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サンライズアース 【有馬記念2025】

基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)

サンライズアース:牡4歳:レイデオロ×マンハッタンカフェ:前走ジャパンC8人気15着:◯◯

結論

■気性が幼く乗り難しさのある馬で、道中に1頭になると遊んで集中できない面があれば、右回り左回り関係なくコーナーでは早めに手前を替えてしまったりしてタイトにまわることができない面もある
■本馬の強みはとにかくスタミナや持久力で、末に鋭い脚を使えない面から、先行してスタミナを活かす押し切りや、残り5F程度から早め早めに動かして行ってスタミナを活かし切るレースをするため、上記の気性的な難しさと相まって好走レンジが比較的狭く、全てがハマった時に阪神大賞典のように高いパフォーマンスを出せるタイプである
■これまでにパフォーマンスの高かった日本ダービー4着、阪神大賞典1着はいずれもレースの前半がスローペースの流れから、後半の5-6Fからレースのラップが早まってラストまで大きくは失速せず4角で好位の馬がポジション利も活かせる展開だったが、一方で、4歳になってから大敗した日経新春杯と前走のジャパンCは共にレースが2200m以上あるにも関わらず前半の3Fを34.5で入るハイペースから、ラストは前が苦しくなって差し馬の鋭い末脚が光る展開だったように、レース全体で先行馬が苦しく差し馬に向く展開より、前半は楽にいって後半に長く脚を使うことでスタミナを活かすレースへの適性が高いタイプ
■また、休み明けだった日経新春杯や京都大賞典ではまだ状態が芳しくなかったとの旨のコメントがされており、反対に叩き2走目以降のレースでは度々状態は良かったとの旨のコメントが出されているように明確に叩き良化型のため、数ヶ月の間隔をあけられた休み明けよりは、前走から1ヶ月以下程度の間隔で使ってくる叩き2走目以降でより狙いたいタイプ
■有馬記念では前半がスローペースから後半に早仕掛けする展開に持ち込めれば自身の好走パターンとなるが、反対に前半からある程度ペースが流れて上がりが36秒以上要する中での末脚の性能を問われると大敗するパターンの展開となる、前走の大敗でここでは人気を落としそうな点や叩き3走目で状態面での上積みが望める点は評価したく、本馬が好走できるパターンの展開になるか、同型の思惑にも考えを及ばせながら評価されたい、得意な方の展開なら通用しても、評価は先送りで

全レース分析

2歳

【1】京都2000m新馬:1着:デムーロ
・陣営は「攻めで時計は出ているし、息も整っている。走りから芝にも対応できそう」とコメントしていた、追い切りは坂路主体の1週前のみWでの調整で、1週前のWではジョッキーが騎乗して80.0 – 66.1 – 12.0が一杯で出されていた、当週は坂路で軽めの併せ馬で遅れていた
・レースは開催7日目(Aコース7日目)の馬場の中36.3 – 61.5 – 35.2の後傾1.1で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.5加速して12.1 – 11.8 – 11.7 – 11.7とゴールまで伸びる展開で、上位の上がりを使った馬が圏内を独占した
・8頭立ての大外枠から出負け気味のスタートを切ったが押して出して行ってハナへ、序盤に押して行ったが道中は落ち着いて追走しマイペースで逃げられていた、勝負所でも手綱を抱えられたまま進め残り500m付近から少しずつ促されると1馬身半ほどのリードを保って先頭で直線へ、直線では伸びて抜け出すと、外から2着馬も伸びたが差を詰めさせずに優勝

【2】ホープフルS:取消:2ヶ月:デムーロ
・陣営は「体力のある馬で、初戦は鞍上がその点を生かしてくれた。1度使ってガス抜きができた感じで口向きは良化。メンバーは強くなるが、今回も持ち味を生かせるレースができれば」とコメントしていた、追い切りは併用で時計は軽めだったが併せ馬は行われていた、1週前にはジョッキーが騎乗していた、最終は坂路で併せ馬
・その後は前日の27日に左前挫石のため出走を取り消した
・陣営からは「日曜の追い切りのあとに左前をぶつけて四分の三蹄鉄にして一度は改善したのですが、今朝(27日)痛みがあったので万全では出走できないので取り消すことになりました。肉体的に精神的にも良くなっていたので期待していただけに残念です」とコメントがあった

3歳

【3】すみれS(L)(阪神2200m):1着:4ヶ月:デムーロ
・陣営は「取消の影響はもうない。距離延長はプラス材料で、スタミナを生かせれば」とコメントしていた、追い切りは併用で全体的に時計は軽めも、併せ馬で終いにかけて伸ばすような時計が出されていた、当週はジョッキーが騎乗していた
・レースは開催1日目(Aコース1日目)の馬場の中34.5 – 60.2 – 35.0の前傾0.5で、序盤をハイペースで進めると、600-1200mは12.7 – 13.0 – 13.3とガッツリ緩めた、ラストは残り5Fから1.3加速して12.0 – 11.5 – 11.2 – 11.8 – 12.0と伸びてラストはゴールへ失速する展開
・10頭立ての9番枠から出負け気味のスタートを切ると行き脚が付かずやや促される格好で後方を追走した、向正面では馬群の一番外へ出して促されて進出し、3角では好位の外のポジションになっていた、勝負所ではその勢いで先頭に並びかけるようにして進めると並走する形の先頭で直線へ、直線ではしぶとい脚で抜け出すと、ラストは外から2着馬が上がり最速の脚で伸びたが1馬身半リードをキープして優勝
・向正面の残り5F手前の地点から脚を使ってラストもしぶとく伸ばしているようにスタミナ、持久力の部類が武器

【4】皐月賞:12着:1ヶ月半:デムーロ
・陣営は「初戦とは違う形の競馬になったが、途中で動いて持ち味のスタミナをうまく発揮できた。能力の高さを再確認できたね。今回も乗り方は任せるが、スタミナ勝負に持ち込みたい」とコメントしていた、追い切りは併用で1週前、当週はWでの調整、1週前のWである程度時計を出して、当週はそれよりも軽い時計というパターン、初の関東遠征で馬体は-10kgしていた
・レースは開催16日目(Bコース6日目)の馬場の中34.2 – 57.5 – 35.8の前傾1.6で、前半を11.8以下が続くハイペースで進めると、ラスト4Fは12.0 – 12.1 – 11.7 – 12.0と加減速の少ない展開で1:57.1のコースレコード
・外枠からあおり気味のスタートで出遅れると枠なりに控えて後方の外を追走した、道中は少し口向きが難しそうに見せるシーンもあったが基本的にはペースが流れているのもあって落ち着いて追走できていた、勝負所では残り4F過ぎから馬群の外で促されると、3, 4角中間ではアーバンシックに内を突かれて進路をさらに外にし、4角ではレガレイラに内を突かれて大きく弾かれる形になって後方の大外から直線へ、直線では手応えはまだありそうではあったが鞍上は追わずに12着敗戦
・レース後鞍上は「元気すぎるぐらいで、集中していなかったです。能力は高いのですが、まだ馬が子供であまり競馬を分かっていない感じですね」とコメントしていた
・4角では明確に接触があって弾かれたというよりは、少しの干渉で馬が驚いて外へとんでいる様子だった

【5】日本ダービー:4着:1ヶ月半:池添
・陣営は「4角で内から出てきた馬に反応して、外へ逃避してしまった。まだ精神的に幼い面はあるけど、スタミナが豊富でこの舞台は合うと思う。持ち味を生かせる展開に持ち込めれば」とコメントしていた、追い切りは前走と同様のパターンも、1週前には自己ベスト79.5 – 65.7 – 11.6が一杯で出されて併せ先着していた、当週もWでの併せ馬で時計は終い重点、1週前当週とジョッキーが騎乗していた、関東への連続輸送で馬体は前走からさらに-8kgしていた
・レースは開催12日目(Cコース2日目)の馬場の中36.3 – 62.2 – 33.8の後傾2.5で、前半をスローペースで進めると、ラストは残り5Fから1.0加速して11.7 – 11.3 – 11.1 – 11.2 – 11.7と伸びる展開
・最内枠から五分のスタートを切ったが控えて最後方を追走した、向正面では進路を外へ切り替えて外から進出した馬に付いていくような形で進出し、3角では中団前目の外を追走していた、勝負所では残り5F過ぎからそのまま促して行って1列目にいた2頭から1馬身ほどの差の3番手で直線へ、4角手前では数完歩だけ逆手前が出ていた、直線では瞬発力の差で他馬に置かれるような形になったが、ゴール前では盛り返す形で勝ち馬から0.7秒差の4着
・レース後鞍上は「ゲート裏の雰囲気は前回よりもいいと厩務員さんから言われました。内枠だけに先行するつもりだったんですけど二歩目のスピードの乗りがもうひとつだったので、切り替えて後ろから。向正面でミルコ(デムーロ=コスモキュランダ)が動いてきた後をワンテンポ遅らせて動いていって、この馬の特長である長くいい脚を生かそうと思いました。直線でしんどくなってから差し返す根性を見せての4着。ポテンシャルありますね。秋以降、成長した姿が楽しみです」とコメントしており、強みがスタミナであることを明確にしている
・その後は秋の神戸新聞杯を目標にされたが夏負けを要因に予定を切り替えられた

結論(再掲)

■気性が幼く乗り難しさのある馬で、道中に1頭になると遊んで集中できない面があれば、右回り左回り関係なくコーナーでは早めに手前を替えてしまったりしてタイトにまわることができない面もある
■本馬の強みはとにかくスタミナや持久力で、末に鋭い脚を使えない面から、先行してスタミナを活かす押し切りや、残り5F程度から早め早めに動かして行ってスタミナを活かし切るレースをするため、上記の気性的な難しさと相まって好走レンジが比較的狭く、全てがハマった時に阪神大賞典のように高いパフォーマンスを出せるタイプである
■これまでにパフォーマンスの高かった日本ダービー4着、阪神大賞典1着はいずれもレースの前半がスローペースの流れから、後半の5-6Fからレースのラップが早まってラストまで大きくは失速せず4角で好位の馬がポジション利も活かせる展開だったが、一方で、4歳になってから大敗した日経新春杯と前走のジャパンCは共にレースが2200m以上あるにも関わらず前半の3Fを34.5で入るハイペースから、ラストは前が苦しくなって差し馬の鋭い末脚が光る展開だったように、レース全体で先行馬が苦しく差し馬に向く展開より、前半は楽にいって後半に長く脚を使うことでスタミナを活かすレースへの適性が高いタイプ
■また、休み明けだった日経新春杯や京都大賞典ではまだ状態が芳しくなかったとの旨のコメントがされており、反対に叩き2走目以降のレースでは度々状態は良かったとの旨のコメントが出されているように明確に叩き良化型のため、数ヶ月の間隔をあけられた休み明けよりは、前走から1ヶ月以下程度の間隔で使ってくる叩き2走目以降でより狙いたいタイプ
■有馬記念では前半がスローペースから後半に早仕掛けする展開に持ち込めれば自身の好走パターンとなるが、反対に前半からある程度ペースが流れて上がりが36秒以上要する中での末脚の性能を問われると大敗するパターンの展開となる、前走の大敗でここでは人気を落としそうな点や叩き3走目で状態面での上積みが望める点は評価したく、本馬が好走できるパターンの展開になるか、同型の思惑にも考えを及ばせながら評価されたい、得意な方の展開なら通用しても、評価は先送りで

Gregory

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