ラジオNIKKEI賞の各馬分析8頭目はジュンゴールド。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
ラジオNIKKEI賞の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名：馬齢：血統(父×母父)：前走：鞍上：斤量)
ジュンゴールド：牡3歳：エピファネイア×SS系：前走スプリングS3人気10着：荻野：54kg
結論
■デビューからの2戦の様子では、ある程度以上は瞬発力は使えそうで、直線長いコースでの上がり勝負も歓迎、ひとまず同世代であれば重賞でも通用する力はあると見る
■近2走は折り合いに難しいところを見せており、京成杯では直線不発、スプリングSでは競馬を教えるような形で大敗している、引っかかる要因として「2戦目の逃げの競馬が影響している」「遠征するとテンションが上がる」「競馬を使ってテンションが上がるようになった」など複数考えられる
(前走スプリングSではパドックで落ち着いた様子に見えており、パドックでの様子から今回はテンション問題なしと判断するのは危険)
■良馬場になるとスピードも求められる開幕週のローカル1800mではポジションを取りに行けないことは致命傷になるため、休み明けで東日本に遠征する今回はテンション要注意、実力がありながら斤量的に恵まれる可能性がある点は評価できるが、相手まで
全レース分析
2歳
【1】小倉1800m新馬：1着：坂井
・追い切りはPコースやWや坂路の併用で1週前にはWで80.3 – 11.9が出され併せ遅れていた、最終はPコースで終い重点
・レースは36.4 – 61.9 – 36.0の後傾0.4で、道中はスローで進めると残り4Fから0.7加速して12.0 – 12.1 – 12.2 – 11.7とラスト1F勝ち馬のラップで加速する展開
・最内枠からややあおり気味のスタートを切ると控えて中団の馬群を追走した、勝負所では手綱を抱えたまま中団馬群でまわってくるとそのまま直線へ、直線に入って追われると2位より0.7速い上がり最速35.4で突き抜けて圧勝、まだまだ伸びる余地を残したような脚だった
【2】京都1800m1勝クラス：1着：2ヶ月：坂井
・追い切りはW主体で遅れが目立つものの併せ馬は行われていた、最終はPコースで単走軽め
・レースは雨の降る良馬場の中37.0 – 61.4 – 34.0の後傾3.0で、道中スローで進めるとラスト4Fは11.8 – 11.6 – 11.0 – 11.4と徐々に加速して残り2Fからの加速が大きな展開
・5頭立ての3番枠から遅めのスタートを切ると外目を控えていたが途中ポジションを上げて3角までにハナへ、その後をスムーズに進めるとそのまま先頭で直線へ、直線では内へ寄せられてラチ沿いで伸ばすと上がり最速34.0を使って3馬身半差の圧勝
・まだまだ余裕がある様子で、直線での伸びからは瞬発力もありそう、東京競馬場で見たい
3歳
【3】京成杯：12着：3ヶ月：坂井
・追い切りはW主体の最終Pコースでの調整で、前走に続いて1週前までに併せ馬を行って当週は単走という形、初の関東遠征
・レースは35.6 – 60.7 – 34.8の後傾0.8で、序盤をややスローで進めるとラストは残り3Fから0.5加速して11.9 – 11.3 – 11.6と伸びる展開
・大外枠から五分のスタートを切ると引っ掛かりながら枠なりに中団の外を追走した、向正面では序盤よりはマシなもののそれでもかかりながらの追走だった、勝負所では残り500m付近から促されて中団の大外から直線へ、直線では伸ばせず12着まで
・レース後鞍上は「全体的に少し力みがありました、その分、直線を向いて脚色が鈍くなりました」とコメント
【4】スプリングS：10着：2ヶ月：坂井
・陣営は前走を含めて「外枠も良くなかったが、道中では掛かってしまった、今回も折り合いが課題になりますね」とコメントしていた、追い切りはWで終い重点主体で、併せ馬での遅れが目立っていた
・レースは37.5 – 63.1 – 33.7の後傾3.8で、終始ドスローの展開で進めるとラストは残り3Fから0.6加速して12.0 – 10.9 – 10.8と2F連続10秒台で伸びる展開で、1角5番手以内が5着までを独占する前有利
・最内枠からスタートすると引っかかるのを抑えられながら最後方を追走したが、向正面では落ち着いて追走できていた、勝負所でもポジションを押し上げることはせず最後方のまま外に出して大外から直線へ、ラストは同率の上がり2位33.4で伸びたがドスローで全馬が伸びており差は詰まらず最下位10着敗戦
・レース後鞍上は「テンションは前回よりもマシだったと思います。ただ、ポジションを取りにいける雰囲気ではありませんでした」とコメントしており、勝負所あまりにも動かなかった様子から競馬を教える目的が大きかったか
結論(再掲)
■デビューからの2戦の様子では、ある程度以上は瞬発力は使えそうで、直線長いコースでの上がり勝負も歓迎、ひとまず同世代であれば重賞でも通用する力はあると見る
■近2走は折り合いに難しいところを見せており、京成杯では直線不発、スプリングSでは競馬を教えるような形で大敗している、引っかかる要因として「2戦目の逃げの競馬が影響している」「遠征するとテンションが上がる」「競馬を使ってテンションが上がるようになった」など複数考えられる
(前走スプリングSではパドックで落ち着いた様子に見えており、パドックでの様子から今回はテンション問題なしと判断するのは危険)
■良馬場になるとスピードも求められる開幕週のローカル1800mではポジションを取りに行けないことは致命傷になるため、休み明けで東日本に遠征する今回はテンション要注意、実力がありながら斤量的に恵まれる可能性がある点は評価できるが、相手まで
Gregory
