紫苑Sの各馬分析11頭目はケリフレッドアスク。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
紫苑Sの過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上)
ケリフレッドアスク:ドゥラメンテ×ディープインパクト:前走中京1600m1勝クラス1人気4着:西塚
結論
■これまでいずれのレースでも先行してしっかりと折り合う競馬をしており、かなり優等生な競馬ができるタイプである
■明確に差しに展開が向いたオークスでは道中で2番手を追走しながら8着と大きくは負けずに強さを示したが、前走の1勝クラスでは末脚を求められる展開で4着に敗戦した、現状は末を求められる展開より先行力と持久力を活かせる展開が良い
■今回の紫苑Sに向けては距離延長はプラスのイメージで、安定して優等生な競馬ができる点も信頼できる、末がない分勝ち味に遅いので連はどうかも馬場や展開が向けば圏内なら、人気と相談しながら相手に入れるかを検討
全レース分析
2歳
【1】新潟1600m新馬:6着:横山典
・陣営は「ゆったり走るのでこのくらいの距離が合っていそう」とコメントしていた、追い切りは併用で目立った時計は出されていなかった
・レースは開催4日目(Aコース4日目)の馬場の中36.8 – 62.4 – 33.6の後傾3.2で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから1.2加速して11.3 – 11.0 – 11.3と伸びる高速3F戦で、4角1, 2番手の馬がワンツーし、上がり1位, 2位の馬が3, 4着した
・外目の枠からスタートすると押して促していって好位の外を追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では馬なりのままポジションを変えずに進めて好位の外から直線へ、直線ではスムーズに追い出されたが相対的に伸ばすことはできず6着まで
【2】中京1600m未勝利:3着:4ヶ月半:西塚
・陣営は「前走は上がりの速い決着で流れが向かなかった」とコメントしていた、追い切りは前走から変わって坂路オンリーで調整され、馬体は+10kgしていた、チークピーシーズを新たに着用していた
・レースは開催6日目(Bコース2日目)の馬場の中34.6 – 58.7 – 35.9の前傾1.3で、前半をやや飛ばして入ると、ラストは残り4Fから0.4加速して11.9 – 11.9 – 12.1と少し上がりを要する展開で、上位の上がりを使った馬が4着までを独占した
・外枠からスタートすると出ていって枠なりに中団前目の外を追走した、道中は落ち着いて追走できていた、勝負所では残り4Fから促され前との差を詰めると中団前目の外になって直線へ、直線ではじわじわと加速するような脚でゴール前で前に迫ったが交わし切れずに3着まで
3歳
【3】京都1600m未勝利(稍重):除外:1ヶ月半:ルメートル
・陣営は「前走もチークが効いていい内容だった。ケイコの動きが良く、今度も期待」とコメントしていた、追い切りは坂路オンリーで、当週にはジョッキー騎乗で自己ベスト52.4 – 12.2が出され併せ先着していた
・馬場入場後に放馬し、両前肢挫創を発症したため競走除外された
【4】京都1600m未勝利(稍重):3着:中1週:西塚
・陣営は「競走除外の影響はない。徐々に集中力が増して、レース慣れをしてくれば」とコメントしていた、追い切りは坂路馬なりで軽めが1本、初の右回り
・レースは開催6日目(Bコース2日目)で明け方の雨の影響で稍重になった馬場の中35.2 – 59.8 – 35.7の前傾0.5で、道中を平均ペースで進めると、ラスト4Fは12.2 – 11.9 – 11.7 – 12.1と伸ばす展開、馬場は走ると掘れるような状態でかなり荒れていた
・外枠からスタートすると押して出していき、外から来た馬をハナに行かせて番手の外を追走した、勝負所では残り3Fから徐々に促されたが逃げ馬との差は詰められず1馬身ほどの差の2番手から直線へ、直線では逃げ馬に離され外から1頭に差されて3着まで
【5】中京1600m未勝利:1着:1ヶ月:西塚
・陣営は「ケイコの動きは上々。上積みが見込めるし、今度も上位争いを期待したい」とコメントしていた、追い切りは坂路が2本で当週は併せ先着していた
・レースは開催1日目(Aコース1日目)で週中に雨があった良馬場の中36.0 – 60.5 – 34.8の後傾1.2で、道中をスローペースで進めると、ラスト3Fは12.4 – 11.1 – 11.3と残り2Fからの加速が大きな展開で、4角で5番手以内の馬が4着までを独占する先行決着
・外目の枠からスタートすると出ていって好位の外を追走した、道中は落ち着いて追走し1人気馬を内へ収めるように進めた、勝負所では馬なりで加速に付き合うと2番手から直線へ、直線では外へヨレながら脚を伸ばすと後続の追撃を1馬身凌いで優勝
【6】阪神1800m1勝クラス:2着:中1週:西塚
・陣営は「タフな馬で、中1週でも引き続き出来は良好。初の千八も牝馬限定戦なら」とコメントしていた、追い切りは坂路単走で軽めが1本
・レースは開催9日目(Aコース9日目)の馬場の中35.1 – 59.5 – 34.6の後傾0.5で、道中を平均ペースで進めると、ラストは残り3Fから0.6加速して11.1 – 11.4 – 12.1とゴールへ失速する展開
・外枠からスタートするとやや控え加減で中団前目の馬群の外目を追走した、勝負所では詰まった馬群の中で加速に付き合うと前から2列目の内から4頭目になって直線へ、直線では本馬なりに脚を伸ばして前に迫ったが逃げ馬を交わせず2着
【7】スイートピーS(L)(東京1800m):3着:1ヶ月:西塚
・追い切りは坂路単走軽めオンリーで、初の関東遠征を考慮されたような調整だった
・レースは開催3日目(Aコース3日目)の馬場の中35.6 – 60.1 – 33.8の後傾1.8で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.6加速して11.4 – 11.1 – 11.3と伸びる展開
・外目の枠からスタートすると出ていって好位の外を追走した、道中は前に馬を置かない形だったが落ち着いて追走できていた、勝負所では残り3Fから少し促されて好位の外目から直線へ、直線ではしっかりと脚を使って伸びたが逃げ馬を交わせず外から1頭に交わされての3着まで
【8】オークス:8着:中2週:ディー
・陣営は「中2週だけど疲れはなく、いい状態。力んでガンガン行くタイプではないし距離は大丈夫」とコメントしていた、追い切りはWと芝で1本ずつでいずれも時計は軽めの単走だった、当週にはジョッキーが騎乗していた
・レースは開催10日目(Bコース4日目)で前日の雨の影響があり稍重から良へ回復した馬場の中34.8 – 60.0 – 34.7の後傾0.1で、序盤を速めのペースで入ったが中盤は12.5以上が6F続いて緩む形、ラストは残り3Fから0.9加速して11.6 – 11.4 – 11.7と伸びて上がり3位以内を使った馬が圏内を独占し、7位までを使った馬が7着までを独占する末脚決着
・外枠からスタートすると出ていってさらに外の馬を行かせて2番手の外目を追走した、道中はしっかりと折り合って追走できていた、勝負所では少しずつ前に並びかけて2番手から直線へ、直線では懸命に伸ばしたが脚を溜めていた組には抗えず1.0秒差の8着まで
・レース後鞍上は「厩舎スタッフがすごくいい状態に仕上げてくれました。まだ体が大きくなっていない中でも、一生懸命に現状のパフォーマンスを出してくれました。いろいろと良くなるところしかないので、成長してくれれば」とコメントしていた
・序盤が流れて明確に差しに展開が向いたことを思えば十分走っている
【9】中京1600m1勝クラス:4着:2ヶ月半:西塚
・追い切りは坂路での単走オンリーで、2週続けてジョッキーが騎乗していた、2ヶ月半の休み明けで馬体は+8kgしていた、初の古馬との対戦
・レースは開催5日目(Aコース5日目)の馬場の中35.1 – 58.6 – 33.8の後傾1.3で、道中を平均ペースで進めると、ラストは残り3Fから0.3加速して11.4 – 11.1 – 11.3と伸びる展開で、上位の上がりを使った馬が圏内を独占した
・内枠からスタートすると直後に躓いたが大きなロスはなく出ていって好位の外を追走した、勝負所では残り4Fから外へ持ち出されて進出を開始すると前との差を詰めて1列目の内から3頭目になって直線へ、直線では本馬なりに脚を使ったが伸ばせず4着まで
結論(再掲)
■これまでいずれのレースでも先行してしっかりと折り合う競馬をしており、かなり優等生な競馬ができるタイプである
■明確に差しに展開が向いたオークスでは道中で2番手を追走しながら8着と大きくは負けずに強さを示したが、前走の1勝クラスでは末脚を求められる展開で4着に敗戦した、現状は末を求められる展開より先行力と持久力を活かせる展開が良い
■今回の紫苑Sに向けては距離延長はプラスのイメージで、安定して優等生な競馬ができる点も信頼できる、末がない分勝ち味に遅いので連はどうかも馬場や展開が向けば圏内なら、人気と相談しながら相手に入れるかを検討
Gregory