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テリオスララ 【紫苑S2025】

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

テリオスララ:米国型×マンハッタンカフェ:前走札幌2000m3勝クラス1人気13着:鮫島

結論

■デビューからの3戦はいずれも逃げや先行の競馬をしていたが、いずれも入りの3Fが36.9秒以上かかるスローペース戦かつ8頭立て以下の少頭数であり、頭数が揃ってペースもそこそこ流れた阪神JFでは中団前目くらいの位置取りとなっていた
■阪神JFではハイペース×開催の進んだ馬場の影響で直線で外差しの馬が1, 2着する展開の中で内枠からある程度先行して3着に残しており、世代上位の実力を示した実績がある
■阪神JFではマイルでも直線である程度脚を使って差せる力も示していたものの、現状は先行力と直線でも末脚をまとめられる強みを活かしたく、前半のポジションが取りやすいという意味で1800-2000mの方が向いていると考える
■前走こそ骨折による長期休養明けでスタート後や4角から直線での捌きがスムーズでなかったこともあり大きく敗れたが、阪神JFでのパフォーマンスからはここに入っても実力上位である、先行力や直線でもある程度速い脚を使える強みを考えると開幕週の中山2000mは向く舞台、枠と展開が向いて状態が戻っていれば好走率は高く、人気によっては重たい印まで

全レース分析

2歳

【1】札幌1800m新馬:2着:鮫島克
・陣営は「大柄でも前進気勢があって小回りもこなせそう。先行策でスピードを生かす」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整から最終追いは札幌の芝にてジョッキー騎乗で併せ馬が行われていた
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中36.9 – 61.5 – 34.8の後傾2.1で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.6加速して11.5 – 11.7 – 11.6 – 11.5と伸びる高速4F戦で4角で1, 2番手だった馬のワンツー決着
・大外枠からスタートすると出ていって好位の外を追走した、向正面では外からポジションを押し上げにきた馬がおり抵抗するようにして残り4F手前から進出を開始すると1列目の内から2頭目になって直線へ、直線ではじわじわと脚を使ったが内にいた勝ち馬には離される形で2着敗戦

【2】札幌1800m未勝利:1着:中2週:鮫島克
・陣営は「レコード決着の2着なら上々と言える。ここも積極策で持久力を生かす形で」とコメントしていた、追い切りは札幌のダートでジョッキー騎乗で併せ馬が行われていた
・レースは開催7日目(Aコース7日目)の馬場の中37.5 – 62.1 – 34.9の後傾2.6で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.5加速して11.9 – 11.4 – 11.6と伸びる展開で同率で上がり最速を使った3頭が圏内を独占した
・7頭立ての6番枠からスタートすると出ていってハナへ、道中は落ち着いてマイペースで逃げていた、勝負所でもほとんど馬なりのまま進めると、2番手から1馬身差の先頭で直線へ、直線ではキレる様子ではなかったもののラストまで脚を使って抜け出して優勝

【3】萩S(L)(京都1800m):1着:2ヶ月半:鮫島克
・陣営は「中間の動きが良く、輸送も問題なさそう。洋芝しか経験がなく対応できれば」とコメントしていた、追い切りはWオンリーで1週前には併せ馬で自己ベスト82.4 – 65.7 – 11.3が出され、当週は単走で近い時計が出されていた、初の関西遠征
・レースは開催7日目(Aコース7日目)の馬場の中37.2 – 62.4 – 33.7の後傾3.5で、道中をスローペースで進めるとラストは残り3Fから0.6加速して11.4 – 11.1 – 11.2と伸びる高速上がり戦で、1-3位の上がりを使った馬がその順のまま圏内を独占した
・6頭立ての5番枠からスタートすると馬なりでハナへ、道中はしっかりと折り合ってかなりのマイペースで進められていた、勝負所ではほとんど馬なりで少し加速していくと2番手に1馬身半ほどの差を取って先頭で直線へ、直線ではこれまでと比較して鋭い脚を使って抜け出して1.3/4馬身差の快勝

【4】阪神JF:3着:1ヶ月半:M.デムーロ
・陣営は「1週前が予定より遅くなったので、日曜にも追い切って動きは良かった。ストライドの良さがセールスポイント。直線でビュンと加速するタイプではないから、早めに動く形なら」とコメントしていた、追い切りはWオンリーで1週前にはジョッキーも騎乗していた、2戦続けての関西遠征の影響か馬体は前走から-10kgしていた
・レースは開催20日目(Cコース6日目)の馬場の中34.2 – 58.5 – 34.9の前傾0.7で、道中をハイペースで進めると、ラスト4Fは12.0 – 12.0 – 11.5 – 11.4と差しが入って加速するラップで、上位の上がりを使った2頭でのワンツー決着
・内枠からスタートすると押して出していって中団前目のインを追走した、勝負所では最内の進路を1つ外して好位の馬群で加速に付き合うと好位馬群の内目の位置取りとなって直線へ、直線ではしっかりと自身の脚を使って上位争いに食い込んだが、ラストは外から伸びた差しの組にしっかり差される形で0.5秒差の3着まで
・レース後鞍上は「1600mは少し忙しかったです。スタートは決めましたが二の脚が速くなかったので内になりました。でも道中は良い手応えがあって真面目に走ってくれました。(3コーナーの)下りも真面目に走ってくれました。もう少し外に出したかったのですが上手くいかずそこが響きました」とコメントしていた
・開催後半の馬場でマイルらしくペースが流れた影響で外差しの馬が1, 2着した中で内からある程先行させる競馬で3着したように力は示した形
・その後はフラワーCを目標に調整されたが、中間に骨折が判明し休養に入った

結論(再掲)

■デビューからの3戦はいずれも逃げや先行の競馬をしていたが、いずれも入りの3Fが36.9秒以上かかるスローペース戦かつ8頭立て以下の少頭数であり、頭数が揃ってペースもそこそこ流れた阪神JFでは中団前目くらいの位置取りとなっていた
■阪神JFではハイペース×開催の進んだ馬場の影響で直線で外差しの馬が1, 2着する展開の中で内枠からある程度先行して3着に残しており、世代上位の実力を示した実績がある
■阪神JFではマイルでも直線である程度脚を使って差せる力も示していたものの、現状は先行力と直線でも末脚をまとめられる強みを活かしたく、前半のポジションが取りやすいという意味で1800-2000mの方が向いていると考える
■前走こそ骨折による長期休養明けでスタート後や4角から直線での捌きがスムーズでなかったこともあり大きく敗れたが、阪神JFでのパフォーマンスからはここに入っても実力上位である、先行力や直線でもある程度速い脚を使える強みを考えると開幕週の中山2000mは向く舞台、枠と展開が向いて状態が戻っていれば好走率は高く、人気によっては重たい印まで

Gregory

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