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ジャスティンパレス 【有馬記念2025】

有馬記念の各馬分析6頭目はジャスティンパレス。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

有馬記念の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

ジャスティンパレス:牡6歳:ディープ×米国型:前走ジャパンC5人気5着:◯◯

結論

■天皇賞春を優勝した頃の4歳時までは高い操縦性と長く使える脚を武器に主に長距離戦で強さを発揮していたが、5歳時の天皇賞秋以降はスタートや勝負所の反応において難しさを出すようになり、末脚の鋭さも一枚落ちるような形になったことで、常にゴールまで脚を伸ばしながらも差し遅れるような格好の競馬になっている
■また、元々飛びが大きいため小回りコースでのコーナーでの加速は苦手としていたが、5歳時の有馬記念以降は特に右回りのコーナリングで口向きが悪く顔を内へ向けるような形で加速しきれない様子を見せており、4歳時に有馬記念を4着した当時ともまた違った要因もあって右回りのコーナーで加速するのが苦手になっている
■折り合いや勝負所での反応においてこれまでより難しい面が多くはなっているものの、スタートに関しては陣営の努力の甲斐もあり近走は比較的出られるようになっている
■有馬記念にはこれまで3度出走しており、それぞれ
2022年:差し有利の展開で先行
2023年:先行有利の展開で差し
2024年:先行有利の展開で差し
と、展開のバイアスに逆行した形で凡走しており、今の本馬の状態を考えると、差し有利の展開で差しの競馬ができれば前進する要素はある
■上記のように、ハイペースの展開に乗じて差しにまわればラストの直線だけでも前に迫れる可能性はあるものの、勝負所での反応の鈍さに加えて右回りでのコーナリングが難しくなっている現状では重たい印は打ちづらい、基本的にはハイペースのパターンの3着あたりを警戒するような形としたく、3連系本線なら相手に検討

全レース分析

2歳

【1】中京2000m新馬:1着:ルメール
・追い切りはWと坂路の併用で併せ馬は盛んに行われていた、Wで速めの時計は1週前に出され82.4 – 66.5 – 11.9が一杯で出されていた
・レースは5頭立てで、38.2 – 63.2 – 34.4の後傾3.8で、終始スローペースで進めるとラストは残り3Fから0.8加速して11.4 – 11.3 – 11.7と伸びるラップ
・外目4番枠から若干アオるようなスタートを切ると折り合って2番手外を追走した、勝負所では前の逃げ馬を交わしにかかっていって先頭で直線へ、直線ではラストまで余裕ある感じで伸びると上がり最速34.3で伸びて優勝、鞍上もまだ本気では追い出していなかった

【2】阪神2000m1勝クラス:1着:2ヶ月:ルメール
・追い切りはW主体で、2週続けて前走より速い時計(5F)が出されていた
・レースは6頭立てで、38.5 – 64.0 – 34.7の後傾3.8、道中はドスローで進めるとラストは残り4Fから0.6加速して12.0 – 11.9 – 11.1 – 11.7と残り2Fからの加速も大きな展開で、4角3番手以内の馬で上位を独占した
・最内枠から若干アオるようなスタートを切ると馬なりで単独の2番手を追走した、道中には向正面の残り1100m付近で外目にスイッチされると楽な手応えで逃げ馬に並びかけにいった、勝負所でも軽く促されて前に迫ると逃げ馬から半馬身差ほどの2番手から直線へ、直線では馬場のいくらか外目に出されるとラストまでしっかり伸びて上がり3位で優勝
・直線では途中一瞬だけ右手前に変えたが、すぐさま戻して左手前で走っていた
・直線での伸びはキレるというよりは長く使えそうな脚だった

【3】ホープフルS:2着:1ヶ月半:C.デムーロ
・陣営は「今回は初めての多頭数でGIと流れも違ってくるだけに、簡単な競馬にはならないと思う」とコメントしていた、追い切りは併用で、当週には自己ベスト78.9 – 64.1 – 11.8が出されていた、初の関東遠征
・レースは35.9 – 60.1 – 36.3の前傾0.4で、道中は12.0付近のラップが続く持続的な展開からラスト3Fは12.2 – 11.7 – 12.4と残り2Fからの加速が大きく上がりかかる展開、4角5番手以内の馬で圏内を独占する先行決着だった
・中枠からここでも若干アオるようなスタートを切ると中団前目の馬群を追走した、序盤こそ馬込みでやや抑えられていたが、道中は反対に少し追っ付けられながらの追走だった、勝負所では残り3F付近から促されるとややコーナリングしづらそうな様子で大きく番手は変わらず中団前目の外から直線へ、直線では右に左にとヨレながらも伸びて前に迫ったが、自身より内前から抜け出した馬に届かずの2着
・レース後鞍上は「レース前から気が入っていてチャカチャカしていましたが、1コーナーに入ったところで落ち着いて道中リラックスして行けました。まだ幼い分右、左とよれていましたが、それで2着を確保するあたりは能力があります」とコメントしていた

3歳

【4】皐月賞:9着:3ヶ月半:M.デムーロ
追い切りは2週前からWW坂路での調整で、2週前のWでは自己ベスト6F78.8 – 64.0 – 11.5が出されていた、最終の坂路は単走で軽めの時計で、最終追いが坂路で行われるのも単走で行われるのもともに初だった、3ヶ月半の休み明けで馬体は+8kgしていた
・レースは雨の影響あった馬場が乾いてやや外伸び傾向の良馬場の中35.2 – 60.2 – 34.9の後傾0.3で、ラスト3Fは12.0 – 11.4 – 11.5と残り2Fからの加速が大きな展開で、5着までのうち4頭が3角で6番手以内のやや先行有利だった
・中枠からあおって出遅れると意識的に外に出して行って後方の外を追走した、向正面では一番外へ進路を取ると3角までにポジションを少し上げて勝負所では3角から大きく外をまわして促された、加速していたが外をまわした分ポジションは大きく変えられず中団後方の大外になって直線へ、直線では内へヨレながらの走りになった所に内側に馬がいたので強く追えず、なだれ込むようにゴールして9着まで
現状直線でフラついたりスタートであおるなど幼い面があり、実力を発揮しきれていない

【5】日本ダービー:9着:1ヶ月半:M.デムーロ
・追い切りは併用で、近走と比較すると時計は出されておらず終い重点の内容だった、陣営は「速い上がり勝負になった時がどうかだが、長く脚を使えるタイプ」とコメントしていた、連続輸送の影響か馬体重は-10kgしていた
・レースは35.1 – 58.9 – 35.2の前傾0.1で、道中800-1200mで11.8 – 11.7が入るなど落ち着かないラップから、ラスト5Fは12.0 – 11.8 – 11.5 – 11.7 – 12.0と比較的長く脚を求められてラストはゴールへ失速する展開で上位の上がりを使った2頭でのワンツー決着、8着までのうち6頭が4角11番手以下の差し有利だった
・中枠から五分のスタートを切るとある程度出て行って中団の外目を追走した、道中はそのまま外目を追走すると勝負所では残り900m付近から鞍上の手が動いて中団の外から直線へ、直線では内へヨレながら伸びていたがラスト300mは上位勢と比較して伸びられず9着敗戦
・レース後鞍上は「いいスタートを切って、いい位置で競馬ができましたが、直線半ばで止まってしまいました」とコメントしていた

【6】神戸新聞杯(中京2200m):1着:4ヶ月:鮫島
・追い切りはW主体で、これまでにないような全体もそこそこ速く加速ラップを刻んで終いも伸ばすような時計が出されていた、前走減った体重は4kgながら増加していた
・レースはBコース替わり初週の馬場の中34.7 – 60.0 – 34.7の前後傾フラットで、前半を飛ばして入ると、道中は600-1400mが12.6 – 12.7 – 12.5 – 12.3と緩んで、ラストは残り4Fから0.7加速して11.6 – 11.4 – 11.2 – 12.1と伸びてラスト1F失速するラップで、上がり3位以内の3頭が圏内を独占した
・中枠内目からスタートすると馬なりで出て行って好位のインを追走した、道中はやや抑えられていたが折り合いの中ではあった、道中から勝負所では終始最内を追走するとラストは残り3F手前から追い出しを開始されてポジションを上げて前から2列目の内から2頭目から直線へ、直線ではキレるような脚ではなかったが力強く抜け出すと上がり2位34.4の脚で伸びて3馬身半差の快勝
直線ではフラつく面が解消してまっすぐ走れており、それがラストの伸びに繋がった印象

【7】菊花賞(阪神3000m):3着:1ヶ月:鮫島
・陣営は「血統背景やきょうだいも長い距離で活躍している」とコメントしていた、追い切りは併用で当週のみWで追われていた、時計は81.3 – 65.2 – 11.3と前走より速い時計が出されていたが併せ馬には遅れていた
・レースは34.9 – 58.7 – 121.4 – 37.0の前傾2.1で、入りの6Fを軽快に飛ばした後1200-1800mを12.6 – 13.3 – 12.6と息を入れた、ラストは残り6Fから0.5加速すると12.1 – 12.1 – 11.9 – 11.9 – 12.2 – 12.9と持続的に進めてラストはゴールへ失速して上がりかかる展開で、7着までのうち5頭が3角で10番手以下の差し有利
・外枠からスタートすると内目へ誘導され1周目3角では中団前目の馬群を追走していた、道中はしっかり折り合って追走できているようだった、2周目の向正面でもスムーズに進めるとラストは残り5Fから促された、勝負所では馬群の内目で詰まっていたが残り400m手前から開いて追われると好位の内目になって直線へ、直線では懸命に伸ばしたが外からは差され、前の馬は交わせずの3着、4着は5馬身離していた
・かなりタフな展開を比較的前目で受けながらラストまで伸ばせており、キレや瞬発力というよりはタフな展開でも長めに使える脚を活かしたいタイプ

【8】有馬記念:7着:2ヶ月:マーカンド
陣営は「秋になり、必要以上に力んで走っていない点が距離をこなせる要因となっている。スパッと切れるタイプではなく、ロスなく運びたい」とコメントしていた、追い切りは併用で本馬としては並の時計が出されていた
・レース開催8日目(Aコース8日目)の馬場の中30.0 – 61.2 – 35.9で、前半を概ねスローペースで進めると、道中は700-1500mを12.5 – 13.1 – 12.7 – 12.4と緩めて息を入れた、ラストは残り5Fから0.6加速して11.8 – 11.9 – 12.2 – 11.4 – 12.3と残り2Fから前後が入れ替わってラップが加速する展開で、直線での強い向かい風と外枠主導の隊列になった影響で、6着までのうち5頭が2角時点で7番手以下、うち3頭が3角時点で11番手以下の差し有利
・中枠からスタートすると出して行って内へ入れて前に逃げ馬を見る好位のインを追走した、道中は序盤に少し押して出して行ったがしっかりと折り合って追走できていた、勝負所では残り4F過ぎから逃げ馬が加速して離されたタイミングから促されると、前に逃げ馬を見る位置は変わらず好位のインから直線へ、直線では逃げ馬のさらに内の進路を選択して追われたが馬群から抜け出せるほどではなく7着まで
・レース後鞍上は「スタートでバタつきましたが、タイトルホルダーの後ろの位置が取れました。ただ、まだ体が出来上がっておらず、直線のヨーイドンでは分が悪かったですね」とコメントしていた

4歳

【9】阪神大賞典:1着:3ヶ月:ルメール
・陣営は「体は増えていても太め感はなく、成長がうかがえる」とコメントしていた、追い切りはW主体週末坂路での調整で、綺麗に加速ラップが踏めている追い切りが目立っていた、休み明けで馬体は+16kgしていた
・レースは38.6 – 64.9 – 128.2 – 34.4の後傾4.2で、序盤を重賞では考えられないようなドスローで進めると、ラストは残り6Fから0.4加速して12.2 – 11.9 – 11.6 – 11.4 – 11.3 – 11.7とラストまで伸びる高速ロングスパート戦で、4角2番手以内の2頭と上がり上位の3頭で5着までを独占した
・内枠からスタートすると出て行って好位のインを追走した、かなりスローな展開だったがしっかり折り合って追走できていた、勝負所では残り5F手前から促され始めると逃げ馬との差は詰めたが3、4角では馬群に包まれたインの位置で動けずに前から2列目の最内から直線へ、前が壁で鞍上がバランスを崩すようなところも見られたが残り250mで前があくと抜け出して圧勝、直線で詰まっていても上がり最速だった
・本レースのような4F以前からロングスパートが始まる早めの上がりのレースでは素晴らしいパフォーマンスを出してくる

【10】天皇賞春(稍重):1着:1ヶ月半:ルメール
・追い切りはW主体週末坂路での調整で、1週前に前走より速い81.0 – 65.9 – 11.4が一杯で出され、当週は比較的終い重点の時計だった
・レースは稍重の中35.0 – 59.7 – 122.0 – 35.3の前傾0.3で序盤は前が飛ばして軽快なラップを刻んだが、中盤はしっかり緩んだ、ラストは残り4Fから0.9加速すると12.3 – 11.9 – 11.5 – 11.9と残り2Fからの加速も大きな全体的に余力のある長距離戦
・最内枠からスタートすると出て行ったが前が飛ばしたことで相対的にポジションを下げて中団のインを追走した、道中には2角付近で外目へポジションをスイッチされて向正面では好位の外を追走していた、勝負所では前にいたディープボンドを追いかけるように上がっていくと1列目の内から4頭目から直線へ、上がり最速で抜け出すと2馬身半差の完勝
・良好な折り合いとそれゆえの高い操縦性があり、長距離を自分のペースで追走して後半に長く脚が求められる高速ロングスパート戦はベストに近い

【11】宝塚記念:3着:2ヶ月:鮫島
・陣営は「ゲートの1歩目をクリアして流れに乗れればと思っていたが、ジョッキーがきれいに決めてくれた点が大きいですね。長いところを使ってきたけれど距離短縮は心配していない」とコメントしていた、追い切りはいつものパターンだったが、1週前には79.6 – 64.7 – 11.4皐月賞時以来の6F80秒以下の時計が出され併せ先着していた、当週は終い重点、2週続けてジョッキーが騎乗していた
・レースは開催8日目(Bコース8日目)の馬場の中34.0 – 58.9 – 35.5の前傾1.5で、序盤をハイペースで進めると、道中はラップを緩めて息を入れた、ラストは残り4Fから0.6加速すると11.9 – 11.7 – 12.0 – 11.8と比較的上がりを要する4F戦で、8着までのうち7頭が2角時点で10番手以下の超差し有利
・中枠からスタートすると馬なりでやや外へ誘導され後方の外を追走した、道中は折り合って追走できていた、向正面では残り6F過ぎから馬群の外へ出された、勝負所では残り700m付近から促されると馬群の外をまわって中団の外から直線へ、直線ではラストまで持続的に伸ばして前に迫ったが3着まで、上がりは3位の35.1
・直線に入って早々で鞍上がムチを落としていたが、不利の度合いは定量化しがたい

【12】天皇賞秋:2着:4ヶ月:横山武
陣営は「春は長い距離で強いレースをしてくれたが、個人的には中距離馬だと思っている。ペースが上がってモタつく面があるので、直線は長い方がいいイメージ」とコメントしていた、追い切りはWと坂路の併用で皐月賞以来最終追いが坂路で行われていた
・レースは開催9日目(Bコース2日目)の馬場の中34.9 – 57.7 – 34.7の後傾0.2で、道中を11.5以下が続く持続的なハイペースで進めると、ラストは11.6 – 11.4 – 11.7と勝ち馬が抜け出してラップを落とし切らない展開で、道中後方にいた2頭が2, 3着に差し込む差し有利
・中枠からゲート内での駐立が悪く出遅れると控えて後方2番手の外を追走した、道中はハイペースの展開で前の馬群には少し離されるような形になっていた、勝負所では残り4F過ぎから後方外から3着馬が進出してきて最後方になって直線へ、直線では進路を求めて大外へ誘導されると、やや外へヨレるのを矯正されながらゴールまで長く脚を伸ばして上がり最速33.7を使ったが、先に抜け出した勝ち馬には2馬身半離された2着まで、3着は1.1/4馬身離していた
・レース後鞍上は「ゲートがもう少し決まっていれば、行く構えもありましたが、速い流れになり、腹を決めて終いを活かす競馬に切り替えました。こういう脚を使えるイメージがなく、びっくりしています。流れが向いたかもしれませんが、収穫はこの時計を出せたことだと思います。それでも、想定の範囲を超えていました」とコメントしていた
・直線ではゴール後もまだまだ伸びられそうな様子だった

【13】有馬記念:4着:2ヶ月:横山武
・追い切りは1週前がW、当週は坂路で単走で、最終の坂路では前走の最終追いと比較して時計が出されていた
・レースは開催8日目(Aコース8日目)の馬場の中30.2 – 60.4 – 35.9で、タイトルホルダーが1角付近から2番手を4馬身ほど離して後続はスローペースの展開、勝負所ではタイトルホルダーのラップは大きく加速していないにも関わらず後続との差は詰まらず、4角で好位にいた馬に有利な展開、ラスト4Fは12.0 – 12.0 – 11.7 – 12.2と残り2Fから加速も入っていた
・中枠やや外目から出負け気味のスタートを切ると控えて後方の外を追走した、道中は単独の最後方となっていた、勝負所では残り5F付近から徐々に促して行ってポジションを押し上げていったが、勝ち馬との間に1頭挟む形になり位置取りを離され中団後方の大外になって直線へ、直線では外から一番鋭い脚でぐいぐいと前に迫ったが、3着とタイム差なしの4着まで
・レース後鞍上は「返し馬から前走よりあきらかに具合が良くなっていると感じていましたし、落ち着きもあったので、これならゲートも大丈夫かなと思いました。ただ、ゲートで後ろにモタれて何度も立ち上がるようなところがありました。出ていればプランも選べましたが、腹を括る形でいきました。ドウデュースが相手だと思って、上手くマークができましたが、コーナリングでギアがスムーズに上がっていかず、ついていけなかった分でしょうか」と、叩いて状態は上昇していたこと、ゲートが難しかったこと、コーナーで加速できなかったことについてコメントしていた

結論(再掲)

■天皇賞春を優勝した頃の4歳時までは高い操縦性と長く使える脚を武器に主に長距離戦で強さを発揮していたが、5歳時の天皇賞秋以降はスタートや勝負所の反応において難しさを出すようになり、末脚の鋭さも一枚落ちるような形になったことで、常にゴールまで脚を伸ばしながらも差し遅れるような格好の競馬になっている
■また、元々飛びが大きいため小回りコースでのコーナーでの加速は苦手としていたが、5歳時の有馬記念以降は特に右回りのコーナリングで口向きが悪く顔を内へ向けるような形で加速しきれない様子を見せており、4歳時に有馬記念を4着した当時ともまた違った要因もあって右回りのコーナーで加速するのが苦手になっている
■折り合いや勝負所での反応においてこれまでより難しい面が多くはなっているものの、スタートに関しては陣営の努力の甲斐もあり近走は比較的出られるようになっている
■有馬記念にはこれまで3度出走しており、それぞれ
2022年:差し有利の展開で先行
2023年:先行有利の展開で差し
2024年:先行有利の展開で差し
と、展開のバイアスに逆行した形で凡走しており、今の本馬の状態を考えると、差し有利の展開で差しの競馬ができれば前進する要素はある
■上記のように、ハイペースの展開に乗じて差しにまわればラストの直線だけでも前に迫れる可能性はあるものの、勝負所での反応の鈍さに加えて右回りでのコーナリングが難しくなっている現状では重たい印は打ちづらい、基本的にはハイペースのパターンの3着あたりを警戒するような形としたく、3連系本線なら相手に検討

Gregory

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