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アラタ 【札幌記念2022】

基本情報

アラタ:牡5歳:キンカメ×ハーツクライ:函館記念2人気6着:横山武

結論

■基本数ヶ月の休み明けでも中2週でもパフォーマンス出してくるため、間隔によらず自分の力を出してくることは信頼して良い、例外として【14】戦目都大路S(L)のように追い切りで遅れて陣営からも弱気発言が出たタイミングでは疑いたい
■キレのある末脚が使えないため、上がりも時計もかかる展開で先行勢に辛い展開の中末脚を伸ばす競馬がしたいが、【15】戦目函館記念のように道悪の特殊馬場では馬場が原因でパフォーマンス出せないこともあるため道悪で信頼しすぎには注意
■【11】戦目ケフェウスS(OP)以降は追い切りで終いに向けて加速する良いラップが踏めており、【13】戦目金鯱賞ではレコード決着でも自分の脚は使って差を詰めてくるなどパフォーマンスが一段階上がって本格化している
■時計も上がりもかかる展開が好みなことからパンサラッサが逃げて追いかけた馬が潰れるような展開は歓迎で、実際【12】戦目福島記念ではパンサラッサが逃げ切る展開の中上がり最速で3着している、今回はその時とは相手が違うがフルゲートになることもあり紛れる可能性もある、紐で拾っておくのが賢明か

全レース分析

2歳

【1】東京2000m新馬:大野
陣営は「スピードタイプではないから時計のかかる馬場がいい」とコメント、追い切りは南Wと芝の併用で全体的に時計は軽め、併せ馬も行われていた
・レースは重馬場の中37.5 – 62.2 – 34.7で残り3Fから0.8加速して11.4 – 11.4 – 11.9と末脚が求められる展開
・内目の枠からスタートすると中団馬群を追走、ゆったりと追走できていた、残り4F過ぎから促されるもピッチが上がってこない様子で、直線も伸ばし切れず8着まで
脚の回転が遅く、確かにスピードよりはスタミナ、パワーで勝負したいタイプ

【2】中山2000m未勝利:2ヶ月:大野
・追い切りは南Wでの併せ馬主体から最終は坂路で軽め単走
・レースは36.8 – 62.1 – 35.8で前半5Fはゆったりスローで進めて、残り5Fから0.4加速して12.1 – 12.2 – 11.9 – 11.7 – 12.2と後半は持続的な展開
・中枠内目からスタートすると先行して好位馬群を追走、1角付近で多少行きたがったのを抑えられて頭高めなところがあった、残り3F付近から周囲が進出を開始するといくらか置かれてしまい中団付近から直線へ、本場なりに脚を伸ばして前を交わしたが1.2秒差の5着まで

3歳

【3】中山2000m未勝利:1ヶ月:大野
・追い切りは南Wと坂路の併用で全体時計は軽め、併せ馬は行われていた
・レースは雪が降り稍重となった中37.2 – 62.6 – 38.1で馬場の影響で時計と上がりが共にかかる展開
・外目の枠からスタートすると中団外目を追走、初めてチークピーシーズを着用していた、2角から向正面では引っかかりそうな雰囲気があり手綱引かれたことで幾分ポジションを下げて3角では後方外目、残り3Fからムチも入れて促されると中団の大外から直線へ、上がりかかる中脚を使うと差し切って優勝、短距離が遅そうでとにかく時計がかかった方が勝負になるタイプか

【4】弥生賞:1ヶ月半:大野
・追い切りは南Wオンリーで毎週併せ馬が行われていた
・レースは重馬場の中36.2 – 61.1 – 36.6でラスト3Fは12.5 – 11.8 – 12.3と前が変わったタイミングで加速する展開(先行馬が後ろの組に交わされた部分の残り400-200mでラップが加速)
・外目の枠からスタートすると中団外目を追走、近2走と比較して折り合いが良くなっていた、勝負所残り3F過ぎで各馬が外からポジション上げていくと置かれて、それらの馬を追いかけるような形で直線へ、本馬なりに脚伸ばしたが6着まで

【5】青葉賞:2ヶ月:大野
・追い切りは南W主体で全体時計は軽め
・レースは35.3 – 60.4 – 34.6で残り5Fから0.5加速して11.7 – 11.6 – 11.6 – 11.5 – 11.5とゴールまで伸び切る高速5F戦
・内枠からスタートすると枠なりに中団後方のインを追走、残り5Fからの馬群の加速に合わせて各馬が加速すると置かれてポジションを後方のインに下げた、直線も最内から進入すると懸命に脚伸ばしたが勝負にはならず、14着敗戦
・レース後鞍上は「今日は時計が速くて、この馬には合わなかった」とコメントしているように、時計も上がりもとにかくかかる展開が向く

4歳

【6】東京ダート2100m1勝クラス:9ヶ月半:大野
・追い切りは南Wと坂路の併用で最終の坂路では自己ベスト4F52.6 – 12.7が併せ馬で出されて併入していた、馬体は+12kg
・レースは上がりが37.5(12.7 – 12.1 – 12.7)と前の組が交わされてラップが加速する展開
・外枠からスタートすると中団のインを追走、道中は手応えもよく内から少しポジション上げるような形で追走していた、4角も内目を周ると直線では残り2F付近で一瞬伸びかけたがそこからは止まってしまい10着敗戦
・脚元などを気にして長期休養明けをダートで慣らす目的か

【7】中京2200m1勝クラス:1ヶ月:大野
・陣営は前走について「ダートうんぬんより太かった」とコメント、追い切りは南W主体で1週前には自己ベスト5F66.2 – 13.1が出されていた、馬体は-20kgと大幅減
・レースは晴れて乾いていく重馬場の中38.2 – 65.5 – 36.5で前半5Fをドスローで進めて残り6Fから1.2加速して12.3 – 11.8 – 12.2 – 12.1 – 11.8 – 12.6と後半は持続的な展開
・中枠からスタートするとスローだったが控えて後方の外目を追走、向正面から3角で外からポジション押し上げると中団の外で直線へ進入、外からグングン伸びると上がり最速を使ったが前を差し切れずの2着、時計も上がりもかかる条件で好走

【8】中山2200m1勝クラス:1ヶ月:大野
・追い切りは南Wで単走オンリーで、単走のみで調整されるのは初めてであった、馬体は+12kg
・レースは36.8 – 62.8 – 35.3で前半6Fをスローで進めて残り5Fから0.7加速して11.7 – 12.0 – 11.8 – 11.7 – 11.8とゴールまで伸びるようなラップ
・中枠からスタートするとほぼ馬なりでハナへ、残り5Fから外から競られると対抗してペースアップした、4角手前では上手くコーナリングできず体が外に流れるようなところがあった、直線馬場の真ん中内目に出されると上がり2位で抜け出して優勝

【9】函館2600m2勝クラス:3ヶ月:大野
・追い切りは全て函館Wで併せ馬が多く乗られ、最終は単走軽め
・レースは小雨の降る稍重の中37.7 – 63.1 – 125.1 – 37.0で前半ゆったり進めて残り6Fから加速開始したことで最後は12.5 – 12.3 – 12.2と加速しながらも上がりかかる展開
・中枠からスタートするとすぐに内に寄せて中団前目のインを追走、休み明けで前走では逃げも打っていたがかかるような雰囲気はなかった、残り6F(2角過ぎ)から外から押し上げてくる馬がおりペースアップしたが本馬は内側で脚を溜めていた、4角から直線でキレイなインアウト(4角で内目追走から直線で外目へ)決めて馬場の真ん中に出されると上がり最速で差し切って優勝、長距離を終始イン追走し道悪で時計もかかったことで末脚を使える展開になった

【10】函館2000m3勝クラス:中2週:大野
・追い切りは札幌のダートで単走のみでの調整、ハンデ55kg、馬体は-10kg
・レースはBコース替わり初週の馬場の中35.1 – 59.3 – 36.5で序盤平均ペースで進めた中で残り5Fから0.5加速して11.7 – 11.8 – 11.7 – 12.1 – 12.7と早めにスパート始まって上がりかかる展開
・中枠外目からスタートすると出して行って好位のインを追走、残り4Fから外に切り替えると追い出しを開始、番手を上げて先頭に並びかけて直線へ進入すると抜け出して優勝、4角では【8】戦目1勝クラスより上手くコーナリングできていた

【11】ケフェウスS(OP)(中京2000m):1ヶ月半:大野
・追い切りは南W主体で最終追い切りでは良い加速ラップを踏んで併せ併入していた、ハンデ54kg
・レースは水分は含んでいるが馬場は荒れていなかった重馬場の中37.4 – 62.6 – 34.3で前半スローで進めて残り3Fから0.5加速して11.6 – 11.2 – 11.5と道悪だがある程度上がり求められる展開
・中枠からスタートすると出して行って中団前目の馬群でアドマイヤビルゴ(2着馬)の後ろを追走、そのまま勝負所まで行くと前から2列目内から2頭目で直線へ進入、追われるとゴールまで長く力強い脚を使い上がり最速で優勝
・ハンデの分は過大評価危険だが、上がり3Fで11秒台が続くようなある程度瞬発力求められる展開でも結果を出しての連勝は評価したく、馬が成長していることは認識の必要あり

【12】福島記念:2ヶ月:大野
・追い切りは南W主体で終いまで伸ばす調教がなされており、明らかに良化している、ハンデ56kg
・レースはパンサラッサが飛ばして逃げ切る展開で33.6 – 57.3 – 37.6というラップ
・中枠からスタートすると無理に出していかず後方馬群を追走、残り700m付近から外目を追い出されて進出を開始、直線外に出されると狭いところを突いて伸びてきた、ゴール前では脚上がりそうにも見えたが上がり最速を使って追い込んで3着

5歳

【13】金鯱賞:4ヶ月:大野
・追い切りは南Wオンリーで盛んに併せ馬が行われていた、いずれも加速ラップが踏めていた
・レースは35.7 – 59.3 – 34.6で残り3Fから0.6加速して11.0 – 11.3 – 12.3とゴールへ失速するラップ
・中枠からスタートすると中団後方の馬群を追走、勝負所もインを周ってきて直線へ、上がり2位で伸びて4着と0.1差の8着、レコード決着の中でも自身の脚は使って差を詰めてきた

【14】都大路S(L)(中京2000m):2ヶ月:浜中
・追い切りは南Wオンリーで相変わらず加速ラップが踏めていたが1週前には併せ遅れていた、陣営は「絶好調ではないけれど、力を出せる状態にはある」とコメント
・レースは稍重で7頭立ての中37.6 – 62.1 – 34.6で前半スローで進めて残り6Fから0.9加速して11秒台に入り、残り3Fから0.6加速して11.2 – 11.2 – 12.2とラストも伸びる展開
・最内枠からスタートして少し押されると他に逃げる馬おらずハナへ、残り3F手前で外から競りかけられると残り500m付近から追い出された、直線番手追走のシフルマンに交わされた直後残り100m付近で後ろの馬に脚をぶつけられてトモを滑らせる不利、そこからは鞍上も無理せず追わなかった、5着敗戦

【15】函館記念:2ヶ月:横山武
・追い切りは函館W単走オンリーで2週前に6Fから負荷をかけ当週はジョッキー騎乗で終い重点、陣営は「追い出すと体が浮いてエンジンがかかるまでに時間を要すので、鞍上が上手くカバーしてくれれば」とコメント、ハンデ56kg
・レースは雨が降り重馬場となったかなりタフな中35.3 – 60.1 – 38.3で上がり3Fは13.2 – 12.5 – 12.6と前後が入れ替わって残り2Fから加速する展開
・中枠からスタートすると中団前目の外を追走、3角を曲がった残り4F手前から促されたがさらに外からポジション上げて行った2.5着馬に手応えで負けており外から進出はできなかった、4角から直線勝ち馬の後ろのラインを追われたが脚伸ばし切れず6着まで

結論(再掲)

■基本数ヶ月の休み明けでも中2週でもパフォーマンス出してくるため、間隔によらず自分の力を出してくることは信頼して良い、例外として【14】戦目都大路S(L)のように追い切りで遅れて陣営からも弱気発言が出たタイミングでは疑いたい
■キレのある末脚が使えないため、上がりも時計もかかる展開で先行勢に辛い展開の中末脚を伸ばす競馬がしたいが、【15】戦目函館記念のように道悪の特殊馬場では馬場が原因でパフォーマンス出せないこともあるため道悪で信頼しすぎには注意
■【11】戦目ケフェウスS(OP)以降は追い切りで終いに向けて加速する良いラップが踏めており、【13】戦目金鯱賞ではレコード決着でも自分の脚は使って差を詰めてくるなどパフォーマンスが一段階上がって本格化している
■時計も上がりもかかる展開が好みなことからパンサラッサが逃げて追いかけた馬が潰れるような展開は歓迎で、実際【12】戦目福島記念ではパンサラッサが逃げ切る展開の中上がり最速で3着している、今回はその時とは相手が違うがフルゲートになることもあり紛れる可能性もある、紐で拾っておくのが賢明か

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