と加速の入らない展開で、4角で8番手以下から上位の上がりを使った馬が圏内を独占する差し決着、勝ち時計1:43.9のレコード
・外枠からスタートすると控えて中団前目の外を追走した、道中はスムーズに追走できていた、勝負所では軽く追われる程度で馬群の加速に付き合うと好位の外になって直線へ、直線では伸ばせず9着まで
・レース後に鞍上は「ペースもありますが、前走に比べて状態がもうひとつだったかなと思います。このクラスでもやれる馬だし、大きいところを取らせてあげたいですね」とコメントしていた
【18】しらさぎS:5着:1ヶ月半:松山
・陣営は「去勢の効果がある今なら問題ないと思ったが、やはり右回りの方がいいね。距離は対応済み。このメンバー相手にどこまでやれるか」とコメントしていた、追い切りはWでの併せ馬主体での調整で、時計は終い重点
・レースは開催6日目(Bコース2日目)の馬場の中35.1 – 59.1 – 33.9の後傾1.2で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.7加速して11.2 – 11.1 – 11.6と伸びる展開
・外目の枠からスタートすると少し抑えられながら出て行って好位の馬群を追走した、道中はスムーズに追走すると、勝負所では残り3Fから促されて1列目の内から2頭目になって直線へ、直線では良く脚を伸ばしたが、鋭く伸びた組には抗えず3着から0.1秒差の5着まで
・レース後に鞍上は「スタートが良く番手につけて、最後も力を出してくれました。重賞でも勝負になる力を見せてくれました」とコメントしていた
・道中がスローペースから後半が速い流れは得意な部類だが、さすがにマイルにおいては末のキレの差が出てしまう
【19】鳴尾記念(阪神1800m):1着:5ヶ月半:岩田望
・陣営は「状態はすこぶる順調。寒くなって馬に活気があるし、リフレッシュしていい感じ。3走前に勝っている舞台に変わるのも好材料」とコメントしていた、追い切りはW主体で1週前に速い時計を出すパターン、5ヶ月半の休み明けで馬体は+10kgしていた
・レースは開催1日目(Aコース1日目)の馬場の中33.9 – 57.1 – 34.7の前傾0.8で、前半を10秒台が2F続くハイペースで進めると、中盤は800-1200mを11.7 – 11.9と少しだけ緩めた、ラストは残り3Fから0.4加速して11.5 – 11.5 – 11.7と伸びる展開で、上位の上がりを使った馬が6着までを独占する末脚決着
・外目の枠からスタートすると出て行って好位の外を追走した、道中はポジションを変えずにスムーズに追走すると、勝負所でも軽い手応えのまま馬群の加速に付き合って好位の外から直線へ、直線ではしっかりと脚を使って伸びると、ラストは上がり2位の脚で後続を離して2馬身差の快勝
・レース後鞍上は「この馬自身に気をつけるところはなく、ゲートだけしっかりと出そうと思っていました。馬のリズムを崩さずに走り、これで負けたら仕方がない…という競馬でしたが、それにしても強い勝ち方でした。セン馬になって状態も精神面も安定しています。6歳になって重賞を1つ勝てましたが、これからも頑張ってくれると思います」とコメントしていた
結論(再掲)
■先行馬ながら終いにもう一脚伸ばせることが強みで、従来は道中にラップが緩む区間があり後半が速いレースでの好走が多かったが、長期の休養や去勢を挟みながらだんだんとパフォーマンスを上げており、前走には前後半33.9 – 34.7のハイペースの流れでも好位の外追走から上がり2位を使う競馬で2馬身差で快勝した
■従来はそこまでテンが速くない先行馬だったが、去勢後には気性的にも難しい所が減少し、テンから速くポジションを取れるようになっており、前々走のマイル戦でも、前走の入りの3Fが33.9の展開でも好位で競馬ができた
■先行馬ではあるが、小回りで内を立ち回るような器用な競馬が好ましいタイプではなく、道中は揉まれずに追走し、直線も馬群の外目から踏むような競馬での好走が多いため、ハイペースに飲まれずにスムーズに位置を取れたり、終いで踏み遅れないという観点で内枠より外枠向きのタイプである
■関東へ遠征した回数は多くないものの、いずれも結果が出ておらず、遠征よりは滞在や地元圏でのレースでより狙いたいタイプである
■2勝クラス、3勝クラス、鳴尾記念と勝利した3戦はいずれも3ヶ月半以上の休みを挟んで馬体が10kg以上大きくなったタイミングであり、休み明けで体を膨らませて出走する際は高いパフォーマンスを出せる可能性が高い
■大阪杯に向けては、あまり内回りコースを使われておらず好走歴が得意の展開になった京都2000mの3勝クラス1着くらいである点が懸念ではあるものの、去勢後の充実ぶりとここへ4ヶ月の休み明けで参戦してくる点は見逃せず、近走はテンも速くポジションが取れそうな点もこのレースでは良い、枠順の並び、展開予想等で評価は変わるものの、前走のパフォーマンスよりも年齢や相手関係で嫌われるような人気になればここは買い時では、少なくとも相手には
Gregory
