紫苑Sの各馬分析5頭目はサヴォンリンナ。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
紫苑Sの過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)
サヴォンリンナ:サトノダイヤモンド×デインヒル系:前走オークス11人気17着:吉田隼
結論
■これまでのレースではキレるというよりはパワー寄りな印象の伸び脚を見せており、道悪の忘れな草賞を上がり2位で制しているように多少馬場が渋っても自身の脚を使えるタイプである
■二の脚がそこそこ速くキャリア2戦目には京都1800mの未勝利戦で35.9 – 61.9で逃げる競馬で2着したが、この逃げの競馬以降レース序盤で頭を上げて手綱と喧嘩する素振りを見せるようになっており、前走のオークス後には鞍上が口向きの難しさについて言及し敗因の1つにあげていた
■序盤に口向きが難しい所を見せても忘れな草賞を制したように少なくとも世代の中では比較的上位の実力を示した実績はあるものの、今回が初めての3ヶ月以上の休み明けであり、鞍上も初の乗り替わりでテン乗りになるなど評価が難しい要素も多い、ある程度先行できる脚質を踏まえて枠と展開が向きそうであれば評価は上げたいが、現状は加点も減点も少ないイメージ、相手に取るか消すかは買い方も含めて検討
全レース分析
2歳
【1】東京1800m新馬:7着:北村友
・追い切りはW主体での調整から最終のみ坂路で、1週前にはジョッキー騎乗の併せ馬で81.7 – 66.0 – 11.5が出されていた、最終の坂路は単走軽め
・レースは開催11日目(Bコース5日目)の馬場の中37.3 – 62.2 – 33.8の後傾3.5で、道中をスローペースで進めるとラストは残り3Fから0.8加速して11.6 – 11.2 – 11.0とゴールへ加速する展開
・外枠からスタートすると控えて後方の外を追走した、道中は落ち着いて追走できていたが少し追っ付けられるような様子だった、勝負所では早めから手綱を動かされたが前との差は詰められず残り3Fではムチも入れられて後方の外目から直線へ、直線では特に進路に問題なく追われたが伸ばせず7着敗戦
【2】京都1800m未勝利:2着:中2週:北村友
・追い切りはWで単走軽めが1本
・レースは開催18日目(Cコース4日目)の馬場の中35.9 – 61.9 – 34.1の後傾1.8で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから1.1加速して11.4 – 11.3 – 11.4と伸びる展開で、4角で5番手以内の馬が5着までを独占する先行決着
・外枠からスタートすると出ていってハナへ、道中は外から2番手の馬に終始プレッシャーをかけられていたが比較的マイペースで逃げられていた、勝負所では残り3F付近から徐々に手綱を動かされ半馬身ほどの差の先頭で直線へ、直線ではしっかりと脚を使って2番手に付けていた馬との叩き合いから抜け出しにかかったがゴール前で差されて2着まで
・勝ち馬が軽量騎手騎乗で斤量が2kg軽かったことを考えると勝ちに等しい内容
3歳
【3】京都2000m未勝利:1着:2ヶ月半:北村友
・追い切りはWオンリーでの調整で、全体時計は軽めだった、2ヶ月半の休み明けだったが馬体は-8kgしていた
・レースは開催5日目(Bコース1日目)の馬場の中36.6 – 61.9 – 35.4の後傾1.2で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.7加速して12.0 – 11.5 – 11.9 – 12.0と600-400m区間が最速でゴールへは減速するラップ
・中枠外目からスタートするとかなり頭を上げながら手綱を引かれて中団前目の外を追走した、2角から向正面では位置取りを中団前目の馬群に変えて比較的落ち着いて追走できていた、勝負所では馬群の加速に付き合うと中団前目の馬群から直線へ、直線では上がり2位34.9の脚を使って前を差し切って優勝
【4】忘れな草賞(L)(阪神2000m)(稍重):1着:2ヶ月:北村友
・追い切りは前走に続いてWで終い重点オンリーの時計だった
・レースは開催14日目(Bコース4日目)で雨が降り稍重になった馬場の中37.4 – 62.7 – 35.7の後傾1.7で、道中をスローペースで進めるとラストは残り4Fから0.5加速して12.3 – 12.0 – 11.7 – 12.0と伸びる4F戦で、上位の上がりを使った4頭が4着までを独占する決着
・中枠からスタートすると手綱と喧嘩しながら出ていって2番手を追走した、向正面では少し内へ行くような素振りもあり口向きが難しそうだった、勝負所では徐々に逃げ馬に並びかけていって1列目の内から2頭目から直線へ、直線では外へヨレるのを手綱と右ムチで矯正されながら伸びるとラストまで力強く伸びて内から迫った馬を凌いで優勝
・道中の様子と直線での伸びからは、道中の折り合いが改善すれば重賞でもやれそうなポテンシャルがある
【5】オークス:17着:1ヶ月半:北村友
・陣営は「もともとがオークス向きだと思っていたし、東京への輸送も経験済み。馬場が渋っても良さそう」とコメントしていた、追い切りは併用で、1週前にはジョッキー騎乗でWで終い重点、最終は坂路で単走軽めの調整がされていた
・レースは開催10日目(Bコース4日目)で前日の雨の影響があり稍重から良へ回復した馬場の中34.8 – 60.0 – 34.7の後傾0.1で、序盤を速めのペースで入ったが中盤は12.5以上が6F続いて緩む形、ラストは残り3Fから0.9加速して11.6 – 11.4 – 11.7と伸びて上がり3位以内を使った馬が圏内を独占し、7位までを使った馬が7着までを独占する末脚決着
・外枠から内へ飛び出すようにスタートすると相変わらず頭を上げながら出ていって枠なりに好位の外目を追走した、向正面でも少し手綱を喧嘩しているようだった、勝負所では残り3F手前から徐々に手綱を動かされて中団前目の外から直線へ、直線では全く伸ばせず17着敗戦
・レース後に鞍上は「仕上がりは良さそうだと思いましたが、ちょっと口向きが難しいですね。もう少し1、2コーナーをリラックスして入っていきたかったです。ずっと力みっぱなして、最後は余力がなくなってしまいました」とコメントしていた
結論(再掲)
■これまでのレースではキレるというよりはパワー寄りな印象の伸び脚を見せており、道悪の忘れな草賞を上がり2位で制しているように多少馬場が渋っても自身の脚を使えるタイプである
■二の脚がそこそこ速くキャリア2戦目には京都1800mの未勝利戦で35.9 – 61.9で逃げる競馬で2着したが、この逃げの競馬以降レース序盤で頭を上げて手綱と喧嘩する素振りを見せるようになっており、前走のオークス後には鞍上が口向きの難しさについて言及し敗因の1つにあげていた
■序盤に口向きが難しい所を見せても忘れな草賞を制したように少なくとも世代の中では比較的上位の実力を示した実績はあるものの、今回が初めての3ヶ月以上の休み明けであり、鞍上も初の乗り替わりでテン乗りになるなど評価が難しい要素も多い、ある程度先行できる脚質を踏まえて枠と展開が向きそうであれば評価は上げたいが、現状は加点も減点も少ないイメージ、相手に取るか消すかは買い方も含めて検討
Gregory