大阪杯の各馬分析7頭目はアルナシーム。
結論に買い・消しなどの大方の見解とその根拠などを記載しているため、簡単には結論を見ていただければ十分かと思います。
大阪杯の過去レース分析とそれから得られた分析結論(レース傾向など)についてはこちらから。
基本情報(馬名:馬齢:血統(父×母父):前走:鞍上:斤量)
アルナシーム:牡6歳:モーリス×ディープ:前走中山記念5人気12着:横山典
結論
■母父はディープであるものの父モーリス(Robert系)の色が強く、末脚はキレるというよりは持続的で減速しないようなタイプのため、ラストに瞬発力が求められるような展開より道中のペースが流れて上がりを要する展開で持続的な脚で差す競馬がベストである
■距離適性は、マイルでも追走こそできるものの、1800mや2000mに比べて末の鋭さが要求されやすいという意味でマイナスで、道中が流れて比較的上がりを要する1800-2000mがベストの条件である
■本馬が得意とする「道中が流れて上がりを要する展開」では(馬場やどの程度流れるかにもよるが)基本的にコーナーで内をまわす方がロスが少なく、また、本馬は内回りコースでも上手にコーナリングできるため、OPクラスで連対した4戦のうち3戦で4番以内の内枠だった、鋭い末脚がない分勝負所で外をまわして全馬を差し切るような競馬ができるタイプではないため、特に内回りや直線の短い条件では内枠のタイミングで狙いたい
■過去の陣営のコメントや戦績から見て道悪と左回りは明確にマイナスで割引きが必要
■テンこそ速くないが、もともと前進気勢が強く気の良いタイプのため、コーナーまでが長いコースで外枠などの条件であれば、鞍上の意図次第で先行もできる
■大阪杯では道中がスローペースになって内前が恵まれる展開になると苦しいものの、自身が内枠に入って、速い逃げ馬やまくりの影響で道中のラップが締まって上がりがかかれば出番が来る可能性はある、イメージは序盤を飛ばして入ってラスト3Fが11.5 – 11.8 – 12.5と減速し人気馬が力を出しきれなかった2022年のポタジェ、まず人気はないだろうことから条件が揃えば重たい印も
全レース分析
2歳
【1】函館1800m新馬:1着:武豊
・陣営は「小柄でもバランスが良く、攻めでも動けている。素質を感じる馬で初戦から」とコメントしていた、追い切りは函館のWと芝とダートの併用で、併せ馬も盛んに行われていた
・レースは36.4 – 61.5 – 36.1の後傾0.3で、道中をスローペースで進めると、ラスト3Fは12.3 – 11.8 – 12.0と残り2Fからの加速が大きな展開で、上がり3位以内を使った馬が圏内を独占した
・内枠からゲートでの駐立が悪く遅めのスタートを切ると、行きたがるのを抑えられながら後方を追走した、向正面に入ると進路を外に切り替えられ抑えられながらも進出して3角では中団後方の大外を追走していた、勝負所では残り3Fから促されて進出すると前から3列目の大外になって直線へ、直線では内へヨレながらも2位より0.7秒速い上がり最速35.4で伸びると抜け出して2馬身差の完勝、ここでは力が違った
【2】東スポ杯2歳S:6着:4ヶ月半:武豊
・追い切りは併用で、1週前のWでは79.5 – 63.5 – 12.4が出されていた、当週は単走馬なりで軽めの時計、4ヶ月半の休み明けで馬体は+20kgしていた
・レースはCコース替わり初週の馬場の中36.2 – 60.3 – 34.3の後傾1.9で、序盤をスローペースで入ると、残り5Fから0.7加速して11.7 – 11.6 – 11.0 – 11.9 – 11.4と伸びる展開で上位の上がりを使った2頭でのワンツー決着
・外枠からあおって出遅れると、頭を上げて引っかかりながら最後方を追走した、向正面では完全にコントロールが利かず馬群から離された外をポジション押し上げてしまい3角では逃げ馬と並んで追走していた、勝負所では残り3F手前で逃げ馬を交わして2馬身ほどの差をつけて先頭で直線へ、直線では残り350m付近から本格的に追い出されてそこそこ伸びてはいたが外から鋭く伸びる組には抗えず6着敗戦
・レース後に鞍上は「ノーコントロールでした。返し馬では何とか我慢していましたが……。勿体ないです。気性が問題ですね」とコメントしていた
【3】朝日杯FS:4着:1ヶ月:池添
・陣営は前走について「力んでコントロールが利かず、普通なら大敗してもおかしくないなかで踏ん張っていたからね。能力は高い」とコメントしていた、追い切りはWオンリーで終い重点の内容だった
・レースは34.3 – 58.3 – 35.2の前傾0.9で、序盤をハイペースで進めると、600-1200mを11.9 – 12.1 – 11.9とやや緩めて、ラスト2Fは11.2 – 12.1と残り2Fから前が変わって加速する展開で、同率を含めて上がり5位以内を使った5頭で5着までを独占する差し決着
・内枠からややあおって出遅れると後方のインを追走した、道中ではレースの流れもそれなりに速かったものの頭を上げて引っかかる場面もあった、勝負所では終始最内を追走すると中団後方のインになって直線へ、直線では馬群の一番内をスムーズに追われるとラストまで懸命に脚を伸ばしたが、外から鋭く伸びた組には抗えず、3着から1.3/4馬身離された4着まで
・レース後に鞍上は「テンションに関しては、メンコなどをつけて、ゲート裏まで落ち着いて行けました」とコメントしていた
3歳
【4】阪神1800m1勝クラス:2着:2ヶ月:福永
・陣営は「中間は落ち着きが出て、ハミ受けも随分と良化」とコメントしていた、追い切りはWと坂路の併用で併せ馬も行われていたが遅れていた
・レースは雨の降る良馬場の中38.6 – 64.4 – 32.9の後傾5.7で、道中をかなりのスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.9加速して11.4 – 10.4 – 11.1とラストまで伸びる高速上がり戦で、同率を含めて上がり3位以内を使った3頭で圏内を独占した
・7頭立ての6番枠からスタートすると中団の外を追走した、道中は行きたがってはいたが引っかかるほどではなかった、勝負所では残り3F過ぎから馬なりで進出して前から2列目の内から3頭目から直線へ、直線では上がり最速32.9の脚で力強く伸びたが最後まで逃げ馬との差を詰められず2着まで
【5】スプリングS(稍重):7着:1ヶ月:福永
・追い切りはW主体週末坂路での調整で、オール単走で時計は軽め、2週続けて鞍上が騎乗していた
・レースは前日に雨が振って重から乾いた稍重の中36.7 – 60.8 – 35.3の後傾1.4で、道中をややスローペースで進めると、ラスト3Fは12.0 – 11.3 – 12.0と残り2Fからの加速が大きな展開
・外枠からスタートするとハミとやや喧嘩しながら中団の外を追走したが、向正面以降はなんとか折り合いの中で追走できていた、勝負所では残り3F過ぎから外から進出を開始し中団の外になって直線へ、直線ではまわりと同程度の脚しか使えず7着まで
・レース後に鞍上は「ゲートもスムーズで出も良かったです。折り合いもピッタリついて、あとは弾けるだけだと思い、満を持して外に出したのですが伸びませんでした。ロスのない競馬だったので、馬場が影響したのか何なのか、今の時点では敗因が特定できません」とコメントしていた
【6】阪神1800m1勝クラス:1着:3ヶ月:福永
・追い切りはW主体週末坂路での調整で、当週は単走で終い重点
・レースは35.1 – 59.7 – 34.3の後傾0.8で、道中をややスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.6加速して11.6 – 11.0 – 11.7と伸びる展開で、上位の上がりを使った2頭のワンツー決着
・内枠からスタートすると内にはこだわらず好位の外を追走した、道中は折り合ってスムーズに進めると、勝負所では残り3F付近から徐々に促されて好位の外から直線へ、直線では手応え軽く追い出しを待って残り250mからスパートして優勝
【7】阪神1600m2勝クラス:1着:3ヶ月半:福永
・追い切りは併用で、当週には坂路単走で自己ベスト51.7 – 12.3が出されていた、3ヶ月半の休み明けで馬体は+6kgしていた
・レースは開催1日目(Aコース1日目)の馬場の中35.2 – 58.2 – 34.3の後傾0.9で、道中を平均ペースで進めると、ラスト4Fは11.5 – 11.6 – 11.0 – 11.7と残り2Fからの加速が大きな展開で、上がり3位以内を使った馬で圏内を独占した
・内枠からスタートすると出て行って好位のインを追走した、道中はやや行きたがっていたが折り合いの中ではあった、勝負所でもそのままスムーズに進めると好位のインから進路を求めて少し外へ出されて直線へ、直線では馬なりで前との差を詰めて残り300mから本格的に追い出されると上がり最速33.4の脚でゴールまで力強く伸びて優勝、ここでもまだ能力的には余裕がある
【8】東京1600m3勝クラス:6着:1ヶ月半:福永
・追い切りは併用で、1週前にはジョッキー騎乗で81.4 – 64.5 – 11.8の好時計が出されていた、馬体はさらに+8kgしていた
・レースはCコース替わり初週の馬場の中34.7 – 57.9 – 34.1の後傾0.6で、道中を平均からやや早めのペースで進めると、ラストは残り3Fから0.5加速して11.2 – 11.1 – 11.8と伸びる展開で、4角6番手以下から上位の上がりを使った馬が圏内を独占する差し決着
・最内枠からスタートすると馬なりで中団のインを追走した、道中では前に馬が入ってくるシーンもあったが終始落ち着いて追走できていた、勝負所でもポジションは変わらず中団のインから外へ出されるようにして直線へ、直線では狭い進路を上手くロスのないように追われたが相対的には伸ばしきれず6着まで
4歳
【9】阪神1600m3勝クラス(稍重):10着:3ヶ月:鮫島克
・陣営は「前走は内で窮屈な形に」とコメントしていた、追い切りは併用で2週前にはジョッキー騎乗一杯でW6Fの自己ベスト77.4 – 64.0 – 12.2が出されていた、馬体は+6kgで3戦連続のプラス体重
・レースは曇りで乾いていく稍重の中35.6 – 59.7 – 34.3の後傾1.3で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り3Fから0.6加速して11.3 – 11.0 – 12.0と伸びる展開で、4角5番手以内の馬が4着までを独占する先行決着
・大外枠からスタートすると控えて後方の外を追走した、勝負所では残り3Fから徐々に促されて後方の大外から直線へ、直線では伸ばせず前に迫れずの10着敗戦
・内枠主導の隊列で内前で決まったことを考えれば展開は向いていなかった
【10】阪神1400m3勝クラス:4着:1ヶ月半:坂井
・陣営は「前走は折り合いを考えて大事に運び過ぎたかも」とコメントしていた、追い切りは距離短縮を意識してかオール坂路での調整で、当週にはジョッキーが騎乗していた
・レースは34.3 – 34.2の後傾0.1で、序盤を平均程度のペースで進めると、ラストは残り3Fから0.2加速して11.3 – 11.0 – 11.9と伸びる展開
・内目の枠からスタートすると外目へ誘導されて後方の外を追走した、勝負所では残り3Fから促されると後方の大外から直線へ、直線では上がり2位33.1の脚で力強く伸びて前に迫ったが、自身より内前から抜け出した馬には及ばずの4着まで
【11】阪神1800m3勝クラス:1着:2ヶ月半:坂井
・追い切りは併用で、Wでは好時計が出され併せ馬も行われていた、ハンデ56kg
・レースは開催5日目(Bコース5日目)の馬場の中35.0 – 59.0 – 33.9の後傾1.1で、序盤を少し早めのペースで入ると、600-1200mを12.2 – 11.8 – 11.8と緩めて、ラストは残り3Fから0.7加速して11.1 – 11.2 – 11.6と伸びる展開で、逃げ馬と上位の上がりを使った4頭で5着までを独占した
・外枠からスタートすると特段押しては行かず、3角までにじわーっとハナに立った、道中は折り合って追走できていた、その後はスムーズに進めると2番手と半馬身ほどの差の先頭で直線へ、直線では各馬鋭く伸びてきたがラストまで凌いで優勝
【12】函館記念(稍重):6着:1ヶ月:鮫島克
・追い切りは函館の芝主体の調整で、オール単走馬なりだった、ハンデ55kg
・レースは開催12日目(Bコース4日目)の稍重の中35.4 – 60.0 – 36.6の前傾1.2で、道中は平均程度のペースで進めるとラスト4Fは12.3 – 12.0 – 12.2 – 12.4と一部加速ありながらもラストは失速して上がりのかかる展開で、1-5着が3角7番手以下の差し有利
・外枠からスタートすると枠なりに中団前目の外を追走した、道中は折り合いの中で追走できていた、勝負所では残り3F過ぎから促され、4角を手前にムチも入れられたが番手を上げることはできずに中団前目の外から直線へ、直線では本馬なりに伸ばしてはいたが上位争いには加わりきれず、2着から0.1秒差の6着まで
・レース後に鞍上は「本来は良馬場でやりたかったです」とコメントしていた
【13】ケフェウスS(OP)(阪神2000m):2ヶ月:8着:坂井
・追い切りは併用で最終は坂路で併せ馬、ハンデ55kg
・レースは開催3日目(Aコース3日目)の馬場の中34.4 – 57.1 – 36.5の前傾2.1で、道中をハイペースで飛ばして進めると、ラスト3Fは11.8 – 12.4 – 12.3と上がりを要する展開で、4角で6番手以下から上位の上がりを使った馬が圏内を独占する差し決着
・内枠からスタートすると押して出して行って逃げ馬から4馬身差ほどの2番手を追走した、道中は速いペースを淡々と追走し、3番手を6馬身ほど離していた、勝負所では残り3F過ぎから促されて逃げ馬を交わして先頭に立って直線へ、直線では序盤こそ抗っていたが、ラストは脚を溜めていた組に飲み込まれて8着
【14】カシオペアS(L)(京都1800m):1着:1ヶ月半:鮫島克
・追い切りは併用で、1週前にはジョッキー騎乗で6F79.6 – 65.0 – 11.7が単走馬なりで出されていた
・レースは開催9日目(Aコース9日目)の馬場の中34.3 – 57.6 – 35.4前傾1.1で、序盤をハイペースで進めると、ラスト3Fは12.4 – 11.3 – 11.7と前が変わって加速するラップ
・中枠外目からスタートすると出て行って中団前目の外を追走した、勝負所では手綱を抱えたまままわってくると4角の出口から追い出されて中団前目の外から直線へ、直線ではキレる感じではなかったが減速しないような伸びでラストまで伸ばすと1.1/4馬身抜けて完勝
5歳
【15】京都金杯:11着:2ヶ月:鮫島克
・追い切りは併用、ハンデ57kg
・レースは開催1日目(Aコース1日目)の馬場の中33.7 – 56.7 – 37.1の前傾3.4で、道中をハイペースで進めると、ラスト3Fは11.8 – 13.0 – 12.3と上がりを要する展開
・外枠からスタートすると、枠なりに中団後方外目の馬群を追走していた、道中は地面が掘れて芝が飛んでおり冬場のタフな馬場だった、勝負所では残り3F過ぎから促されて中団後方の外から直線へ、直線では本馬なりに伸ばしてはいたが前には迫れず11着敗戦
・レース後鞍上は「スタートは出たけど、外の馬が速くて思ったポジションが取れなかった。内に入れたかったけど、枠や緩い馬場などがあって、今回はかみ合いませんでした」とコメントしていた
・全体的には荒れ目の馬場だったものの開幕初日であったことを考えると、ハイペースでは内目を追走できた馬が有利だった印象で、展開は向いていない
【16】小倉大賞典:4着:1ヶ月半:鮫島克
・陣営は「前走は前が残る特殊な馬場で、展開的にも厳しかった。今の荒れた馬場がどうかだが、平たんの千八はベスト」とコメントしていた、追い切りは併用で時計は比較的軽め、オール単走だった、ハンデ57kg
・レースは開催12日目(Bコース4日目)の馬場の中35.0 – 57.2 – 36.5の前傾1.5で、道中をハイペースで進めると、ラスト3Fは11.6 – 12.4 – 12.5とゴールへ失速して上がりを要する展開で、上位の上がりを使った2頭のワンツーだったものの、4角3番手以内の3頭も3-5着に残していた
・中枠内目からスタートすると押して出して行って中団前目の外を追走した、勝負所では残り3Fから追い出しを開始されると好位の外目から直線へ、直線では本馬なりに脚を使ったが、自身より後方外から脚を伸ばした組に差されて4着まで
・レース後鞍上は「ペースが流れてカシオペアSで勝った時のような形で運べた。競馬はスムーズに運べたけど、前を捕まえに行った分、止まった」とコメントしていた
【17】ダービー卿CT(稍重):9着:1ヶ月半:横山和
・追い切りは併用で、1週前にはジョッキーを乗せてW一杯で速めの時計が出されていた、当週は坂路で単走馬なり、ハンデ57kg
・レースは開催11日目(Bコース1日目)の稍重の中35.5 – 57.8 – 35.1の後傾0.4で、道中は11.3以下が続く持続的なラップで進めると、ラスト3Fは11.4 – 11.4 – 12.3とラスト1Fラップを落とす展開で、3-6着には差しも入っていたものの、道中1, 2番手の馬でのワンツー決着
・中枠からスタートすると馬なりで後方の馬群を追走した、勝負所では他馬に遅れて最後方になって大外に出されて直線へ、直線ではよく脚を伸ばしていたが9着まで、中山マイルはマイルの中でも追走力が求められるが、ここは距離が足りない印象
・レース後鞍上は「鮫島克駿騎手から聞いていた通り、1600メートルの距離と緩い馬場はやはり合わなかったので、今日のところは仕方ないですね」と馬場および距離への適性についてコメントしていた
【18】都大路S(L)(京都1800m):2着:1ヶ月半:横山典
・陣営は「現状千六は短い」とコメントしていた、追い切りは併用で1週前にはWでジョッキーが騎乗して79.9 – 65.0 – 11.7が一杯で出され併せ先着していた、当週は坂路単走で終い重点
・レースは開催7日目(Bコース1日目)の馬場の中35.4 – 59.8 – 33.6の後傾1.8で、道中をスローペースで進めると、ラストは残り4Fから0.8加速して11.4 – 11.4 – 10.9 – 11.3と伸びる展開で、上位の上がりを使った3頭が圏内を独占する末脚決着
・内枠からややあおるようなスタートを切ると、出して行って中団のインを追走した、道中は折り合って終始最内を追走していた、勝負所でも最内をまわってくると直線でも馬群の一番内を突くようにして直線へ、直線では2番手から抜け出した勝ち馬が最内へよれて来たのを交わすように外へ出されて追われると、ラストまで減速しないような伸びで迫ったが交わせずの2着まで
・勝負所ではかなり上手く最内をまわってきており、この競馬ができるなら直線の短いコースでも
【19】エプソムC:5着:1ヶ月:横山典
・陣営は「以前は右手前になった時の伸びがいまいちだったけど、しっかりした今なら左回りも克服できていい」とコメントしていた、追い切りはW単走が2本で2週続けて鞍上が騎乗しており、1週前には自己ベスト76.5 – 62.1 – 12.0が出されていた
・レースは開催16日目(Cコース6日目)の馬場の中35.2 – 58.3 – 34.6の後傾0.6で、前半を11.6以下が続く持続的なペースで進めると、1000-1200mを11.8と少し緩めて、ラストは残り3Fから0.3加速して11.5 – 11.5 – 11.6と伸びる展開
・外枠からスタートすると出て行って好位の外を追走した、勝負所では進路を少し内へ取って好位の馬群の位置取りとなって直線へ、直線では残り200mまで左手前のまま走っており伸ばしきれずに3着とタイム差なしの5着まで
・レース後に陣営は「左回りに関しては、直線で手前を替えていなかったりぎこちなかった気がしますが、それでもよく頑張ってくれました」とコメントしており左回りでは割引が必要
【20】中京記念(小倉1800m):1着:1ヶ月半:横山典
・陣営は「頑張ってくれたけど、手前の変え方がぎこちなかったし、やはり右回りがベスト」とコメントしていた、追い切りは併用でオール単走、3週続けて鞍上が調教を付けていた、ハンデ57kg
・レースは開催8日目(Bコース4日目)の馬場の中34.3 – 57.5 – 37.3の前傾3.0で、前半をハイペースで進めると、ラスト4Fは12.4 – 12.5 – 12.5 – 12.3とかなり上がりのかかる展開で、8着までの全馬が3角で6番手以下の差し決着
・内枠からスタートすると馬なりで中団のインを追走した、道中は折り合って追走できていた、勝負所では軽い手応えのまま前との差を詰めて、ラストは残り400mから進路を求めて少し外に出して追い出されてインアウトで直線へ、直線では相変わらずしぶとい脚を伸ばすと、ラストは斤量を背負わされていた人気2頭が迫ったが凌いで優勝
・レース後に鞍上は「きょうは位置取りにはこだわらずに行きました。とても繊細な馬で、きょうはリズムだけ気をつけて乗りました。馬場が緩く、最後はモタモタしましたが、よくしのいでくれました」とコメントしていた
・2, 3着馬に対しては斤量をもらっている中で内枠から終始内を通って、上がりのかかるハイペースの展開を4角で完璧なインアウトを決めた、展開もろもろはかなり向いていた
【21】富士S:6着:3ヶ月:横山典
・約1年半ぶりに3ヶ月以上の休養を入れられての参戦、陣営は「放牧を挟んでここを目標に調整し仕上がりは良好。左回りがどうかだけど、千六の方がレースはしやすそう」とコメントしていた、追い切りはオールWで単走での調整で、2週続けて鞍上が騎乗していた、1週前には速い時計も出されていた
・レースは開催5日目(Aコース5日目)の馬場の中34.2 – 58.1 – 34.0の後傾0.2で、前半をハイペースで進めると、600-1000mを11.9 – 12.0と緩めて、ラストは残り3Fから0.5加速して11.5 – 11.2 – 11.3と伸びる展開
・外目の枠からスタートすると出て行って中団前目の外を追走した、勝負所では残り3Fから促されて前との差を詰めると好位の馬群の位置取りとなって直線へ、直線では進路を求めて外へ出されるとラストまで本馬なりに伸ばしてはいたものの、マイルのGⅠ級が相手では相対的に伸ばせるほどではなく、3着から0.2秒差の6着まで
・レース後に陣営は「楽にポジションを取れたのは意外でした、左回りのマイルにも対応して、手前もエプソムCの時よりキレイに替えてくれました」とコメントしていた
【22】マイルCS:11着:1ヶ月:藤岡佑
・陣営は「休み明けの感じがあったし、左回りでもあってもうひと伸びなかったけど、内容自体は良かった」とコメントしていた、追い切りは併用で2週続けて鞍上が騎乗していた、時計は終い重点で速い所はなし
・レースは開催14日目(Bコース6日目)の馬場の中33.8 – 57.5 – 34.5の前傾0.7で、入りの3Fを飛ばして入ると600-1000mでは11.9 – 11.8と緩んで、ラストは残り3Fから0.2加速して11.6 – 11.4 – 11.5と伸びる展開
・外目の枠からスタートすると出て行ったが外からの馬も速く後方の外を追走した、道中は折り合って追走できていた、勝負所では残り500m付近から促されると後方の馬群の位置取りとなって直線へ、直線では本馬なりに伸ばして数頭交わしていったものの、上位争いからは遠く11着敗戦
・レース後に鞍上は「落ち着いてスムーズに走ることができましたが、マイルのGIだと他の馬もスピードがあって、ポジションが下がってしまいました」とコメントしていた
6歳
【23】中山金杯:1着:1ヶ月半:藤岡佑
・陣営は前走について「GIの千六はさすがに忙しかった」とコメントしていた、追い切りは併用で全体的に終い重点で速い時計は出されていなかった、ハンデ58kg
・レースは開催10日目(Bコース1日目)の馬場の中34.9 – 58.7 – 35.7の前傾0.8で、先行争いが終了した3F目からゴールまで11.9付近が続く持続的な展開
・内枠からスタートすると出して行って中団のインを追走した、道中は最内でしっかりと折り合って追走できていた、向正面での流れから3角時点では中団後方のインになると、勝負所では残り3F過ぎから促されて中団からインアウトで外目へ出されて直線へ、直線では力強く上がり3位34.6の脚で伸ばすと抜け出して1.1/4馬身差の完勝
・レース後鞍上は「まずマイルチャンピオンシップの時より状態がすごく良かったです。前走は流れが忙しいという印象で、2000mの方が(良い)と進言させてもらいました(中略)、思っていたより一列、二列後ろになったのですが、流れているなという感じでした。ただ、ずっと手応えが良くて、なだめながらという感じで、そのイメージで競馬したかったです」とコメントしていた
【24】中山記念:12着:2ヶ月:藤岡佑
・陣営は「調教でも鞍上の指示を待てるようになったし、精神的にも大人になってきた」とコメントしていた、追い切りは併用、オール単走で引き続き全体から速い時計は出されていなかった
・レースは開催2日目の馬場の中35.6 – 58.5 – 34.8の後傾0.8で、2F目からゴールまで11.5付近が続く持続的な展開、同率を含めて上がり4位以内の4頭が4着までを独占する末脚決着
・中枠外目からスタートすると控えて中団の外を追走した、道中は折り合って追走できていた、勝負所では馬群の一番外を残り700m付近から徐々に促されたが、外をまわっている分前との差を詰められず後方の大外になって直線へ、直線では伸ばせず12着敗戦、勝負所でも持続的なラップの中外をまわした分、ラストは脚が残っていなかった
・レース後鞍上は「馬の具合はとても良かったです。枠的に内へ潜り込めませんでした。それに、向正面から自力で脚を使うことになり、その分、最後は苦しくなりました」とコメントしていた
結論(再掲)
■母父はディープであるものの父モーリス(Robert系)の色が強く、末脚はキレるというよりは持続的で減速しないようなタイプのため、ラストに瞬発力が求められるような展開より道中のペースが流れて上がりを要する展開で持続的な脚で差す競馬がベストである
■距離適性は、マイルでも追走こそできるものの、1800mや2000mに比べて末の鋭さが要求されやすいという意味でマイナスで、道中が流れて比較的上がりを要する1800-2000mがベストの条件である
■本馬が得意とする「道中が流れて上がりを要する展開」では(馬場やどの程度流れるかにもよるが)基本的にコーナーで内をまわす方がロスが少なく、また、本馬は内回りコースでも上手にコーナリングできるため、OPクラスで連対した4戦のうち3戦で4番以内の内枠だった、鋭い末脚がない分勝負所で外をまわして全馬を差し切るような競馬ができるタイプではないため、特に内回りや直線の短い条件では内枠のタイミングで狙いたい
■過去の陣営のコメントや戦績から見て道悪と左回りは明確にマイナスで割引きが必要
■テンこそ速くないが、もともと前進気勢が強く気の良いタイプのため、コーナーまでが長いコースで外枠などの条件であれば、鞍上の意図次第で先行もできる
■大阪杯では道中がスローペースになって内前が恵まれる展開になると苦しいものの、自身が内枠に入って、速い逃げ馬やまくりの影響で道中のラップが締まって上がりがかかれば出番が来る可能性はある、イメージは序盤を飛ばして入ってラスト3Fが11.5 – 11.8 – 12.5と減速し人気馬が力を出しきれなかった2022年のポタジェ、まず人気はないだろうことから条件が揃えば重たい印も
Gregory