Uncategorized

シリウスコルト 【毎日王冠2025】

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上:斤量)

シリウスコルト:牡4歳:欧州型×SS系:前走七夕賞3人気8着:古川:57kg

■従来は折り合いに難しさがあり自身の脚を伸ばし切れない形で敗れるレースが多かったが、転厩して放牧に出された六甲S(L)以降は折り合いに進展が見られ、福島民報杯(L)、新潟大賞典と2000mでOP, GⅢと連勝した
■速い二の脚を活かして先行し直線で抜け出しにかかる競馬が型になっており、末脚がキレるタイプではないため、スローペースからの瞬発力勝負や4角で横一線からの末脚比べの展開では分が悪く、先行負荷が低くポジションを活かせる競馬や、馬場がある程度タフで差し馬の末が削がれるような展開が好ましい
■転厩してから継続して乗っている古川ジョッキー騎乗時には序盤にそろっと出して折り合いを付けに行く競馬をされており、前走の七夕賞時には陣営も「前走は逃げ切る形になったが折り合いがつけば位置取りはこだわらない」とコメントしていた、現状はあくまで折り合い重視で進めて自然と先行する競馬になっているという形
■開幕週の東京1800mで行われる毎日王冠では、どのようなペースになってもある程度速い末脚を使える性能が求められることから向く舞台ではないと考える、折り合いに進展が見られて以降はトップハンデを背負った前走を除けば3戦して(2-1-0-0)と走っている点を評価して、展開予想と人気次第では下の方の相手に検討する程度で

【1】福島1200m新馬(稍重):1着:丸田
・陣営は「先々はダートの気もするが、スタートが速く千二は合う」とコメントしていた、追い切りはWオンリーで終い重点の時計だった
・レースは開幕1日目(Aコース1日目)で前日の雨で稍重となった馬場の中35.6 – 35.7の前傾0.1で、ラスト4Fは11.7 – 11.9 – 11.8 – 12.0と加減速の少ない展開
・内目の枠からゆっくりなスタートで出遅れると後方の馬群を追走した、道中はやや促されながらの追走だった、勝負所では外へ出さず詰まる馬群の内目を手綱を抱えたまままわってくると中団後方のインからインアウトで直線へ、直線では力強く脚を伸ばすと上がり最速で差し切って優勝
・直線での走りはかなり安定し、力強い伸び脚だった、ゴールでもまだ加速中という感じで、距離はあっても良さそう

【2】新潟2歳S:5着:2ヶ月:三浦
・追い切りは変わらずW主体で終い重点での調整で、盛んに併せ馬が行われていた、馬体重は+10kg
・レースは開催10日目(Aコース10日目)の馬場の中35.4 – 59.8 – 34.0の後傾1.4で、序盤をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.8加速して11.3 – 11.2 – 11.5と伸びる展開
・外目の枠からスタートすると控えて内をあけて後方を追走した、3角手前で内へ入れられると勝負所では終始最内で前との差を詰めて後方のインから直線へ、直線では外へ誘導されながら残り400m付近から追い出されると伸びて上がり2位を使ったが先に外から抜け出した組に迫れるほどではなく5着まで

【3】芙蓉S(OP)(中山2000m):1着:1ヶ月:三浦
・陣営は「中間は在厩で調整」とコメント、追い切りはいつものパターンで1週前にはナランフレグ相手に遅れていたが、当週には5F時計自己ベストの84.9 – 67.3 – 11.7が出されナランフレグと併入していた、馬体は+8kgしていた
・レースは開催8日目(Cコース3日目)の馬場の中37.1 – 62.2 – 35.8の後傾1.3で、序盤をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.5加速して12.1 – 11.6 – 12.1と残り3F/2Fからの加速が大きな展開で、上位の上がりを使った2頭でのワンツー決着
・中枠から躓き加減のスタートを切ると控えてバラけた馬群の中団を追走した、2角までには前のペースが大きく落ちて好位の外の追走となった、勝負所では手綱を抱えたまま大外から前との差を詰めて1列目の大外になって直線へ、ラストは上がり最速で伸びて抜け出すと2馬身差の快勝
・3,4角では促されることなく加速して前との差を詰めており、コーナリング性能は高そう

【4】ホープフルS:6着:3ヶ月:三浦
・陣営は「ジョッキーが調教に乗って、折り合いや気を抜く面を確認してもらい問題はなかった」とコメントしていた、追い切りはW主体ではあるものの初めて坂路も取り入れられていた、1週前には自己ベストの6F81.9 – 66.4 – 11.5が出され併せ先着しており、時計が大幅に良化していた、3ヶ月の休み明けで馬体は+14kgしていた
・レースは開催9日目(Aコース9日目)の馬場の中35.4 – 60.0 – 35.9の前傾0.5で、前半を緩み切らないペースで進めると、ラスト3Fは12.4 – 12.0 – 11.5と上がりを要しながらもゴールへ加速する展開
・中枠からスタートすると行きたがるのを抑えられながら中団の馬群を追走した、道中は2角からは幾分落ち着いて内へ入れて中団のインを追走していた、勝負所では各馬が外目からポジションを上げていく中、本馬は内目で馬群を縫ってポジションを上げて前から2列目の内から3頭目から直線へ、直線でもしっかり伸ばして差を詰めにかかったが飲み込めるほどではなく6着まで
・コーナーで加速できる点から小回りコースは歓迎なタイプで、ここでの着順からも世代である程度やれることは証明、古馬に入ってもオープンには行く馬
・レース後鞍上は「最初がかなり遅く、その時外に張りましたが、2コーナーからは落ち着いて上手く走れていました。まだ力をつけている途中、良くなってくれると思います」とコメントしていた

3歳

【5】弥生賞:3着:2ヶ月:三浦
・追い切りはW主体週末坂路での調整で、全て馬なりでの仕上げだった、ここでは馬体は+2kgしてデビューから増え続けての482kg(448kgデビュー)
・レースは開催4日目(Aコース4日目)の馬場の中35.2 – 60.4 – 35.1の後傾0.1で、前半を平均程度のペースで進めると、ラストは残り3Fから0.4加速して11.7 – 11.4 – 12.0という展開
・外目の枠からスタートすると馬なりで出て行ってハナへ、道中は前走と比較してかなり落ち着いて追走できていた、勝負所では外から勝ち馬がまくってきた残り3Fからペースアップして並ぶ形で先頭で直線へ、直線でも本馬なりに伸ばしてはいたが鋭く伸びた2頭には抗えず3着まで
・レース後に鞍上は「作戦というより、この馬のリズムで走らせてあげられれば能力をしっかり出せるのはわかっていたので、少頭数でしたし、行く馬もいなかったので出てから、リズム良く行けたという感じでした」と逃げの競馬について言及していた

【6】皐月賞:14着:1ヶ月半:三浦
・陣営は「単走でしたが力まないでリズム良く走れて騎手の感触も良かった。状態は引き続きいいですね。逃げられなくても、前走のようにスッと前めにつけて、どこまで粘れるかでしょう」とコメントしていた、追い切りはW主体で1週前には自己ベスト大幅更新の79.9 – 64.9 – 11.6が出され併せ先着していた、当週は単走で終い重点、馬体は-10kgして現時点で最高の仕上げをした感じ
・レースは開催16日目(Bコース6日目)の馬場の中34.2 – 57.5 – 35.8の前傾1.6で、前半を11.8以下が続くハイペースで進めると、ラスト4Fは12.0 – 12.1 – 11.7 – 12.0と加減速の少ない展開で1:57.1のコースレコード
・内枠からスタートするとスピードに乗せて出して行って逃げ馬からやや離れた2番手を追走した、勝負所では早めの残り3F手前から徐々に促して加速して1列目の内から2頭目から直線へ、直線でも踏ん張っていたが、残り200mからは各馬に交わされて14着敗戦
・レース後鞍上は「最後は距離やGⅠの壁を感じましたが、しっかり自分の競馬ができたのは大きかったです」とコメントしており、距離の限界がここにあるなら1800m以下の小回りで狙いたい

【7】ラジオNIKKEI賞:2着:2ヶ月半:三浦
・陣営は「放牧を挟んで体つきは変わらない。だいぶ普段から落ち着きが出てきたのはいいし、脚質的に小回り変わりは歓迎で期待している」とコメントしていた、追い切りはWでの単走オンリーで2週続けてジョッキーが騎乗していた、1週前には80.8 – 66.1 – 11.9が出されていた、ハンデ56kg
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中34.5 – 58.4 – 35.0の前傾0.5で、前半をハイペースで進めると、ラストは残り3Fから0.4加速して11.5 – 11.7 – 11.8とゴールへ減速しながらも11秒台で伸びる展開で、上位の上がりを使った3頭が圏内を独占した
・最内枠からスタートすると行きたがるのを抑えられながら中団のインを追走した、道中も手綱を引かれながらインを追走していた、勝負所では最内の進路取りのまま進めると、残り700m付近から促されて前との差を詰めて好位のインから逃げ馬の1つ外へ出して直線へ、直線ではしっかり脚を使って抜け出しにかかったが、ラストは外から鋭く伸びた勝ち馬に交わされて2着まで
・レース後に鞍上は「この枠を生かせてやりたいケイバは出来ました。 調教からコントロールがきいていました。この斤量で勝ちに行ってこの結果でしたから馬をほめてあげたいと思います」とコメントしていた

【8】小倉記念(中京2000m):9着:1ヶ月半:西村
・陣営は「一度先頭に立って勝ちに等しい内容でした。2週前は調教で引っ掛かったが、先週、今週と問題なかった。直線の長い舞台が鍵に」と中間の折り合いについて言及していた、追い切りはW主体での調整で、2週前には77.0 – 63.6 – 13.3と自己ベストの時計ではあるもののかなりかかってテンに飛ばすラップが刻まれていた、当週は終い重点、初の古馬との対戦でハンデ54kg
・レースは開催2日目(Aコース2日目)の馬場の中34.3 – 57.6 – 35.5の前傾1.2で、序盤から道中を終始11.7付近が続く持続的なハイペースで進めると、ラスト4Fは11.6 – 11.7 – 11.8 – 12.0とゴールへ徐々に減速するラップで、1:56.5のレコード決着
・中枠からスタートするとヨレて外の馬と接触したが大きな影響はなく、外から出て行った馬を行かせて切り返して3番手の外を追走した、道中のペースが速かったこともあり道中の折り合いは苦労していなさそうだった、勝負所では残り4Fから徐々に促されて3番手から直線へ、直線ではほとんど伸ばせず9着まで
・レース後テン乗りだった鞍上は「2着馬を見ながら運ぶことができました。返し馬から、初めて乗りましたが、デキの良さを感じる雰囲気で、申し分ない状態だったと思いますが、4コーナーで一杯一杯になってしまいました」とコメントしていた
・4角から既に手応えは怪しく、距離を誤魔化せるスローペースならまだしも、本レースのように持久力も問われる展開になると2000mは少し長い印象

【9】福島記念:14着:3ヶ月:高杉
・追い切りはWオンリーで、前走のように減速ラップになっていることはなかったが、最終追いでは併せ遅れていた、ハンデ54kg
・レースは開催4日目(Aコース4日目)でやや時計のかかる良馬場の中34.8 – 59.5 – 37.2の前傾2.4で、入りの3Fをハイペースで進めると、その後2Fは12.3 – 12.4と緩めたが、ラストは残り5Fから0.4加速して12.0 – 12.0 – 12.2 – 12.4 – 12.6と上がりを要してゴールへ失速する展開で、4角で10番手以下から上位の上がりを使った馬が1, 2着する差し決着
・大外枠からスタートすると行きたがるのを抑えられながら出て行って枠なりに好位の外を追走した、向正面では馬群はかなり横に広がって外からプレッシャーをかけてくる馬がおり、抵抗するように少しペースを上げながらの追走となっていた、勝負所ではそのまま促される形になると4角では手応え怪しく後退しながら中団の馬群から直線へ、直線では伸ばせず14着敗戦
・レース後鞍上は「苦しい形になってしまった。4コーナーでも動き切れませんでした」とコメントしていた
・皐月賞、小倉記念、福島記念と2000m×ハイペースを先行する競馬では最後に全く抵抗できない形で敗れている

【10】リゲルS(L)(京都1600m):11着:1ヶ月:藤岡
・陣営は「外枠から出して行って引っ掛かった。マイル戦に短縮して、少しためる形で」とコメントしていた、追い切りはWとPコースの併用で全て単走で行われていた、時計は終い重点だった、前走から1ヶ月と間隔は空いていなかったが馬体は+10kgしていた
・レースは開催19日目(Cコース5日目)の馬場の中35.0 – 58.5 – 34.4の後傾0.6で、道中を平均ペースで進めると、ラスト3Fは11.9 – 11.1 – 11.4と残り2Fからの加速が大きな展開で、4角で4番手以内の馬と上がり2位以内を使った馬が5着までを独占する決着
・中枠外目からスタートすると行きたがるのを抑えられながら出て行って中団前目の外を追走した、道中は終始馬群の外で進めると、勝負所では残り700m付近から手綱を緩められて中団前目の外から直線へ、直線では何か異変を感じ取ったか鞍上はほとんど追わず入線するだけの形で11着敗戦
・その後何かトラブルを報じる内容は特になかった

Gregory

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA