大阪杯の各馬分析5頭目はショウヘイ。

結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。

大阪杯の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

ショウヘイ:牡4歳:サートゥルナーリア×オルフェーヴル:前走AJCC3人気1着:川田

結論

■末脚はキレるというよりは長く脚を使えるタイプであり、それなりにテンが速く中距離で先行できるため、3歳時には2200m以上の距離で前半がスローペースで進み、後半が4Fまたは5F程度速くなるレースで好走した
■これまで休み明けのレースでは度々状態が万全ではなかったとの旨のコメントが出され、叩いた後に前回より状態が上がっていたと言及されており、レースを使って状態を上げるタイプと考えられる
■また、馬場適性については日本ダービー時のレース後に鞍上が「馬場が緩かったので、3~4コーナーから直線にかけてバランスが良くなかったです」とコメントしており、菊花賞前には陣営から「できればいい馬場で走らせたい」とコメントがあったように緩い馬場では割引が必要なタイプと考えられる
■大阪杯へ向けては、持続的な展開を追走してもラストまで脚を伸ばして優勝した前走のパフォーマンスから対応できる可能性が高いと見たく、前々走で折り合いの難しさを見せた面からも距離短縮はプラスに取れる、序盤に促してポジションを取るタイプではないことを考えると外目の枠からゆったりと出していくのが理想だが、並び次第ではある程度内枠でもスムーズに前に行ける可能性も、今回は相手が強くなりそうなだけにどこまで評価を上げられるかは検討が必要だが、少なくとも相手には評価する

全レース分析

2歳

【1】京都1800m新馬:2着:C.デムーロ
・陣営は「追いだしてしっかり反応している。前進気勢の強いところもあり、新馬向き」とコメントしていた、追い切りは併用で1週前にはWで81.4 – 66.4 – 11.2が出され併せ先着していた、当週は坂路で単走軽め
・レースは開催17日目(Cコース3日目)の馬場の中37.5 – 63.8 – 33.1の後傾4.4で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから1.4加速して11.1 – 11.1 – 10.9とゴールへ加速する高速上がり戦で、上位の上がりを使った馬が圏内を独占、4角で3番手以内の馬が1, 2着する決着
・内枠からスタートすると出していって逃げ馬の外の2番手を追走した、道中はスローペースだったが落ち着いて追走できていた、勝負所では残り3Fから促されると先頭に立って2番手から2馬身ほどのリードを取って直線へ、直線ではしっかりと脚を使って伸びたが外から迫った勝ち馬に交わされて0.1秒差の2着まで、3着は0.9秒離していた

【2】京都1800m未勝利:1着:中1週:川田
・陣営は「前走は勝った馬を褒めるしかない。中1週でテンションが上がらなければ」とコメントしていた、追い切りはWで終い重点の併せ馬が1本
・レースは開催22日目(Dコース2日目)の馬場の中36.3 – 61.6 – 34.9の後傾1.4で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.5加速して11.9 – 11.5 – 11.5と加速する展開で、上位の上がりを使った馬が圏内を独占する末脚決着
・中枠からスタートすると出て行って好位の馬群を追走した、道中は少し手綱を引かれる感じもあったが折り合いの中で追走できていた、向正面では外の馬が少し進出した所で進路を外へスイッチして3角では好位の外の位置取りになっていた、勝負所では残り3F付近から少しずつ促されると加速して好位の外から直線へ、直線ではそのまま馬場の真ん中に出されると軽い追いのままで抜け出して快勝、ここでは力が違った

3歳

【3】きさらぎ賞(稍重):4着:1ヶ月半:川田
・陣営は「まだ幼いところはあるけれど、能力は秘めていますね。平常心でレースに臨むことができれば重賞でもいい勝負ができると思う」とコメントしていた、追い切りは併用で2週前にはWで自己ベスト81.3 – 65.5 – 11.4が単走で出され、1週前には6F時計がそれを上回る81.0 – 66.0 – 11.4が出され併せ先着していた、中間には坂路でも自己ベスト52.7 – 13.0が出されていた
・レースは開催3日目(Aコース3日目)で前日の積雪の影響で稍重になった馬場の中34.4 – 58.7 – 35.7の前傾1.3で、前半をハイペースで進めると800-1400mを12.6 – 12.6 – 12.5と緩めた、ラストは残り2Fから0.9加速して11.6 – 11.6と伸ばす展開
・10頭立ての6番枠からスタートすると出て行って好位の馬群を追走した、道中はハイペースなのもあり折り合いには難しい所を見せずに追走できていた、向正面では外の馬がポジションを押し上げ、3角では中団前目の外の位置取りになっていた、勝負所では残り500m付近から促されて内から4頭目をまわすと中団前目の外になって直線へ、直線では相対的に鋭い脚を使えず4着まで
・レース後鞍上は「調教通りの走りでした。良くなってこなければ、本来のパフォーマンスはできません」と状態について言及していた
・3, 4角の比較的真っ直ぐな区間では逆手前を出しながらコーナリングしていた

【4】京都新聞杯(稍重):1着:3ヶ月:川田
・陣営は「2週続けてジョッキーにもまたがってもらったが前走より良くなっていますね。気性も穏やかになっているし、距離も悪くない」とコメントしていた、追い切りはWとPの併用で2週前に少し速い所を消化し、1週前は軽めで併せ馬遅れ、当週はPコースでの調整
・レースは開催5日目(Cコース5日目)で稍重の馬場の中37.0 – 63.3 – 33.8の後傾3.2で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから1.4加速して11.4 – 11.6 – 10.9 – 11.3と伸びる高速4F戦で、上位の上がりを使った馬が4着までを独占する末脚決着
・10頭立ての8番枠からスタートすると出て行って逃げ馬の外の2番手を追走した、道中は距離延長でかなりのスローペースだったがしっかりと折り合って追走できていた、勝負所では残り4Fから外から進出してきた馬に抵抗するように加速を開始すると逃げ馬を交わして先頭に立って馬場の真ん中に出されるようにして直線へ、3, 4角では相変わらず逆手前が出ながらコーナリングしていた、直線ではしっかりと反応して抜け出すとラストは同率の上がり最速33.8の脚を使って2馬身半差の快勝
・レース後鞍上は「具合さえ戻れば、能力の高い馬ですので。前回が全く走ることができない状態だったので、今日はとてもいい状態で競馬場に来ることができましたし、それ通りの内容で走りさえすれば…というところでした。流れがどうこうというより、リズム良く走っていたというだけです。(どこが良くなった?の問いに)全体です。この馬本来の走りが今日はできて、これでダービーへの道もつながりましたので、1ハロン延びることも問題ないと思います。何より、今日、ちゃんと勝てるほど状態を戻してくれたこと、戻って走り切ってくれたことをありがたく思います。(ショウヘイのいいところは?)いろんなところがいいところです」とコメントしていた
・スローペースであれば先行できる脚があり今回のスローでも折り合いがつく操縦性の高さがある、現状は前半をゆったりと追走して後半が長めのスパートになるレースが向いているのでは

【5】日本ダービー:3着:中2週:ルメール
・陣営は「前進気勢は強いが、極端に折り合いを欠く感じではない。競馬に行けば2400mも問題はないと思います。初めての長距離輸送がどうかだが、厩舎の仲間と一緒なのも心強い」とコメントしていた、追い切りはWとPが1本ずつ、当週のPでは80.8 – 64.0 – 11.8が単走馬なりで出されていた、初の関東遠征
・レースは開催12日目(Cコース2日目)の馬場の中35.7 – 60.0 – 34.8の後傾0.9で、道中を12.1付近が続く持続的なラップで進めると、1400-1600mを12.5で緩めた後、ラスト4Fは12.2 – 11.8 – 11.3 – 11.7と残り2Fからの加速が大きな展開、向正面では逃げ馬が馬群を離しており、2番手以下はややスローペースだったか
・内枠からスタートすると出て行って好位のインを追走した、道中は少し行きたがる様子を見せたはいたが馬の後ろに入れて折り合いの中で追走できていた、勝負所では最内の進路をキープしたまま馬群の加速に付き合うと好位のインから少し外へ出すようにして直線へ、直線では自身の外前にいた勝ち馬を追いかける進路で追われるとラストまで脚を伸ばしたが0.3秒差の3着まで
・レース後鞍上は「GⅠレベルのメンバーでもいい競馬をできました。馬場が緩かったので、3~4コーナーから直線にかけてバランスが良くなかったです。それでも3着までよく頑張ってくれました。この秋が楽しみですね」とコメントしており、馬場は緩い方よりは時計も出る良馬場の方が向きそう
・勝ち馬は外枠から終始本馬よりも外をまわって早めにエンジンをかける競馬で抜け出しており、現時点では一瞬の加速や持久力で劣った形

【6】神戸新聞杯:2着:3ヶ月半:坂井
・陣営は「ダービーの時より休み明けの感じは残るけれど、秋初戦としては十分。キ甲の抜け方も変わってきたし、精神面も成長している」とコメントしていた、追い切りはW主体での調整で最終のみPコース、1週前のWでは併せ馬で遅れており、当週は単走、京都新聞杯時に近い調整過程だった
・レースは開催7日目(Bコース2日目)の馬場の中36.9 – 62.6 – 33.1の後傾3.8で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.8加速して11.9 – 11.2 – 10.7 – 11.2と加速する高速4F戦
・10頭立ての5番枠からスタートすると出て行って好位の外を追走した、道中はスローペースだったが落ち着いて追走できていた、勝負所では馬群があまり加速せずほとんど馬なりのまま好位の外から直線へ、直線ではしっかりと脚を使って馬群から抜け出したが、ラストは外から最速の脚を使った勝ち馬に交わされて2着まで
・レース後鞍上は「落ち着いていて、雰囲気は良かった。道中は我慢が利いて押し切れるかと思ったけど、残念です」とコメントしていた
・残り800-600mが11.9と加速し切らずに上がりで差せる競馬で、勝ち馬には末の鋭さで譲った形

【7】菊花賞(稍重):14着:1ヶ月:岩田望
・陣営は「ジョッキーが我慢させて走らせてくれた。勝った馬を褒めるしかないですね。あの競馬が生きてくると思う。三千も同世代ならこなしてほしい。できればいい馬場で走らせたい」とコメントしていた、追い切りはWオンリーでの調整から当週のみPコースのパターンで、1週前には自己ベスト79.5 – 65.1 – 11.4が一杯で出されて併せ先着していた
・レースは開催9日目(Aコース9日目)で雨が降り稍重になった馬場の中36.4 – 60.8 – 124.6 – 35.3の後傾1.1で、前半をミドルペースで進めると、道中は1000-1800mを12.7 – 13.2 – 12.9 – 12.8と緩めた、ラストは残り6Fから0.6加速して12.2 – 12.0 – 12.1 – 11.9 – 11.5 – 11.9と伸びるロングスパート戦で、8着までのうち6頭が道中に二桁番手のある差し有利決着
・内目の枠からスタートすると出て行って行きたがるのを抑えられながら好位の馬群を追走した、1周目の3, 4角では少しヨレながらコーナリングしている様子だった、1周目ホームストレッチでは内の進路が開く形になり1角では好位のインを追走していた、向正面では外の馬を押し出して外へ進路を取ったが3角までにさらに外から進出する馬がおり再び押し込められる形になった、勝負所では好位のインで馬群の加速に付き合うとそのまま直線へ、直線では内目の進路のまま追われたが伸ばせず14着敗戦
・レース後鞍上は「折り合いに苦労しました。この距離は適正ではないと思う。また頑張りたい」とコメントしていた
・鞍上は距離適性についてコメントしていたが、よりスローペースだったこれまでのレースで折り合えていることを考えると、鞍上との相性または状態の面で少し苦しい所があった可能性も、本レースでは雨が降って緩い馬場だったのも良くなかった

結論(再掲)

■末脚はキレるというよりは長く脚を使えるタイプであり、それなりにテンが速く中距離で先行できるため、3歳時には2200m以上の距離で前半がスローペースで進み、後半が4Fまたは5F程度速くなるレースで好走した
■これまで休み明けのレースでは度々状態が万全ではなかったとの旨のコメントが出され、叩いた後に前回より状態が上がっていたと言及されており、レースを使って状態を上げるタイプと考えられる
■また、馬場適性については日本ダービー時のレース後に鞍上が「馬場が緩かったので、3~4コーナーから直線にかけてバランスが良くなかったです」とコメントしており、菊花賞前には陣営から「できればいい馬場で走らせたい」とコメントがあったように緩い馬場では割引が必要なタイプと考えられる
■大阪杯へ向けては、持続的な展開を追走してもラストまで脚を伸ばして優勝した前走のパフォーマンスから対応できる可能性が高いと見たく、前々走で折り合いの難しさを見せた面からも距離短縮はプラスに取れる、序盤に促してポジションを取るタイプではないことを考えると外目の枠からゆったりと出していくのが理想だが、並び次第ではある程度内枠でもスムーズに前に行ける可能性も、今回は相手が強くなりそうなだけにどこまで評価を上げられるかは検討が必要だが、少なくとも相手には評価する

Gregory